2012/11/25
【写真】うたかたの日々ー散歩写真 教会 宇治川縁 中之島 +【音楽】ボリス・ヴィアン 「脱走兵」 +独り言の問答歌 - どこへ行くの
ボリス・ヴィアンです。一時期わたしのヒーローだった人。今で云うマルチタレントなんだけど、中途半端にいろんなジャンルに首突っ込んでるような紛い物じゃなくて、本当に才気溢れた人でした。ジャズのトランペッター、ソングライター、作家、詩人といった多面的な顔を持って活躍した人で、持病の心臓疾患のために、たまたま薬を飲み忘れた日、自作の映画の試写会場で試写中に発作を起こして亡くなってしまうという、ドラマチックな最後を遂げた人でもあります。享年39才、生き急ぐこういうタイプの人には一番相応しい去り方だったのかも。フォーク・クルセダーズが歌っていた「大統領殿」という歌、好きで聴いていたこの歌がたまたまボリス・ヴィアンの音楽を聴いている時に飛び出してきたことがあって、そのとき初めてボリス・ヴィアンが作った歌だということを知り、作家として好きだった人物が昔聴いた歌と思わない所でリンクしてゾクゾクしたことがありました。嗜好にあうものは知らず知らずのうちに寄り集まってくるというか、べつに好きな歌の作者だから小説が好きになったわけでもなかったから、不思議なめぐり合わせのように思えたのを思い出します。
「うたかたの日々」というのはこのボリス・ヴィアンが残した小説のタイトルです。邦訳では「日々の泡」と訳されているもののほうが一般的になってるんですけど、「日々の泡」のほうが直訳に近いとはいえ、わたしはこの「うたかたの日々」の訳し方のほうがずっと好きです。
ブログに写真の記事を載せる時、「~に行ってきました」的な内容にすることが多いので、そういうものから外れて撮った写真を載せたいなぁと思って、今までにも何回かそういう載せ方をしたことはあったんですが、日々の移ろいゆく時間を留めようとした写真に似合うようなタイトルのもとで纏めてみたいと考えていました。でもそういうことを考えていたんですけど、このボリス・ヴィアンの本のタイトルが頭に浮かんできてしまったら、どうにも他の言い回しを思いつくような状態ではなくなってしまいました。ということで他の洒落た言い回しを考えようという抵抗は今のところちょっと脇においておいて、このままボリス・ヴィアンの言語センスに便乗してしまうことにします。
それにしてもブログに載せる前提で撮っていると、ある程度記事の形にしなければならないといった意識でも働くのか、場所の情報を盛り込んだものも必要かなと思いながら撮る時も多くなったり、載せる写真を選んでいる時もどこの写真か分からないからいろいろと文章を書きにくそうと思ったものは、写真は気に入っても外してしまう場合もあって、こういう形で載せていくのは撮影している時も含めて、意識的無意識的どちらにしてもちょっと枠をはめ込んでしまうようなところがあると思う事が多いです。もっともブログに書くことを前提としてない写真がそれでは全くの自由であるかというと、これまた全然そんなことはなくて、何処かで観た写真に知らないうちに拘束されていたり、といったことも色々とあったりするんですけどね。
何を撮るにしろ自分で見ることくらい自由でありたいと、そう思って撮りはしていてもなかなか思い通りには行かない感じです。
ウィリアム・エグルストンというニュー・カラー派の源流となった写真家がカルティエ財団の要請でパリを撮った写真集があります。エグルストンはこの写真集でパリを代表するようなアイコンは一切撮らずに壁の模様だとか街の断片めいたものを徹底して撮り続けました。市井の生活の中に真実のパリがあるという視点でもなく、また叙情的な方向に傾くでもなく、幾何学的な興味にそって、ひたすら表層的に撮り続けたという感じ。写真集には自作の得体の知れないドローイングも織り交ぜて、無意味の表層に留まり続けようとしたような纏めかたをしています。
ニュー・カラーの写真家の始祖なんだけど、後に続いたスティーブン・ショアーなんかとは若干製作に対する考え方が違うようなところが感じとれはするものの、このパリの写真を依頼されてパリらしいものを一切撮らなかった感性は十分に過激で面白いものでした。
わたしもちょっと見習いたいというか、なにかに囚われそうになったら絶えずこういうあり方を頭の隅に思い浮かべているべきなんだろうなと思っています。
エグルストンはほぼ時期を同じにして京都でも同様の写真を撮っています。近年東京の原美術館で開催されたエグルストンの「パリー京都」展のカタログで一部見たことはあるんですけど、この京都を撮った写真の全貌を見てみたいんですよね。でも写真集としてはまとまっていないようなので、未だに一部だけ見たに留まっています。
京都なんて観光都市のアイコンだらけの空間で、エグルストンが一体何を見たのかとても興味があります。

Nikon COOLPIX P5100
今回はちょっと寡黙に行きます。いつもごちゃごちゃと書きすぎてます。色々と語ってくれるような豊かな写真が撮れてるかどうかはまた別の問題としても、ほとんど語ってくれない言葉少ない写真であってもそのままに、一度写真そのものに語ってもらうのもいいかなと思いました。
☆ ☆ ☆

LOMO LC-A : Fujifilm ACROS 100
宇治川公園

LOMO LC-A : Fujifilm ACROS 100
宇治川公園

LOMO LC-A : Fujifilm ACROS 100
宇治川公園

hasselblad 500c/m + Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 T* : Fujifilm ACROS 100
「~へ行ってきました}的写真からちょっと離れて記事にしてみると云いながら、早くもこの記事の趣旨に反するように、今年の冬の終わりごろだったか、荒涼としたものをとるという目的で宇治川公園に行って撮っていたものをピックアップ。これはそのときに選ばなかったもののうちの何枚かです。
機材はトイカメラ扱いのロシアカメラLC-Aと中判カメラの代表選手であるハッセルブラッド。使用機材に関してはあまり興味が無い人のほうが多そうなので、いつもは写真のクレジット程度の扱いで書いてるだけなんですけど、検索から使い方を調べに来てくれる人もいるようなので、機材のことを書くかどうかはいつも迷ってます。せっかく来てくれたのに目当ての情報がなくて、きっと舌打ちして帰ったんだろうなぁと想像してます。ちょっと気になったのでピジョンフレックスの時は記事をアップした暫く後で追加という形で使い方を付け足して書いたことはありました。
これは記事にしたときに何故選ばなかったのか自分でも良く分からないです。ちょっとありきたりのイメージに見えたのかな。鉄橋や光芒なんか他の人も似たような感じで飽きるほど写真にしていそうだし。
その時はおそらくそんな理由で選ばなかったんだと思うけど、わたしにとって、期間を置いてみると印象が変わる典型のような感じになってます。

LOMO LC-A : Kodak Super Gold 400
カトリック河原町教会

LOMO LC-A : Kodak Super Gold 400
カトリック河原町教会
結構最近撮った写真です。河原町三条の朝日会館の北側にある教会。フォトステーション・ムツミの河原町通りをはさんで斜め向かいにあります。この辺りの通りって普段ほとんど通らないんだけど、この時通り過ぎようとして何気なくみたら、影の具合がなんだか面白くてスナップしてみた写真です。でもこの影はちょっとホラーものの映画のようで、教会にはあまり似つかわしくないかな。
教会は人を拒むとは思えないけど信者でもないのに中に入り込むのはやっぱりかなり躊躇してしまうところがあります。中に入って写真撮ってみたいんですけどね。
ムツミといえば9月末で閉店してしまって、閉店する直前に現像を頼みに行ったら、新しい店のご案内してました?と問われて、未だだというと11月に新装する店のことを教えてもらいました。閉店を知った後はどうしようかと思ってたのがこれで一安心。店が閉じている10月の一月、カメラのナニワだとかヨドバシカメラへ現像を出してみたけどどうも勝手が違うというか、馴染めなくて、結局10月中に撮り終えたフィルムから手間のかかりそうな、モノクロ2本とカラー1本はそのまま現像せずに置いておいて、この前新装開店してから現像してもらいに持って行きました。
ムツミの閉店がどういう理由だったのかは知らないけど、フィルムの状況は依然厳しく、製造終了になったフィルムは増え続けていて、いつまで使えるか分からない状態が続いてます。フィルムが好きだから使えるうちは使っていこうと思ってるけど、さてどうなっていくことやら。でもフィルムが使える最後の時期なのかもしれないけど、フィルムが死滅した後に知ったんじゃなくてフィルムを使う楽しさを味わえるほどには間に合ったから、以前にも書いたけどこれは本当に幸運だったと思います。惜しむらくは、ホルガなんかのトイカメラを以前から知っていたのにフィルムだということに躊躇して知っていながら使わなかった時期があったこと、この頃から使っていたら今は姿を消してしまったフィルムも使えてたんだなとなんだか損したような気分になります。
ただやはり機材を増やすのはちょっと慎重にはならざるを得ないところがあります。今のところオリンパスの35RCというのが凝ったガシャポンよりも安い100円で最安値だったのを筆頭に、1万円もしないようなお手軽カメラが多いけど、それでもやっぱりフィルムがなくなると唯の箱になるわけだし。最近ハッセルを使っているのが楽しくなってきているので、ハッセルや二眼のような中判フィルムを使うカメラはデジタル化されてもまだ数百万円ととても普通に手が出るような代物じゃなく、フィルムも35mmのものよりは安定供給されて行くような感じだから、メインは35mmよりも中判にシフトさせていこうかなと思ったりしています。35mmのほうはモノクロで使うのが最近は楽しいです。
一時間でL判の簡単なプリントまで出来上がるカラーネガと違って、中判、モノクロは両方とも数日単位で現像に時間がかかるから、ブログで使うにはタイミングを考えないといけなくなりますけど。
これも以前に書いたけどモノクロは自分で現像までしてみたいんですよね。あれからダークパックといったかな、袋状のアイテムで中に手とフィルムを突っ込んで暗室代わりの作業ができるものをそろえた程度で現像に必要な機材をそろえるのは中断しています。

Olympus Pen EE2 : Kodak Super Gold 400
百万遍付近
壁画があるというちょっと珍しかった民家。撮ったのはハーフカメラだけど、これで撮った写真を載せるのは始めてかも。ピント合わせ不要のパンフォーカスに、シャッター押すだけの簡単カメラのわりに、綺麗に写ってます。

Wide Lens Camera : Kodak Ektar 100
中之島
貧者のLC-Aと云われたビビターのウルトラワイドスリムの別名義のトイカメラを使って去年の冬に撮った写真。中之島にある橋の写真ですけど、どこと無くパリっぽい感じというか、そんな洒落た感じがしませんか?

CONTAX TVS2 : ILFORD XP2 SUPER 400
中之島
上のものと同じ頃に撮った写真。中之島でクリスマスのイルミネーションが開催されていた頃でした。哲学の道や白川沿いを撮ってみたりしているのでも想像つくかもしれないけど、川のある光景も撮りたい対象の一つであったりします。この秋になってから鴨川にハッセルもって撮影に出かけたこともありました。
川縁の光景ってこの中之島の辺りも云える事で、進んでいってもあまりまわりの世界に変化がないんですね。川縁の光景というのを目的に撮りに行って、目にしてるのは川縁の光景だから目的には合致してるとはいえ、何枚か撮ったらみんな同じじゃないかって云う気分になってきます。
それで、撮影している最中はどれもこれも片側に川が写ってみんな同じと思って枚数が進まなかったりするするんですけど、現像が仕上がったものをみてみると、それぞれ違う雰囲気にきちんとなってるようなところがあったりして、この前の鴨川の写真もみんな同じに見えると思いながら撮っていたにしては、意外と気に入ったものが撮れていました。
写真を撮る時見たままよりも何かちょっと異界が紛れ込むように、いわば上手く嘘をついているように撮ろうと画策する一方、写真のほうも、写真って見たそのままが写っているようにみせて、実は結構嘘をついてるというところがあるんじゃないかと思うくらい予想を違えて写っている時があります。「写真」と真を写すなんていうけれど、本当かなとちょっと疑いたくなるくらい。
だからその場で似たようなものと思ってもとりあえず何か気に入ってカメラ構えたのならシャッターは切ってみるものだと再認した感じでした。

FUJIFILM instax mini 55
要するにチェキで撮った写真。最近フィルムカメラでは唯一新品で気を吐いているカメラで、売り場もそれなりに拡充している様子です。
ここには載せたことがないけど一応インスタントカメラも好きで、ポラロイドの他にこのフジフィルムのインスタントカメラも古いのを中古で買って使ってます。
チェキはその場で物質的な形になった一枚の写真として見られる楽しさがあるものの、写真のサイズがカードサイズと小さくて、もちろんその小さいイメージが面白いというところもあるんですけど、普通の写真を撮ろうとした時にはやっぱり物足りないところもでてきて、持ち出す回数はあまり多くないといった使い方になってます。
これは一枚の写真が小さいので纏めて並べてみたもの。他にもやっている人がいるし特に斬新なアイディアというものではないけど、イメージが隣り合わせになることで、ある種のセッションのようなものが生成される可能性があります。
撮った写真は本当に適当というか、目に付いたものをあまり考えもなしに撮ってたものなんですけど、組み合わせとしてみてみると、ちょっと意味ありげに見えてきたりして。
並べてみるときにイメージというよりも色の配分をメインにして見ました。グリーンが中央にあるのはそういう意図によるものです。

Konica C35 EF : Kodak Super Gold 400
西梅田
最近撮りに行っていた梅田での一枚。先行公開!って云うほど大層なものじゃないけど、この時の写真はまた別の項を立てて記事にしてみるつもりです。木漏れ日の光のラインがポイント。
☆ ☆ ☆
夏の間大阪港からコスモスクエアで写真を撮っていた後、9月頃には同じく大阪の梅田周辺で、10月頃には京都と大阪の県境、というか両方とも府だから府境になるのか、八幡の周辺へと場所を変えて写真を撮りに行ってます。八幡は大阪へ行く京阪に乗っているうちにどうにも気になるものが車窓から見えているのに気づいてそれを確かめるために降りたのが切っ掛けでした。
八幡は駅のすぐそばに男山と男山ケーブル、その頂上には石清水八幡宮が有る場所で、男山一帯が紅葉の名所でもあります。八幡で車窓から眺めて気になったものを撮っている間に、今年の紅葉はここのものを写真に撮ろうかと思い立ちました。時期的、場所的にグッドタイミングというか、そういうことまで予定されてあの気になるものが車窓の向こうでわたしの注意を引いたんだろうかと、あらゆるサインが今年は紅葉はここで撮れと云っているような感じでした。
現在、男山、石清水八幡宮で紅葉を撮ろうと思って、様子伺いに行ったりしている最中なんですが、ここがまたなぜかは知らないけど、今のところ単発では赤くなっているもみじもあるんだけど全体では緑緑して全然色づく気配もない状態だったりします。他の場所はとっくに見頃になっているのに、京阪の見頃情報掲示板でもここの表示はもうすぐ見頃というのからなかなか変わりません。
この調子だと、どうも紅葉のことを書くのは12月の中ごろくらいになりそうな感じになってますが、タイミングのズレはわたしのブログの特徴でもあるから、年末近くに紅葉の話はある意味ここに相応しい話題になっているのかもしれません。。
☆ ☆ ☆
Boris Vian- Le déserteur
邦題は「脱走兵の歌」あるいは「脱走兵」
フォーク・クルセダーズの加藤和彦が歌った時のタイトルは「大統領殿」でした。
わたしは日本の歌手が歌ったものではフォーク・クルセダーズの物に一番馴染みがあるんですけど、近年は沢田研二も歌ってるんですね。
1954年の歌で、当時のアルジェリア戦争に対して歌われた反戦歌。大統領への書簡という形をとって、自分のところにも召集令状が来てしまったけれど、自分は哀れな男を殺したくない。もし血を流す必要があるなら大統領、偽善者のあなたが流せばいい。だから僕は脱走する。脱走して回りの人に、従うな、拒否しろと訴えて歩く。それが駄目だというのなら自分は武器を持っていないから、そのときは憲兵に命じて自分を撃てばいい。といった内容の歌です。
思想的には同調しない部分も今はあるけど、歌としてはいつまでも好きな曲。
Monsieur le Président
Je vous fais une lettre
Que vous lirez peut-être
Si vous avez le temps
Je viens de recevoir
Mes papiers militaires
Pour partir à la guerre
Avant mercredi soir
Monsieur le Président
Je ne veux pas la faire
Je ne suis pas sur terre
Pour tuer des pauvres gens
C'est pas pour vous fâcher
Il faut que je vous dise
Ma décision est prise
Je m'en vais déserter
Depuis que je suis né
J'ai vu mourir mon père
J'ai vu partir mes frères
Et pleurer mes enfants
Ma mère a tant souffert
Elle est dedans sa tombe
Et se moque des bombes
Et se moque des vers
Quand j'étais prisonnier
On m'a volé ma femme
On m'a volé mon âme
Et tout mon cher passé
Demain de bon matin
Je fermerai ma porte
Au nez des années mortes
J'irai sur les chemins
Je mendierai ma vie
Sur les routes de France
De Bretagne en Provence
Et je dirai aux gens:
Refusez d'obéir
Refusez de la faire
N'allez pas à la guerre
Refusez de partir
S'il faut donner son sang
Allez donner le vôtre
Vous êtes bon apôtre
Monsieur le Président
Si vous me poursuivez
Prévenez vos gendarmes
Que je n'aurai pas d'armes
Et qu'ils pourront tirer
どこへ行くの 川崎幸子・敏子
ルイス・エンリケスの「マシュケ・ナダ」で始まったビザール・ミュージックの確かこれが第三弾目。今回は日本のものです。
日本のこういう奇妙な音楽ってわりと発掘されていたりするので、探してみる気になったら色々と簡単に見つかる場合が多いです。狙ってるのか、それとも期せずして妙な形になったのか、未だに歌っている側はまともな音楽だと思っていて奇妙に聴こえるなんて夢にも思っていないのか、よく分からないけど、意外と奇妙な曲って歌謡曲には多いです。
そういう音楽の中でも異様さというか、ジャケットからは想像つかないくらい破格の相貌を見せるのがこの曲。
フォークソング風の爽やかな見かけによらないアングラ・サイケデリック音楽で、半端じゃないトリップ感があります。意味が通じているようにみえて、独り言の応酬のような側面もある問答歌の部分も十分に不気味なんですが、「しゅぽぽぽぽぽ」というのが頭の中で回りだすと、止まらなくなる可能性もあったりしてかなり手強いです。
1970年にリリースされた「くちなしの花」というシングルのB面。歌っている女性コンビはおそらく姉妹だと思うんですが、どういう歌手だったのか調べてみようとしてもほとんど情報が出てきませんでした。一発屋にしても一発屋としての情報も無さ過ぎるというような状態で、結局どういうコンビなのか、この曲をリリースした後で一体どうなったのか、その後レモンパイと改名してもう一枚くらいはシングルをリリースしたようだということを除いては一切謎のままです。この素性は結構知りたいです。そしてこの歌を歌った時の気分がどうだったのかとかじっくりと聞いてみたい思いに駆られます。
☆ ☆ ☆
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普通にパリの写真集としてみると面食らいます。情緒を廃したオブジェの断片と殴り書きしただけのような無意味なドローイングが交互に出てくるだけの写真集だから。でもその過激さはシンクロすれば結構面白く刺激になる写真集でもあります。なによりも写真を撮るということから見ると、これで写真が成立するんだと、なにか見るべき価値のあるものを写し取らなければならないといった硬く縮こまりがちな自分の感性を解放してくれるようなところがあったりするから。
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「どこへ行くの」を収録した日本カルトミュージックのオムニバスアルバム。地獄からこんにちはの「スナッキーで踊ろう」も入ってるから、かなり濃いオムニバスアルバムになっているかも。