2011/12/18
【洋楽】 わたしの好きなクリスマスソング +クリスマスっぽい写真
一応わたしのところは音楽ブログでもあるので、久しぶりに音楽メインの形にしてみます。久しぶりの音楽記事のテーマは、今年も季節が巡ってきた、一年振りのクリスマス・ソング。
とはいうものの、音楽メインの記事にすると意気込んでるわりに、今わたしはちょっと困ってます。これは去年のクリスマスの記事にも書いたと思うけど、一応記事のコンセプトはわたしが好きなクリスマス・ソングというもので、曲を選ぶ際に一種の制限を設けてます。そしてこの条件が回を重ねるごとにかなりハードになってきてるんですね。
大体クリスマスソングなんて毎年毎年大量の新曲がリリースされるわけでもなく、そんな状態で好きなクリスマス・ソングなんていうものも毎年毎年増えるわけでもないわけで、しかもクリスマス・ソング研究家でもないから既存の曲の中でもクリスマス・ソング限定で好きな曲が大量にあるはずもなく、数少ないわたしの好きなクリスマス・ソングは数回の記事を書いた時点でもう出し尽くした感じがしてきてます。
去年のクリスマス・ソングの記事を書いた直後からそんなことを考え始めて、今から来年のクリスマス用に曲を選定しておかないと、なんて思ったりしてたんですけど、夏場にクリスマス・ソングのことなど入る頭の隙間などどこにも無かったりして、すっかり忘れたままにまたこの季節を迎えることとなりました。
さてどうしよう。というのが今のわたしの正直な感想です。
でもまぁこんな言い訳話をしてどうしようなんて思案に暮れていても仕方が無いので、とりあえずそんな状況下で選んだ曲をアップしてみます。
ちなみに選曲には悩んでますけど曲そのものは悩みの種になるような出来というわけじゃなくて、全部名曲だったりするのでそれは安心して聴けると思います。
☆ ☆ ☆
一曲目はこれ!
早くも以前に一度アップした曲。でも確かあっというまに削除されて聴けなくなってたはずの曲です。
Patti Page - Christmas Bells
テネシー・ワルツのパティ・ペイジが歌うクリスマス・ソング。
この曲はクリスマス・ソングを特集したようなものに入ってるのをほとんど見たことが無いし、街で流れてるのも聞いたことが無いです。
ネットで検索してもクリスマスとかベルとか他の曲が一杯引っかかってくる単語しかタイトルに無いから、まず何もない状態で出会うのはなかなか難しい曲かもしれません。なにしろ「Christmas Bells Are Ringing」となっただけでまったく別の曲になってしまいます。
シンプルにメロディラインが好きな曲です。
歌詞に子供の歌声が聞こえるというような箇所があるけど、この曲の子供のコーラスはちょっと一本調子でわたしには煩雑に聴こえるところがあります。パティ・ペイジの歌だけでよかったんじゃないかなぁ。
大貫妙子 - 祈り
埋め込み禁止になってたので、クリックすればYoutubeの該当ページが開きます。
この曲、80年代にYENレーベルというところから出たクリスマスアルバム「WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS」に入っていた曲です。当時YMOを中心にしたミュージシャンが集まっていたレーベルだったようで、YMOの音楽仲間といった人たちが作ったクリスマスソングが集められていました。そのなかで一番印象に残った曲がこれ。最初に聴いた時の印象も鮮烈で、今になって記憶に残ってるこのアルバムの曲はこの曲一つだったりします。
後半部分のコーラスのところが凄い好き。要するに典型的な賛美歌の響きのようなもので出来上がってるんですけど、本物の賛美歌でもこんなに賛美歌っぽい曲ってあまり無いんじゃないかと思うくらい讃美歌的な曲になってます。
今年の3月に起きた出来事を思うと、なんだか胸にしみるというか、今年はこういう曲がふさわしいのかなぁと思ったりします。
Doris Day - Snowfall
ピアニスト、作曲家のClaude Thornhillの手によるスタンダード。
それほど起伏のあるメロディでもないけど、夢心地のような美しさに満ちてる曲。舞い降りる雪って確かにこんな感じです。
歌ってるドリス・デイはケセラセラで有名な歌手です。ジャズバンドの専属歌手というのがキャリアのスタートで後に女優にもなった人。小技で勝負することも無く、そのせいであまり癖が無い歌声ともいえるんですけど、綺麗な発音で正統派の歌手らしい端整な歌声は聴いていて気持ちがいいです。
PEGGY LEE - Christmas Carousel
優雅に舞い踊るようなリズムに乗って運ばれてくる曲。実はひらパーの記事とかけて選んだんですが、カルーセルって回転木馬のことなんだそうです。そうやって聴いてみるとメリーゴーランドがゆったりと回り出す光景が思い浮かびそうな気がします。ちなみに回転木馬もクリスマスにはツリーに灯が灯ると同時に回転させるところが多いらしく、またクリスマス・カルーセルはその名前の通りクリスマスにプレゼントされるものでもあって、回転木馬って意外とクリスマスとの関連があるものらしいです。
そういえば去年撮ったサンタさんの写真、あのサンタさんが置いてあった場所には回転木馬の置物も飾ってありました。
☆ ☆ ☆
いつもと比べると少ないですけど、今回のクリスマス・ソングはこれだけ!
今回のクリスマス・ソングの記事には「祈り」が入れられたからそれでいいとしておきます。
好きなクリスマス・ソングでは複数の記事を書くつもりなら条件がきつすぎるから、今度からはちょっとコンセプトを変えたほうがいいかもしれないと思いました。
☆ ☆ ☆ クリスマスっぽい写真 ☆ ☆ ☆
これもちょっと制限を加えたために撮り難くなったテーマです。何だか愚痴ばかり書いてますね。
クリスマス的なアイコンを使わずにクリスマスっぽい写真を撮ってみるということ。これが写真を撮るに際して設けた制限でした。なぜこういうアイコンを外してみようと思ったかというと、サンタクロースさえ写しておけばクリスマスの写真になるじゃないかって云う考えがあってそれがちょっと安易に思えたから、それでそういうアプローチとは別の方向から写真を撮れないかと思ってのことでした。
これはでも難しいです。去年もこれでやってみて、やってみるとわかると思うんですけど、クリスマスの雰囲気ってツリーとかサンタクロースが一手に引き受けてるんですよね。結局この制限つきではほとんど撮れなくなってしまって、今回も結局のところリースだとか雪だるまに援助してもらったりしてます。

Nikon Coolpix P5100

Nikon Coolpix P5100

Nikon Coolpix P5100

Nikon Coolpix P5100

Vista Quest VQ5090
暖かい光と緑色というのはクリスマスっぽいかなと思って撮ってみたものの、クリスマスソングのビデオクリップのようなもののひとコマくらいには使えるかもしれないけど、これだけではそんなにクリスマスと結びつかないなぁと思い、個々には切り取り方をちょっと考えたりしながらも、上に書いたように結局クリスマス・アイコンを入れてクリスマス的なものになるような写真を撮ることになりました。
イルミネーションの写真はイルミネーションそのものは派手でもなんでもないですけど、鋭角的な印象の写真になって、そういう部分は気に入ってます。
☆ ☆ ☆
はっきり云ってクリスマスっぽい写真を撮りあぐねているところに、大阪の中之島一帯で光のルネサンスというイルミネーションを主体としたイベントが開かれると知って、開催そのものは少し前から知ってたんですが開催日時までは知らなかったところ、14日に野暮用で大阪に行ったらちょうどこの日が開催日の初日だということだったので、帰り際にちょっと立ち寄って写真を撮ってくることにしました。クリスマスっぽい写真の援軍になる可能性が極めて大きかったです。

Nikon Coolpix P5100
淀屋橋に着いたのは夕方少し前のこと。光のルネサンスが開催されるのは午後五時ということだったので、夕日の中を日本銀行大阪支店の見事な銀杏の木の写真なんかを撮りながら、午後五時の点灯を待っていました。
木の周りにカメラ持ってる人が集まって写真を撮ってたので、わたしもその近くでカメラ構えたりしてました。それが気がつくと周りの人はいつのまにか何処かに消えてしまい、そのかわりに日本銀行の警備の人が近づいてきて、柵の外側からはかまわないけど、敷地内で撮影しないでくださいと注意されてしまいました。何でわたしだけ!?

Nikon Coolpix P5100
開催直後、イルミネーションが点灯された会場の光景。まだ日が落ちきってなくて薄明の中をきらびやかな光が一斉に立ち上がりました。

Nikon Coolpix P5100
イルミネーションに飾られた雪だるまです。上の写真の欄干の向こう手前にちょっとだけみえてますね。

Nikon Coolpix P5100
会場には屋台のテントが立ち並んでました。5時開催直後からイルミネーションそっちのけというか、おそらく食べてからゆっくりとイルミネーション見物をするつもりなんでしょうけど、もう色々と食べてる人がいました。写真では良く分からないですけど並んでるのは全部尖がり頭のテント。ちょっと中東風というか無国籍風のテントでした。

Nikon Coolpix P5100
主催者側も当然この時期のことを考慮して開催日を決めたはずなので、わたしの思惑通りサンタさんも会場にいました。電飾でサンタさんを作るというより、サンタ人形に電飾の飾りをつけるという形。電飾でサンタさんを作るほうが豪華だけど、ここはこういう形にしてありました。ローズガーデンの広い空き空間に設置されていて、地面がちょっとさびしいです。電飾で地面も飾ってくれたらよかったのに、人が通る空間だから踏まれるのを恐れたのかな。

Nikon Coolpix P5100
木に飾り付けられたイルミネーション。木の形に添って飾られ、イルミネーションそのものが木の形になってたのはわたしが歩いた範囲ではこれ一本でした。

Nikon Coolpix P5100
土佐堀川を行く水上バス。駅に停泊中の光景です。
この日、土佐堀川にはイルミネーションで飾られた船が水上パレードしてたんですけど、夜も苦もなく撮れるデジカメといえど、シャッタースピードはかなり遅くなっていて、川面を進むイルミネーション船は全部流れたような写真になってました。この船のパレードは上手く撮っておきたかったです。

Nikon Coolpix P5100
ライトアップされた中之島公会堂。普段から夜になるとライトアップされてるのかもしれないけど、かっこよかったのでスナップしてみました。モノクロだったら「メトロポリス」のようなレトロフューチャー的な映画に出てきそうなイメージですね。やっぱりわたしはこういう装飾過多の建築物が好き。

Nikon Coolpix P5100
中之島公園の土佐堀川沿いに大阪芸大のグループが開催してる美術展が展開されてました。せっかく作品が並んでたんですけど、作品よりもライトが点されていたので撮りやすそうと思って、眺めてる人を中心に撮ってみた一枚です。

Nikon Coolpix P5100
淀屋橋の駅から中之島公園に向かう、大阪市役所の脇を通る道。光のルネサンスの入り口に当たるその通りを中之島図書館のあたりまでドーム上に架けられていたイルミネーションの一部です。会場では中之島イルミネーションストリートと名づけられてました。
☆ ☆ ☆
一応公園の端まで歩いていってみました。全体の印象は光の~と銘打ってるわりにあまりきらびやかでもなかったこと。空を埋め尽くすようなイルミネーションをちょっと期待してたんですけど、上の写真の、会場入り口の通りを覆うドーム上のものでもイルミネーションを絡めるアーチが間隔を置いて並んでるだけで、並木を飾る光もそれほど派手なものでも無かったです。会場でのイルミネーションは単体でそこかしこに点在するような形で置いてあるだけ。それもちょっと小ぶりなものがほとんどでした。
節電の意味もあってこういう感じになったのかどうかは良く分からなかったですけど、光の洪水の中に埋め尽くされるような感覚を味わわせて欲しかったと思いました。
☆ ☆ ☆
この日フィルムカメラもモノクロフィルムを入れていたCONTAXを持っていってたんですけど、夕方を過ぎる頃の光の乏しさに早々と悲鳴を上げて使い物にならずでした。感度400のフィルムだと手持ちでは夕方が限度。それ以降は三脚が必要となります。
ということでこの夜活躍したのは一緒に持って出てたデジカメのほうでした。デジカメもフラッシュ無しでは撮れないところが多かったものの、光のイベント会場で多少光が満ちているところであれば手持ちのフィルムカメラがそのままでは拒否するようなところであっても苦もなく写せました。この1年以上フィルムカメラに没頭していてデジカメに比べたら色々と不便なところを面白がって使ってたけど、デジカメの融通の利く部分もこうやって使ってみるとやっぱり便利ですね。本当は夜もフィルムで撮りたいけど、これだけ融通が利くなら夜の撮影はデジカメに任せてしまおうかな。
☆ ☆ ☆
光のルネサンスは25日まで開催されてるそうです。ひょっとしたらクリスマス当日はもっと派手に展開してるかもしれないので、行ってみるのも面白いかもしれません。
ということで、ちょっと早いですけど、メリー・クリスマス!
☆ ☆ ☆
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