【洋楽】 オーティスに捧げる歌 - ウイリアム・ベル

ブロガーともさんのブログ「月のため息」でオーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」が紹介されていて、ちょっと懐かしかったので、オーティス・レディングはともさんのブログに任せるとして、オーティス・レディングと関連してる曲でわたしが好きだったもの、そういうのを2曲ほど取り上げてみました。

ウイリアム・ベルは1937年生まれでオーティス・レディングやクロッパーよりも確実に上の世代の歌手。オーティス・レディングと同じスタックスに在籍し、レーベルの初期から活躍してた地元メンフィスのソウル・シンガーです。
オーティスがスタックスに入ってきた時から、自分の方が先輩なのに、オーティス・レディングこそサザン・ソウルを代表するシンガーと見極めて脇に回るような位置でスタックスとオーティス・レディングをサポートしました。そういうサポートに回るような動き方をしても、オーティス・レディングが亡くなって以後、後継者と云われるほどの実力の持ち主でもあります。
この人はスタックスのシンガー以外に、スタックスの作曲家でもあって、この曲もブッカーT・ジョーンズとの競作になっています。

この曲はタイトルから推測できるように、オーティス・レディングがツアー中の1967年12月10日に20代の若さで飛行機事故でなくなってしまったのを悼んで歌われたものです。
わたしはウイリアム・ベルはソウル・バラードの名手っていうイメージがあって、そういう上手さが分かる曲でもあります。

もっともわたし自身はこの曲よりもB面に入ってたミディアムテンポのソウル・バラード「Every Man Oughta Have A Woman」の方がどちらかというと好きなんですが。
なぜかこの曲、情報がほとんど出てきません。なぜここまで無視されるのか理由がさっぱり分からない。良い曲なんだけどなぁ。

オーティスに捧げる歌

☆ ☆ ☆

A Tribute To A King - William Bell


Every Man Oughta Have A Woman - William Bell



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【洋楽】 Aretha Sings The Blues - Aretha Franklin

国内盤のタイトルは「スリル・イズ・ゴーン(アレサ、ブルースを歌う)」だったかな。コロンビアと契約し、1963~1965年の間に歌ったもののなかから、タイトルに合うような曲を選んで1枚のCDにまとめたコンピレーション・アルバムです。

ただし、Sings The Bluesと云う割にはブルー・ノート・スケールを使ったような、典型的なブルースみたいなのはほとんど入ってなくて、どちらかというとジャズ的なバラードが中心になってるといった感じのアルバムです。わたしは典型的ブルースで固めてあるよりも、そっちの方が好みでした。

☆ ☆ ☆

アレサ・フランクリンといえば、父親が教会の牧師で、その教会で歌っていたゴスペルが出発点となって、のちにソウルに転向した歌手です。60年代後半辺りは、クィーン・オブ・ソウルと云われるほどの存在となって、オーティス・レディングと人気を二分するような感じだったそうです。

アレサ・フランクリン

「Rev. C.L. Franklin/Aretha Franklin」というレコードがあって、これは父親の教会での説教集みたいな記録なんだけど、この中に教会で歌ってるアレサ・フランクリンの声も収められてます。
これも以前に聴いたことがあるんだけど、これを聴いてちょっと吃驚したのが、黒人の教会というのは、聴衆との掛け合いもあって、もうほとんどコンサート会場みたいになるんだということ。
教会の中で牧師も聴衆も一緒になって大騒ぎしてるようにしか聴こえません。

アレサ・フランクリンは既にこのなかで盛大にシャウトして歌ってました。

☆ ☆ ☆

ソウル歌手として成功する前、コロンビアでは白人の音楽マーケットを意識して、教会でシャウトしながら歌っていたようなゴスペル色を控えめにした、ポップ歌手的な売り方でアレサ・フランクリンを売って行こうとしたらしく、でもその戦略は結果的には失敗してあまり売れなかったそうです。
だからこれは評価があまりよくない時期の曲を集めてるものになってしまうんだけど、ある意味癖の無いところが聴きやすいという部分もあって、わたしはよく聴きます
ソウルフルな部分が完全に姿を隠せるわけでもなく、ジャズ的なバラードを歌っていても根底ではソウルフル。そういうところが見え隠れしてるのに気づくと、けっこう面白く聴けます。

☆ ☆ ☆

Take A Look - Aretha Franklin


I Wonder (Where Are You Tonight) - Aretha Franklin


このコンピ・アルバムでは、このバラードが一番のお気に入り。





国内盤とは収録曲が違うみたい。わたしはこちらのほうが好き。




2017年1月に加筆訂正。