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【洋楽】 GOING BACK HOME - Ginger Baker Trio

あの、クラプトンを擁した「クリーム」のドラマー、ジンジャー・ベイカーのリーダー・アルバムです。ギターが異端派のビル・フリゼールでベースがチャーリー・へイデン。それぞれ自分がリーダーのCDを出してるようなメンバーが集まってます。
これはジンジャー・ベイカーのアルバムなんだけど、このアルバムに手を出したのは実はジンジャー・ベイカーしゃなくて、ギターのビル・フリゼールが目当てでした。

ドラマー名義のアルバムって、存在位置が今一よく分からないところがあります。
ドラマーが主役になって、ドラム・ソロが延々と続くアルバムになる?全曲がドラム・ソロのアルバムって、聴きたいと思う人、どれだけいるんだろう。
やはり旋律楽器が中心になって、リズム楽器はそれを裏から支えるというのが分かりやすい曲の組み立てかただし、でもそうなると、旋律楽器のアルバムになって、ドラマーのアルバムじゃなくなってしまう。

ドラマー名義のアルバムというのが、全体的な音楽性の方向をドラマーが決めてるということだとは薄々分かってるんですが、手にするたびにやはり曖昧なアルバムという印象は蘇ったりします。

☆ ☆ ☆

フリゼールは文字通りユニーク、唯一無比のギタリストで、こういう演奏をする人は他で見たこと無いです。基本はメロディアスな演奏に、ジャズ系の音楽から出てきた人とは思えないくらいディレイなどのエフェクターを積極的に使って、一人多重演奏みたいなのをやったりします。
音楽的にもジャンルの境目が曖昧になったような演奏が特徴。ション・ゾーンの「ネイキッド・シティ」に参加して、これはジャンルとしては完全なフリー・ジャズになると思うんですが、フリー系の音楽を過激にやる人かと思えば、カントリーのアルバムを出したりもしてます。こちらでは、なんとバンジョーと共演!
複数のジャンルを横断するようなスタイルを成立させるためなのか、フリゼールの出す音はかなり曖昧模糊というかファジーなものになってます。

そういうメロディアスでファジーなギターに、ジンジャー・ベイカーのドタドタしたドラムが絡んでいくと、このアルバムの出来上がり。
ジンジャー・ベイカーから見ればかなりジャズ寄り、ビル・フリゼール側から見ればかなりロック寄りの、ジャズ・ロック風のアルバムです。

Going Back HomeGoing Back Home
(1994/09/20)
Ginger Baker

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Ginger's Blues - Ginger Baker Trio

この演奏はミスしてるところがあるので、いまいちなんだけど。

Shenandoah - Bill Frisell

ジンジャー・ベイカー・トリオの動画が上の、あまりいいとは思えないものしかなかったので、「GOING BACK HOME」とは別にもう一つ。
「Shenandoah」はアルバム「East / West 」のWestサイド(CD-1)に収録されてるのが好きなんだけど、これはそれとは別の演奏となってます。どのアルバムに入ってるんだろう?

ギターはテレキャスターを使ってる。このギターはフェンダー社の作ってるギターで、テレキャスターって云います。
これ、ジャズ系統のギタリストが使うとしたら物凄く珍しい。


【洋楽】 The Cat - Jimmy Smith

オルガン・プレーヤーの大御所、ジミー・スミスがブルーノートからヴァーヴに移籍して製作したアルバムの一枚。商業主義に走ったとまでは云わないけど、聴きやすいアルバムになってヒットしました。
ジミー・スミスはソウルフルなオルガン奏法のスタイルを確立したミュージシャンで、後に続くオルガン・プレーヤーの多くが手本にしています。

このアルバムでは大編成のホーン・アンサンブルを背後に従えて、カラフルな演奏を展開してます。ホーン・セクションのアレンジをしたのはラロ・シフリン、「燃えよドラゴン」「ダーティハリー」などの映画音楽を作った人です。

表題作の「The Cat」はちょっと古めでお洒落っぽい、イタリア辺りの犯罪映画のサントラみたいな感じ。
このアルバムにはルネ・クレマンの映画「危険がいっぱい」のテーマ曲も入ってるので、全体に映画っぽい雰囲気があるのかもしれません。
逆に、ジミー・スミスなのにあまりソウルフルじゃないとも云えそうなアルバムです。

ギターを弾いてるのがケニー・バレルで、他のアルバムでもジミー・スミスと一緒にやってるプレーヤーなんですが、このアルバム5曲目収録の「Chicago Serenade」のギターがある意味とても凄い。
ミドル・テンポくらいの決して早くないメロディをただ単純に旋律通りに演奏してるだけ。一回聴いただけでもこれは絶対に初心者でも弾けると思ってしまう。コードなんかを織り交ぜていくと素人では太刀打ちできなくなるんだけど、メロディ部分の簡単な弾き方に聴こえる度合いはやはり衝撃的です。
ケニー・バレルにはこういう単純な弾き方でも負けない自信があるということなんでしょうか。

The CatThe Cat
(2005/10/24)
Jimmy Smith

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The Cat - Jimmy Smith

Chicago Serenadeなど、他の曲は探しきれませんでした。見つけたのは表題作1曲のみ。


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【洋楽】 Blossom Dearie - Blossom Dearie

さらにもう一人ロリータ・ボイスの歌手。
わたしはこの「めがね萌え」ジャケットが大好き。
Lisa Ekdahlと並べれば、新旧揃うように思えたんですが、あらためて並べて聴いてみると、こちらはロリータ・ボイスというより、カマトト声といったほうが良さそうな感じもしてきました。
Lisa Ekdahlはおそらく男性受けがいいと思うけど、こちらは男性受けはあまり良くないかな。

40年代中頃アルヴィノ・レイ楽団などのコーラス・グループで活躍した後パリに渡る。パリで修行して、56年にフランスから帰国。
その直後のアルバムなので、もともと重さとはあまり縁の無い声が、さらに軽快でコケティッシュになってるような仕上がり具合です。実際、フランス語で歌っている曲も何曲か入ってます。
このウィスパー・ボイスが印象に残るので、あまり注目されないんだけど、ブロッサム・ディアリーはピアノの腕も結構なもので、このアルバムでもピアノは自身が演奏。インスト曲も披露してます。聴いてみると、結構余裕でこなしてる。

Blossomという名前は芸名みたいだけど実は本名で、生まれたときにお兄さんが満開の桃の枝を持ってきたことが由来だそうです。

ブロッサム・ディアリー+3ブロッサム・ディアリー+3
(2003/04/23)
ブロッサム・ディアリー

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☆ ☆ ☆

Youtubeを探してみたものの、このアルバムに収録の曲があまりなくて、とりあえず見つけたのが、これ。フランス語混じりで歌ってます。

I Won't Dance - Blossom Dearie


このアルバムの中では一番好きな曲が10曲目に入ってる「Now at last」なんですが、これがまた見つからない。名曲だと思うのにカバーしてる人もほとんどいなくて、今の歌手ではわたしが知ってる限りではFeist唯一人。
一応Feistのカバーは見つけたので、置いておきます。
Feistの「Now at Last」はアルバム「Let It Die」に収録されてます。ただ、アレンジはBlossom Dearieのほうがよく出来てるような感じです。

Now at last - Feist


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【洋楽】 Sings Salvadore Poe - Lisa Ekdahl

飛びっきりのロリータ・ボイスの歌手です。
大人がこんな声を出していいのだろうかと、ちょっと問い詰めたくなるほどの、幼い声。知らなかったら子供が歌ってると思っても全然不自然じゃない。
このアルバムの2曲目の直前に可愛らしい含み笑いの声がちょっとだけわざと入れてあるのからして、明らかにこの声をセールス・ポイントにしてるのが分かります。
一度気に入ってしまうとかなり深みにはまる可能性も十分あると思うけど、反面醒めてしまうと、一挙に飽きが来る可能性も。
聴く側の性別によって印象が極端に変わりそうな感じもしますね。

英語以外の言葉で歌ってるものもあって、それを聴いた時、言葉がかなりごつごつした感触だったのでドイツの人かなと思ったことがありました。
実際はスウェーデンの歌手で「ストックホルムの妖精」と云われてるらしいです。

一応ジャズ系の歌手として出て来た人なんだけど、この声はジャズよりもボサノバとかのほうが絶対に合うと思う。

Sings Salvadore PoeSings Salvadore Poe
(2002/01/01)
Lisa Ekdahl

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l'aurore - lisa ekdahl


I Will Be Blessed - Lisa Ekdahl


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【洋楽】 Sings Lullabys Of Birdland - Chris Connor

続けてもう一枚、ボーカル・アルバムです。
大口を開けて歌ってるジャケット写真が強烈な「Sings Lullabys Of Birdland」

ジャズ・ボーカルのアルバムとしては超有名盤なんだけど、個人的なことを云えば、実はこのアルバム、かなり以前に購入して、その時聴いた感じでは全く普通のジャズ・ボーカルにしか聴こえませんでした。これがそんなに凄いアルバム?と、あまり引っかかるところがなく、無難に耳を通り過ぎるだけ。
ところが何ヶ月か前にCDの整理をしていて、このアルバムが目につき、ちょっと聴いただけでほったらかしにしていたのを思い出して、気紛れで再生してみたら、今度はいきなりはまってしまった。どういう変化があったのか、この時は凄く心地よく耳に入ってきました。
体調だとか、聴く側のいろいろな変化で本当に聴こえ方が違ってくるという典型的な体験でした。
今はこのアルバム、iPodに入れて持ち歩いてます。

☆ ☆ ☆

スタン・ケントン楽団出身の歌手で、楽団から独立後ベツレヘム・レコードからアルバムをリリース、これはその最初のアルバムです。

若干ハスキーで表情豊かな低音域と伸びの良い中高音域、全体にはかなり思い切りのいい発声で、まさしくこういうジャケットのような歌い方で無いと到底出せないような歌声です。
ある意味、癖のある押しの強い歌い方でもあるんですが、ドラマチックに飾り過ぎることもなく、適度に装飾的で無個性にも落ち込んでない歌声がクールで、聴きやすさに繋がってるような感じもします。
あまり崩しもしないスタイルで、ポピュラー・ボーカルとの中間点くらいの位置に居るような感じなのかな。

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(2007/06/21)
クリス・コナー

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Lullabys Of Birdland - Chris Connor


Spring Is Here - Chris Connor

このジャケットの写真もいいなぁ…。

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