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今年も無事に店じまい / UNISON SQUARE GARDEN 「シュガーソングとビターステップ」

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minolta Capios160A (1・3) / olympus pen ee2 (2) / fuji naturaclassica (4)

まるで絵解きのような写真を適当に並べて、これが今年最後の更新だ。何とかまぁ今年最後まで繋いで来れたということでとりあえずの一段落。今年見に来てくれた人、どうも有り難うございました。今年は夏に難病指定の病気を抱え込んでしまったり、つい最近整形外科の帰りに医院を出たところのほんの近くで転倒してしまい、負った傷はすぐに戻った整形で処置してもらったものの、10年来使っていたコクトーの線描風眼鏡は砕け散り、おまけに前歯を折ってしまうなんていうとんでもない災難にも見舞われたりしてそれなりに波乱万丈だった。それにしても大破した眼鏡は年末に予想外の痛い出費になりそうだ。悪いことに眼鏡研究社が店じまいしてからわたしは眼鏡難民と成り果てているんだよなぁ。眼鏡がないと満足に字も読めないから新しい眼鏡は早急に必要だとしても、さてどこで調達しようか?夏頃に思いついて伏見の稲荷大社で引いてみたおみくじは凶のち大吉なんていう結果で凶であるのは体調の悪さといい何となく現状を言い表しているなぁという感想だった。「のち大吉」というのに期待を抱きつつ日々を過ごし、やがてそれにしてもこのおみくじの「のち大吉」というのは一体何時やってくるんだろうと思い始める。数日前に歯を折ったところからするとまだ大吉には至ってないと思うんだけど、何時やってくるのか知らないうちに、お正月に次のおみくじをひいてリセットしてしまいそうだ。ちなみに折れた歯は歯医者によると根元は大丈夫だったようで継ぎ歯にするということらしい。とはいうものの継ぎ歯なんてすぐに出来るわけもなく、お正月は欠けた前歯のまま過ごすことに決定だ。それにしても歯に何事か異常事態が発生すると、その出来事の規模の割に精神的な動揺は大きい。いつも取り返しがつかない事態に見舞われたような暗澹たる気分に襲われる。もっとも歯が折れるというのは文字通り取り返しがつかない事態なんだけど、こと歯に関しては精神的な動揺、落ち込みはその事態の規模をはるかに上回ってやってくるような気がする。


UNISON SQUARE GARDEN 「シュガーソングとビターステップ」

この前の記事で名前を出したので、UNISON SQUARE GARDENの曲のほうも一曲。このバンドかっこいいなぁと最初に思った曲だ。ベースの消費熱量の桁が、一人だけ違っていそうなのか楽しい。これだと給料倍くらい貰わないと引き合わなさそうだ。この縦横無尽の疾走するベースは音的にもビジュアル的にもバンドの戦略としては大成功だったと思う。で、久しぶりに聴いてみると変速するタイム感とかやっぱり凄いスリリングでかっこいいんだけど、金太郎飴のイメージはどうしてもぬぐえないところがある。他の曲をいろいろと聴いてみればそれなりに変化に富んでいるのを知ることになるのかもしれない。でも、そこまで熱意を傾けるほどでもないし、表立って趣向の違うヒットでも飛ばしてくれない限り、どれもこれも似たりよったりという印象は変わらないだろうなぁ。








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タール / アニメ「ボールルームへようこそ」 OST - 真剣勝負

赤い壁





螺子の樹





黒い日





ダブ





闇の駐車
2018 / 11
2018 / 03
Sony SyberShot DSC T9 (1-3) / Ricoh GR DIGTAL Ⅲ (4,5)



クールがイケてるものを指すなら、イケてないクールじゃないもの、ちっともかっこよくないものを言い表す言葉、それはタールだろうとふいに頭に思い浮かんだ。そしてそう思いついた瞬間、さらに発想は飛んでそれは「タールな目薬」なんていう言葉に形を変えた。タールな目薬、意外と魅惑的な響きだ。クールの対極の言葉としてわたしのなかで唐突に頭をもたげたタールだけど、これそんなにダサいものでもないんじゃないかと即座に思い直す。サングラスの代わりになる漆黒の目薬。照りつける日差しの中くっきりと影を落とす真っ黒な目をした通行人なんて、若干通俗的でとてもシュールじゃないか。今回の写真はQUIET SUNとユビュ親爺もどきが混じっているが、ここはオマージュと云い張っておこう。それと今回のはすべてがデジタルの写真だ。デジタルも一応いくつか持ってるから、雨の日や夜なんか撮るのに、これは本当に便利なのでたまに使うんだけど、やっぱり余り手応えがない。すんなりと行き過ぎて何か事をなしているという気分になれない。フィルムと比較するからそんな感想が出てくるんだろうと思う。フィルムは撮った直後に見られないというのが最大の利点だ。その期間があるから自分の撮った写真でもあるレベル対象化できたりする。まるでどこか他人事のような歪な影を見出しながら眺めることになる。今コダックのシグネット35に詰めて撮っているのはリバーサルフィルムで、撮り始めてからもう一月以上経っている。最初に何を撮ったかもあまり覚えてないし、期限切れのそれも露出にシビアなリバーサルを露出計なし、シグネット35の裏蓋についている露出ガイドを頼りにどこまでこのガイドが信用できるかある種確認をかねて撮っているから、下手したら半分以上まともに撮れていないかもしれない。こういう結果を予測するような余地が生むドキドキ感覚はフィルム特有のものだと思う。まぁデジタルもモニターを壊しておけばフィルムライクな感覚で撮れるようになるのかもしれないけれど、その直接性が安易な感覚へと流れていく感じはどうしても自分には拭い去れない。便利だから使うと書いた一方で、便利?何それ?そんなことに何か意味でもあるの?といった気分もある。だからデジタルは似たような結果を生み出すように見えてフィルムが作り出す写真とはまるで別物だと思っている、まぁ道具の一つとしてフィルムとは違う可能性があるなら、手応えがないといって使わないというのもこれはこれでもったいないのは確かなので、ここはその手ごたえの無さをこういうものだと楽しむくらいの気分で撮ればいいとは思うんだけどね。

アニメ「ボールルームへようこそ」 OST - 真剣勝負

社交ダンス、それも競技ダンスをテーマにしたマンガ「ボールルームへようこそ」のアニメ第10話、対赤城 賀寿戦のクライマックス、試合が展開する真っ只中で試行し活路を見出そうと苦闘していた主人公が、ラストダンスでふっきれていくシーンに使われていたクールな曲だ。これ、原作のマンガも手に汗握る展開と自分もその仲間になりたくなってくるような彩り豊かな人間関係と上手い絵、少女たちや特に子供の可愛らしさが際立つ絵柄に惹かれて一気読みした。残念なことに作者の健康状態の都合で連載は長期中断、最近再開はしたものの途切れ途切れの連載となって、今のところ未完のままで終わっている。アニメは既刊分よりも先まで進んでマンガのほうが途中になっていた展開の一応の区切りをつけているというちょっと珍しい作り方になっていた。題材となっている競技ダンスは、優雅さに加えて骨太のスポーツ物のような思いもしない力強い外見で新鮮な興味を引き続ける。アニメのタッチが今放映中の「風が強く吹いている」とよく似ていると思っていたら、プロダクション・アイジーという製作したアニメ会社が同じだった。こういうのって一見して分かるほどタッチが似てくることもあるんだ。もっともこの二つ、扱うテーマも競技ダンスと箱根駅伝と競技種は違えども、最初はアマチュア的な立場にいる人間がスポーツに挑むことで覚醒していくというテーマも似ているから近い印象になっているのかもしれない。そしてわたしは両方とも気に入っている。ボールルームで自分も小笠原ダンススタジオに入門したいと思ったように、風が強く吹いているのほうでも竹青荘の住人になりたいと思った。学生時代に自宅通いしていたのが本当にもったいなかったなぁと、何だかのめり込みが激しい。オープニングのテーマもUNISON SQUARE GARDENと共通していて、プロダクション・アイジーのアニメはこれがセットになっているんだろうか。ただしこの音楽については両者まるで金太郎飴で、数音聴いただけでこのバンドの音楽だと分かるほど個性的ではあるものの、引き出しが少なすぎる。このバンドはこんな音楽しかやれないんだろうなぁと思うことのほうが強い。しかも風が強く吹いているのオープニングテーマの歌詞に、風なんか吹いていないという一節が高らかと繰り返されていて、これはどうなのと、ひょっとしてけんか売ってるのか?










冬の旅 / Caetano Veloso - Mimar Voce

病院にて





カフェ





差し込む光






淀む光





冬の反射





見上げる空







放課後のグランド
2018 / 01-02 黄檗
Konica Bigmini F(1-6) / Fuji Cardia Travel mini DUAL-P (7)
Lomography Colornegative 100


冬の陽射し。差し込む光。まどろむ光。行き渡る光。淀む光。跳躍する光。回り込む光。冬の光。不死の光。





Caetano Veloso - Mimar Voce

久しぶりにラテン。まぁここは冬の日々と云うことで狂騒的なものじゃなくしっとりとしたバラード、そしてボッサでいってみよう。といっても一見穏やかに見えてボッサのギターって音の一つ一つは結構力強い。ジョアン・ジルベルトなんかの今にも貧血で倒れそうなボーカルをのせている曲でもギターのストローク一つ一つはよく聴いてみると太い芯が通っている。ボッサだってバラードだてやっぱり狂騒と熱狂の国の音楽だと云うことがよく分かる。

Caetano Veloso - Força Estranha