2016/06/27
ごろりん猫と、どぎまぎ写真 + The Modern Jazz Quartet - I Should Care

まずはのっそりと目の前に登場。
ここでこの時メインで撮ってたカメラのフィルム終了で、もう一台持ち出していた別のカメラと慌てて交換する。
2013 / 05 / OLYMPUS μ ZOOM 140 / ILFORD XP2 SUPER

こちらを向いて道端のコンクリートの窪んだところでごろりん開始。

ひとしきりのごろりんが終わったら、やおら我にかえったように、じっとこちらを見つめ始める。何か期待されてる予感・・・
2013 / 05 / Konica Bigmini F / ILFORD XP2 SUPER
☆ ☆ ☆
よく拝見させてもらってるラサさんの写真ブログ、「彼岸にて。」
日常の視線を丹念に拾い集めて、エッジの効いたスタイリッシュな写真へと繊細に組み上げていったり、また遠い地へと誘う旅行写真なども掲載されていたりと、色々と守備範囲の広い写真が楽しめるブログで、なおかつラサさんがフィルムの使い手なのも個人的には心強い。そのラサさんのブログで先日ごろごろする猫の写真がアップされて、これをみた時にそういえばわたしもごろごろする猫の写真を撮って、撮ってはみたもののここには出しそびれて、そのままになっていたなぁと思い出して、ちょっと便乗させてもらおうと思った。
ということで以前に撮ったフォルダから引っ張り出してきたのが今回の写真となる。
2013年の頃に中書島辺りで出会った猫。脇のアパートの影からのっそりと出てきて、目の前まで来てからごろりんし始めた。
わぁ、一体何が始まったんだと思いながら目を見張ってると、急に起き上がってじっとこちらを見つめ始める。今でこそある種の親愛の情だとか遊んでくれって云うようなサインらしいというのは薄々分かるけど、この時はまるでこの猫に何が起こってるのか見当もつかずに、暫く睨みあいして動くことも出来ないうちに、猫のほうから興味を失ったかのように視線をそらすと、またのっそりとどこかへ歩いていった。
こちらといえばまるで初対面の人を前にしてどうしていいのか分からずに立ち尽くしてしまったような状態だった。猫とか飼ったことがないから、向こうからアクションを起こされても事情がさっぱり分からなくて、猫相手に愛想笑いでもしてしまいそうなくらい緊張する。
☆ ☆ ☆


ごろりんしてみたけれど、何だかつまらない。
2014 / 02 / CANON AUTOBOY FXL / Lomography Colornegative 400
☆ ☆ ☆
こっちは伏見稲荷大社にいる猫。わたしは裏参道と呼んでるけど、どうも裏参道と云うのはわたしが思ってるここのことじゃないような気もする。まぁそれはともかく稲荷山へ登る鳥居の参道から分かれてる道で、住宅地の中を通って鳥居の参道とは別ルートで、伏見稲荷大社に繋がってる。住宅地の中にもかかわらず、伏見稲荷の管轄じゃない神社が鈴なりになってる面白い坂道で、ここには結構野良猫が住み着いていたりする。これを撮ってたのは2014年のことで、でもメンバーは変わってるかもしれないけど、今でも野良猫は結構眼にすることが出来るんじゃないかな。人を見てもみんな急いで逃げないくらいは人に慣れてる。
この頃気のすむまで写真撮ってからは撮影場所を変えてしまったから、それ以降稲荷大社へはほとんど行ってないけど、眼力社とかまた参拝しに行きたいな。でも久しぶりに眼力社のある稲荷山の中腹くらいまで登るのは結構大変そうだ。
☆ ☆ ☆
The Modern Jazz Quartet - I Should Care
Youtubeにあったのは、オーディオの性能を見せる動画のようだ。このレコードは録音の良さでも知られてるから、サンプルにはちょうど良かったのかな。
MJQはスーツ着てジャズを演奏してるイメージで、優等生的な感じがもう一つ馴染めず、このレコードしか聴いたことはない。
ただそのたった一枚聴いたレコードにお気に入りの演奏が収録されていた。
ミルト・ジャクソンには悪いけど、ヴァイブの演奏はあまり感覚にはヒットせずに、ただもうひたすらジョン・ルイスのピアノが好きな曲だ。
歩くくらいのテンポで体のリズムに寄り添って進むような曲に自在のタイム感を織り交ぜて、シングルトーンのキラキラしたピアノの音が輝きながら降りてくる。
中盤から始まるピアノのソロはスケールの中の音を適当に拾って手癖で弾いてるようなのとは大違いで、本当に良く歌う。歌心にあふれたフレーズを紡ぎだしてくる。
ヨーロピアン・コンサートというタイトルのレコードだった。わたしはこの曲が入ってるレコードばかり聴いてたから忘れてたけど、二枚組のレコードとなってる。
収録されてるもので、他には「I Remember Clifford」も良く聴いてた。まぁかなり似た演奏だったんだけど、ミディアムテンポでシングルトーンのピアノが歌う、こういう曲調の音楽が好きなのかも知れない。
ちなみに「I Should Care」はセロニアス・モンクのソロピアノにも独特のリリシズムに満ちた演奏があって、こっちも好きだ。