【洋楽】 クリスマス・ソングいろいろ

クリスマスソングの記事を一つ書いておこうと、でも投稿するのは24日でいいやと思ってたんですが、24日だとピンポイント爆撃みたいに照準はぴたりと合ってはいても、記事の賞味期限が恐ろしく短いということに今更のように気づいてしまい、ここら辺りで書いてしまうことにします。

といっても曲を並べるだけですけど。

わたしはキリスト教徒ではないけれど、賛美歌の響きはなぜか結構好き。教会音楽ってキリスト教と全く無縁の人間にも、静謐な感じとか天上の優美な響きとかそういうのを分かる形で伝えてくるのが面白いです。宗教が違っても共有してるような宗教的感覚が人にはあって、賛美歌はそういう部分を刺激してくるのか。あるいは単純に西洋音階に馴らされてるだけなのか。どちらなんでしょうか。

☆ ☆ ☆

El Noi De La Mare - Andres Segovia


日本語のタイトルは「聖母の御子」。カタロニア地方に伝わる古い歌で、ミゲル・リョベートがギター用に編曲したのが有名です。ここでギターを弾いてるのはセゴビアなんですが、古い録音で残念なことにギターの音が痩せてしまってます。趣はあるんですけどね。
わたしはギター曲として馴染んでるんですが、クリスマス・キャロルとしてもごく普通に歌われているようです。
シンプルだけど、和声の動きが極めて綺麗な曲という感じで好きです。

It Came Upon a Midnight Clear - Eydie Gorme


イーディ・ゴーメが歌う「It Came Upon a Midnight Clear」。
この曲は確かアメリカで初めて作られたクリスマス・キャロルじゃなかったかと。
賛美歌114番「天なる神には」というタイトルがついてます。
同じ歌をシナトラが歌ってるのもありましたが、聴いてみて、あまり洒脱に歌うと逆に雰囲気出てこないんじゃないかと、そんなことを思いました。

It Came Upon A Midnight Clear - Frank Sinatra




How Can I Keep From Singing - Enya


エンヤのはアルバム「シェパード・ムーン」に収録。
曲はエンヤが作ったのではなく、イギリス辺りのトラディショナルだと思うんですが、はっきりしたことは分からずです。
わたしはリベラの前身The St Philips Boy s Choirのアルバム「Angel Voices」に入っていたのをよく聴いてました。
エンヤはあまり好きな歌手でもないんですが、このPVみたいに現代の紛争地域などの映像を背景にして流されると、祈りの歌として切実な感じで心に入り込んでくるようです。

こちらはリベラ版のHow Can I Keep From Singing。CMのようで曲は一部だけですが、こちらのほうはより直接的にクリスマスしてます。
でも最後の方にちょっとだけエンヤ風の映像も出てきて、この歌はやはり「祈り」の歌ということなんでしょうか。
How Can I Keep From Singing [Waitrose Advert 2008] - Libera





↓さらにもう少し曲があります
Quanta Qualia - Hayley Westenra

ヘイリーのアルバム「オデッセイ」にはいっていた曲。
曲を聴くと分かりやすい現代音楽のようにも、あるいは古びた曲にも聴こえそうですが、実は作ったのは現代の作曲家、パトリック・ホーズ(Patrick Hawes)1958年生まれ。日本ではほとんど知られてないんですがイギリスでは超人気の作曲家らしいです。
パトリック・ホーズ自身の2002年リリースのアルバム「Blue in Blue」に収録されていました。ちなみにパトリック・ホーズはこのアルバムで一躍名前を知られることになります。
でもこれ、教会音楽でわたしが好きだからここに混ぜてみましたけど、クリスマス・ソングじゃないですね。

Agnus Dei - Faure

フォーレのレクイエムの中の5曲目です。クリスマスにレクイエムなんて聴くのかなと思わないこともないんですが、Agnus Deiは「平和の賛歌」とも云われるし、とにかくこの曲も好きなんで加えておきます。
ちなみにこれの最後の曲「In Paradisum」はあのゾンビ映画「28日後」に使われてました。
フォーレのAgnus Deiはとにかく和声が綺麗で、まさに天上に音空間が広がっていくような心地よさがあります。若干ダイナミックな展開をする部分もあって起伏に富んでるところも。


Have Yourself a Merry Little Christmas - Singers Unlimited


Caroling, Caroling - The Singers Unlimited


この2曲はThe Singers Unlimitedのクリスマス・ソング。賛美歌よりもやはりクリスマスソングはクリスマスソングらしく聴こえますね。
The Singers Unlimitedはメンバー4人なのに多重録音を駆使して複雑なコーラスを組み上げていくちょっと変わったグループでした。活動してたのは70年代。この頃に多重録音なんていう手法を取り入れ、おそらくスタジオ・ワークに集中して音楽を作ってたんだろうけど、そういうのはきっとビートルズの影響だったんでしょうね。

☆ ☆ ☆

いかにもクリスマス・ソングという外見のものも何曲か。

What A Friend We Have In Jesus - Patti Page

パティ・ペイジが歌う「What A Friend We Have In Jesus」。これはクリスマスもそうなんだけど結婚式でもよく歌われる賛美歌です。日本語のタイトルは賛美歌312番「いつくしみ深き」。唱歌「星の世界」と同じメロディの曲なので、こちらで馴染んでる人も多いかもしれません。。
でも音はあまり良くないです。

Christmas Bells - Patti Page

同じくパティ・ペイジが歌うクリスマスソング。
それほど表立ってヴォーカル・フェイクしない感じで歌ってるようです。この曲はスタンダードなのかな?詳細分からずでした。

When a child is born - Sarah Brightman

サラ・ブライトマンのついこの間リリースされた、始めてのクリスマス・アルバム「冬のシンフォニー」に収録。
元はイタリアのポップス「Soleado」で、アメリカではジョニー・マティスがこのタイトルで歌ってヒットさせてます。
スポンサーサイト

コメント

No title

こんばんはv-85

セゴビアじいさん・・・いいですね~^ ^
ギターの音が美しい・・・

宗教と音楽。私は特に信心している宗教はないので、教えそのものについては何とも言えないのですが、ゴスペルなどは「いいなぁ・・・」と素直に思いますね。
宗教的な音楽というものは、もしかしたら祈りから生まれるものなのかなぁ?

ある意味、ロックにしてもブルースにしても宗教に近いものがあるような気もするのだけど・・・(笑)

ともさんへ

こんばんは!

セゴビアじいさん(笑
気に入ってくれました?この曲大好きなんですよね。後半の高いところから旋律が降りてくる部分とか。
現代のギタリストが弾いてるのもYoutubeにあったんですが、ほとんど情感込めすぎ、ゆっくり弾きすぎてました。
実はセゴビアじいさんのこの演奏、けっこう勢いがあって勇ましいんですよ。

宗教的に接点がないのに、音楽を聴くと宗教的なものが伝わってくるってやはり不思議ですよね。
そういう祈りのようなものを無条件に託せる「器」みたいな機能が、音楽には元から備わってるのかな。

ロックとかブルースとか、特殊な音楽形式に馴染んでその形式にのめり込んでいくところなんか結構宗教に形が似てますね(^-^;)

今日は記事2つ投稿してるの気づいてくれました?

コメント有難うございました ☆

フォーレのレクイエム好きです!

今年のラ・フォル・ジュルネ(国際フォーラム)で
コルボさん指揮でモーツアルトのレクイエムを聴きました。
その時に、レクイエムはフォーレが一番よ!
と知り
CDを聴き始めてからハマッテます!

来年のラフォルジュルネはバッハをやるそうで
今から楽しみです。

kunさんへ

こんばんは!

kunさんはクラシック・ファンですか。
フォーレ、良いですよね。レクイエムなのに全然深刻にならずに、繊細でたおやかっていうか。

昔、エラートのLPで持っていて、CDに買い直した時、CDはただ安かったというだけで選んだんですが、ジャケットの絵は全く違っていたものの、内容はまさにエラートの以前持っていたLPと同じものだったのでちょっと吃驚したことがありました。
それが、コルボ版だったんですよね。コルボによるフォーレのレクイエムって定番中の定番らしいですね。

コメント有難うございました ☆

No title

セゴビアじいさんのギターいいですね。

しかし渋い選曲ですね。How Can I Keep From Singing ? はスタンダードだから知ってるけどenyaのバージョンがいいな。しかしYouTube恐るべしです

赤坂王子さんへ

こんばんは!

Youtubeに置いてあった今の演奏家のものよりも、セゴビアじいさんの方が良かったので、
そっちを選んだんですが、やはりそのほうが良かったみたいですね。

赤坂王子さんは、エンヤ版がお好みですか。この曲やはりスタンダードというか、昔からある曲だったんですね。
普通に選ばれるクリスマス・ソングを並べてもそういうのは他のところで聴けるだろうと思って、ちょっと毛色の変わったものと思って並べてみたんですが、純正の賛美歌に近いものばかりで、いささか躍動感にかけるかなと若干思ってました。

Youtubeで探した中で一番吃驚したのは「Quanta Qualia」があったこと。こんなもの絶対にないと思ってました。こういうの、ユーザー投稿型の利点かもしれません。提供する曲を誰かが管理してたら、こんな曲はまず出てこないんじゃないかと。
これでいつまでも削除されないで残っていてくれれば良いんですが、消えてしまうものも多いので、著作権とか何とか上手くクリアして欲しいですね。

コメント有難うございました ☆

賛美歌・・・

こんばんは
いつもコメントありがとうございます

母の妹がカソリックのシスターですんで
この時期になると讃美歌の入ったCD送ってきます(笑)
ほとんど聞きませんが・・・
子供には面白くないみたいですね、あっ自分もですが(苦笑)
クリスマスソング集はよく
結婚前に車で聞くようにいろいろ毎年編集してましたが
結婚してからはしなくなりました
またやってみようかな・・・
ちょっと遅すぎましたが(笑)

応援ポチっとしていきます!
またよろしくお願いいたします

スーパーサイドバックさんへ

こんにちは!

賛美歌は子供には辛気臭いでしょうね^^;

この記事の音楽を選んでる時に、もうちょっと威勢の良いのも入れたほうが良いかなとも思ったんですが、何だか馴染まないみたいで結局止めてしまいました。
威勢の良い教会音楽だと、ゴスペルとかが良いんですよね。これでそのうち記事を書いてみようっと。

オリジナル・クリスマスソング集、またぜひ作ってください^^

また遊びにお邪魔させてもらいますね。
こちらこそ今後ともよろしくお願いします。

応援とコメント有難うございました ☆
非公開コメント