良いお年をお迎えください。 +【写真】締めくくりのハッセルブラッド +【音楽】彼方へ続く海ーLa Mer

もう今年も後残りわずかになってきました。
今年は年末になってから日本も激動する年になったし、わたしも骨折するなんていう激動の体験をする年末となってしまいました。
激動した日本に関しては、多少の政策の違いはあったとしても、結局は誰が政治やっても変わらないなんて訳知り顔で云っていたところがあったなら、そんなのがまるっきりの嘘っぱちだったことを嫌というほど体験させられた3年近くの体験のあとだったから、より良い選択ができるように柄にも無くいつもよりも真剣になったりしたひと月だったように思います。
わたし個人の出来事としては年末のひと月はやっぱり怪我したことが今一番頭を占めることになって、一年間のことが全部その背後に隠れてしまったような感じになりました。特に夏から現在にかけての後半部分がすっかりと印象から抜け落ちてしまった感じになってます。さらに今頃はいつもならクリスマスの記事でも書いているところを今年はどうもそんな気にならなかったし、それ以前にも去年書いたような紅葉やイルミネーションの記事も書けずじまいで終わってしまいました。
気分的にはやっぱりかなり低空飛行状態になっていたかも。

それほどこのひと月わたしの生活を占領してしまった骨折状況ではありますが、その一連の出来事の一つとして連休明けの25日に定期的な診察を受けに整形外科に行ってきました。最初にレントゲンを撮ってから約3週間ということで経過を確認するために2度目のレントゲンを撮ることになりました。
まだ骨折した指は腫れているし変色して黒くなっているのもとれていないという事で若干危惧していたんですが、レントゲンを撮った結果は順調に骨はくっつきつつあるということでした。ずれてもいないそうで、「これが最初に撮ったレントゲン」と、以前のものと比較して目の前に出されてもわたしには同じものとしか見えなかったけど、先生がそういうんだから順調に経過してるんでしょう。
ただ、未だに腫れはひいてないし変色もしてるというので、まだまだ治ったとはいいがたい状態でもあるらしく、添え木は取れたものの骨折した指を、隣の指を支えにするような形で一緒にぐるぐるとテーピングして固定するのは暫く続けるそうです。

添え木がとれたのは本当に楽になって、支えがないとちょっと不安なんですけど、多少は歩きやすくなりました。
添え木といっても大体指の幅よりわずかに広いくらいの金属の細長い板を足裏から指にかけて強力な絆創膏でくっつける形になったものでした。この金属板が直接足裏に当たらないように中綿のようなものを巻きつけてクッションにしてあるんですけど、このクッションの厚みが足裏で段差を作ってしまって、このままの状態で踏み込むと絶えず段の上に足を置いてるような形になって、日常生活も含めてすべてこの形で足元を踏みしめていたので結構痛くなってきてました。

添え木からは解放されたけど、お正月はこのテーピング状態で過ごすことになりそう。添え木に比べるとほとんど意識しないような補助処置にはなったけど、時折テーピングしているのがわずかな感覚として伝わってきます。歩いてもあまり痛さを感じなくなってきてるので、気にすること無しに早く出歩けるようになりたいです。



今年もまた写真が頭の中の大きな領域を占め続ける年でした。元々本読んだり映画見たりするインドア派の典型的な性格だったのに、アウトドア派の行動としかいいようのない生活スタイルになったこの数年の傾向が続行中といったところでしょうか。とはいっても運動嫌いというような性格はそのままで、アウトドアっぽいスタイルといっても室内であれやこれや考えていたようなことを屋外に場所を移してやっているだけのことなのかもしれません。
その余波として映画や小説などを見たり読んだりするのが激減した一年でもありました。見たい映画読んでみたい本はあるんだけど、その時間があったらカメラ持って歩き回ってるって云う感じ。来年はちょっとバランスのいい精神活動を目指そうかなとも思ってるんですけど、やっぱりカメラ持って飛び回ってるかな。

今よく使ってるニコンのF2フォトミックA、サラ・ムーンが使っていたらしいニコンF2と同型のカメラ(この辺結構ミーハー)ですが、これに紅葉前に男山で撮ったフィルムが入ったままになってます。
足の状態が気にならなくなったら、このフィルムを最後まで撮りきって現像に出すことから思わない形で中断してしまった写真をまた始めてみたいです。



今年も締めくくりはハッセルブラッドの写真で。

夢見る天使像
hasselblad 500c/m + Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 T* : FUJIFILM PRO400

最初の頃よりも手にした感覚にも馴染んできたし、多少は図太くなって馬鹿でかいシャッター音もそれほど気がひけるような感覚も無くなり、結構持ち出して使うカメラになってきました。
さて今年の最後の記事に似合いそうな写真はあるかなと、ハッセルで撮った写真を色々と眺め渡した後で選んだのがこの写真。ただ、上に手に馴染んできたと書いてるものの、今年撮ったハッセルの写真で年末っぽいものに結び付けられそうなものは結局一枚もなかったので、選んだのは去年に撮った写真だったりします。

なにかの店の飾り窓だったかはっきり覚えてないんですけど、頬杖をついて外の世界を眺めている天使にちょっと惹かれて撮ってみたもの。もうすぐやってくる新しい年に思いを馳せる姿という風にこじつけて、今年の締めくくりの記事にピックアップしてみました。
今のわたしの状況と重ねてみると奇しくも外に思うように出歩けなくてうんざりしてるわたしの精神状態をあらわしてでもいるような感じでもあります。



La Mer. Charles Trenet


歌手であり作曲家でもあるシャルル・トレネが作り自ら歌ったシャンソン、いかにもシャンソンっぽい優美で懐かしい響きの曲として、世界中でカバーが歌われました。
わたしの中では「Aquarela do Brasil(ブラジルの水彩画)」なんかと同系統のサウダージ感のある歌として好きな曲だったんですが、原題は単純に「海」とついているだけなのが、アメリカで「マック・ザ・ナイフ」を歌ってヒットを飛ばしたボビー・ダーリンが歌うこの曲のカバーのタイトルは「ビヨンド・ザ・シー」とちょっと意味が追加されたようなタイトルとなって、これが新年を前にした今の気分にぴったりなんじゃないかと選んでみました。
ボビー・ダーリンといえば、ケヴィン・スペイシーがボビー・ダーリン役となった伝記映画「ビヨンドtheシー~夢見るように歌えば~」でスペイシー本人が歌ったものがあります。これがまた歌手の役をやるというポイントで上手く歌を歌うというのも演じてしまう、俳優というのはたいしたものだと思うほど、見た目のそっくりさに劣らない堂々とした歌いっぷりで吃驚すること請け合いです。

シャルル・トレネの歌い方はいきなりテンションを上げて歌い上げたりと、演劇的なシャンソンの歌い方で、こういう大仰さはわたしには今ひとつピンとこないものがあるんですけど、いかにもシャンソンって言う雰囲気は濃厚に含んでいるように思えます。

このシャルル・トレネのYOU TUBEにあったPVは使ってる写真も洒落てます。わたしは今年の夏に大阪港の海に入り浸っていたけど、こういう抽象性を伴った海には出会わなかったし、おもうにやっぱり港ではなく海岸のある海に行かないと海の情緒のようなものには触れられないのかななんて思いました。

La Mer - Django Reinhardt


演奏としてはジプシー・スウィングのギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトのものが、アメリカの演奏ではなかなかたち現れてこない香気のようなものにつつまれていて結構好き。
ちなみにジャンゴ・ラインハルト版の「ラ・メール」はこういうのです。最初のほうは盟友であったステファン・グラッペリのバイオリンがメインになっている印象が多少あるけど。

意図的に中心軸から足を踏み外しそうになりながらも何処かで軸と結びつくところは維持してそれほど逸脱しない印象で、適度なラフさを伴って渡り歩いているような演奏といった感じかな。ラストの収束に向かうギターの和音の積み重ねは見事フィニッシュが決まったフィギュアスケートのようなかっこいい響きになってます。

ギターを伴奏の楽器としてではなくメインの楽器として使った開拓者といった感じの側面もあるギタリスト。ラインハルトは左手の指が火事のやけどでの後遺症で3本しか使えなかったんですけど、それでもこんなに弾いてしまえるのは驚異的ではあります。



☆ ☆ ☆



今年一年我がブログへ遊びに来てくれた皆様、本当にありがとうございました。
ブログを始めた当初、どうやったら人が来てくれるんだろうと途方にくれていた状態がまるで嘘のように盛り上げてもらって感謝してます。

お正月はブログ活動は一時的にお休みにしようと思ってます。
来年再開の時には、よかったらまた彗星絵具箱と遊んでやってくださいませ。

皆様も良いお年をお迎えください!





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【写真】うたかたの日々ー散歩写真 秋から冬にかけて +左足薬指を骨折のこと +【音楽】スコティッシュ/アイリッシュ・フォーク アイルランドの子守唄、美しいドゥーン川の岸辺

先月28日の水曜日のこと。夜中に家具の足に自分の足の薬指の辺りを思い切りぶつけてしまって、しばらく傷みで立ち往生してしまう出来事がありました。第一撃の衝撃が薄れてくると傷みはそれなりに収まってきて、夜中ということでどう対応することも出来ずにその日はそのまま就寝。翌日にとりあえず湿布をして様子を見ることになりました。
見た目は薬指がありえない方向に曲がってしまっているということも無く、ぶつけた筋肉の痛み程度だろうと思っていたし、家の中で歩く分にはそんなにいうほども痛く無かったから、多少の傷みはそのうち解消していくだろうと思っていたものの、靴を履いて外を出歩いてみれば、家の中での状態とはまるで様変わりで、駅に着くまでにもこれ、大丈夫か?というくらいの傷みが発生するような状態になっていました。2日ほどたった時点で薬指の状態を見ると真っ赤に腫れているというような状態ではなかったけど、太さは目に見えて太くなっていて触ってみると水でも溜まっているかのような感触で表面がへこんでいきます。
それでこれはちょっとやばいかもと思い、その週の土曜日に(要するに昨日のことです)整形外科に行ってみることに。

整形外科でレントゲンを撮った結果、左足薬指はあらぬ方向にこそ向きはしなかったけど、見事に骨折しているということでした。なんか看護婦さんも派手に骨折してるっていうくらい、骨を縦断するように斜め一直線に亀裂が入り両側で分離していました。

わたしは骨折したのは生まれて初めてのことで、骨が折れるときの傷みというのも初めて体験したことになるんですが、ぶつけた時は強烈に痛かったけど、骨折するような時に襲われると空想していた痛みとはちょっと違っていました。骨折の傷みってもっと物凄いと思ってたのに、意外とたやすく骨って折れてしまうこともあるんだと、実際に体験してみての感想はそんな感じ。そのあと痛いけど折れたまま暫く歩いていたりしたのも、そんなことが出来たというのも自分の持っていた骨折のイメージとは随分と異なっていたものでした。

病院でレントゲンから骨折していたことが判明した後、私の左足はあっというまに添え木をして包帯のぐるぐる巻き状態へと変貌。結局ひと月かひと月半くらい通院する羽目になりました。わたしは今歯科へも通院中、眩暈の薬をもらいに定期的に耳鼻科にも行っているので、合わせて年末になってやたらと通わなければならない病院が増えてしまってます。

一つ残念なのは八幡の男山のもみじ谷で紅葉を撮ろうと思っていたのがどうも不可能になりそうなこと。ここの紅葉は今年はちょっと異常なくらいに遅れているようで、先月末に様子伺いに行った時同じく紅葉を撮りに来ていた人からも今年はかなり遅れてるみたいですねと声をかけられたくらいの遅延状態となっていました。12月に入っても10日くらいにならないと無理なんじゃないかと思うくらいの遅れ具合だったので、その頃を目安に考えていたけど、ちょっと行けそうに無い感じになってます。男山の麓を少し登ったところに神応寺というのがあってそこへ登っていく過程、そこからさらに山を分け入り不動さんの安置してある奥の院へと繋がっていく脇に広がる渓谷というロケーション、頂上の石清水八幡宮へ登っていくケーブルカーが途中で見下ろすことになる渓谷で上り下りの多い道筋を思うと、この足の状態では参道の長い石段を登るのもちょっと怖いです。

様子伺いに行っていた時に撮ったまだ赤くなっていない渓谷の写真は多少あるのでそれを記事にしてみてもいいんだけど、これ、もみじが赤くなった時の用意に全部撮りきってないから今の段階ではこのフィルムはまだ現像に出せないんですよね。フィルムの残りを消費するにしても暫くは歩き回りにくい状態になってるだろうし、さて八幡のことはどんな形で記事に出きることやら。紅葉の他には京阪の車窓から見た気になったものの写真も早めに載せてみたいし。八幡はいまのところわたしにとっては悩ましい場所になってます。

☆ ☆ ☆

ということで、今回も散歩の途上で撮った写真をいくつか。


雑貨屋の店先にて
Konica C35EF : Kodak Gold 100
四条

とある雑貨屋の店先、光が差していた部分があったので、買う気もないのに店先に近づいて咎められる前に一枚撮ってきた写真です。
撮ったカメラはコニカのカメラで通称ピッカリコニカ。古いカメラだけどプラスチックのカメラでクラシックカメラのような人気も無く、値段がつかないのか、ジャンク箱に入ってることが多いカメラです。ジャンクだからもちろん壊れてるのが前提だけど、ジャンクになっている理由が値段がつかなかっただけだったりすると、たまに使えるものが混じっていたりします。
でも安っぽい質感のプラスチックカメラではあるものの、レンズはヘキサノンだし写りは結構良いです。実はアンディ・ウォーホルも、ウォーホルはポラロイドを使っていたのが有名だけど、このカメラを使っていた形跡もあって、ピッカリコニカを手に持って抱え上げているウィーホルの写真が残っていたりします。
私が欲しくなったのも、このアンディ・ウォーホルが使っていたかもしれないという一点においてでした。


ピッカリコニカ
Nikon Coolpix P5100
500円で買ったピッカリコニカ。

両手にカメラ
これがその証拠写真。左手にあるのはトレードマークのポラロイドSX-70。右手に持っているのがその問題のピッカリコニカです。ファクトリーでは高価なライカとかじゃなくて、こういう遊び心のあるカメラが流行だったのかなぁ。確かダイアナで撮ったウォーホルの肖像写真もあったはず。

鴨川沿いの光景
FUJIFILM NATURA CLASSICA : FUJIFILM NATURA 1600
鴨川

出町柳の辺りの鴨川の光景です。木の感じから行くと冬っぽいけど、撮ったのは去年の春に向かう頃のこと。遠くのほうで空を飛ぶ鳥に餌を投げ上げている人がいました。鳥は鳶かなにかなのかな。三条辺りの鴨川だと空を鳶が飛び回っていて、河原で御飯食べてる人の手元から掠め取っていくことがよくあるんですけど。

リース
CANON AUTOBOY TELE6 : FUJICOLOR PRO 400

絵画風百日紅
CANON AUTOBOY TELE6 : FUJICOLOR PRO 400

難波の巨大狸
CANON AUTOBOY TELE6 : FUJICOLOR PRO 400
難波

キヤノンのプラカメ、オートボーイのシリーズではちょっと珍しいハーフカメラのテレ6で撮った写真。ハーフサイズで倍撮れるからなかなか減らずに、今年の4月頃からフィルム入れっぱなしの状態になっていて、11月、ムツミの新店、といってももうムツミという名前じゃないけど、そこで現像してもらうまで撮った写真の確認が出来なかったフィルムでした。ハーフカメラの性質上ほとんどメモ代わりにとっているような使い方だったから、何を撮ったのか全く記憶に残っていずに、半月ぶりぐらいで中身を確認した時はそういえばこういうのを撮ったと妙に新鮮に眺めることができました。
カメラはハーフカメラとしては珍しいオートフォーカスのものなんですが、フラッシュを切ることが出来ずに、とにかくちょっと暗くなったら自動的にピカピカ光りだして非常に使いにくかったです。ストロボフォトも面白いけど、光って欲しくない所で自動で光るのはやっぱり止めて欲しいというか、この仕様のために、ハーフカメラなのにオートフォーカスという使い勝手が良さそうなところがあるのに、そのうちあまり持ち出さなくなったカメラです。使う気もあまりなくなってるから今は電池抜いた状態にしてます。

上の二枚は露光状態がよくなかったのかフィルムから上手くスキャンできなくて、フォトショップで若干加工しています。モノクロっぽいニュアンスと均一の色面に立体感があまり無い絵柄は絵画っぽい印象となってるかもしれません。
一番下のは大阪難波に住んでいる巨大狸。結構有名な狸らしく、ここに住み着いてしまう経緯はネットで調べるとでてきます。以前見た時はとなりは自転車屋だったんだけど、料亭のような店に様変わりしていました。このはっとしたような表情が良いです。
ちなみにグーグルマップではこの狸の以前の姿が見られました。

大丸ヴィラ
OLYMPUS OM1 +G.ZUIKO AUTO-S 50mm/f1.4 : フィルムの情報を残してなかった
大丸ヴィラ

色味が綺麗に出てしかもシック、被写体の質感もそれなりにあるし、真正面から撮っているのに意外と立体感もある感じに写っているのもいい感じ。ただ自転車の人の配置はここじゃなかったほうがよかったです。ファインダーを覗いていて、あ!人が入ってきた!!とにかくシャッター切らないと!!!と思ってシャッターを切ったのがこのタイミングだったということ。
撮ったのは今年の始めの頃京都府庁の写真を撮っていた頃のことです。

☆ ☆ ☆

アイルランド、スコットランドの古い歌のメランコリックでセンチメンタルな旋律はタイプとしては凄く感覚に馴染むところがあって、好きな歌が多いです。一番好きなのは「ロンドンデリー・エアー」いわゆる「ダニー・ボーイ」なんですが、小さい頃にステレオ・セットを買ってもらった時、そのステレオにはオープンリールのテープレコーダーも付属していて、そのテープレコーダーを使うために付属していた試聴用のテープにこの曲が収録されていました。今でも覚えているくらい、この曲を聴いた時になんて綺麗な曲なんだろうって思ったんですね。これがそれ以降の音楽の趣味の方向付けをしたんじゃないかと思っています。
ちなみにビートルズ好きになったのもこういう影響があったのかも。

Irish Lullaby ★Patti Page


Over in Killarney
Many years ago,
Me Mither sang a song to me
In tones so sweet and low.
Just a simple little ditty,
In her good ould Irish way,
And l'd give the world if she could sing
That song to me this day.

Chorus:
"Too-ra-loo-ra-loo-ral, Too-ra-loo-ra-li,
Too-ra-loo-ra-loo-ral, hush now, don't you cry!
Too-ra-loo-ra-loo-ral, Too-ra-loo-ra-li,
Too-ra-loo-ra-loo-ral, that's an Irish lullaby."

Oft in dreams I wander
To that cot again,
I feel her arms a-huggin' me
As when she held me then.
And I hear her voice a -hummin'
To me as in days of yore,
When she used to rock me fast asleep
Outside the cabin door.

アイルランドの古い歌と云いながら、実はこの曲タイトルにアイルランドとあるけど、昔から伝わる曲じゃなく、ジェイムズ・ロイス・シャノンという人によって1913年に書かれたミュージカルの曲です。ただタイトルで見るようにアイルランドにいかにも伝わっていそうな旋律であることから、実際はアイルランドの歌じゃないけど、そういう扱いで好んで歌われる曲になって行きました。
このバージョンのパティ・ペイジの歌はまるでとろけるような独特の感触の歌になっています。柔らかく包み込んでくるような歌声はちょっと体験したことが無いような感覚を与えてくるところがあって、はっきり行って聴覚の快楽と直結しているようです。この歌の感想を一言で云うと「快感」以外にないんじゃないかと思います。

Ye Banks And Braes O' Bonnie Doon - Holly Tomas


Ye banks and braes o bonnie Doon,
How can ye bloom sae fresh and fair,
How can ye chant ye little birds,
And I sae weary full o care,

chorus

Yell break my heart ye warbling birds,
That wanton through the flowery thorn,
Ye mind me o departed joys,
Departed never to return.

Verse 2

Oft hae I roved by bonnie Doon,
To see the rose and woodbine twine,
And ilka bird sang O its love,
And fondly sae did I o mine.
Wi lightsome heart I pulled a rose,
Full sweet upon its thorny tree,
And my false lover Stole my rose,
But ah! He left the thorn in me

こっちはスコットランドの古い歌。日本聖公会の聖歌にもなっている曲。古いスコットランドの旋律に同じくスコットランドの国民的詩人であるロバート・バーンズが詩を書いた歌として知られています。
わたしがこの曲を聴いたのはオーストラリアの作曲家パーシー・グレインジャーが吹奏楽用に編曲したものを聴いたのが初めてでした。最初はこのグレインジャーのを載せようとYoutubeで探していたんですが、歌物としてこのホリー・トーマスのを見つけてちょっと聴きほれてしまったので、こっちをメインに取り上げてみることにしました。
といってもホリー・トーマスというこの歌手のことはよく分かりません。アマゾンでダウンロード用のアルバムがあるのは見つけたけど、それっきり。わたしが知らないだけで有名な歌手なのかなぁ。堂々とした歌いっぷりで聴いた感じはちょっとエヴァ・キャシディを思い浮かべたりしました。讃美歌にもなっているせいか祈りの歌のようなタッチで歌われていくのがいいです。




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