2008/11/24
【洋楽】 オーティスに捧げる歌 - ウイリアム・ベル
ブロガーともさんのブログ「月のため息」でオーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」が紹介されていて、ちょっと懐かしかったので、オーティス・レディングはともさんのブログに任せるとして、オーティス・レディングと関連してる曲でわたしが好きだったもの、そういうのを2曲ほど取り上げてみました。ウイリアム・ベルは1937年生まれでオーティス・レディングやクロッパーよりも確実に上の世代の歌手。オーティス・レディングと同じスタックスに在籍し、レーベルの初期から活躍してた地元メンフィスのソウル・シンガーです。
オーティスがスタックスに入ってきた時から、自分の方が先輩なのに、オーティス・レディングこそサザン・ソウルを代表するシンガーと見極めて脇に回るような位置でスタックスとオーティス・レディングをサポートしました。そういうサポートに回るような動き方をしても、オーティス・レディングが亡くなって以後、後継者と云われるほどの実力の持ち主でもあります。
この人はスタックスのシンガー以外に、スタックスの作曲家でもあって、この曲もブッカーT・ジョーンズとの競作になっています。
この曲はタイトルから推測できるように、オーティス・レディングがツアー中の1967年12月10日に20代の若さで飛行機事故でなくなってしまったのを悼んで歌われたものです。
わたしはウイリアム・ベルはソウル・バラードの名手っていうイメージがあって、そういう上手さが分かる曲でもあります。
もっともわたし自身はこの曲よりもB面に入ってたミディアムテンポのソウル・バラード「Every Man Oughta Have A Woman」の方がどちらかというと好きなんですが。
なぜかこの曲、情報がほとんど出てきません。なぜここまで無視されるのか理由がさっぱり分からない。良い曲なんだけどなぁ。

☆ ☆ ☆
A Tribute To A King - William Bell
Every Man Oughta Have A Woman - William Bell