2013/12/01
【写真】大川から淀川河川敷公園へ 完結。 +【音楽】流離の歌 PIERO PICCIONI Arizona Dreaming

未だに腕の痛みは取れ切れないままの状態が続いてます。先週整形で痛みが残ったままの状態で経過のレントゲンを撮りました。
結果は一応割れた骨はくっつき始めてるものの、仮止めのような感じで、治るまで2~3ヶ月かかるかもしれないということでした。
状態が激変する時期は過ぎたので、もう毎週通院する必要はないということになったけど、治りきるにはまだ遠い状態なので、次回は一ヵ月後にまた経過のレントゲンを撮るということになりました。
この記事の文章量程度でも、試しに休み休み書いてみたけど、タイプしたあとに痛みが纏わりつくように残って、やっぱりちょっときつい。
でも動かす角度とかで痛みが取れてる部分も増えてきてるから、徐々によくなってきてはいるんですけどね。
☆ ☆ ☆
桜ノ宮から大川を遡って行き着いた果ての淀川毛馬河川敷の続き。まだ寒い早春から桜の季節にかけて歩いていた行程の、随分と長く続けたけどこれが最後の写真となります。
まぁ、何か書くといってももうあまり書くこともないというか、淀川河川敷の印象となると、ただひたすら広いということくらいしか頭に思い浮かばないような場所でもあるから、タイピングが苦痛になってる今、書くことがあまりないというのは、載せるとしてはいいタイミングなのかもしれません。
ということで、後数点写真を披露して今年中にこの話題を完結させてしまいます。
淀川の土手の向こうへ降り立つのに心理的な障壁が立ち上がってなかなか実行できなかったのは以前に書きました。その障壁を突破した後は河川敷の公園に立ち入ることができるようになったんだけど、桜ノ宮からここまでダークゾーンや拘置所にエネルギーを吸い取られながら歩いてくるわけで、河川敷に到着した時点で気分の半ばはすでに疲弊してしまってるような状態でした。
桜ノ宮からここまでの距離が無駄に長すぎる。
それで、この淀川の毛馬地区の河川敷にもうちょっと近い駅はないものかと探して、見つけたのが阪急の柴島という駅でした。桜ノ宮とは川を挟んで反対側にある駅だけど、地図で見るとほとんど淀川の川縁近くにあるように見えます。ちなみにこの駅名、柴島と書いてくにじまと読みます。この駅を見つけてからはここまで来るのに阪急を利用することとなりました。
ただ、この駅、桜ノ宮よりは近いんだけど、淀川の向こう岸まで歩いて渡るのがまた大変で、川を渡って向こう岸の、桜ノ宮から遡って着く辺りまで行くのに、結構な気力と体力を消費してしまうような行程となっていました。
気分の疲弊度は思ったほど軽減されなかったです。
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最初の写真は柴島の駅から淀川目指して歩いてる時に遭遇した柴島浄水場。
背の高いフェンスの向こうにあった廃屋風の施設。場内は見学できるようになってるみたいだったけど、ここはそのコースからも外れてるようでした。
フェンスに遮られて近づけなかったので、隙間にレンズの鏡胴を突っ込んで撮影です。
ホラー映画にでも出てきそうな、いい朽ち果て具合。

柴島側から淀川の土手に上がって。要するに向こう岸が桜ノ宮からたどり着いた川縁になります。
この橋、人が通るための橋じゃないです。なにやら巨大な配管状のものが束になって通ってる様子。

向かい側に渡って、桜ノ宮側の河川敷。楽器の練習をしてる女の子の二人づれがいました。ギターとフルートの組み合わせで、音はよく聴こえなかったです。
こういうところで楽器鳴らすのは気持ちいいと思います。




グーグルマップで見てみると、まるでナスカの地上絵のように見えていて、これはなんだろうと思ってたのが、実際にも本当に地表に模様が敷き詰められていました。
☆ ☆ ☆
ここからさらに淀川を遡ってみようかと、ここまでやってきては暫く歩いてみる日が続いたけど、さすがに八幡の橋脚があった辺りまで歩こうというのは非常識で、歩く距離に対してやっぱり被写体が少なすぎるし、あそこにあるものはなんだろうと思ってもそこまで行くのにいちいちかなり歩いていかなければならないというような広さだったから、そのうち歩くのが億劫になってきました。運動施設が併置してある場所だから、結局は野球場やサッカーコートが入れ替わり立ち代りで並んでる印象ばかりが強くなってきたのも、代わり映えしない印象に拍車をかけていたかも。
結局桜ノ宮高校が見える辺りまでうろついて再び桜ノ宮駅に帰ったのが結果的に淀川毛馬地区へ写真を撮りに行った最後となって、わずかに日を置いて桜を撮りに帝国ホテル辺りにやってきたのを締めくくりとして、この一連の大川踏破行は終焉を迎えることとなりました。
でも振り返ってみれば、豪華で洒落た桜並木の遊歩道から掘っ立て小屋のアンダーワールド、さらに一気に視界が広がる河川敷に浄水場の幽霊屋敷と、視覚的には結構波乱万丈の体験でそれなりに面白い場所だったと思います。大体面白くなければこんなに通ったりしないし。
雨に霞む光景を撮りたいという欲望から始まって、広さの中に感覚が霞んでいくような終わり方になったのは予想外だったけど、色々と傾向の違う写真を撮ろうと思い続けて歩き回っていたのも、楽しい体験だったと思います。

彼方へ
OLYMPUS μ ZOOM 105 DELUXE
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PIERO PICCIONI -"Arizona Dreaming"
イタリアン・ラウンジの代表的な作曲家、ピエロ・ピッチオーニの曲。ピッチオーニの曲にはオルガンを使ったジャズとかサンバとかボッサとか、洒落たのが一杯あるんだけど、これはマカロニ・ウェスタン「IL GUISTIZIERE DI DIO」という映画につけられたサントラから。イタリアもののラウンジ系の音楽は映画のサントラが多いです。しかも映画のほうは見たこともないようなのばかり。
ところで、アリゾナとドリームといえば「アリゾナ・ドリーム」というクストリッツァ監督、ジョニー・デップ出演の映画がありました。これもほぼ同じタイトルということで、アリゾナとドリームというのは慣用句的にくっついてる何かがあるのかな。
本当にシンプルで小粒だけど西部劇的な情緒にあふれた曲。なんだか自分でも口笛が吹いてみたくなってきそう。
流離の歌っぽくて、広い河川敷をカメラ持って歩き続けていた記事にあってるかもしれません。
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