【洋画】 リベリオン 反逆者

あまり予算がかかってなくて、感触は明らかにB級なのに、そういう感触にもかかわらず結構面白く観られた映画でした。一応SFアクション映画といった分類になると思うんですが、「ガン=カタ」と称されるアクションが他に類を見ないほどユニークで、これがこの映画の印象を決定付けてる感じがします。
作った側はこの映画で見せるべきポイントがどこにあるのかきっちりと分かっていて、力の入れ所を見失わなかったように思えました。
ただ見せるべきポイントは押さえていて、そういう意味では形は綺麗な映画なんですが、全体にスケール感が乏しいというか、そういう印象がありました。設定の割に物語的な広がりがないんですよね。

映画の空間は、まるで巨大な箱庭でした。
わたしたちが生きてる世界と基本部分での成り立ちが違う世界を描くのには、本当は空間的にも時間的にも拡がりのある舞台が必要だったと思うんだけど、映画は一つの都市国家、リブリアというごく限られた範囲に限定して進んでいきます。

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都市自体も外の世界とは壁で区切られた、巨大ではあるんだけど閉鎖されたような世界。さらにそのなかでごく限られた特殊な組織に属する一人の男の周辺に限定されるような物語空間。
予算の関係とやはり全体をコントロールしやすいからそういう方向に向かったんだと思いますが、そういう限定空間を背負わされて、物語もまた世界のスケールの大きさに較べて、狭苦しい範囲に終始していた感があります。
「ガン=カタ」アクションでかなり満足して見終えるものの、振り返ってみれば壮大な設定の割りに物語がありきたりで薄いことに意外な感じを受けるかもしれません。

☆ ☆ ☆

第3次世界大戦を経験した近未来の世界は、もしも第4次世界大戦が始まればその時は必ず人類は滅びると判断し、第4次世界大戦を回避するために人間から暴力的なものを取り除くことを発案、一切の感情を押さえ込む薬物「プロジアム」を開発して世界中の人間に摂取することを義務付けた。さらに感情を刺激するような音楽、文学、絵画などの一切の芸術作品を探し出し、歴史的な価値があるようなものでも見つけ次第焼却処分して、この世の中から抹殺する方針を固めた。

その任務に当るのが戦闘術「ガン=カタ」をマスターした「グラマトン・クラリック」と呼ばれる特殊部隊員たちで、かれらは美術品などを隠し持ってる反乱者を発見すると、問答無用で射殺、押収した美術品をその場で焼きはらった。

有能なクラリックであるジョン・プレストン(クリスチャン・ベール)はパートナーのクラリックであるパートリッジ(ショーン・ビーン)と行動をともにして任務に当っていた。

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ところがパートリッジはクラリックであるにもかかわらず、プロジアムを服用するのを密かに止めていて、禁じられた「感情」を持ち、反乱者のアジトから押収したイェーツの詩集を読みふけるような生活を陰で続けていた。
やがてプレストンはパートナーのその禁断の生活に気づいて、パートリッジを違反者として銃殺してしまう。この出来事はプレストンの心にある痕跡を残していった。
プレストンはパートリッジの後釜にクラリックのブラント(テイ・ディグス)とパートナーを組むことになる。ブラントは上昇志向の強い若者だった。

ある日の朝プレストンはその日に摂取すべきプロジアムのガラス・カプセルを落として割ってしまう。出勤の途上で代わりのプロジアムを手に入れるつもりだったが、銃殺したパートナー、バートリッジのことが心にひっかかって、その日はプロジアムを貰いに行くことをやめてしまい、摂取しないで行動することになった。
その日確保しに行った違反者はメアリー・オブライエン(エミリー・ワトソン)という女性で、壁に仕切られた部屋に工芸品を隠し持っていた。プレストンはメアリーを尋問している間、どこか冷静でいられないような気分を味わった。
次の日の朝プレストンは朝日が昇る光景を目にして今まで感じたことの無い感情に翻弄され、急いでその日のプロジアムを服用しようとしたが、今度は自分の意志でやめてしまった。プレストンは感情を持つということがどういうことなのか、体感として理解し始めていた。

その後もプロジアムを服用しない生活を続けていくうちに、さまざまな場面で感情を動かされることがあり、ある時には感情を持ってしまってることを悟られかけた挙句、警官を射殺したりもして違反者として疑われるところまでいってしまった。
やがて感情の重要さに気づき、人々の人間性が抑圧され損なわれてると確信し始めたプレストンは反乱組織のリーダー、ユルゲン(ウイリアム・フィッチナー)と知り合い、彼の反乱組織に協力するようになる。
最終目的はプロシアムで人々を抑圧、支配してる独裁者、ファーザー(ショーン・パートウィー)の打倒。そのためにプレストンが反乱組織を逮捕したように見せかけ、ユルゲンらを政府内部に侵入させる作戦を発動することになった。
ユルゲンらを逮捕したプレストンはその功績でファーザーに謁見することになり、ブレストンの目の前にファーザーを倒す千載一遇のチャンスが訪れることになった。

☆ ☆ ☆

物語の背景となる世界は支配ー被支配、管理ー反乱といった単純化された二項対立を元にしていて分かりやすい反面、薬で人類の感情を消してしまうという荒唐無稽な内容とも相まって、それほどリアリティのあるものではなかったです。
でも映画はそのリアリティを補強するために、感情を抑圧され、管理された世界というのがどんなものなのか、その有様を様々な形で見せていくというような方向には進まずに、それはそういうものとして置いておいて、主人公プレストンがパートナーのパートリッジを平気で射殺できるような冷酷な処刑人から、感情を回復して反乱組織の一員になっていく過程をただひたすらミクロ的に追い続けることに終始します。

わたしには監督がもとから、そういう世界をリアルなものとして映画の中に作り上げる意図はそれほど持ってなかったんじゃないかという風に思えました。感情を抑圧される世界というのは中心的なテーマになってるわけでもなくて、プレストンが突破するための障害物扱いというか、そういう目的で映画の中に配置されてるだけっていう感じがします。

なによりも、感情を抑圧されてると云いながら、映画の中で見るプレストンやパートナーのブラントは明らかに物語に都合の良い感情だけはなぜか持ってるとしかみえないところがあるんですよね。
ブラントなんかは上昇志向の欲望に沿ってプレストンを追い落とし、その地位に自分が居座るために策略をめぐらし罠を仕掛けるほどの情動の持ち主で、こんなの感情を抑圧してるどころか普通の人間以上にはるかに感情的です。
この映画は近未来を舞台にするものとしてSF的な世界設定はされてるものの、そういう設定が映画の要のところで、ご都合主義に流れてしまってるようなところがある作りになってます。

そういう風にある意味適当なところもある世界を背景にして、プレストンの感情回復の物語が語られていくわけです。
映画の世界は語るほど分厚いものじゃなかったけれど、感情を回復していく過程のプレストンの状態の推移はかなり上手く表現されていたと思います。
方法的にはなだらかに連続したものとして回復の過程を見せる一方で、大きなイベントを用意してイベントごとに感情のステージが上がっていくような形を取ってます。
一番大きく動いてるのがよく分かるシーンだと、パートリッジが火葬される夢を見て動揺して起きた後、窓の外に広がる朝焼けの光景を目にして体験したことの無い感覚に動揺する場面、感情を刺激するものとして射殺されようとしてる仔犬の一匹を検疫のためと称して連れ帰り密かに保護してしまう場面、強襲して全滅させた反乱者のアジトの隠し部屋でレコードを発見して、ベートーヴェンの第9を聴いてしまった場面。

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プレストンが、見てるものの何に心動かされてるのかが凄くよく分かるシーンで、そういうものを挿入していくことでプレストンの感情がまた一段階解放されたんだということを観て納得できるような形にしてあります。安易な方法ではあるんですが、分かりやすくて効果的。
そしてそれに重ねて、無表情のなかに僅かに光が射したような感じ、抑圧の内部で何かが立ち上がってきてる感じ、そういう極めて微妙なものを的確に表現するクリスチャン・ベールの演技が補強していくわけです。クリスチャン・ベールのこういう演技は中々上手いと思いました。こういうのって激高したりするのよりもはるかに難しいと思いますから。

もう一つ、話自体はプレストンが感情を回復させていく極めてシンプルでストレートな物語なんですが、考えてみるとプレストンが出会う抑圧された側の人間は抑圧されきった人なんて誰も出てこなくて、メアリーといい反乱組織のリーダー、ユルゲンといい、全員とっくの昔に薬を服用するのをやめて感情を回復させた人間なんですよね。そしてそういう人間を解放する役割のプレストンのほうが支配側に忠実で薬で感情を抑圧してる。物語的には管理抑圧された人々をプレストンが救い出すっていう形になってるんですが、関わる市民側が全員覚醒済みという形にもなってるために、ヒーローものとして見たらちょっと倒立したような印象を受けるところがありました。わたしはこの倒立してるようにも見える関係が観ていて面白かったです。でもこの奇妙な倒立関係は最初から意図して出してきたのか偶然そういう風になったのかどっちだったんでしょうね。

☆ ☆ ☆

物語はプレストンの覚醒の物語が大半を占めていて、一人の男が感情を取りもどす物語なんて、当然の如く結構かったるい部分があります。それでそういう冗長な部分のある物語を要所要所で引き締めてるのが、この映画の最大の売りである「ガン=カタ」ということになってきます。
「ガン=カタ」というのは一言で云うと、二挺拳銃を持った舞い。剣を持っていれば確実に剣舞と云えるもので、その剣舞を剣の代わりに拳銃を持って舞ってしまったというものです。監督の話では格闘家に演じてもらうよりもダンサーに演じてもらいたいと思ってたとか。
映画の中では都市国家・リブリアを支配するテトラグラマトン党の副総裁デュポン(アンガス・マクファーデン)の口を借りてこういう風に説明されます。
「多くの銃撃戦を分析した。敵対者たちが幾何学的な配置であるならば、その動きを予見できる。ガン=カタを極め銃を活用しろ。最も効果的な攻撃位置に立て。最大のダメージを最大の人数に。一方自分は予測可能な敵の狙いを外して立て」

要するに相手の銃弾の飛んでくる位置は統計的に予測可能で、ガン=カタを駆使することで相手の銃撃をよけ、自分に有利な位置を絶えず掴んで最大の攻撃を与えることが出来るということ、ガン=カタはそういうことを可能にする武術とされています。これって、主人公に対しては全然弾が当らないって云う、よくあるアクション映画の特徴に完全な理由をつけてるように思えます。
ともあれガン=カタは外見的には、独特の構えから始まって、拳銃使いなのにまるで見得を切るような残心まで揃えた演武で、敵の弾を見切って全てよけながら猛スピードの銃撃で敵をなぎ倒していく、壮絶な技。トリッキーな動きが組み入れられて見た目も派手で面白いです
これを思いついた時の監督は、きっと舞い上がったでしょうね。

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映画でガン=カタが出てくるシーンは全部で4箇所。意外に少なくて、少々物足りない感じもあるんですが、このくらいの分量の方が飽きないでいられる適量かもしれません。
しかもそれぞれに違う味付けがしてあって演出はかなり考えられてます。
最初に出てくるのはクラリックが初登場する、反乱グループのアジト急襲のシーンで、真っ暗闇の中での銃撃戦。無音の暗闇が結構長くとってあって、何が起こるのか期待させます。この時の撮影は銃のマズル・フラッシュの明かりだけでそれにシンクロする装置を使って撮影したとか。
中盤での違う反乱グループのアジトでの戦闘は、銃を使って行う格闘戦。
ラストのファーザーの元に向かうシーンではクライマックスというだけあって、3段階のガン=カタ戦闘シーンが用意されてます。
ひとつは長い廊下の両側にずらりと並んだ敵兵が浴びせる銃撃の中を、ガン=カタを駆使して、敵兵をなぎ倒しながら中央突破するシーン。そのあとファーザーの室内でプレストンの周りを囲んできた近衛兵たちとの、今度は銃を刀に持ち替えてのガン=カタ。これは要するに大立ち回りのチャンバラなんですよね。ガン=カタ自体が構えだとか見得だとか、日本の時代劇から発想を得てるのが丸分かりだから、このシーンはそのルーツが観られるってことでしょうか。その直後に上昇志向のパートナー、ブラントとの刀での一騎打ちと続いて、最後は大ボスとの銃撃を使ったガン=カタの超接近戦と続きます。

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ガン=カタ戦闘シーンでよかったのは、スローモーションを使わなかったこと。時代的にこの映画が出来た時、アクションシーンでスローモーションを使うことが既に流行ってたのかどうか知らないんですが、スローモーションのアクションシーンってはっきり云って食傷気味なので、こういうスピードをスピードとしてみせる演出の方が新鮮に思えました。

もう一つ、これは今一だと思ったことなんですが、刀だと刀と相手の体の間に切る切られるという関係がきっちりと見えるんだけど、銃撃はそういう関係が見えないから、ガン=カタで猛スピードで乱射されると、倒れる敵と銃を乱れ打ちしてるプレストンが関係として結び付けにくいんですよね。勝手に銃を乱射して、敵も勝手に倒れていくような絵になってくる。こういう画面は派手さを追加は出来るけど、刀が肉体と結ぶような緊張感を持たせることは中々難しいようだと思いました。

☆ ☆ ☆

低予算映画の割りに良い俳優を使ってる映画です。

クリスチャン・ベールは冷酷な処刑人がよく似合うし、基本無表情なので感情回復後も激情を内に秘めてるクールさみたいなのも自然と出てきてかっこいい。

最初のパートナー、パートリッジを演じたショーン・ビーンは、出番が少なくて残念でした。この人がガン=カタを舞ってるシーンはあまり想像できないんだけど、禁制の詩集を禁制だと知りながら読みふけってる姿は妙に板についてました。

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この役は出演シーンが少なすぎていろんな俳優に断られたらしいんですが、プレストンが感情に対して考えが揺れ動いていくきっかけになる人物だから実は物語的にはかなり重要な役なんですよね。ショーン・ビーンはよく受けたと思います。この重要性がわかってたのかな。

メアリー役のエミリー・ワトソンはラース・フォン・トリアーの「奇跡の海」の女優ですね。プレストンに国家から受けた仕打ちを思い出させ反逆に踏み込ませるきっかけになる役でした。この人はやり直すたびに演技がよくなっていくタイプだったらしくて、監督はテイクをやり直すのが楽しみだったそうです。

この映画、日本での公開当時はほとんど宣伝しなくて、一ヶ月程度で上映打ち切りになったそうです。後に口コミで広がってカルト化していくんですが、この辺の展開は「ブレードランナー」を思い起こさせます。後になっても思い出されもしない作品よりははるかに良いとは思うものの、できれば公開時に流行って欲しかったんじゃないかと思います。

☆ ☆ ☆

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Equilibrium U.S. Trailer


「ガン=カタ」シーン



原題 Equilibrium
監督 カート・ウィマー
公開 2002年

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コメント

No title

こんばんは、お邪魔致します。

「リベリオン」私も見ました。
低予算・役者に断られながらも海外では評価が高かったのに日本では宣伝不足の為当時
上映された時は一か月で打ち切られたんですよね。

物語も狭い範囲の中では出来ているなと思います。ただアクションシーンが思ったより少なかったのがちょっと残念でしたね。でもクリスチャン・ベールは殆ど感情を押し殺したままアクションシーンをこなしているのですから大変だったと思います。

独自の世界観があって個人的には好きな作品です。

No title

こんばんはv-85

あらすじを読む限りでは、監督(または原作者)の思想を反映した映画のような気がしますね。
反社会主義という思想が強い方なのでは・・・?
現代とは違う世界を形成しているとはいえ、過去には芸術作品などを取り上げて焼却したりした国もありましたし・・・そういう過去を否定する映画ととらえてしまいそうになるんだけど、それはまた違う話なのかな?
人が感情を持たないっていうのが、実は「自由な思想を持つ事が許されない」社会主義を指している気がするんだけど・・・
ブレイン・コントロール・・・その危険性を訴えかけてるのかなぁ?って。
「目覚めよ!」って感じ?(笑)

カルト化していくのは、何となく分かる気がしますね。

No title

実はショーン・ビーン大好きなんです!
「ロード・オブ・ザ・リング」で真っ先に死んだのは泣いた程に。あれはナイ…。
基本的に映画を見て「あぁこの人かっこいい!」と思うと、
ほぼ劇中で死んでしまうんですよね。死神みたいなワタシです。

あ、WOWOWで録画してもらったんで、
今度遅ればせながら「エイリアンvsプレデター2」観ます!(笑)

No title

こんにちは!!

薄荷グリーン様、チョイスが素晴らしすぎます^^
私はこれを観に行った時、初回でカルト化しました(笑)。名古屋では2週間で見事打ち切りとなりましたが、終わるまでに3回足を運びました。まだ物足らないと思いましたよ(笑;)。DVDも出れば速攻で購入して堪能しました。

製作がヤン・デ・ボンというのを聞いて観に行ったくらいで、正直クリスチャン・ベールのことは気にかけていませんでした。実際観てみるとアクションは期待通りでしたが、それ以上にクリスチャン・ベールの存在感に圧倒されました。これで彼を好きになりました♪

クライマックスの廊下でのガンカタが一番好きです。初めにプレストンがマガジンを前方に放り投げると、それが敵の前で自立しますよね。で、一旦それを忘れてドンパチが始まって、途中にそのマガジンが生かされる。これまで無かった銃器の演出で、ビックリしました。DVDでは何度でも繰り返し観るシーンです(笑;)。

倒立関係の点ですが、確かに関わる市民や身内は元々覚醒済みの設定になってましたね。ブラントもある意味。これについては意識してませんでした。優秀で冷徹な役人を覚醒させてカッコいいガンカタを体制破壊に向けて爆発させるには、これっきゃない!と脚本・監督は思ったのではないでしょうか。基本カッコよければ何でもいい私です(笑;)。

後の「ウルトラヴァイオレット」では更に進化したガンカタが見られると期待したのですが、妙なCG臭さと話の解り難さから期待も消し飛んでしまいました。カート・ウィマー監督は「リベリオン」で終わってしまうんでしょうかね・・・。

ガツンと応援いきますよ♪凸

チャリ さんへ

こんにちは!

この映画、何故宣伝しなかったんでしょうね。ちょっと調べてみたんですがもう一つ理由が分かりませんでした。
見た目「マトリックス」なので、最初から紛い物扱いされてたのかな。もうちょっと自信を持って売っても良かったと思うんですけど。

アクション・シーンの分量は確かに微妙なところなんですよね。もう少し観たいって思わせるくらいが適量と判断した結果だと思うんですが、わたしも分量的には若干物足りなかった方でした。とにかく目新しいアクション・シーンだったから、観る側の思惑としては映画全部これで埋め尽くしても構わないくらいの気分になってました。

クリスチャン・ベール、良かったですよね。あのアクションシーンで息一つ切らせてない無表情!この人普段は笑ったりしてるんでしょうか。

コメント有難うございました ☆

ともさんへ

こんばんはv-484

この映画、ドイツでロケして旧東ドイツの建物とかを結構使ってるらしいです。ナチス時代の建築とかが残っていて、そういうのを物語の背景に使ってるから、独裁国家と云った時に思い浮かべるようなイメージが結構出てきます。
だからともさんが指摘するように、この映画の世界は現実の社会主義や共産主義の、人を統制、管理する社会を仮託してるもので間違いがないと思います。

映画全体はそこで抑圧されてる人が解放される話で、まさしく反社会主義、自由主義の勝利として終わるんですが、でも終わり方はちょっと面白いですよ。
感情を解放された市民が蜂起して町中に火の手が上がり、今まで抑圧してきた監視兵が市民になぎ倒されていく光景を高みから眺めてるクリスチャン・ベールといった終わり方をします。しかも今まで無表情だったクリスチャン・ベールはこの時かすかにほくそえんだりします。
自由の勝利なんですが、要するに、感情を解放されたから、これからは戦争が起こる世界になりますよという含みを僅かに持たせてるんですよね。
わたしはこの辺りに映画のテーマがありそうな気がしました。

コメント有難うございました ☆

ナナツさんへ

こんばんは!

わたしもショーン・ビーンはお気に入りです♪

この映画のショーン・ビーンもあっという間に死んでしまいますよ。
死神ナナツさんとしては、この役のショーン・ビーンはショーン・ビーンのなかでもナナツさんのお気に入りど真ん中かもしれませんね。

でもやっぱりこれだけしか出番のない役をよく引き受ける気になったものだと思うんですが、基本的に嫌と云えない人なのかな。

おぉ、「エイリアンvsプレデター2」観るんですか!
暗闇を堪能してください(笑)
誇張でも何でもなくて、本当に何が写ってるのかさっぱり分からない映画です。

コメント有難うございました ☆

umetramanさんへ

こんばんは!

umetramanさんもこの映画、かなりのお気に入りでしたか!

名古屋は2週間で打ち切りだったって、それは酷いなぁ。
なぜ宣伝しなかったんでしょうね。この映画が短期間で打ち切りになるって本当にもったいなかったです。

クリスチャン・ベール、無表情でクールでかっこいいです。最近はバットマンで憶えた人が多いのかな。
この映画は特にクールさが際立ってるし、そのクールさとアクションの過激さが相まって独特の魅力になってます。

あの廊下の銃撃戦のマガジンの扱いは面白かったですよね。直立した時の観た感じも奇妙だし、銃撃戦が始まるとこのマガジンのことを一瞬忘れるんですよね。そして場面が進んでこのマガジンを使う時になるとその斬新な使い方に、あっ、なるほど!ってなる。
わたしもこの装着方法にはちょっとびっくりした方です。

確かにヒーロー自体が目覚めていく物語の方がかっこよさそうですね。処刑人からヒーローへ変身する振幅の大きさもメリハリがあって面白いし。
ブラントは結局薬を使ってたのかな。説明はなかったけど最初から使ってなかったような描写になってましたね。
ブラントといえばumetramanさん、気づきました?
最後の大ボスバトルが終了した直後、俯瞰で部屋の中を撮った時に、ブラントの薄そうなお面が床に落ちてたの。
偶然に写るとか絶対ありえないし、あそこでああいう風に画面に入るように全部準備してたことになるわけなんですけど、監督が「君たちはこれが見たいんじゃないか」と見越して置いておいたような感じで、そういう監督の妙なサービス精神にちょっと笑いました。

「ウルトラヴァイオレット」は評判も滅茶苦茶悪かったですよね。この監督、あまりに斬新なことをやってしまうと後が続かない典型になってしまうんでしょうか。そうはなって欲しくないんですけど。

ガツンと応援とコメント有難うございました ☆

DVDのコメンタリーも楽しいですよ

私も大好きな1本です。
特に「金がなくて。」「これ高かった。」と監督の愚痴が炸裂しているコメンタリーがつぼです。手に取ると本編→コメンタリー→アクションシーン特典映像と二度も三度も再生してしまいます。
良く考えると脚本のアラも結構あるのですが、俳優陣の熱演、ガン=カタのかっこ良さで見てる時は気にならないんですよね。
音楽も結構いいのにサントラでなかったのが残念でした。

やっぱレコードの再生シーンが

私も見ました・・・。
特にレコードの再生シーンは印象的で・・・
この映画でどのシーンよりも好きな場面です。

これはみないと!

こんにちは
いつも訪問&コメントありがとうございます

この映画まだ見たこと無かったです、レビュー拝見していてこれは見たいなと!
そして、なんといってもクリスチャンベールが!!!第5代目バットマンなんで
これはMUSTでみないとと思いました(笑)

ありがとうございます。

しかし、いつ見れるかな・・・(苦笑)

応援ポチっとしていきます!
またよろしくお願いいたします

No title

こんばんは!
度々お邪魔しますよ^^

えええ@@ブラントの薄そうなお面って!?
確認しました!で、ありましたー!!ホントだ!!全然気付かなかったですよこれ(笑)。薄荷グリーン様、よくぞ気付かれましたね!たったあれだけのシーンの為に、そこまでディテールに拘る監督。そういうイカしたセンスで「ウルトラヴァイオレット」をやって欲しかったです(笑)。
思ったのですが、「ウルトラヴァイオレット」ってアジア系のスタッフが大量に入ってるんですね。ひょっとすると、監督はソイツらにそそのかされたんじゃないかと。

新作を期待しましょう♪

もう一発ガツンといきますよ♪凸

lifeonmarsさんへ

こんばんは!

予算をどう使うかはやっぱり凄く頭を悩ますものみたいですね。
わたしは監督のコメントで、あの注射器のことを、作るのは高かったんだけど、よく出来ていてそれだけお金をかけた価値があったって、やたらと評価してたのが印象に残ってます。そんなに云うほど大したデザインでもなかったように思うんですけど。

とにかくガン=カタがかっこよくて、ガン=カタが始まればあっという間に頭の中を占領して、他の変なところって完全に吹っ飛んでしまいますよね。

サントラが出てないっていうのは知りませんでした。とことん売れなかった映画っていう烙印を押されてしまってたのかな。
今はカルト化してるとはいえ、そういう扱いをしたのは本当に勿体無かったと思いますよね。

コメント有難うございました ☆

AquaSunネットサービスさんへ

こんばんは!

AquaSunネットサービスさんもご覧になりましたか。

レコードのところは初めて感情があふれ出てくるシーンですよね。感情を持たずに冷酷だったプレストンがレコードを聴いて立っていられずに椅子に座り込んで泣いてしまう。プレストンの感情ステージが一挙に上がってしまう、確かに印象的なシーンでした。
その後も無表情を装ったり、そのまま犬の射殺現場を目の当たりにしてかなり動揺してるのを無理に隠そうとしたりという微妙な表現をこなしていくクリスチャン・ベールは中々のものでした。
ストーリーは陳腐なんだけど、良いシーンは割りとある方なのかな。

コメント有難うございました ☆

スーパーサイドバックさんへ

こんにちは!

スーパーサイドバックさんはバットマン大好きだったんですよね。クリスチャン・ベールを仲介にしてリベリオンとバットマンは繋がってる(?)わけだから、やっぱりこれは押さえておいた方が…(笑)

見せ場に勢いがあるので結構飽きずに見られますよ。ガン=カタ未体験ならぜひご覧になってください。

こちらこそよろしくお願いします。
応援ポチとコメント有難うございました ☆

umetramanさんへ

こんにちは!

ブラントの薄いお面、あったでしょ(笑)

実はわたしも自分では気づかなくて、教えてもらって吃驚したほうなんですよね。
監督もこういう「気づいた?」「ホントだ!」って云う会話が発生するのを目論んで、あそこにお面を配置したんじゃないでしょうか。
きっちりと造形して、あそこにさりげなく放り出しておくなんて、何とも遊び心があるというか。
それとも本人が床下から顔を出してたのかな(笑)

「ウルトラヴァイオレット」の駄目さ加減が裏事情にあったのなら良いんですけどね。わたしもこの監督は復活して欲しいです。

ガツンと応援とコメント有難うございました ☆

No title

初めてのコメントです^^

面白そうな映画を探してうろうろしてこちらにお邪魔しました。

わかりやすく解説してあるので、是非1度見てみたい気持ちに
なりました♪

今度借りてみて感想などまた書き込みに来ます^^

ポチっ

No title

こんばんわ~グリーンさん^^

きましたねwリべリオン!ガン型ですねw

ベレッタをリベリオン使用にするパーツとかも出てました。

それなりに楽しめた映画でしたが、今でもガン型が強いとは思えませんw

MIKOTOさんへ

初めまして!こんばんは。

分かりやすいと云ってもらえると、何だか嬉しくなってきました(^^

実はわたし、映画にしろ音楽にしろ、お勧めとか評価とかいった基準で書いてないので、わたしのブログが作品選びの役に立つかどうかは自分ながら心もとないんですが、何か引っかかりのある映画や音楽には出会えると思ってます。

鑑賞して何か感想があったら、ぜひコメントで書きに来てくださいね(^^

これからもよろしくお願いします。

応援とコメント有難うございました ☆

もじゃもじゃのっぽさんへ

こんばんは!

もじゃもじゃのっぽさんがモデルガン好きなのはブログを拝見してると強力に伝わってくるので、この映画は絶対に観てると思ってました(^^

映画から派生してリベリオンのモデルガンも出たんですか。

ガンマニアから見ると、やっぱりガン=カタは強くないのか(笑)
あれは一種の舞踏だから、実践に即して云ったら、構えてる間に撃ってしまえよってことになりますものね。

ガン=カタの「カタ」はやっぱり「型」だったのかなぁ。「カタ」の命名の由来って映画の中には出てこないから分からないんですけど、それしか考えられませんよね。

コメント有難うございました ☆
非公開コメント