彗星絵具箱
写真、本、音楽、映画。京都周辺の日常。
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ジオヤーさん、こんばんは! 電車の窓の外を見ていて、遠くに見える橋のさらに向こう側に橋の残骸のようなものが見えて、あそこに橋があるのにどうしてその真横くらいにあんな妙なものが建っているんだろうって物凄く不思議に思えたんですよね。気づいてからは通るたびに何だろう何だろうと思いながらも眺めることが重なっていきました。砂地が河原から地続きになってる様子が電車からも確認できて、葦原を越えられるかどうかまでは確認できなかったんですけど、ひょっとしたら手に触れられるくらい近くまでいけるかもしれないなんて思うと、何しろ廃墟だとか朽ち果てていくものが好きで、錆びたものとか枯れた花とか見たらとにかくカメラを構えたくなる衝動のあるわたしとしてはもう居ても立ってもいられないような精神状態になってました。 一応ネットでも調べたんですけど、その時は御幸橋という単語を知らなかったものだから、橋脚だけを頼りに検索しても木津川だと時代劇でよく使われてる流れ橋のほうが圧倒的に有名で、その流れ橋のことばかりが出てきて打ち捨てられた橋脚のことは調べ切れませんでした。 実際に見た感じは記事に書いた通りでその異様さに舞い上がってしまいました。新御幸橋の上から眺めた橋脚の廃墟は本当に視覚的なスペクタクルという感じで面白かったです。川の様子も砂地と川の作る模様が雰囲気出していてよかったですよ。 広々とした空間も気持ちいい場所でした。渓谷と森と広大な川の空間と、考えてみたら駅前は冴えない地方都市の温泉地みたいな雰囲気なんだけど、そのわりに結構いろんなものが取り揃えられてるというか、散策するにはかなり面白いところかもしれないです。普通ではちょっといけないような場所にあるらしいんですけど男山山中には通称「ビルマ僧院」という病院の廃墟もあって、もともと男山自体が霊的な場所でもあるんですが、この病院の廃墟は京都でも有数の心霊スポットになっているそうです。 あの日こもれびルートを暗くなった中で彷徨っていてこの病院に行きついていたらと思うとさらに冷や汗が出てきそうです。 ああいう巨大なコンクリート壁ってたしかにペイントにおあつらえ向きだけど、背割堤からは丸見えだし、夜中はずぶすぶと沈み込む砂地に入っていかなければならないと、なんだかペイントする程度で覚悟の一つもいりそうなところだから、誰も試みてないようです。砂地に彫刻を置くのは面白いかも、ダムで水量を調整したら水の中に立つ彫刻って言うようなのが出来上がるし、せっかくだからイベントとしてそういうことを考えたら良いのにって思いますね。 ロニー・ジョンソンがロバート・ジョンソンよりも前の人っていうのを知ったときはちょっと吃驚しました。録音状態が極めていいから最近のミュージシャンといっても通用するような印象だったから。泥臭いブルースはちょっと苦手なところもあって、このくらいのものがわたしとしては聴きやすいところだったんですけど楽しんでもらえたようでよかったです。本当に憂歌団そっくりだったでしょ。わたしの友人に聴かせたことがあるんですけど、その人も納得してました。逆に言うとあの憂歌団のお調子者のようなボーカルは結構本格的なブルースマンといっても良いのかもしれないですね。 ブラザーっていうので、グラント・グリーンのライブで司会者がやたらとブラザーって言ってたのを思い出しました。これはやっぱり黒人社会の結束の固さを表してるのかな。性格的に合わない人に云われたらちょっと複雑な気分になりそうです。
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