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【写真】雨の午後の庭 +【音楽】Blossom Dearie Desafinade

雨の午後の庭

整形外科に歯科と病院通いが重なるのは嫌だなぁと思いつつ、でも引き伸ばしにかかっても情況が好転しないのはどう見ても明らかだったので、気分は乗らなかったけど先日歯科に行ってきました。
わたしは歯医者と言うと山科のほうまで出かけるんですよね。電車に乗って、山越えて京都の東のほうまでお出かけです。それも山科の駅、京阪東西線とJRの駅がほとんど同じ場所にあるんだけど、電車を降りてからもさらにその山科駅前から出てる病院の送迎バスに乗って。
何でこんな遠くの歯医者に行ってるかと言うと、昔ちょっとトラブルに見舞われた時かかっていたお医者さんからこの病院を紹介されて、ここに通ってる間についでにここにあった歯科にもかかったのがきっかけでした。丁寧で結構気に入ってしまって、通うのに遠いんだけど歯がおかしくなったらこの病院という感じになり、カルテも詳しいのがここに残ることになりました。

この日飛び入りで入って、病院の歯科の待合で暫く待った後診察開始。いつも担当してもらってる先生目当てに日を選んで行ったのに、目の前に現れたのは新しい先生でした。
○○○○といいます。よろしくお願いしますとまず挨拶された後で早速どうなったのかまず聞かれて、色々と説明した後で診察に入ると、見た瞬間に状態が判断できたようでした。
前歯の端が割れたように動き出していたんだけど、以前治療した時に埋めていたものが外れかけてるということでした。自分の歯だけど、そういえばそんな治療をはるか昔に別の歯医者でやってもらったようなことを思い出したものの、指摘されるまで完全に忘れていました。
歯にひびが入って割れかけてると思っていたのが、充填していたものが取れかかってる程度のことと分かって、外れかけていたものを完全に取り除き、若干虫歯が広がりかけていたのを取って、最充填。歯の形を整えますといわれてそのまま暫くわたしの口の中の作業が続いたあと、30分もしないうちに治療は終わりました。
何回か通うんだと思ってたのに、治療が終わりましたといわれた後に次の予約はどの日が良いですかなんてことを聞かれないままに、なんだか会話が途切れてしまって、ちょっと間をおいた後で、…え?これで治ったの??とようやく気づいた次第でした。
一回の治療で完成して、通わなくてもいいとわかったら、気分はかなり軽くなって、それだけでもなんだか楽しくなってくるようでした。

後で鏡で見てみると削った痕なんかまるで分からず、継ぎ足したなんていうこともいわれても信じがたいほど自然に一つの歯となって鏡に映ってました。それにしてもよくもまぁこんなに都合のいい素材がこの世界に存在していたものだと。光で固まる素材のようで(検索してみると光重合型レジンというものらしい)、それもほとんど時間をかけてないのに石のような固さに硬化して物を噛む役割は十分に果たした上で、自然の歯と見まがうばかりの質感を持った素材なんて、治してもらっていうのもなんだけど、存在するのがちょっと都合がよすぎるような感じがします。

暫くほとんど噛まなくても良いようなものを食べたり、気を使って噛んでいたりしたから、この日は噛めるものが一杯入ってるものをかなり遅い昼食として食べてみたりしてました。
歯のトラブルはトラブルの規模以上に気分が落ち込んだりするものだから、なんでも気にしないで噛めるっていうだけで結構うきうきした気分でした。

☆ ☆ ☆

足のほうはやっぱり小走りになりかけるとちょっとあやふやな足運びになりそうになるのは相変わらず。でも階段の上り下りや歩き回るのはほとんど普通に出来るようになってます。回復するのが早い部分は早めに元の状態に戻りつつあるけど、戻りにくい部分は戻りにくいままの状態が続くといった二分化されたような状態が続きそうな感じなのかなぁ。今のところまた階段の上り下りができなくなるような状態に逆戻りしないだけでもいいのかもしれないけど、不安は少し残ったままになってます。

☆ ☆ ☆


今年の梅雨時期に防水カメラ持って疎水沿いを歩いていた時、深草と藤ノ森の中間辺りだったと思うけど、疎水沿いの橋の袂の小さなスペースに人形が並べてあったのを見つけて撮ったもの。
雨の日用に買ったオリンパスの防水コンパクトカメラで、大川もこのタイプのカメラで撮ってたんだけど、雨の中傘さして写真撮るって、とにかく撮りにくいしあまり楽しくないです。積極的に雨の中を写真撮りに出かける気分はよっぽどハイにでもなってない限り無理みたい。
おまけにフィルムカメラなものだから、雨降りの時だけ持ち出してるとフィルムをいつ撮り終えるのかまるで見当がつかなくなってしまうこともあって、雨の日用防水デジカメのほうが使いやすそうです。

フィルムカメラのオリンパスμシリーズに関しては単焦点のものの人気は高いけど、ズームのものはレンズが暗すぎることもあってやたらとフラッシュをたきたがるし全然人気がないです。人気のなさを反映して売値も大体どこでも2000円くらい。でも使ってみると思いのほかよく写るカメラだということに気づいてちょっと吃驚するところがあります。防水だから雨の日用に買ったけど、基本的に暗い雨空の下真っ暗のズームレンズで撮るのはかなり無理があって、カメラそのものは晴天の日に威力を発揮する感じかなぁ。でも晴天の日は他にもっと遣いやすいカメラがあるし、なんかちょっと不憫なところがあったりします。

写真はちょっとありきたり?撮った本人が云うのもなんだけど、毒にも薬にもならない写真って云うところかも。
もっともテーマ性を担わされて、テーマの従属物やテーマ表現の道具と化してるような写真や絵画、たとえば「ゲルニカ」のようなものはあまり興味もないほうだから、テーマもなく意味的には無意味の淵に片足をかけてるようなもののほうが好みだったりします。
だからテーマ性がないのはそれでかまわないんだけど、もうちょっと何か気を引くというか印象に引っかかるようなものがあればと、自分では思った写真でした。

何を語ってるかといったことに関係なしに、そこに、その写真として存在していることが必然であるような写真。そういうのを撮ってみたいと、実は抱いてる野望は結構大きいです。




OLYMPUS μ2 110

☆ ☆ ☆


Blossom Dearie/Desafinade


暑い日が続くので、ボッサ・リズムの曲を一曲。
曲はアントニオ・カルロス・ジョビン作曲のボッサのスタンダード。ブロッサム・ディアリーの特徴的な声も相まって、お洒落で小粋な曲に仕上がってます。
ピアノの音も昔の録音の柔らかく暖かいタッチで心地いいです。ブロッサム・ディアリーはピアノの弾き語りをする人なんだけど、このアルバムではピアノは別のミュージシャンが弾いてるそう。
聴いてると街を歩く足取りも軽くなること間違いなし。

アルバムジャケットも凄い洒落てます。


シングス・ルーティン・ソングス(紙ジャケット仕様)シングス・ルーティン・ソングス(紙ジャケット仕様)
(2008/03/07)
ブロッサム・ディアリー

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