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表徴 / Bat-Rat-Spider Creature

k





あちら





階段





天空の蜂





砕け散る光
(1)(3) Nikon Coolpix S9700 (2) Contax T3 (4) ハチカメラ (5) Fuji Clear Shot S AF
(2) Fuji 業務用400 (4) 110フィルム (5) Lomography Colornegative 400



去年の夏、それ以前から急降下しつつあった体調に対して、大腸内視鏡検査および組織検査等で潰瘍性大腸炎と診断される。その後一月ほどサラゾスルファピリジンの投薬、さらにその一月がすんでから薬をペンタサ顆粒に変えてさらに二ヶ月ほど、そしてその飲み薬にさらにペンタサの座薬を追加して去年の年末頃までにはわりと普通の体調に近づくところまではこぎつけることが出来ていた。ところが今年に入ってお正月を過ぎた辺りから症状が再燃し始めて、粘液と下血の大バーゲンセールと化す。一日に十数回、便器が血に染まるのを見るのは、その原因がわかっていて理屈として納得はしていても、感情は荒れ騒ぎ気が滅入ること夥しく、症状が収まりつつあった去年の暮れ頃には何だ難病と云ってもこれならどうってことないと思っていたある種の安心感ははかなくも崩れ去って、さすが難病指定を受ける病気だけあると思い知らされることとなった。安倍総理がこの病気で左翼の心無い中傷、嘲笑に晒されていたけれど、罹ってみるとこの病気の性悪さ極悪さを嫌というほど体感できる。何しろ外出が出来なくなる。いきなりの猛烈な便意に突き上げられて、この唐突さはその直前まで気配さえなかったのに瞬間的にマックスに近い状態でやってくるんだけど、ものの一、二分で駆け込めるトイレをいつも視界の隅に捉えていないとその場で詰んでしまうような状態になる。ちなみにわたしは二階の自室でいきなりマックスのこれに襲われて、一階のトイレに駆け込むのに間に合わず階段途中で洩らしてしまったことがある。本気で情けなくなるよ、これ。そしてこんなことが外出先で起こったらなんて思うと、これはもう恐怖でしかない。ちなみに潰瘍性大腸炎は大腸内部に炎症、糜爛、潰瘍などが生じる病気なんだけど未だに原因が特定されておらず、完治させる治療法も確立されていないために難病の指定を受けている。一応免疫の異常ということくらいは分かっているらしいものの、なぜ免疫が異常を起こして自分の腸を攻撃してしまうのかというレベルまでは解明されていないということなのか、治すんじゃなくてとにかく症状を押える類の治療しか出来ないのが現状のようだ。根本的な部分で治せない病気ゆえに症状が緩やかな時と派手に発現してしまう時期を繰り返すような形となって、治療はまず寛解させて症状が治まった状態へと持って行った後、その寛解状態を出来るだけ長く維持していくという形を取ることになる。たとえ下血も粘液の下痢も無く、お腹が痛むこともまるでなくて美味しくものが食べられるなんていう状態になっても、この病気の場合はそれは治ったわけじゃなくてただ症状が治まっているだけということだ。わたしの場合、結局ペンタサ顆粒で寛解を維持できなくなって今年に入ってからはリアルダ錠とペンタサ座薬という組み合わせに薬が変わった。リアルダもペンタサも中に入っている薬はメサラジンといって同じものなんだけど薬の体内での振舞いがかなり異なる。ペンタサがメサラジンを徐々に放出するカプセル構造の顆粒で出来ている一方、リアルダのほうは錠剤の形をしており、大腸内のpHで始めてその錠剤が開くような仕組みでメサラジンを大腸患部へとピンポイントで運んでいく。このリアルダがそれなりの効果を発揮してくれてるのか、明日のことは分からないにしても今のところは今年に入ってから大暴れしていた症状も徐々に治まりつつある。リアルダの再燃時の服用量である4錠を夕ご飯のあとに服用する。冷蔵庫保存という条件が若干厄介だけど、この一日分を一度に服用してお終いというのは薬としては扱いやすい。ただ服用回数がシンプルなのはいいにしても、一個の錠剤がとにかく馬鹿でかくて、これ簡単に飲めない人もいるんじゃないかな。アメリカのサプリなんかによくありそうな巨大な錠剤が頭に浮かぶ。わたしはアメリカのサプリとか使っていたことがあるのでこの巨大なサイズについてはそれほどビビらなかったんだけど、4個一緒にはさすがに飲めなくて、一錠単位で4回に分けて服用している。状態が落ち着いている時以外は写真を撮りに出かけられなくなっているのが歯がゆい。それでもカメラ持ってできるだけ撮ろうとしているんだけど、思うのはこういう体の状態は撮る写真に何か蔭のようなものを落としているんだろうかということ。どこか以前と違う何かが混ざりこんだ写真を撮ることになっているのか、あるいは潰瘍性大腸炎がどうであれ、そんなものの影響なんかまるで感知出来ないくらいいつも通りの写真を撮り続けているのか、こういうのはちょっと興味深いところだ。自分が身体のどの部分に依存して写真を撮っているのか、ひょっとしたら写真が教えてくれるようになるかもしれない。今回の写真は街中に潜むしるしを拾い集めて、そのしるしに秘められた暗号でも浮き上がらせるべく何か画策してやろうかと思ったものの完全に腰砕け。中井英夫の「人形たちの夜」のパート3探偵小説編みたいな、見慣れた街が非在の空間へと裏返るようなことが体験できれば面白かったんだけど。何だか今回の選択は写真相互の化学反応さえも呼び起こしてなさそうだ。街の中でなぜか気を引くオブジェや空間。気を引くがゆえに注意を集中していると、そばだてる耳元にそれらが語りかけてくる何かの啓示や指示めいたものが微かに届いてくる。そういうものに耳を傾けているうちに日常は何か異様なものへと変容していく。目の前の立て看板から本当に神の啓示が聞こえてきたら、これはちょっと危ない状況だと思うので、そういうのを擬似的に写真を撮ることで体験できないかなと、そういう遊びをしてみたい。ちなみに最初の「K」階段の写真が一番最近撮った写真。潰瘍性大腸炎が再燃し始めた頃に撮った写真だ。写真のストックを眺めてみると今までにこのタイプの階段の写真を複数撮っている。上がっていく階段が光を暗示する方向へと消えていくというパターンが多くて、こういうジェイコブス・ラダーっぽいのが好みなのか。階段特集なんて纏め方で他のもそのうち披露してみよう。この場合気に入ってシャッターを切った要因は、上方へ消えていく階段であることのほかに、薄暗い中で階段を浮かび上がらせている光が仄暗く柔らかい間接光だったということもあった。今大阪市立美術館で展覧会をやってるから書いてみたりするけど、まるでフェルメールだ。駐車場のフェルメール。フェルメールが宇治のこの場所に立ったら、この左上から差し込む光の中に浮かび上がるがらんとした空間と階段と自動車を前にカンバスを立てているかもしれない。




50~60年代の古いSF映画に登場してカルト的な人気のあるモンスター、Bat-Rat-Spider。「The Angry Red Planet」という映画に出てくる、監督のイブ・メルキオールは小説家でもある才人で、おそらく今では何一つ入手できないと思うけどナチスが絡むような冒険小説が講談社や角川から出版されたことがある。このモンスター、長い間スチール写真のみで見ていたもので、その頃からどんな動きをするんだろうとか、その異様な外観も相まって頭の一角に居座り続けていた。映画を見る機会があった時、今でも覚えてるんだけど大昔KBS京都がまだ近畿放送といっていた頃の昼の映画劇場で始めて動いているのを見た時には本当に感動した。でもこの愛すべきモンスターのこの映画の中でのあしらわれ方はちょっと酷いと思う。死んでると思われたのか何だか知らないけど、ただそこにじっと佇んでいただけなのに、思慮を欠いた宇宙飛行士に足を傷つけられて、正当防衛の反撃をやったら今度は眼を潰されてしまう、このモンスターの運命には本当に同情する。眼なんか潰されたら、あのよたよたと逃げていった後、おそらくまともに生きていけなかったんじゃないか。このバットラットスパイダーがこの映画のサイケデリックな造形を一番体現しているモンスターだけど他のモンスターも結構シュールでセンス・オブ・ワンダーに満ち溢れていて楽しい。今の映画では映像はリアリティに満ち溢れているくせに、こういう異世界的な幻想感覚ってなかなか感じ取れないので、この頃のSF映画は本当に好きだ。




邦題は「巨大アメーバの惑星」確かに巨大アメーバは出てくるんだけど、それでも原題そのままか、直訳でも良かったんじゃないかと思う。




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PCクラッシュとようやくの復帰。 【写真】Flowers 【音楽】 復活の狼煙 Pat Martino & Mike Stern Outrider

ブログ放置中にもかかわらず訪問していただいていた方々へどうもありがとうございました。タイトルにあるとおりPCがクラッシュして、ネットに繋げなくなってました。

一応記録として書いておくと、クラッシュしたのは連休の真っ最中だった2日のこと。
朝PCをつけて中古カメラショップのページで何か面白そうなものが出ていないか眺めてる時にいきなりモニタがブラックアウト。もう10年以上使ってるPCだったからいわゆる致命的エラーっていうのもたまに起こしたりするので、この時もその類かと思ってPCが自動で再起動するのを待っていたのに真っ暗なモニタの状態はいつ果てるともなく続き、結局二度と再起動して元通りになった画面を見られるようにはなりませんでした。
その日は午後から京都駅前のヨドバシカメラに出かけて、もうほとんど壊れかけのPCだったからしばらく前に店頭でチラシを貰ってきてたりしたんだけど、その時から状態が変わっているのかどうか様子伺いに行ってきました。
ずっと使っていたのはDELLのワークステーションで注文時に中身の構成を好きなように変更できるから、今回もDELL中心でチラシを貰ってきていたのが、ベースになる機種に変更はなかったけどこの日の様子伺いで以前よりも2万くらい高くなっているのを知りました。

かと言ってPCがないと本当に不便なので、帰宅してからしばらく考え、結局値上がりした分をスペックを落とすことで妥協することに決定。メモリの搭載量を若干減らし12Gに、基本パッケージではBRディスクドライブだったのをDVDに変更するという形にして、どちらも必要とあれば後で簡単に追加できるし、メモリに関してはそれまでに使っていたワークステーションが1Gだったから、スペックダウンしても10倍以上という形になっていたので、相当快適になるだろうと翌日の3日に早速注文しに行ってきました。

あとテカテカの光沢モニタはどうにも使い辛そうだったので、非光沢のものに変更したくらい。売り場で捕まえたDELLから派遣できていた店員にモニタは光沢がないほうがいいと言うと、即座に「高機能のほうですね」なんて返ってきたけど、その辺はどうなんだろう。テカテカ液晶のほうが新しく出てきたから機能的には高そうなイメージもあったんだけど。
店の人は商品の確認や支払いのことなどを処理しているときに写真やられるんですかと聞いていたから、テカテカじゃないモニターを買う人って写真を見るのが目的の人が多いのかもしれないです。
こういうことは前もって決めていたから注文はそれほど滞ることなく、まぁ大体考えていた予算内でおさめることができるようでした。

ちなみに前日の朝まで動いていたワークステーションのこともちょっと書いておくと、10年位前に3DCGのソフトを動かすために買ったもので3DCG用のAPIであったオープンGLに特化したグラフィックカードなんかをそろえていったら当時で50万くらいになった代物でした。それでも3DCG用途のワークステーションでは安いほうで、3DCGは今でもそうなんだろうけどソフト、ハードともにとにかく高いものばかりでした。
ワークステーション用のCPUだったXIONを二基搭載、グラフィックはクアドロを使ったものだったけど、今回PCを新しくするに際していろいろ見て回って、ペンティアムなんか完全に消えてしまってるのに、XIONだとかはいまだにワークステーション用に進化し続けてるのを知ってなんかちょっと楽しかったです。
3Dはこんなワークステーションを買ったにもかかわらずそのうちあまり興味を引かなくなってしまいました。写真と見まがうばかりの絵が製作できるんだけど、写真とそっくりなら写真撮ってくればいいわけだし、モデリングの作業はモニタの中の仮想空間で粘土細工でもやってるような感じで楽しかったけど、そのうち物質的な触感もない作業に物足りなさを覚えて、実際に粘土で細工してるほうが絶対に面白いと思い出すと、モニタの中で仮想的な粘土をこねくり回してるのも物足りなさが際立つようになってきました。
こういうことは一度まとめて書いてみたいけど、ともあれ10年前にワークステーションを買った動機は今はほとんど切実なものとしてわたしの中には存在していなくなっていたので、今回買ったのは写真をPC上で管理できる程度、フォトショップがストレスなしに動かせる程度の性能があれば十分ということで機種を選ぶことになりました。おそらく一番安い形で買っても10年前のワークステーションよりも快適なんじゃないかと思います。

いざ注文してみると、明日にでも使えるかもしれないと期待していたにもかかわらず、連休中は注文は受けるけど実際にカスタマイズした形で組み上げるのは連休が明けてから、しかも注文が集中してるそうで大体2週間から一月くらいかかるという話でした。

納期の期間をもっと短くしてと要求しても詮無いことなので、こんな形でしばらくネットから離れる生活をすることになったわけです。情報が得られないことはかなり不自由ではあったけど、PCが使えない間は、いつものようにカメラ持って出かけたり(中書島の元遊郭なんていうところに行ってみたりしてました)、たまってる本や映画のDVDを見たり、久しぶりにゲームしてみたりと、ネットが時間を占領していたために疎外されがちになっていたことをやって時間を過ごしていました。
映画は「ヘルレイザー」のシリーズを集中してみたり、「メトロポリス」を、そういえば一番小さな子役も含めてこの映画に関係した人はもう誰もこの世にいない、あの世の映画なんだなぁと思いつつ、そのロシア構成主義的な都市造型を久しぶりに楽しんだり、ピーター・ジャクソン監督の「乙女の祈り」で主人公と一緒にマリオ・ランツァの歌声に聴き入ってしまったり。
ゲームは「ゼルダ」のDSでリリースされたのを以前買って放置していたのをやってみたんですが、これがちょっと意外だったのは以前ほどゲームが楽しめなくなってるって言うことでした。
主人公リンクの行動を阻害するイベントのことごとくが、突破する快感よりも無理やり足止めされたうっとうしさのほうが先にたってそのうちゲームを進めるのがかったるくなってきてました。以前はすごくゲームが好きだったんだけど、われながらどうしたんだろうと思うくらい知らない間に嗜好が変わっていてちょっとびっくりするような変化でした。

そんなこんなで、急に音信不通になってブログに来てくれていた人はなんて思ってるかなとか、ひょっとしたら誰ももう彗星絵具箱には来てないんじゃないかなとか思いながらもPC不在の時間を過ごしていたんですけど、下手をすると一月くらいはかかるといわれていたPCは実際には思いのほか早くわたしの手元にやってくる結果となりました。
DELLの人が気を利かせて、ないと不便だろうと大急ぎで作ってくれたのか、でも気を利かせてもらったのはありがたかったけど、こっちはもっと先だと思って置き場所の整理もしていなかったから、わたしのもとに予想をはるかに超えて早くやってきた新しいPCを設置するのは、なにしろいろんなものが乱雑においてある部屋だったのでちょっとパニックになってました。

アクセスできなくなった古いほうのワークステーションのほうはと云えば、駆動する音を聞いてる限りではそれほどトラブル的な感じがしなくて、新しいPCを注文した後でもひょっとしたらまだ生きてるかと思っているところもありました。だから新モニタがやってきた時にためしにモニタの別系列にちょっとだけ期待をこめてつないでみました。そうしたら最初に今まで見たこともない起動オプションが表示されはしたものの、指示に従っているうちにトラブル告知ランプ(ワークステーションなのでこういうのがついてました)の点灯組み合わせもそのうち正常を示すものに変化して、とりあえずしばらくは使えそうな感じなのを確認。これはちょっと助かりました。
フィルムからスキャンした写真データなどは外付けのハードディスクに入れてあるので内蔵のハードディスクが壊れてもあまり被害はない状態にしてあったけど、ブログに近々アップするつもりだった写真の、ネット用に圧縮したものはすぐに使うつもりで特に保存のことなど考えてなかったので、内蔵HDに入れたままのものもありました。もう一度圧縮すればいいんだけどそこはやっぱり面倒ということで、サルベージできるならしたかったんですね。

今のところ以前に使っていた状態に近づけるためにソフトの入れ直しとかやってる最中となってます。不安だったのがフォトショップのオーナーの権利を継続した形で認識してくれるかということだったんですけど、これは簡単にクリア。
スキャナーをつなぐ時にドライバーが先か機材をつなぐのが先か確か順番があって間違うとトラブルが発生する可能性があったはずと覚えていたけど、どちらが先だったのか思い出せず、これもどうしようかと思ってたのが、部屋中ひっくり返してマニュアルを発見してドライバーを先にインストールするという正解を見つけることができました。古い機種なのでドライバーも所持してるものは古くこれの対応はどうなってるんだろうとメーカーのホームページに行ってみたら、わたしが新しく買ったPCのOS、WINDOWS7版のものも発見できて、まだつないではいないんだけど障害になりそうなものはほとんど取り払えたような状態になってます。

☆ ☆ ☆

しばらくぶりにネットに繋いでみて、離脱を余儀なくされていたブログを覗いてみると、放置した状態だったにもかかわらず見慣れたHNの人が彗星絵具箱にきてくれていることにちょっと感動したりしました。

ブログに人が来ていたことに感動しつつもこの新しいPCでネットにつないでみた具合のほうはどうかというと、ネットは回線のスピードに依存してるから、わたしのところはADSLなので、これはPCが新しくなったからといってそんなに変わらない感じではありました。でも処理スピードは格段に上がっているようで、たとえばこうやってブログの記事を書いている時にYoutubeのリンクを入れてると、文字を変換するたびに動画の読み直しで若干タイムラグができていたのが、まったく待たされることがなくなってるし、メモリが10倍以上になったのでファイルスワップとかが簡単に発生しない分はスピードアップになってると思います。
モニタもワイドのもので作業領域がかなり広くなったのもなかなか爽快。
結局以前のシステムで崩壊したのは主にモニタだったようだけど、異音がする10年ワークステーションをそのまま使い続けても完璧に壊れるのは時間の問題だったしモニタだけじゃなくて全体で新調したのは正解だったと思います。

ただ今の状態で早くもかなり大きなストレスになってるのが付属していたキーボードの使いにくさ。ノートパソコンについてそうな、中央もくぼんでいない平たいキーが間隔をあけて並んでるタイプのもので、アイソレーション・キーボードというものらしいんだけど、これが極端に打ちにくい。誰が流行らせたんだか、こんなキーボードが主になってる状況は信じがたいところで、わたしとしては板チョコ風にキーが山のように盛り上がって、押し込む感覚があるキーボードのほうがはるかにいいです。平たいというだけで指が滑ってこれを書いている間もミスタッチを連発してます。キーボードは今日明日にでももっと普通のものに買い換えてるかも。

新しいPCにした利点はもうひとつありました。
サラ・ムーンの写真集についていた「ミシシッピ・ワン」のDVDがPAL方式だったので見られなかったのが見られるようになったこと。けっこう気になってたのがここにきて付随的に解消されることになりました。


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お休みして思ったのはずいぶんとネットに取り込まれてしまったような生活を知らないうちに続けていたんだなということで、ブログから離れた生活をやっていた間、ネットやブログとの係わり合い方をこの辺りでちょっと見直したほうがいいのかもしれないと考えていました。
こういうことは以前から頭に上ることもあったんですが、なんだかちょうど良い機会のようにも思えて、暫くランキングとおきてがみをおりてみることに決めました。
長い間応援してくださったかたへ、今まで本当にありがとうございました。


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写真といって特にまとまって用意してないから、たまに撮っていた花の写真をいくつか披露。
花ってわたしにとってはなぜかあまり被写体にならないものなんですけど、それでもフィルムロール一本の中に1~2枚くらいは撮っていたりするので、そういうもののなかでそのうちブログに載せようと圧縮しておいたものを旧ワークステーションからサルベージしたもののなかから載せておきます。
ちょっと妖しい花の写真♪

花01

花?

花03



使用機材
CANON AUTOBOY FXL
LOMO SMENA 8M


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Pat Martino& Mike Stern-Outrider


ブログ復活に際して、脳動脈瘤の手術でギタリストであった記憶を完全に失うという最悪の状態にあって、自分の演奏をコピーすることから始めて奇跡の復活を果たしたギタリスト、パット・マルティーノの演奏を一曲。
この曲が収録されてるCDはマルティーノがいろんなギタリストと競演したもので纏められていて、この曲はマイク・スターンとの競演となっています。マイク・スターンってマイルス・デイビスのところにいた人ですね。
硬質でいつ果てるともなく続くうねりを帯びたスリリングでミステリアスなフレーズ。この曲、主題が容易に耳に残るようなところがあって、やたらとかっこいいです。
ミステリアスな感じが今回の妖しげな花の写真にも意外とあってるかも。

この曲の入ったCD、先日河原町オーパのタワーレコードに行ったら輸入盤ブルーノートの安売りワゴンで、アマゾンの安売りよりも安い690円で売ってました。国内盤の価格は馬鹿げてるので安いのは歓迎するにしても、このCD、もうちょっと値打ちあると思うんだけどなぁ。




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All Sides NowAll Sides Now
(1997/07/21)
Pat Martino

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明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます



辰


旧年中は色々とありがとうございました。

皆様はお正月はいかがお過ごしでしょうか。
こちらは穏やかに晴れた気持ちのいい日を迎えてます。こんなに見通しがいい青空の日々が今年一年続けばいいなと思います。

お正月と云ってもわたしは雰囲気はどちらかと言うとお正月よりも大晦日頃のほうが若干好きなところがあります。大晦日ってこれからお正月が始まると言う期待感で一杯になってるし、お祭りが始まる前夜祭みたいなワクワク感があるんですけど、実際にお正月が始まったら、後はお正月が終わるだけになってしまうから。子供の時はそんな感覚でお正月が一日過ぎるたびにあと何日しか残ってないなんて思ってました。
その名残り惜しいような感覚は大人になった今でもお正月になるたびにかすかに蘇ってくるような気がします。


さて新年早々何を書いてみようかと考えたものの、たいした名案も思いつかなかったので、ここはお正月に相応しく、今年の抱負などをちょっと書いてみることにします。

まず、去年から引き続いての関心事である写真に関して、今のところ節操も無くちょっと気を引いたものとかに無制限にカメラを向けてシャッターをきってるというような状態なんですが、今年はなにかテーマでも設けて撮ってみようかなと、そんなことが頭の片隅に浮かんできてます。写真を撮ったらこんな写真が撮れたといつも見せてる父にも最近そろそろテーマでも決めて撮ってみたら?なんて云われたし。

好きなイメージは写真に限らず、幻想的で退廃的で呪術的といった感じのものが多く、テーマとしては漠然としすぎているものの、自分が撮ってる写真でもいつかそういうものを具現化したいと思うところもあります。目に付いたものをスナップしていくという撮り方はベースにあるとしても、こういうものを少しでも画面に呼び込めるような撮り方を、出来ることなら工夫して見つけていけたらいいですね。


もう一つは去年は映画のことをあまり書かなかったから、今年はもうちょっと映画のことも記事に出来たらいいなと思ってます。去年の書いたものをさかのぼって見ると6月頃にアントニオーニ監督の「欲望」を取り上げたっきりなんですね。
決して映画が嫌いになったわけでもないんだけど、映画を観るために暗闇に身を沈める時間があったら、カメラ持って出かけるような行動をとってたから、映画とはちょっとよそよそしい関係になってるところがありました。この関係を今年は若干修復してみたいです。
映画も映像で成り立つものだから、写真の参考にはなるんですよね。映画のような写真を撮ってみるというのも面白いテーマかもしれないし、そういうことをやるつもりなら映画とよそよそしい関係のままでいるのはかなり損してるところがあるような気がします。

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去年の暮れの散財レポートを少々披露。またいくつかカメラが増えました。
まぁ増えたといっても買ってるのが大抵リサイクルショップとかだから、たいして費用はかかってないんですけどね。

年末に安価で手にいれたというのはたとえばこんなカメラ。

オリンパス OM-1
Nikon Coolpix P5100

今何かと話題のオリンパスが初めて出した一眼レフであるOM-1というカメラ。今のオリンパスとこのカメラを出した頃のオリンパスはまったく別の会社なので、あまり気にせずに購入。リサイクルショップにしてはかなりの美品でした。

ラッキーだったのは大体40年位前のカメラなんですけど、当時使っていた水銀電池を今の電池で代用するためのアダプターまで入れたままになってたこと。水銀電池は環境問題で今は作られておらず、今の電池を使うためのアダプターを介して使うことになるんですが、このアダプター、買うと3000円くらいするものなので、その出費をせずにすんだのは助かりました。

見た目は超美品だったけど、本当に写るのかどうか試し撮りするのに暮れの30日に伏見の辺りへちょっと出かけてきました。
上手く機能するか確かめるだけが目的でその日のうちに現像に出すつもりだったから、24枚撮りの安価なフィルムを2時間ほどで適当に撮り終えて、絵的にはどうってことのない写真なんだけど、写り具合はこんな感じのカメラでした。

伏見の川沿い
OLYMPUS OM-1 : Kodak Gold 100
川の名前はなんていうんだろう?龍馬でおなじみの寺田屋の近くを流れてる川。屋形船が浮かんでたもののシーズンオフなのか、年末でもう休業状態に入ったのかビニールがかけたままになってました。

喫茶店
OLYMPUS OM-1 : Kodak Gold 100

ショーウィンドウ
OLYMPUS OM-1 : Kodak Gold 100
同じく寺田屋の辺りにあった喫茶店と年末セール中の、おそらく雑貨屋のショー・ウィンドウ。

試し撮りの結果は露出がかなりおおらかという感じはするけど、特に問題も無く動きそうなカメラのようで、これは一安心でした。
この辺も散歩してみるとちょっと面白かったから、今度はきちんと写真を撮りに来ようかなと思いました。

どうもわたしは新しいカメラを手に入れると、きっとそれまでにない写真が撮れるんだろうと思うタイプの人間のようで、カメラの数は徐々にではあるものの増える一方という状態にあります。まるで気に入ったおもちゃを目の前に並べて次々に手にとって遊んでる子供みたいな係わり合い方のようです。
最新式のデジ一を買いあさるなんていう途方もないことをやってるわけでもないので、散財の度合いはそんなに極端でもないと思うものの、今年もカメラの数は増え続けそうな予感がしてます。

暮れにこういうのを買ったばかりなのに、お正月早々なんだかまた似たような散財をしてしまいそう。
新春セールで賑わう街は人ごみが苦手なわたしでもうきうきしてくるんですけど、お正月はカメラ屋に近づかないほうがいいかな。

それと、初詣はどこにしようか未だに思案中です。いつもなら八坂神社に行ってるところを、今年はわたしにとっては2年ぶりのお正月らしいお正月で、心機一転したいかなと云う気分もあって。でもあまり有名どころに行っても写真撮るのも面白くなさそうだし人も多そうでかなり迷ってます。


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今年、どんなブログにしていけるのか全然未知数のままなんですけど、自分で楽しめないと、そんなものは読んでいてもおそらく楽しいブログにはならないと思うので、内容はどうであれ楽しみながら進めていければいいと思ってます。

いつも訪問してくださってる皆様へ、わが「彗星絵具箱」を今年もよろしくお願いします。
また今年も色々と遊んでやってくださいね。

本年が皆様にとってよりよい一年になりますようにお祈りします。


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Nat King Cole - On the street where you live



お正月に相応しい曲と思って選んでたのが、またちょっとへそ曲がりなところが出てこういう選曲に。
ブロードウェイ・ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の中で歌われるスタンダード。これはナット・キング・コールが歌ったバージョンで、ナット・キング・コールの滑らかで優しい声がボッサのリズムに乗って心地よく届いてきます。
お洒落でシックで幸せな気分になれそうな曲なので、お正月に聴いても違和感ないでしょ。

なによりも「君住む街で」というタイトルがとてもロマンチック。




東北関東大震災のお見舞い +新しいルーターがやってきて、漸くネットに復帰 +街の断片京都編 +モノクローム・ピアノ・バラード

東北関東大震災に見舞われ、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
わたしのブログにも東北方面から遊びに来てくれてるブロガーさんがおられるので、皆さんどうされてるかとても心配です。

震災当日の夜、テレビをつけてみれば、一面火の海になった気仙沼の光景が映し出されていて、あまりにも予想外に酷い状態が広がっていくのを、心を押しつぶされるような気持ちで見つめていました。
翌日のテレビに映し出されたのは都市の一切が流され見渡す限りが瓦礫となった、この世界のものとは思えないくらい破壊されつくした都市の光景でした。その後は原発の事故も日を追うごとに状態が悪化していって、日本の半分を此処まで徹底的に破壊されつくして、これからどうやって立て直していくんだろうって暗澹たる気分になって毎日推移を見ていました。
でも一週間が経って、その間、瓦礫に埋もれている中を少しずつ被災地への道が開かれていく様、絶望しか見当たらないような場所を少しずつでも切り開いて諦めずに進んでいく救助の人たちの様子をニュースによって見聞きしてるうちに、おそらく越えがたい困難に直面もするだろうし、力及ばなかった悲劇にも立ち会わなければならないこともあるだろうけど、それでも希望を見失いさえしなければ、いつか光の見えるところにたどり着けるんだろうって、このところはこちらまで勇気付けられるような気持ちになってきてます。

☆ ☆ ☆

わたしのほうといえば、ネット接続のルーターが故障してプロバイダに連絡した翌日にこの大震災が起こって、本来だったら震災が起こった日の翌日に発送の予定だった新しいルーターが届かないという事態に陥ってました。問い合わせてみると、やはりこの震災の影響で配送のシステムが滅茶苦茶になって機能停止してるとの事。震災から3~4日後に本屋に行ったら、配送センターがトラブルを起こしていて新刊の本が入ってきてないという張り紙がしてあったので、ルーターもおそらくそういう事情でわたしのところにやってこないんだろうなぁと思ってたら、まさしくその通りの理由で足止めされてたようでした。
結局接続できたのは故障からほぼ一週間経過後ということになってしまいました。ネットから1週間切り離されて、やっぱりネットを使えないとかなりの部分情報から切り離されてしまうということを痛感してました。

☆ ☆ ☆

大震災前に書いていた次の記事にする予定の文章があったんですが、ほぼ半分くらいまでは書いていたものの大震災をみてしまった後は書いていたときの気分とは全く異なった精神様態になってしまって後がなかなか続けられなくなってしまいました。この記事はまた続きを書ける気分になったら手をつけるにしても、気持ちを若干自分本来のものに引き戻す役に立つかもしれないと思って、今回は2月頃にランダムに撮った写真のなかからいくつかアップしてみます。

シュールな節分
Nikon CoolPix P5100 +photoshop

文字通り2月、節分の時に撮った写真。巨大なお面が何だか凄く超現実的なイメージで収まってます。場所は三条寺町をわずかに上がったところにある矢田寺。商店街のなかに埋もれるようにある小さなお寺です。

猫
Nikon CoolPix P5100 +photoshop

ガラス瓶は意外と被写体になる?
Nikon CoolPix P5100 +photoshop

2月頃は東西は河原町から烏丸、南北は四条から丸太町通りと、この4本の通りに囲まれた四角い範囲のなかにある通りと限定して、通り一本づつ走破するように写真を撮り歩いていました。絵に描いたように碁盤の目状になっている区域で、歩いた範囲が後で分かりやすいということもありました。もっとも縦横直角に整然と交差する道筋を歩き回って気ままに撮った写真は数が増えてくるとどこで撮ったか区別しにくくはなってきましたけど。
この二枚はこの区域でみた光景のうちの2つ。一つは猫のポスターが気を引いて。もう一枚は瓶のシンプルな風情だとかラベルの表情に視線を捉えられてシャッターを切ってます。

廃校
Nikon CoolPix P5100 +photoshop

木屋町に面してある元高倉小学校の一角。高瀬川に向いて開いてる正面じゃなくて、木屋町と河原町の間の細い路地に露出してる側の小学校の表情の断片です。

面白そうな展覧会があったら観にいきたい。
Nikon CoolPix P5100 +photoshop

三条大橋の西側に少し進んだところ、河原町南側にある画廊に下りていく階段の途中の、展覧会のポスターが貼ってある壁面の光景。ズィビレ・ベルゲマンの展覧会のポスターに惹かれて近づいてみたものの、京都での開催じゃなくてがっかりしました。京都でもやらないかなぁ。

窓の向こうの世界
Nikon CoolPix P5100 +photoshop

これは寺町三条を少し西に行ったところにある旧毎日新聞ビルです。今は中は画廊だとかカフェだとかになってるレトロでモダンな印象のビルになってます。窓から見えてるのは画廊で開催されてた何かの展覧会なんですけど、向こう側にある世界が何か越しに垣間見えてるビジョンって割と好きなパターンのような気がします。
でもこれ、実はフォトショップでかなり弄くっていて、元の写真とは結構違った感じになってます。カラーで仕上げてそれもかっこいいんですけど、ここはモノクロにしてみました。カラー版もそのうち公開しようかな。

薄明に溶ける世界
Nikon CoolPix P5100 +photoshop

三条大橋から北のほうを眺めてます。この日は曇り空で湿度があったのか遠くの方が霞んでました。そういう状況で夕方と夜の境目の薄明の世界になった僅かな時間、ものすごく幻想的な光景になった瞬間があって、夢中でシャッターを切りました。他にも何パターンか撮ってるんですけど、空の分量だとか点々と灯された灯りの具合が一番良さそうに見えたのがこの写真でした。ちょっと何かの映画のワンシーンっぽい?

☆ ☆ ☆

ビル・エヴァンスの銀行員風ジャケットが有名なアルバムから、モノクロの写真に似合いそうな曲。

この曲は「零号作戦」という映画の主題歌なんですが、のちに同じく映画「イスタンブール」の挿入歌としてナット・キング・コールが歌ったものがヒットしてます。
他にもいろんな歌手が歌っていて、なかでもわたしはイーディ・ゴーメが「イーディ・イン・ラヴ」の中で歌ってたのがお気に入り。

作曲はVictor Young。わたしの大好きな「My Foolish heart」の作曲者でもあります。有名どころだと「シェーン」もこの人の作品。

またこのアルバムにはわたしが好きなスリリングな「枯葉」も収録されてます。

Bill Evans - When I Fall In Love




八坂神社に初詣

2日に初詣に行ってきたので、その時の様子をちょっと書いておきます。
初詣をしてきたのは東山の八坂神社。別に近所に住んでるわけでもないのに、わたしは毎年この神社に初詣に行きます。理由は去年の記事でも書いたかもしれないけど割と単純で、祭神であるスサノオノミコトがかっこいいっていうことと西楼門前の狛犬がお気に入りだということ。もう一つ本殿の背後を東西方向に走る参道の雰囲気が極めて好きだっていうこともあるかもしれないです。

この日は快晴に近い晴れ。寝坊してしまったので八坂神社へは昼を少し過ぎた頃に到着しました。

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八坂神社に祭られてるのは上記のスサノオノミコトとクシイナダヒメノミコトとヤハシラノミコガミの3柱。確かクシイナダヒメノミコトはスサノオノミコトの八岐大蛇退治で助けられて、後にスサノオノミコトの奥さんになった神様じゃなかったかな。
八坂神社ではその3柱を中心にして数々の末社が、本殿の周囲を囲むように境内に配置されてます。実際に中を巡ってみるとそうも思わないかもしれないけど、規模としては割りと大きな神社かもしれません。

八坂神社のお正月前後の行事としては大晦日深夜から元旦の朝にかけて、「おけら(キク科の植物)」や、奉納された「おけら木」を焼いた火を火縄に移して家に持って帰る、おけら参りというのがあります。無行息災を願うもので、この火でこぶ茶を沸かし、お雑煮をつくって食べると健康で暮らせるといわれています。
この火縄の火を消さないように、おけら火を分けてもらった参拝客は火縄をくるくると回しながら帰るんですが、深夜の京都の街中を小さな炎がくるくると廻ってる光景はある種幻想的な光景に見えるかもしれません。
でもわたしは近くに住んでるわけでもないし、そもそも火縄の火で調理するような器具を使ってるわけでもなく、貰っても途方にくれるだけだと思うので、おけら参りにはほとんど行ったことはないです。

八坂神社はまた祇園祭の大元締めで、祇園祭といえば平安の地に蔓延した疫病退散を祈願して始まったお祭りなので、現代の新型インフルエンザが猛威を振るってるような世界ではお参りするのに一番相応しい神社であるかもしれません。

八坂神社俯瞰図


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2010年お正月の八坂神社、西楼門はこんな感じでした(写真1)。付け加えておくと西楼門はその形から御篭門という異名も持ってます。

西楼門


八坂神社は東西に走る四条通りの東の端に位置していて、この門が四条通りと八坂神社を繋ぐような形になってます。この四条通りと、さらに南北には東大路通りが前を走ってたりするためにお参りする人はわたしも含めてここから入っていく人が多いんですが、実はここは八坂神社の正門ではありません。本殿と向きあった場所に「南楼門」と云う門があって、本殿と正対してることもあってこちらが正門と考えられます。でも規模といいロケーションといい、どうみても西楼門が正門に見えますけどね。
ちなみに八坂神社七不思議というのがあってそのひとつはこの西楼門。蜘蛛が巣を張らない、雨だれの跡がつかないというが不思議とされてるそうです。この七不思議は本殿下の竜穴だとかいろいろあるので調べてみるのも面白いかもしれません。

祇園石段下から門の方向に上がっていって左右に鎮座する阿吽の狛犬です(写真2、3、4)。わたしは向かって左の狛犬がなぜか大のお気に入り。
狛犬左1

狛犬左2

狛犬右

門をくぐって中に入るとこういう人ごみにぶつかります。今年は何だか人の出が多いです(写真5、6)。本殿に向かう参道はいつもお正月には満員電車みたいな感じになる場所なんですけど今年は特に酷い感じがしました。

門

本殿にいたる参道

ほとんど前に進まない参道をじわじわと進んで本殿前にようやく辿り着きます(写真7)。去年も書いたかもしれないけどお正月の間は本殿の鈴を鳴らす綱を上にたくし上げていて、鈴を鳴らせないようにしてるんですよね。これははっきり云ってつまらないです。鈴を鳴らしてこそ参拝が完璧になるのに…。
本田の正面に来たらできるだけ本殿に近づいて、今年もまたごちゃごちゃとお願い事を挟み込みながらも無事に参拝を済ませました。

本殿1

ここがお守りとか売ってるところ(写真8)。参拝を済ませた後はいつもここでお守りと御神矢を買います。お守りは用途別にかなりの種類が売られていて、わたしは健康を守ってくれるものを買うんですけど、運気が上がるお守りにも気を引かれたりします。全部引き受けてくれる総合のお守りも出してくれないかなと思うんですけどね。少なくとも八坂神社にそういうお守りはないです。

お守り

わたしが好きな本殿裏の参道です(写真9)。東に進んでいくと円山公園の方に出て行くことになります。夏なんかは木漏れ日が地面に落ちて森の中の神社にいるような風景になる場所でそういうところが結構好きです。ここはなぜか余り人が通っていかない場所のように思えるんですけど、どうしてなのかは分かりません。この日も八坂神社のほかの場所では人でごった返してたのに、この参道は人が歩いていてもこの程度。写真は東の円山公園の方向に向いてるんですが、この参道の左手にはいくつか末社が並んでます。見てみると八坂神社の関係者を祭る神社というのもありました。本殿は初詣でにぎわっていても、ここに並んでる神社を参拝してる人はほとんどいなかったです。

北の参道

北の参道B


末社のなかでは一番人気のあるのがおそらく美御前社だと思うんですが、イチキシマヒメノミコトという美人の神様が祭られていて、文字通り美を司る神社です。周りに立てられた幟も化粧品会社のものばかり。ここは他の末社とは違って参拝する人の行列ができてます。社殿の前には神水が湧き出ていてこれをつけると肌の健康にいいとか(写真10)。祇園は八坂神社の門前町だから、当然のごとく舞妓さんが良く参拝に来るそうです。

美容水

円山公園にいたる道です。この辺りは桜の名所なので春先には華やかな場所になるんですか、今はこんな感じ(写真11)。南側の道(写真12)には屋台が並んでるんですけど、なぜかこちらはあまり並んでません。
それでこれが丸山公園の池です(写真13)よく慣れてる鴨がいてカメラを手にしてるだけで何かもらえるのかと近づいてきました。何ももらえないと分かると明らかに「けちな奴!」と言ってる目つきで去っていきましたけど。

円山公園1

円山公園3


円山公園2

円山公園から南の方に抜けていくと高台寺、ねねの道、二寧坂、産寧坂、清水寺と東山の散策地域に繋がっていきます。
この日は、なにせ八坂神社の初詣だけでは去年のコピーみたいな記事になるかもしれないと思ってたので、こちらの方に足を伸ばしてこの辺りのことも記事にしようと考えてました。それで何枚か写真を撮りながら清水寺の方向に歩き出したんですが、八坂神社の人ごみで結構疲れてきてたのと、デジカメの電池切れ警報が出始めたので、清水へ行くのは途中で断念して戻ってくることに。この辺りのことはまた気が向いたら別の機会にでも記事にします。

東山の散策地域から再び八坂神社付近に戻ってきて、初詣の時のいつものコース、四条高瀬川沿いの不二家に立ち寄りました。
ところが今年は福袋が出てなかったんですよね。店頭にあったのはむき出しのペコちゃん人形で何が新春らしいかと云うと、傍らの犬が虎の被り物をしてるのが新春らしいというだけのセットでした。初詣の締めくくりとしてはかなり残念。不二家の福袋が買いたかったです。

2010年ペコちゃん