2011/07/16
【写真】祇園祭の街中散歩 +薄明の世界を疾走するトランペット
今京都は祇園祭のハイライト、山鉾巡行に向けて盛り上がりの最中ということで、山鉾の写真でも撮ってこようかと思い立って出かけてきました。祇園祭は京都で代表的な夏のお祭り。一番暑い盛りに執り行われる、まさしく夏のイメージとイコールで結びついてるようなお祭りです。元は平安時代の初期、京都に疫病が流行ったのを退散させるために始まったお祭りで、その後経済的に力を得ていく町衆が台頭するにつれて鉾や山の飾りもきらびやかなものになり、豪華なお祭りに変貌していきます。
ちなみに山鉾巡行が祇園祭そのもののようなイメージがあるかもしれないけど、祇園祭は7月1日の「吉符入り」に始まって31日の「疫神社夏越祓」で幕を閉じる、一ヶ月にわたる長いお祭りで、山鉾巡行はその一ヶ月続くお祭りの半ばで行われるハイライトの行事という感じになってます。
わたしが写真撮りに出かけたのは盛り上がりがピークに達しそうな宵山や宵々山にもなってない準備段階の最終チェック辺りのことだったんですけど、それでも浴衣姿の人もそれなりに散策して街の色がお祭りの色に様変わりしていってるのが肌に感じて分かるような雰囲気になり始めてました。外国からの観光客も既に散見し始めていて、でも海外から来た人はガイドブックなんかで情報としては知ってるでしょうけど、実際に体験してこの京都の暑さには吃驚してるんじゃないかなと思います。
(今これを書いていて「祇園祭」と入力しようとして「微温祭」と打ち間違えたんですけど、どんな祭りか想像したら面白かったです。酷暑の中でみんな微温になって和むお祭り?)
山、鉾の写真を撮るといっても全山鉾の写真など撮れるわけもないので、一応わたしの大好きな鉾、「長刀鉾」の写真を撮るのが第一の目的でした。このブログでも祇園祭の時期には長刀鉾の写真を撮ってきて載せてるので、またまた同じパターンの写真となります。わたしがこの鉾が好きな理由は単純で、「長刀」というのがかっこいいというのと、無条件で巡行の先頭に立つ鉾であるということだったりします。飾られるタペストリーの歴史的意義とか、そんなのとはあまり関係がないです。
一応長刀鉾の由来などを書いてみると、鉾の天辺には三条小鍛冶宗近作の長刀が付けられていて、今は宝物として本物は秘蔵されているそうなんですが、その長刀は三条小鍛冶宗近が娘の病気治癒祈願として奉納したもの。のちに和泉小次郎親衡というものがこの長刀を所望し、一時は手に入れたものの不思議なことが起こり始めて再び奉納しなおしたものということらしいです。超常的な力を秘めた長刀ということで、やっぱりどこまでいってもかっこいいですね。
ちなみにわたしは厄除けのちまきはこの長刀鉾のものを買うんですけど、厄除けなのに先陣きって不思議な力を秘めた長刀で邪悪をなぎ払いながら突き進む鉾のものを買わないでどうするという考えの持ち主でもあります。
今回のわたしの散歩のコースは祇園祭の中心となる八坂神社の方向から長刀鉾が建造されてる四条烏丸まで西進する道筋、去年の出来事でわたしはまだ神社への出入りは神様から忌み嫌われてるので、八坂神社そのものには近寄りませんでした。
フィルムをその日に現像しないとこの記事を書くのに間に合わないから、かといって長刀鉾だけでフィルム一本を消費できるとも思えなかったので、途中高瀬川沿いに若干南下して木漏れ日の写真を撮ってフィルムの消費を増やし、そこから河原町通りに出てカメラのナニワに寄ったりしながら四条烏丸に向かうことにしました。長刀鉾の写真を撮ってからさらに烏丸通を越えて西に進み長刀鉾に連なるように聳えてる菊水鉾を見物してから南北に伸びる室町通を北進して点在する「山」の写真をいくつか撮るという道筋を辿ります。
ちなみに最初に撮影に行ったのが13日、その日の写真にもうひとつ気に入らないところがあったりして、翌日にまた補足的な写真を撮りに同じコースを巡ってきてます。この二日間、それぞれ違うカメラを持って出かけてるので、カメラによる写りの違いもひょっとしたら確認できるかも。ただ2日目は意図的に露出アンダーにして撮ってるので、写り具合が違っても単純にカメラの違いに還元できないかもしれません。
まずはフィルム消費のために立ち寄った高瀬川。高瀬川の四条通の南側ってほとんど行ったことがないんですけど、並木が並んで木漏れ日が川に落ちてるところが結構あって、木漏れ日を写すという目的は実行しやすそうな場所でした。
これが最初の日に撮った写真。

OLYMPUS XA2 : Kodak Ektar100 Canoscan 8600F
木漏れ日の中でスポットライトでも当たってるかのように一部に陽射しが落ちてるというのを撮ろうとして、結果的には失敗。全体を明るく写してしまったのか日が当たってたところが飛んでしまいました。高瀬川も板でもおいてあるような写り方で涼感を呼びながら流れる川のようには見えません。
それでこっちが翌日もう一度撮った写真。同じ高瀬川なんですけど若干位置は違います。というか到着した時間が違ってたために同じような陽射しが落ちてませんでした。こちらは前日のものよりは意図にそう感じで撮れた結果になりました。

OLYMPUS PEN S3.5 : Kodak Ektar100
☆ ☆ ☆
木屋町から再び河原町通りに戻って、上に書いたようにカメラのナニワに寄り道してから、長刀鉾のところに向かいます。カメラのナニワの中古品揃えはこの日も代わり映えせず。
あまり長居もできずにカメラのナニワをあとにして、その後程なくして到着した長刀鉾は13日現在ではこんな感じでした。

OLYMPUS XA2 : Kodak Ektar100

OLYMPUS XA2 : Kodak Ektar100
写真を写してみると分かるんですが、いい撮影場所のようなものはあまり見当たらない感じです。正面と背後は提灯の壁が鉾を隠してるし写せる角度は歩道から少し車道に出た辺りまで、鉾の真下まで行くと今度は見上げるしか方法がなくなります。しかも見上げても鉾の頂上にある長刀まで見通せるわけでもなくアーケードの屋根が邪魔をしてます。
帰ってから写真を眺めてみてもどうもやり残し感が強く、それでこの日反対側の歩道にまで行かなかったのに気づいて、向かいの歩道からの写真を次の日に撮ってみました。

OLYMPUS PEN S3.5 : Kodak Ektar100
これも車道をはさんでのことになるから、自動車が手前を通っていくんですよね。それこそ報道カメラのように自由に動き回れるのでもない限り、この日一杯写真撮ってる人がいたけど、鉾を背景に誰かを写す記念写真以外だったら、余りぱっとした写真は撮れなかったんじゃないかと思います。
もう一枚烏丸通側からの様子。

OLYMPUS XA2 : Kodak Ektar100
☆ ☆ ☆
烏丸通を渡って函谷鉾のほうに見物に行ってみます。長刀鉾の東側から四条通りを西に見渡すなら、この函谷鉾とさらに西に建造される月鉾が並んで見え、なんだか船隊を組んでるようで見栄えが結構いいです。

OLYMPUS PEN S3.5 : Kodak Ektar100
函谷鉾を激写中のおじさんを激写。わたしも夢中になると大して変わらないことをやってそうです。

OLYMPUS XA2 : Kodak Ektar100
そこからさらに西に進んで烏丸通の西側では初めて出会う南北に伸びる道、室町通りに出たところで今度はこの室町通を北に向かいます。別にこのルートを取ることが祇園祭で何らかの意味を成しているというわけじゃなくて、単純に目の前に曲がり角があったから曲がってみただけです。室町通りに入ってすぐのところに菊水鉾が屹立しているのを目にすることができます。

OLYMPUS XA2 : Kodak Ektar100

OLYMPUS XA2 : Kodak Ektar100
13日に立ち寄った時菊水鉾ではちょうど何かの儀式をやってる最中でした。祭壇のうえには大きな鯛が置かれていて、てっきり神主さんが祭壇に登って華麗に鯛をさばくんだと思ってたら、どうも違ったようでした。
少し北に進んで錦小路を東に見れば13日の時点で建造の途上だった占出山の様子が伺えました。

OLYMPUS XA2 : Kodak Ektar100
電飾がちょっと不思議だったんですけど、提灯の中に仕込んでるんですよね。よく見ると古いはずの山の骨組みには電気系統の設備が結構付けられてます。ちょっと興ざめ?
☆ ☆ ☆
室町通は13日に訪れた時はまだ影も形もなかったのに、翌日に訪れてみるとこの通りの一帯に屋台が並んで縁日の様相になってました。たった一日なのに凄い変わりようででした。
凄い変わりようといえば、室町通と六角通が交差するところを東に少しいったところに建造される浄妙山も14日に見に行った時は驚きました。
13日の様子はこんな感じでまだ何も建ってないのに等しかったのに、

OLYMPUS XA2 : Kodak Ektar100
翌日行ってみるとこんなになってました。

OLYMPUS PEN S3.5 : Kodak Ektar100
一日あればずいぶんといろんなことが成し遂げられるようです。
☆ ☆ ☆
室町通って実はほとんど歩いたことがなかったので、散策してるわたしの気分は観光客と似たようなものでした。立ち並ぶ山も馴染みのないものばかりで見物していて面白かったです。浄妙山のように、13日では形を成してなかった山も完成とまでは行かなくても既に引いて回れるほどに出来上がってるものがほとんどとなって、お祭りの山場が近づいてるのを予感させました。
室町通には御池通と出会うところまでの間に、役行者山、黒主山、鯉山、山伏山、白楽天山と山が並んでるんですが、その並んでる山で、なかでも印象に残ったのは黒主山でした。
謡曲「志賀」を題材にした山で六歌仙の一人大伴黒主が桜をめでる姿を現すと説明にはあります。

OLYMPUS PEN S3.5 : Kodak Ektar100
由来は優雅なんですけど、黒字にスタイリッシュな文様が入った垂れ幕といい山を囲む柵が真っ黒に塗られてることといい、桜を愛でるにしては鋭利な印象があって妙にかっこよかったです。
☆ ☆ ☆
居並ぶ山を眺めながら、縁日の通りと化した室町通を北上し、浄妙山のある六角通り付近で東に方向を変え、残ったフィルムを六角堂辺りで消費したあとで、ムツミで現像してもらってこの2日の散策は終了ということになりました。
今年の山鉾巡行は17日の日曜日。宵山辺りから巡行の当日まではものすごい人出になります。実はわたしは子供の時に見た記憶はあるんですけど、大人になってからはこの巡行、人が多すぎてとてもじゃないけど見に行く気になったことがないです。KBS京都が一部中継してくれるのでもっぱらそれで済ませてます。今年の山鉾巡行もそんな感じになる予定。観光客のほうが辻回しなんかのスペクタクルを楽しんでるんでしょうね。
☆ ☆ ☆
今回、二回目に行った時に持って出たカメラは一つ前の記事で書いてるオリンパス・ペンのS3.5だったんですけど、最初の日に持って出たカメラは同じオリンパスのXA2という機種でした。
こんなカメラ。

NIKON COOLPIX P5100
このカメラについてはまた別の機会に書いてみたいと思ってます。
それと、36枚撮りを詰めていたオリンパス・ペンはフィルム装填してからはとにかくせっせと消費していってたんですが、それをこの日の撮影で全部撮り終えて現像に出してみました。撮れた写真の数は全部で76枚。受け取った写真はこんな感じでした。

NIKON COOLPIX P5100
予想以上の写真の束の分厚さに圧倒されます。毎回こんなに写真渡されたらしまっておく場所なんてあっという間になくなりそう。ハーフカメラの時はプリントはやめたほうがいいのかなぁ。いずれにしろフィルムからスキャンしてパソコンに取り込んでるわけだし。
☆ ☆ ☆
Chet Baker - Crystal Bells
Chet Baker(tp) Philip Catherine(g) BJean-Louis Rassinfosse(b) によるドラムレスの演奏。ドラムがなくてもここまで形になってしまうとドラマーの立場がないというか。
ドラムがない分構築感が薄れてる印象はあるけど、自由に動ける分疾走感のようなものが増してる感じで、こういう疾走感はドラムが先導して煽り立てるのとはまた違った高揚感をもたらしてくるような気がします。わたしはこれを聴くと、夜明けの薄明の中、車でドライブウェイを走り抜けていくようなイメージが浮かんできます。
☆ ☆ ☆
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わたしが聴いたのはこのアルバムとは別のものだったんですけど、わたしが聴いたアルバムと同名のものは、わたしが知ってるものとは曲が若干違っていて、この曲は入ってませんでした。
ほかで調べてみるとわたしが聴いてたのと同内容のものはこのアルバムになりそうな感じ。でもアマゾンのほうでは収録曲が明記されてないので、このアルバムでこの曲が聴けるのかどうか確証がもてないです。
それにしても収録曲も分からないCDなんて買う人いるのかなぁ。
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コメント
こんにちは(^^)
私は、8月に京都に遊びに行った事がありますが、本当に暑かった
ことを覚えています。
今の時期も、暑いでしょうね~。観光で来た、外国人の方は、
びっくりされていると思いますよ。
薄荷グリーンさんが、何回も足を運んで撮ってくださったおかげで、
見ている私には、祇園祭が、だんだんと出来上がって行くようすが
わかって楽しかったです(^^)
できあがる前の提灯の、あの電球は、興ざめというか面白いですね。
京都の通りの名前を見て、すごく歴史を感じさせる通りが多いな~、
と思いました。室町通が、あるのですね。
最後の出来上がった提灯の写真、かっこいいですね!
2011/07/16 11:11 by りい子☆ URL 編集
りい子☆さんへ
意外と長いお祭りなんですよね。でもやっぱり一番目立つのはこの山鉾巡行だと思います。神輿渡御っていう祇園祭とは思えないくらい荒ぶる様子の行事もあったりしてそれなりに面白いんですけど、余り知られていないですね。
8月の京都って暑い盛りだから、よどんだような熱気に辟易したんじゃないですか?
外人は本当にわたしも思うんですけど、夏に来て失敗したと思ってる人は一定数いるんじゃないかと思います。でもそれもあとになったら思い出になるのかな。気にならないような穏やかな気候よりも記憶には残りそうですよね。
あの提灯の明りはああやってみると味気ないというか、今まであまり気にもしなかったんですけど、気がついてしまうとちょっと興ざめのところがありました。2日続けて写真を撮ってきたことで、これは撮り足りなかったのを撮ってくるだけのつもりで出かけたんですけど、変化があった山を眺めてるうちに、日にちがたつことで変化してる部分を見せられると思ってこういう展開にしてみました。2日続けて写真を撮りにいくなんていう馬鹿みたいなことをする人はあまりいないと思うので、ひょっとしたら日々の変化が見られる祇園祭の記事として、あまり他で見ないような記事になってたらいいんですけどね。
京都の中心部の通りは本当に碁盤の目になっていて分かりやすいですよ。名前の由来とかもあるんでしょうけど、わたしはあまりよく知らないです。でも風情がある名前の通りが多いように思います。これ、通りの名前を織り込んだ歌もあるんですよ。
黒主山ですね。黒い枠組みが効いていて、かっこよかったですよ。
2011/07/16 22:03 by 薄荷グリーン URL 編集
歴史と伝統、そして華やか。
ほとんど関係ない私まで何となく誇らしくなるお祭りですね!
タペストリーは世界中の貴重な織物がたくさんあって、大変に興味深いですね。
2011/07/17 10:58 by こちくん URL 編集
No title
しまっていて、一度も見たことがありません。
薄荷グリーンさんのおかげで、鉾をきちんと
見ることができました。ありがとうございます。
今年は2月に京都・花園へ行きました。
用事を済ませて龍安寺へ行こうなどと思っていましたが、
寒くて寒くて京都駅へ直行。
結局そのまま新幹線に乗ってしまいました。
暑いか、寒いか、両極端の京都のイメージに
とらわれてしまっています。困ったことです。
2011/07/17 13:47 by との URL 編集
No title
祇園祭って、平安時代に源を発する伝統あるお祭りなんですね。
自分もまだ京都の祇園祭 体験したことがないのですが、1ケ月という長いお祭の期間のハイライトともいえる山鉾巡行・・一度でいいから見てみたいです。。
あれだけの高さのある大きな山鉾を準備するのも相当時間と人手がかかるんでしょうね。
函谷鉾を激写中のおじさんの写真を見ると、鉾の大きさが実感できて、あらためて大きなものなんだなって思いました。
自分が住んでいる地元でも、京都の祇園祭にあやかってか 明日、祇園祭が予定されています。 毎年、多くの出店が立ち並び、夜は本通りが賑やかになります。
Chet Baker - Crystal Bells
ベースとギターの織り成すリズムの中で、飛翔していくようなChet Bakerのトランペットが味わい深いです♪
2011/07/17 17:34 by 諸星輝々 URL 編集
No title
京都のお祭りって、江戸以前の文化という感じが多分にして良いです。
どうも、江戸以後、明治とか、その辺の侍とか忠義、忠信といった文化を日本のルーツと考える人が多いようなんですけど、確かにひたすら勤勉に働くことを良しとする高度経済成長期には役立ったのかもしれませんが、大量生産、大量消費、エネルギーをやたら消費することが問題となるこれからの世界のことを考えると、京都のどこか柔らかい感じのする文化がもっと見直されるようになるのが良いように思うんですよね。
・・・って感じで、木漏れ日から始まって、長刀鉾を見上げる感じ、良いですよね。そりゃカメラマンも思わずがに股で、必死に上を見上げて写真を撮ってしまうというもんです(笑)
Chet Bakerというと、ヴォーカルものを思い浮かべてしまい、夜のしじまに沈んでいくイメージなんですけど、これは、仰るとおり、逆に夜明け、その中を車で疾走する爽やかな印象の演奏ですね。題名通りのクリスタルな感じです。ドラムレスなのがさらにその印象を助長してますよね。でも、今まで、「Chet Baker Sings」しか聴いたことのない私は、ちょっとこの人のイメージを修正した方が良さそうと思えた演奏でした。
2011/07/17 20:45 by ジオヤー URL 編集
No title
実は、朝一番に来たのですが、私みたいなのが1番コメするのに気がひけました。
京都の祭りという風情、歴史の重み等、私みたいな北国の人間には圧倒されて、押しつぶれされそうです。
上方のお方に対し雑種の野良犬みたいな劣等感を覚えます。
でも、歩道の雰囲気なんか分かって、とても良いです。
然し、正直申し上げますと、読めない漢字が多々あって、私ってホント日本人かしら?とぼやくキースでした。う~む
2011/07/18 00:50 by キース(+Keith) URL 編集
こちくんへ
テレビでやってましたか。なんかテレビで見るのが全部包括的に見せてくれるので全貌を知るには一番いいような気がします。
巡行の様子ならわたしもテレビ中継で見てました。地元のテレビなので昼くらいまでの進み具合はこれでよく分かったんですけど、こういうのはやっぱり地元でしかやってないんでしょうね。
豪華ですよね。動きに派手さはないけど、日本を代表するお祭りのひとつという風格はありますよね。
わたしは掛けられてるタペストリーにそれほど知識があるわけじゃないですけど、美術的な側面以外にも歴史的な変遷も結構存在するようで、調べてみて時代の中でどういう風に生き残ってきたか分かると面白いかもしれないです。
2011/07/18 13:42 by 薄荷グリーン URL 編集
とのさんへ
確かに暑いです。わたしも本当のところ動いてるところを見に行く気力がなくて、建造中の鉾とかは見もするけどお祭りの本番はほとんど見たことがないといってもいいかもしれません。
もうちょっと分かりやすい構図とか考えたりしたんですけど、一番上まで写すと全体が小さくなりそうで、部分的に写すことにしました。それでも全体の形が把握できたようでよかったです。山はもうちょっと他のも写したほうがよかったかなぁ。山の名前の列挙だけでちょっとはしょりすぎましたね。
冬も寒いですよ。石庭見るのってほとんど屋外と変わりないでしょうから見に行っても鑑賞中も寒かっただろうと思います。やっぱり秋とか春が一番いいのかなぁ。春は葵祭、秋は時代祭があるから、その頃を狙ったほうが気分よく観光できるかもしれませんね。
今は京都は本当に暑いです。
2011/07/18 13:51 by 薄荷グリーン URL 編集
諸星輝々さんへ
暑い時期で疫病が流行ったのがきっかけらしいですよ。たしか八坂神社の神様スサノオノミコトに疫病退散を祈願したんじゃなかったかな。
普通祇園祭というと山鉾巡行がハイライトというか、京都の人でもそれでお終いというイメージを持ってる人が多いかも。でも日常生活に戻ってる7月下旬頃の夕刻に街中を歩いてると、いきなり馬に乗った人とそれに従う行列のようなものに出くわすことがあって、それがまだ終わってない祇園祭の行事の一つだったりします。
山はそれほどでもないですけど、鉾のほうは結構大きいですよ。それと建てるのに釘を一つも使わないんですよね。組み立て始めると意外と早く形になっていくようです。
あのおじさん、やっぱり鉾の頂点をターゲットにしてたのかなぁ。迫力のある絵を狙ってたのは確かでしょうね。うまく撮れたのかな。私に撮られたことは知らないだろうなぁ。
いろんな街の祇園祭があるようですね。お祭りはなにはともあれ夏の風物詩だし、夜店なんかを眺めて歩くのも楽しいです。わたしの住んでるところの夏祭りはあることはあるんですけど、規模が小さすぎてあっというまに全部踏破できてしまいます。
ドラムレスでこれだけ形になるってちょっと意外じゃないですか?わたしは最初に聴いた時そう思いました。ギターとベースもどちらかがソロを取り始めるとうまくバックに回ってリズムサポートを始めるんですよね、その辺の阿吽の呼吸みたいなのも面白かったです。Chet Bakerのトランペットもメロディアスなのに、確かに飛翔感も伴っていて、結構聴かせますよね。
2011/07/18 14:46 by 薄荷グリーン URL 編集
ジオヤーさんへ
山鉾巡行の中継を見ていて、山鉾に掛けられてるタペストリーも近作が導入されたりして決して歴史一辺倒でもなく時代に即応していく柔軟性があるといったことを解説してました。長いお祭りの歴史の中で時代を柔軟に取り入れて今の形になってる面は多々あるので、変化に対する柔軟性って、まるで歴史に縛られてるような京都人に見えるかもしれないけど結構持ち合わせてたりするんですよね。疎水とか新しいものをいち早く取り入れる面もあったりするし。
武家ではないもう一つの日本の心のありようというのと同時に、そういう柔軟性もこれからの日本の行き方を決める時にも参照してもらえばいいかなと思います。けど、京都人って結構一筋縄でいかないというか表の顔と本心が必ずしも一致してないところもあるので、そういうのが日本が目指す人間像の一つになったらちょっと鬱陶しいかもしれないですよ。
あのおじさんまさか自分の姿がここで披露されてるとは思わないでしょうね。わたしはこの時は行儀よく撮ってましたけど、人とは違うショットを撮ろうとすればあんな風になるんですよね。気をつけようっと。なんだか提灯ばかり写してるような気もするし、もうちょっと変化のある写し方をしたほうが良かったかなとも思うんですけど、山なんかはまだ骨組みに近いような状態のものが多くて、どれもこれもあまり変わりませんでした。
チェット・ベイカーの歌は実はわたしは結構苦手。なんだか飴玉でもほおばりながら歌ってるようで聞き苦しいし、綺麗な音に聴こえてこないです。「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」の歌は奇跡的に良くできていただけで、この人の歌はそれで評価されたといって調子に乗りすぎたという印象です。どこかで読んだんですけど、歌のトレーニングを担当した人がチェット・ベイカーの滑舌の悪さにさじを投げたとか。この人はおとなしくトランペットを吹いていたほうが良かったと思います。
スタンダード的な曲のイメージで割りと聴きやすいトランペッターというイメージなんですけど、そういうのがドラムレスというある種スリリングな演奏としてもうまく成り立ってるような曲だったでしょ。さわやかな印象と楽器の掛け合いの緊張感がブレンドされてちょっと面白い曲になってたんじゃないかと思います。
2011/07/18 16:03 by 薄荷グリーン URL 編集
キース(+Keith)さんへ
お久しぶりです♪
遠慮なんかなさらずに気楽にコメント入れてもらえたら、わたしは凄くうれしいです。
京都のお祭りということで、なんだかのんびりとした面が目立つお祭りです。荒々しいお祭りが好きならちょっと合わないところがありそうですけど、各山鉾に掛けられたタペストリーなんかは豪華で、動く美術館ともいわれるようなもので、そういうのを見て楽しむ側面もあるので、ぜひ一度ご覧になってください。歩行者天国になったり、一帯が縁日の様相も帯びてくるのでそういうところを散策するのも面白いかもしれませんよ。ただ、ひたすら暑いのは辟易します。これは京都の夏の特徴なんですけど慣れないとあまりの蒸し暑さに吃驚するかも。
読めない漢字って由来とか書いたところに使ってる漢字でしょ。実はわたしも読めなかったりします。昔の人は名前一つにしても読めなかったりするし、そういうところは何となく雰囲気で読み飛ばしてください♪
2011/07/18 16:31 by 薄荷グリーン URL 編集
No title
お祭りって豊穣を祝うものもあれば
厄払い的なものもあって、由来とか知るのも楽しいですね。
不幸があったときは神社はNGなのですね。
だから母が死んでからは初詣は墓参りなのかな?
そういうの何も考えずに言われるままにしていましたよ(^^;
今回の写真もいわゆる「祇園祭」って感じじゃなくて
舞台裏を覗き見る感じでよかったです(笑)
でも本当にフィルムカメラで撮った写真を全部現像すると
トンデモナイ事になっちゃいますね(^^;
私のはフィルムからPCに取り込めなくて
一旦焼いて貰ってスキャナで取り込まないといけないので
フィルムカメラで撮りたいなと思っても
中々面倒で躊躇しちゃいます(^^;
2011/07/19 10:04 by ROUGE URL 編集
ROUGEさんへ
もう一年も半ば過ぎたって事ですよね。祇園祭の頃が京都は一番暑くなってます。暑さは苦手なのに祇園祭はなんだか結構好きです。
暑い時期だからきっと疫病が流行ったんでしょうね。祇園祭は各鉾、山の由来を調べるのも面白いですよ。疫病退治と全然関係のないものが一杯ありますから。年月を重ねるうちにお祭りそのものを楽しむ感覚のほうが大きくなってきたんじゃないかなと思わせるくらいバラエティに富んでます。
どうも忌中は穢れがついていて、その穢れを神様は嫌うらしいです。だから一年は神社には近づけないことになります。近づいたらわたしがどうかなるというよりも、神様が嫌がるんですよね。とはいうもののそれを知ったのはちょっと期間が開いてからのことで、そのことを知らなかった時に藤森神社とか入ってましたから、藤森神社の神様は迷惑だっただろうなと思います。
あまり他では見られない展開になってたんじゃないかと思います。2日続けて見に行ったのが功をなしたというか、最初はそんな形にするつもりでもなかったんですけど、撮って来た写真見てこんな風にしてみようと思い立ちました。面白かったらまたお祭りの舞台裏やってみましょうか。
これはハーフカメラのプリントを頼んだらこんなになってしまって本当に考えものだと思いました。収納するところがなくなってくるし、費用も無茶苦茶かかるし。このときのは現像代もあわせて3000円くらいかかってます。
わたしのはフラットベッドスキャナがフィルム読み込みにも対応してるのでそれを使ってやってますけど、これも結構時間かかりますよ。それに時間がかかる割りに店でプリントしてもらったほどにはうまく色が出てくれなかったりします。プリントしたものを取り込むのも一枚一枚セットしなければならないし面倒ですよね。
フィルムスキャン専用の機械を持ってればもうちょっと効率がいいかもしれないけど、今のところはスキャナでちまちまと取り込んでる感じです。
2011/07/19 23:54 by 薄荷グリーン URL 編集
No title
うきうきしちゃいます^^
やっぱりお祭りは見てるといいですね^^
参加するのは大変かな(笑)
2011/07/20 21:49 by さくら URL 編集
さくらさんへ
本当は宵山とか巡行当日のレポートのほうがお祭り本番の内容になるんですけど、お祭りの予感に満ち溢れた時間というのも凄く楽しいですよね。お祭りは始まってしまったらあとは終わるだけだから、これからお祭りが始まるという熱気のほうがわたしは好きだったりします。
2日目に通りが縁日になってたのは一気にお祭り気分を盛り上げてました。屋台の写真も出したほうがよかったかなぁ。見てるだけでも楽しいですね。
祇園祭は参加するとなると、鉾の引き役?これは重労働のようでちょっと大変そう。学生のアルバイトで結構参加してそうですね。参加できれば面白い体験にはなりそうですけど。
2011/07/21 14:24 by 薄荷グリーン URL 編集