【本】 2009年度版「このミステリがすごい!」

先週本屋に立ち寄ったら、2009年度版の「このミステリがすごい!」が出てました。
わたしはこの本を見ると1年ももう直ぐ終わりだなぁと思ったりするんですよね。

この1年簡に出版された娯楽小説で評判がよかったものを投票形式でリストアップし、内容に関する解説をつけて纏めた本です。ランキングだけじゃなく、年間を振り返るような記事も載ってます。本のタイトルはミステリとなってますが今は多少ジャンルを逸脱した娯楽小説も含む形になってるようです。
わたしは年末になると出版されるこの本で、この1年間、評判になったけど読み残してしまった本のチェックをします。

最初の「このミステリがすごい!」が出版されてからもう20年近く経ってるようですが、最初は当時唯一だった文芸春秋の年間ベストテンの選考が気に入らない、納得できない、それでは自分たちで納得できるランキングを作ろうというところから始まった本と聞いてます。
この本が売れたために、今ではこれを真似た同様の本がこの時期になると何種類か出版されてるんですが、わたし個人の印象ではやはり最古参のこの本が一番的を射た選考をしてるんではないかと、そういう感想を持ってます。

ランキングの本なので、ここで海外ミステリのトップ20とか書き出すとほとんど営業妨害になってしまいそうで、内容については書きません。
先週この本を買った時、それと同時に、ランキングに入ってた本を一冊だけ買いました。

このミス2009

ジョー・ヒルってスティーヴン・キングの息子らしいですね。それで、キングの息子というので優遇されたりするのを嫌って、父親が超有名な作家だというのをずっと隠してたとか。そしてただの人としてスタートして結局作家として成功、しかも父親と同じモダン・ホラーの分野で成功したんだから、やはり血というのがあるんじゃないかって思いました。わたしは血筋とか血統とか、普段はあまりそういう風には考えない方なんですけどね。
ランキングに入った本はこういう「~位!」とか書いた帯がついた状態で店頭に並んでたりします。そして本屋の方でも専用のコーナーを作って、そこにベスト20に入った本を集め、手に取りやすい形にしてるところが多いです。だから実はわざわざこの本を買わなくても売り場に行けばベスト20に入った本は簡単に分かって、簡単に買えます。

今年の国内作家の本はトップ20に入ったのはほぼ全部単行本のようで、文庫は見当たらず。海外作家の方は文庫混じりで手が出しやすいトップ20になってました。

お正月に読む本を調達するのには格好のガイドブックになると思います。



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【本】 加納朋子のサイン入り文庫を買った。

先日、河原町三条、BALのジュンク堂書店を歩いていて、加納朋子の文庫でサイン入りというのが棚に並んでるのを発見。サインを集める趣味は無いんだけど、値段が同じならサイン入りのほうが値打ちものかなと思って、サインの入ってる文庫を買ってみる気になりました。サイン入りのほうは店頭ではきっちりとビニールが巻かれていて中身は見られなかった。
帰ってから開いてみると、こういうサインでした。

加納朋子サイン
これはまた、つつましやかなサイン。

☆☆☆

加納朋子の本って泣ける話が多い。でもこのところ映画なんかでよく見るような難病ものとか、そんなあざとい泣かせ方じゃなく、泣ける話なのに読後何だか心が暖かくなったりするような本が多いので、文庫で出てるのを見たら結構買ってます。

いちばん初めにあった海 (角川文庫)いちばん初めにあった海 (角川文庫)
(2000/05)
加納 朋子

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わりと印象に残ってるのがこの本。「いちばん初めにあった海」というタイトルもイメージの喚起力があって凄く良い。

引越しの整理をしていたら、読んだ憶えの無い本が出てきて、その本には知らない人からの手紙、しかも「わたしも人を殺したことがある」という内容の手紙が挟み込まれていたっていう謎めいた発端で、ミステリ的な興味も結構湧きあがって来るような本でした。

二部構成で、わたしは最初の話が好き。最後に出てくる一言に込められた万感の思いに泣ける。

【本】 prints 21 高畠華宵

prints (プリンツ) 21 2008年秋号 特集・高畠華宵 [雑誌]prints (プリンツ) 21 2008年秋号 特集・高畠華宵 [雑誌]
(2008/06/26)
不明

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prints 21の、今のところ最新刊です。特集は「高畠華宵」

切れ長、三白眼の目が妖しい印象の、艶やかな美少女を描いた画家。
高畠華宵は男も女もほとんど同じフォーマットで描いているので、美少女的な妖しさが少女と同量に加味されてる分、美少年を描いている絵のほうが際立った印象を残してるような気がします。
今のイラストレーターだと、描く世界は異なっていても、丸尾末広とかが近い位置にいるのかな。
本には宇野亜喜良のエッセイとかも入ってました。
ただ、これは雑誌なので特集とは関係の無いページもそれなりに入ってます。

卵形の頬のラインが凄く綺麗な絵があって、そういうののなかに個人的お気に入りがあります。

何年か前に京都駅の駅美術館で「高畠華宵」展をやってました。ちょっと思いついて探してみたら、その時のチケットを発見したので、スキャン。
華宵チケット

【本】 金子國義の世界 L'Elegance

金子國義の世界 (コロナ・ブックス 141)金子國義の世界 (コロナ・ブックス 141)
(2008/07)
金子 國義

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最近平凡社から「金子國義の世界 L'Elegance」という本が出ました。
画集って云うほど本格的なものでもないし、こういう本はタイプとしてはなんて云うんだろう。ムックの一種でいいのかな?
コンパクトな作品集やアトリエなどの作品周辺を記録した写真集の他、耽美主義者金子國義を形作ったものを追跡するようなエッセイなどが纏まって一冊の本になっています。
エッセイは、表面的にはほとんど日本的な部分を感じさせない金子國義の作品を、実は日本的な感性が裏打ちしてるって云うことを示唆して興味深いです。

ヴァンパイラとかベティ・ペイジとかを連想させるナチュラルとは対極にあるような人工的な人物造形が特異で面白い。
絵はまるで人形劇から切り取られた1シーンを観てるようです。

不思議の国のアリス (新潮文庫)不思議の国のアリス (新潮文庫)
(1994/03)
ルイス キャロル金子 国義

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新潮文庫の「アリス」が随分と以前から金子國義の作品を挿画に使っています。
「アリス」は既に持っていたのに、この金子國義バージョンが出た時買い足しました。
とても洒落てる。

そういえばprints 21 も去年、金子國義 の特集をしてます。
これも買ったなぁ。

prints (プリンツ) 21 2007年夏号 特集・金子國義 [雑誌]prints (プリンツ) 21 2007年夏号 特集・金子國義 [雑誌]
(2007/03/26)
不明

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