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【写真】 新世界へ +廃墟について +唯一無比

暫く前からパソコンから異音が聞こえ始めてます。なんだか結構やばい感じ。
10年ほど前から使ってるPCで、5年目に基盤交換するような故障を起こし、その時に修理してからさらに5年経ってるわけだから、いつ壊れてもおかしくない状態ではあるんですけど、今こういうことに使えるお金は全部カメラに回ってしまってるから、壊れてもらうと本当に困るんですよね。どうしようかなぁ。
気分的にはまさしくどうしようかなぁというものなんですけど、どうしようかなぁと云っても壊れてしまっては選択肢はないので、買い替えを頭において最近のPCのスペックなんかを調べてみました。10年前の知識ではもうほとんど別世界というかどの状態が高性能なのかも良く分からない状態でした。
CPUもハードディスクもメモリもまったく違う規格になってます。
これでも今使ってるのは3DCG用にハイスペックで注文したワークステーションなんですけど、Xion二基搭載でメモリ1Gって10年前はかなりのものだったのに、今はクアッドコアにメモリ10Gって少し高価だけど特別なものでもなくてそれなりに当たり前の仕様になってるんですね。わたしの10年前のワークステーションは10年で最低スペックのPCに成り下がったわけで、10年で普及機にも負けてしまうハイスペックって、値打ちないというのが今の正直な感想だったりします。10年前に今のPCを買った時はとにかくハイスペックって考え方だったんですけどこんなにスペックダウンが激しいなら、今度買うとしたら普及機でいいかなと思ってます。
ということで、急に音信不通になる可能性が出て来てるんですけど、そうなった時はPCが壊れてしまったんだなと推測しておいてください。

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今回は大阪新世界に行って通天閣周辺で撮ってきた写真のお話です。もちろん通天閣はずっと前から知ってたんですけど、今まで一度も見に行ったことがありませんでした。近くに訪れる用事でもないと行ってみる理由もなくて、大阪というわりと近場でも行った事がないという感じの場所になってました。
それが唐突に行ってみようと云う気分になったのは、最近カメラを持って色々と散策してるので、どこか面白そうなところはないかなと物色してるうちに、偶然通天閣の写真を見たのが切っ掛けでした。写真そのものはオーソドックスな通天閣の写真だったんですけど、わたしはそれを見たときに、ミニチュアが巨大化して突っ立ってるっていう、説明するのはなかなか難しい屈折した印象を持ったんですね。通天閣という塔のミニチュアを実物大に巨大化してるっていう妙な印象。通天閣は今通天閣ロボっていう通天閣が変形して巨大ロボットになるというキャラクターを展開してるんですけど、ロボットに変身してもあまり違和感がないところがあって、そういう部分がわたしのなかで巨大なミニチュアっていうような印象に繋がっていったのかもしれません。通天閣の観光写真からこういう妙な印象を持ってしまったために、これはぜひとも見に行って巨大なミニチュア振りをカメラに収めてこなくてはという欲望がわたしのなかで呼び起こされることとなりました。
塔といえば、京都にも京都タワーがあります。でもこれもわたしは未だに登ったことがないです。京都タワーの基部にあるビルはホテルを除くと観光客相手の土産物屋ばかり、上の階には本屋なんかがあったものの隣の今はヨドバシカメラになってしまったプラッツ近鉄に京都では本屋としては最大規模の旭屋書店が入ってたりしたから、京都タワーのビルにはまったく用事がなかったんですね。だから通天閣は塔に登るという意味でも初体験に近い体験になるものでもありました。ちなみに通天閣に通天閣ロボというキャラクターがいるように、京都タワーにもたわわちゃんというマスコットがいます。

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こんな経緯で新世界へは9月頃から何度か訪れて写真を撮ってました。一番最初に行ったのは写真の現像の日からみると9月の中旬の頃。最初に訪れる前に、何しろ新世界だとか通天閣だとか名前は知ってはいるけど、大阪にあるというだけで大阪のどの辺りなのかさえさっぱり知らなかったから、地図で確認することから始めました。
地図とか調べてみて地下鉄の御堂筋線の天王寺か動物園前で降りると新世界にいけるらしいという情報を得て、その時はそれで一応満足してしまいました。実際に行ったのはこういうことを調べた少しあとになってからで、梅田辺りに出かけたついでに立ち寄ってみようと思ったときでした。

ところが少し前に地図で調べてたのに、新世界に行ってみようと御堂筋線に乗ってみて、ここでちょっと迷ってしまったんですね。地図で見てたときは天王寺と動物園前のどちらも新世界に近そうだったからどちらかで降りるということは分かっていたんだけど、実際に降りるとしたらどちらのほうがより正解なんだろうって。
地図を見たときに大体の場所と交通が分かった時点で満足してしまって、細かいことを詰めてませんでした。体が2つあれば天王寺と動物園前の両方で降りて比べることが出来るんだけど、実際は体一つなので降りるときにはどちらの駅で降りるか決めなくてはなりません。ちなみに電車の類は各線共通のICOCAカードを使ってるので、乗り込む前に買った切符の行き先で降りなければならないということもなく、どこでも思いつきで乗り降りできるような乗り方をしてます。
結局ちょっと考えて、天王寺の駅で降りることに決めました。動物園前はあくまでも動物園の前に特化してる駅で新世界へは行くとしたらついでに行けるようなロケーションにあるようなイメージだったから。さらに実は天王寺って以前に一度だけ近鉄百貨店の阿倍野店、この百貨店が天王寺駅の真上にあるんですけど、この百貨店に来たことで、始めての場所でもないしこのときの印象が巨大なターミナル駅のようなものだったので、天王寺のほうがどこにいくにも総合的な駅のような感じがしました。

でも実際に天王寺の駅で降りて地上に出てみても新世界も通天閣もどこにあるのか気配さえもさっぱり見当たりませんでした。こちらに行けば新世界といった案内も見当たらない様子です。
近鉄阿倍野店に来た時は百貨店の中だけ見てそのまま地下鉄に乗って梅田のほうにいってしまったから、一度来た事はあっても外の様子を見るのは初めてに近い状態。駅の周りをちょっとうろついてみたんですけどどの方向に行けば良いのかも見当がつかない状態でした。

迷い道の絵画
Nikon AF600 : Kodak Potra 400NC

それでも新世界ってどっち?と迷いながらこんな写真撮って歩いてたんですけど、こんなことしてたら新世界に着くまでに日が暮れてしまうと思って、また元に戻り、近鉄阿倍野店の見晴らしがよさそうなところに登って通天閣が見える場所を探そうと思いました。
近鉄百貨店2階辺りの建物の外周を巡る外の回廊に出て、そこから道路のほうに延びてる陸橋の辺りで通天閣を発見。

通天閣発見
Nikon AF600 : Kodak Potra 400NC
(右手はるかかなたに立ってるのが通天閣です)

初めて目にして思ったことは、これはちょっと遠いんじゃないかな?っていうことでした。
とはいうものの、陸橋の上に立って思案してても仕方ないので、午後もそれなりに過ぎつつある時間帯ということもあって、とにかく目の前に目標物があるんだから、とりあえずそちらに向かって歩いてみようと、陸橋から地表に再び降り立ちました。
写真の薄いビルの右手にちょっとした広場があって、そこは天王寺動物園の入園ゲート前の空間だったんですけど、その広場を通天閣が見える方向に歩いていくと、新世界、通天閣方面と書かれたアーチがついてる道に出くわしました。道は動物園を縦断するような形で、でも動物園とは柵で分離されて通天閣の方面に続いてます。目的地方面というアーチがかけてあるから、わたしは結局その道を歩いて新世界を目指すことにしました。数区画に分離された動物園を縦断するような形で歩き続け、動物園に隣接する天王寺公園、大阪市立美術館のそばを通り抜けて、思ったとおり結構な道のりを踏破したあとでようやく動物園の新世界ゲート脇に到着。結局のところ降りる駅は動物園前が正解だったんですけど、こういう写真も撮れたことだし動物園縦断の道のりもそれなりに良かったことにしておきます。

通路
Nikon AF600 : Kodak Potra 400NC
新世界ゲート脇の曲がりくねった立体的通路。

新世界は通天閣を中心にした四角い区域で外周の四辺にむけて通天閣から放射状にいくつかの道路が延びているようなデザインになった町です。その外周の一辺に動物園のゲートが隣接したような形になっていたので、このゲート脇を抜けると目の前には即座に新世界が広がることになりました。もう目標物の通天閣はどこにいても上を見上げさえすれば簡単に発見できるところまでやってきたので、とりあえず一枚写真を撮ってみました。

初めて見た通天閣
Nikon AF600 : Kodak Potra 400NC

やっぱり巨大なおもちゃのように見えるなぁという感触が肌に感じるほどリアルに伝わってくる感じでした。
それと通天閣の真下辺りに近づいてちょっと異様な感じがしたのは、この塔が商店街のど真ん中に商店に隣接して立っているということでした。

通天閣基部
Nikon AF600 : Kodak Potra 400NC

京都タワーだと下はビルになっていて、この区域は京都タワーの区域ですという風に空間的に区別されてるような形になってます。塔の空間というものが特別にしつらえられていて、周りの住居空間とは異質の世界だと分かるようにしてあるんですけど、通天閣は塔の、いわば非日常的な空間が生活空間に地続きで隣接してるような形になってるんですね。写真で感じが分かると思いますけど、まるで怪獣が街中に足を踏み下ろしたような形で突っ立ってます。はじめてみたわたしにはこれがかなり異様な印象として迫ってきました。
この日は到着したのが遅かったこともあって、街の雰囲気と周囲の様子を感じ取る程度に歩き回って、夕方から動物園前駅を探すのも面倒になったので、動物園を縦断する道を再び戻り天王寺駅から帰宅することになりました。

☆ ☆ ☆

その後何度か新世界には足を運んで写真を撮ることになりました。当然次からは動物園前駅で下車してます。

動物園前駅
NATURA CLASSICA : NATURA 1600

動物園前駅を始めてみたのは阿倍野近鉄に行った帰りのことでその時からどこがどうとはいえないけどフェリーニのローマ風っていう印象を受けていて、一度写真に撮ってみたかった場所でした。京都市の動物園が意外と規模が小さかったのでそのうち天王寺動物園で動物園写真のリベンジでもしようと思っていて、この駅の写真は天王寺動物園に行く時に撮ろうと思ってたのが、思わない形で実現。わざとスタティックに撮ってみました。かっこいい♪

動物園前駅をでて地表に上がると、ジャンジャン横丁に入る入り口の前に出てきます。ここには新世界への案内もあって、やっぱり通天閣に行くにはこっちの駅が正解と改めて確信できました。

ジャンジャン横丁も名前は知ってたけど、この時まで新世界に通じる道のことだとは知りませんでした。ジャンジャン横丁ってこんなところにあるんだと予想もしない場所でタレントでも見かけたような気分で眺め歩いてみました。大体大衆酒場とかこの一帯の名物、ソース二度づけ禁止の串カツ屋とかが並んでる細い路地です。人通りもそれなりに多く串カツ屋の店先には長蛇の列が出来ているところもありました。狭い路地に人が多く、写真はちょっと気後れしてあまり撮れず。
食べ物屋以外にも将棋をさす場所も目だっていて、そういうところで一枚撮ってみました。ここじゃないけど坂田三吉が通っていた将棋会所がジャンジャン横丁にあるそうで、将棋をさす場所が目に付くのはそういう理由からだと思います。
これ、結構気に入った写りかたしてます。白のニュアンスだとか色の出方も綺麗だし若干の立体感もあるし。ピントは観戦してるおじさんに合わせたほうが良かったかな。

将棋をさす人たち
Nikon FM3A : Ai Nikkor 50mm f/1.4S : Kodak Portra 400NC

謎のハート
Nikon FM3A : Ai Nikkor 50mm f/1.4S : Kodak Portra 400NC

ジャンジャン横丁の出口近くの壁にかけてあったハートのオブジェ。びっしりと鍵がぶら下がってます。周囲にごちゃごちゃと説明のようなものがかかれてましたけど、面倒なので読まず、というか読み出しても今ひとつ意味不明でした。ハートに鍵という組み合わせはそれなりに相性はよさそうなんだけど、これなんだったんだろう?おみくじみたいな占いものだったのかなぁ。

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初日以降に撮った通天閣の写真。

づぼらや VS 通天閣
Nikon FM3A : Ai Nikkor 50mm f/1.4S : Kodak Portra 400NC

通天閣上り口つき
Nikon FM3A : Ai Nikkor 50mm f/1.4S : Kodak Portra 400NC

ジャンジャン横丁を抜けて再び通天閣を見上げる新世界の地に立ちます。新世界の印象は色使いのせいなのか街の雰囲気なのか、わたしにはどことなくアニメ「鉄コンキンクリート」の世界を思い起こさせます。

通天閣の足元から周囲に向かって放射状に伸びている通りのうち、通天閣に正対する通り、新世界の四角い区域の真ん中で新世界の南側を東西に二分するように伸びてる通りで、通天閣に登った時に貰ったパンフレットによると通天閣南本通商店会というのが、メインストリートになります。この通りと通天閣エリアの南端を区切るように東西に伸びる新世界公園本通商店会が交差する辺りから、交差ポイントにあるふぐ料理のづぼらやの巨大フグ看板を一緒に収めて撮るのが通天閣の一番見栄えがする写真の撮り方のようで、わたしも定石に倣ってその辺りから撮ってみました。ここには貼りませんけど一枚は本当にどこにでも見られるような観光写真になってました。もう一枚は趣向を変えてづぼらやのフグ看板にせまって撮ってみました。ちょっと迫りすぎて通天閣が押され気味になってます。

こうしてみると、流線型のような優雅な曲線があるわけでもないし、デザイン的にはそれほどスマートでもないんだけど、なぜか眺めていてあまり飽きないという印象もあり、わたしに関しては超巨大なおもちゃという印象も相まって、なかなか面白い存在感を持った構築物だと思います。

通天閣はこんな感じですけど、それでは通天閣の下に広がる新世界はどんな場所だったかというと、一通り見渡してみての感想は中央に聳える通天閣ほどユニークな印象を与える場所でもないかなという感じでした。通天閣の前面に伸びるメインストリートの通天閣南本通商店会が一番にぎやかで店が連なってるものの、他の通りは民家になってたり、普通の商店街風の通りだったりして、わざわざ観光に来る意味がありそうなところもあまりないです。一番にぎわってるメインストリートも名物の串カツを売る食べ物屋とお土産屋、パチンコなどの遊戯施設や、大阪らしい派手な服を売ってる店なんかが目立つ程度でわざわざ電車に乗って京都から買い物に来るようなところでもない感じ。最初にやってきた時通天閣の東南辺りの方向に古びた場末の映画館を見つけて、京都で云えばもう潰れてしまったピンク映画専門の八千代館的な雰囲気を濃厚にまとった、どことなく懐かしい昭和的な感触を伝えてきてこの映画館の佇まいは面白かったです。日を改めて訪問した時に、こういう昭和的でノスタルジックな場所が他にも一杯あるに違いないと思って期待したんですけど、新世界エリアをさっと歩き回ってみてもこういう場末的な場所は他にはほとんど無く、一軒だけあった大衆演劇をかけてる劇場がそんな感じにみえないこともないといった程度でした。

思うに真横に動物園があるから、地元の人以外は動物園の帰りに新世界でご飯食べたりという関わり方をしてる町なんじゃないかと思います。観光できたら通天閣は観光気分を満足させてくれますけど、新世界のほうは正直どうかなという印象でした。

場末の映画館1
Nikon FM3A : Ai Nikkor 50mm f/1.4S : Kodak Portra 400NC

場末の映画館2
Nikon AF600 : ILFORD XP2 SUPER 400

いかにも昭和の映画館といった風情の映画館。自転車に乗って普段着のまま映画を観に来るっていう身近さは今のシネコンなどではあまり残ってないんじゃないかと思います。

新世界市場
Nikon FM3A : Ai Nikkor 50mm f/1.4S : Kodak Portra 400NC

新世界の北西方向にあった市場。そういう日だったのかシャッターを下ろしてる店が大半でした。その土地の完全な生活空間ですけど、こういう場所は歩いてみると結構面白いです。ただやっぱりもうちょっと活気はあったほうが良かったです。

カブトムシを背負う少女
NATURA CLASSICA : NATURA 1600

カブトムシを背負う少女。こんな被写体他では絶対に見かけないと思ってシャッター切りました。このカブトムシ、足に車がついていて引っ張って歩くおもちゃなんですね。この少女は最初は車を引っ張って歩いてたんですけど、おもちゃに合わせてあまりにも歩き方がランダムになったからなのか、隣のお父さんらしき人がこういう形にしてしまいました。
なぜこんなおもちゃを持ってる少女が歩いてたかというと、おそらく隣接する動物園に行った帰りで、動物園のお土産にこういうおもちゃを買ってもらったんだと思います。ほかにも象の車を引っ張ってる子供とかいたりしましたから。
でもカブトムシの車を選ぶのはやっぱりちょっと珍しいんじゃないかと思います。

新世界メインストリート周辺
NATURA CLASSICA : NATURA 1600

ビリケンさんグッズ
NATURA CLASSICA : NATURA 1600

新世界の賑わい
Nikon FM3A : Ai Nikkor 50mm f/1.4S : Kodak Portra 400NC

新世界メインストリート付近とビリケンさんです。
ビリケンさんの本物は通天閣の最上階に置かれてるんですか、麓の新世界でも各店が独自のビリケンさんをいろんな形で展示してます。

☆ ☆ ☆

実際に通天閣に登ったのは何回か写真を撮りに来てからでした。まず二階に上がってそこから入場料を払って展望台に登るようになってるんですけど、いつ行っても割りと人が並んでる状態で、並ぶのが嫌だからまた次にきたときにしようって云う気分になってなかなか上に上がれませんでした。

それでも多少は空いてる時があったので何度か写真撮りに来ている間にそういうときを見計らって登ってみました。二階へ上がって入場料を払ったあと、二階から一気に五階の頂上までエレベーターで連れて行かれて、そこから四階に降り、四階から下りのエレベーターで三階に下りてから、階段で二階に戻ってくるというコースになってました。それぞれの階には多少の趣向が凝らしてあって、わたしはミニチュア好きなので、展望台以外だと三階にあった新世界の昔の光景を再現したジオラマが割りと楽しかったです。コースといっても次の場所に進むのはまったくの自由で気に入った場所には好きなだけ居続けることが出来ます。

通天閣最上階
Nikon AF600 : ILFORD XP2 SUPER 400

五階のビリケンさん
Nikon AF600 : ILFORD XP2 SUPER 400

ご本尊というか、これが大元になってるビリケンさんの像です。通天閣の最上階にこうやって置かれてます。通天閣のスタッフの人が若干悪ノリ風ののり方で大騒ぎしながら、来訪者にビリケンさんと一緒になった写真を撮ってくれるサービスをやってました。
ビリケンさんは足の裏をなでると願いがかなったり幸運が訪れるそうなので、みんな足の裏や体をなでて行きます。足の裏はなでられ続けて磨り減ってます。

通天閣に行ってみようと思った時から、わたしにはこのビリケンさんに会うのも楽しみの一つになってました。
釣り目で笑みを浮かべ、両腕は硬直したように下に下ろして足を投げ出し、その足の裏をなでると幸運が訪れるって、幸運をもたらす神としては非常に不思議なイメージの像なんですが、元々はアメリカの芸術家フローレンス・プリッツが夢に出てきた像を元に制作したものなんだそうです。日本では通天閣とセットになってるようなイメージだけど、通天閣固有のものではなくて、世界各地ではやった神様らしいです。有名どころではアメリカ・セントルイス大学のマスコットになってるビリケンさんがいます。
日本でも通天閣以外に神戸や箱根にも安置されてるところがあるそうです。
戯画化した東洋人、おそらくフローレンス・プリッツが無意識的に持っていた東洋人のイメージが投影されてるというところなんでしょうけど、見てるうちにそんなこと関係なくなってきて、意外と愛嬌のある神様に見えてきます。

今回通天閣に行くことで始めて知ったのが、今のビリケンさんは実は二代目で、初代は戦前、通天閣の前身に当たる遊園地ルナ・パークに置かれていて、そのルナ・パークが閉鎖になるのと同時に行方不明になってしまったそうです。その後戦争をはさんでビリケンさんが行方不明のまま時は過ぎていき、通天閣に「通天閣ふれあい広場」を作る計画が持ち上がったとき、かつての人気者だったビリケンさんを復活させようとする計画が持ち上がって、今通天閣の頂上展望台に置かれてるビリケンさんが製作されたとか。これが1978年のことで、まぁそれでも30年くらい経っているんですけど、このことを知った時にはビリケンさんは通天閣とともに昔からずっとここにいたんだと思ってたので意外と新しいというか、こんなに通天閣と結びついたイメージなのに不在の期間が想像以上に長かったことにちょっと吃驚してしまいました。

ここで通天閣の最上階でしか買えないというビリケンさんの置物を購入。ちょっとケチってしまって一番安いのにしたんですけど、縁起物なんていうのを買う気になったのならケチらないでもっと豪華なものにしておけばよかったとあとでちょっと後悔。こういうものはケチるような程度の意気込みしかないなら買わないほうが賢いです。
それとビリケンさんと同じくらい、巨大なおもちゃを連想させた通天閣の模型も置いてあれば欲しかったんですよね。通天閣のおもちゃを超巨大化したような印象の通天閣をさらにもう一度ミニチュアにしたようなおもちゃ。物凄く屈折した存在感の置物です。ところが東京タワーなんかの置物は定番でありそうだから、同じような置物が通天閣にも定番で置いてあると思ったのに、これが見つかりませんでした。通天閣公認の売店、頂上展望台の売店にも、根付みたいに携帯にぶら下げるような小さいもの以外の通天閣オブジェはなかったです。
通天閣ロボも期待してたのに、これもお土産の中にはまるで見当たりませんでした。通天閣ロボは本気で欲しかったんだけどなぁ。

反対に意外と多かったのが通天閣まんじゅうとかいうような食べ物の類。通天閣の形をした瓶に入ってる飲み物とかもありました。お菓子のバリエーションが驚くほどに多かったのは、やっぱりくいだおれの大阪的局面が出ているということ?
おもしろかったのが店の人がもう店にあるだけでお終いのお得な限定品!って薦めてたお菓子に「あの島田○助がプロデュース!」って伏字つきの宣伝文句が貼ってあったこと。なんでも商売に利用するんだなぁと感心しました。

ビリケンさんは通天閣に座ってるのが本家、新世界の各店が店頭に飾ったりしてるのはそっくりさん、イミテーションと、ビリケンさんに関してはこの写真を撮りにいってた時はそういう風に受け取ってたので、新世界の街中に点在するビリケンさんはあまり写真には撮りませんでした。

寛ぎすぎ
DIANA MINI : Lomography Color NEGATIVE 400
(このビリケンさんは様式を崩しすぎ)

でも街中のビリケンさんもそれぞれ立派なビリケンさんだと考えると、それぞれ本家とは違うニュアンスが加わっていて個性があって面白いんですね。街中のビリケンさんをいろいろ撮ってこなかったのは今ではミスしたと思ってるので、今度行った時は新世界に生息するビリケンさんをコレクション的に写真に収めてみたいなぁと思ってます。

ビリケンさんに関してもうひとつ。昔邦画で「ビリケン」っていうのがありました。製作年は1996年主演はたしか杉本哲太でビリケン役。他には山口智子とかも出てました。この映画昔に深夜放送でちょっと見た記憶があります。でも内容はほとんど覚えてないし、杉本哲太がビリケンさんっぽい髪型ででてきて興ざめしたような印象しか残ってないので、もう一度見てみたいなぁという思いが募りつつあります。ところが調べてみるとビデオテープでは出てたようなんですけど、どうやら未だにDVDにはなってない様子。
通天閣に登ってビリケンさんの足裏をなでてから、この映画が妙に見たくなったわたしの気分は落ち着きどころを失って不安定に漂ったままになってます。

☆ ☆ ☆

これも新世界のうちに入るのかどうか分からないんですけど、新世界のエリアの南西のはずれに、フェスティバル・ゲートっていう遊園地の廃墟がありました。

フェスティバル・ゲート
Nikon AF600 : ILFORD XP2 SUPER 400

フェスティバル・ゲート 通路
Nikon AF600 : ILFORD XP2 SUPER 400

新世界の地図をグーグル・マップで見ていて、ビルとしか思えない一角に蛇のような構築物がのたうってるのを発見して、これはなんだろうって思ってたらビルと絡み合うように作られた遊園地のジェットコースターだったんですね。調べてみてフェスティバル・ゲートという遊園地だったのは分かったんですけど、すでに閉鎖した施設でした。
わたしにとって凄いと思えたのはそのあとで、この遊園地、動物園前駅の辺りから新世界にかけての通路としても利用されていたようで、フェスティバル・ゲートが閉鎖されたあとでも新世界にいける園内のルートは利用者に開放されていたということでした。フェスティバル・ゲートは閉鎖されたあとは廃墟になっていくんですけど、それでも園内を通る道は通天閣へのルートとして確保されていて、いわば廃墟の中を合法的に歩き回れる状態になっていたと。廃墟なんて入ろうと思っても勝手に入れないし、放置された建物も風化してきわめて危険な状態になるのが普通なのに、ここは遊園地が廃墟化していっても廃墟のままで管理会社によって安全性が管理されてるという珍しい場所になっていたようでした。
この場所に気づいたのは最初に通天閣に行ってからのこと、次に通天閣にいったらどういう風に歩こうかとか考えて周辺部分も眺めていた時でした。前にも何かの折に書いてるかもしれないけど、わたしは結構廃墟好きで、街中でつたに覆われた廃屋なんか発見すると写真に撮らずにはいられない感覚の持ち主なので、これは凄い、次に行った時は絶対にこの場所に足を運んでみようと思いました。
でも、そんな風に鼻息荒く勢いづいたのもわずかの間だけでした。
調べてみると長い間放置されていたくせに、なんと最近になってから跡地をどうするかようやく決まり、去年から解体工事が始まって、今ではもう通路としても中に入れなくなってるということが分かってきたんですね。気がつくのがわずかに遅かったというか。でも本当にそうなのか確認のために新世界を再訪したときに確かめに行ってきました。
結果は調べて知ったことに間違いはなかったということ。正面の建物と道路にはみ出すように飛び出しうねってるジェットコースターのレールはまだ解体されずに残ってはいたものの、正面玄関から入ったら即座に閉まったシャッターと対面するだけの状態になってました。正面ゲートの裏側に地下に通じる連絡通路があって、この通路が地下鉄から地上に出るルートとして残ってるだけ。これはもとからフェスティバル・ゲートへ地下通路から登っていくための地下鉄延長道路に過ぎない感じで、この通路を下りていったとしても廃墟の中に迷い込んだという感じは余りありませんでした。通天閣に登った時、展望台からこの方向を眺めてみると、見事に工事現場、遺跡の発掘現場みたいになっていて、フェスティバル・ゲートという遊園地があった痕跡はほとんどなくなってるような感じでした。文字通り一足遅かったという感じで、これは本当に残念。

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廃墟だとか枯れた花だとか錆びた看板だとか壁に書かれた文字だとか、こういうものに気を惹かれて、視界に入ってくるといちいち立ち止まって眺めてみないと気がすまないのは、一体どういうことなんだろうって、ちょっと考えてみました。
それで思ったのは時間が重なり合い、時間が堆積していくというのはすなわち「物語」が事物の背後に降り積もっていくということなんだと思うんですけど、廃墟化し時間の外に置かれるような感じというか、廃墟になって通常の時間から廃墟の時間に移ってしまうことで、その事物に降り積もっていた物語が顕現化していくようになる、この事物の背後にあって廃墟化で割りと見やすい感じに顕在化してくる積み重なる時間(物語)が、わたしにとって廃墟が唯の汚い場所ではなくて、気を引く事物として立ち現れてくるポイントになってるんじゃないかということでした。

写真を撮るということはかなり多義にわたってると思います。記録であったり、混沌でしかない世界に幾何学的な再構成を試みたり、光で絵を描いたり、決定的なシャッター・チャンスであったり、好きなものコレクションであったり、といった様々な側面があります。そしてそういう多義にわたる写真を撮るという行為の中に事物の背後に見え隠れしてる物語を写真に撮る事で掬い上げ、印画紙の上に焼き付けるというようなこともあると思うんですね。
そして、それがすべてではないにせよ、そういう風に写真が事物に降り積もった時間をある一瞬で切り取り、写真の時間に留めてしまうということが、わたしには廃墟が生成する時間と相似の部分があるような気がして、こういうことを考えていると、これがわたしが写真に惹かれる一つの要因であるんじゃないかななんて思ったりします。云うならば写真機は簡易型廃墟製造装置といったところかな。漢字で書いてみるとレトロなSF映画に出てくるがジェットのようで、意外にかっこいいですね。

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最後に今回の新世界探査行に連れて行ったカメラのことをちょっとだけ。複数回訪れてるので、その都度違うカメラを持っていってたんですけど、その中でNikonのFM3Aについて。

このカメラ、五月頃に大阪難波のカメラ・ショップで新品としか思えない状態のを買ったと書いたカメラです。
それっきり記事にしてなかったのでこれまでの経緯を書いておくと、買って程なくしてフィルム一本試し取りしたあと、梅雨から夏にかけては一眼レフではハッセルブラッドのほうを集中的に使っていて、今回の新世界に連れて行ったのが2回目の出番となりました。高いカメラ買ったから奮発して革のストラップを買ったんですけど、暑くなるにつれ汗で汚れるのも嫌だなぁと思い出して気分的になかなか持ち出せなくなりました。真夏になってから汗かいても気にならないように安いストラップに付け替えたものの、その時はハッセルが面白くなり始めていて、そちらばかり持ってでることになってました。ハッセルブラッドのストラップも革ではあるけど、父に貰った昔のままで表面はひび割れて、これ以上汚れようとあまり気にならない状態のものでした。どちらかというとひび割れた細い革のストラップなので、そのうち切れるんじゃないかという心配のほうが大きかったかな。

買ってすぐにFM3Aの試し撮りをした感じは、カメラの操作感覚はほとんど問題なく、快調に写真が撮れるというものでした。巻き上げレバーを手前に少し引き出した状態がシャッターロックの解除、電源系統のスイッチになってるので、左目でファインダーを覗いてるとレバーが顔に当たることがあるのが気になった程度、でもこれはむしろカメラを支えるポイントが増えて好都合かもしれないと考えることも出来ます。他には特に気になるところもなくて、ファインダーは広くて見やすく、ファインダー視野の横で動いてる露出設定の針の動きも分かりやすいと、非常に使いやすいカメラでした。フィルムを巻き上げる動作、シャッターの音や感触、適度に重い本体の質感など道具を操ってる快感をわたしの中から導き出してくるようで使っていて楽しいです。外観でいうとNikonのロゴが斜体なのが最初ちょっと気に入らなかったんですけど、これはそのうちどっちでも良くなりました。

レンズはFM3Aとともに買ったのが50mm、f/1.4といういわゆる標準レンズというものでした。普通に人の見る世界が誇張なく写せる画角だとか、ライカに標準で乗っかっていたレンズの画角だから標準扱いになったとか、色々と説のあるレンズです。自分で覗いてみた感じはこれが標準だといわれてるけど人の視野はもうちょっと広角だろうというところでした。
でも人の視野はもっと広角といっても、だからといって広角レンズで見える世界は人の視覚をシミュレートできるかといえば、広角レンズは広範囲をカバーしてはいるものの、それがファインダーという限られた領域に全部入ってくるために、事物は実際よりもかなり小さくなってしまい、見ているのとほぼ同じ印象で対象物がファインダーに納まるのは広角ではなくて50mm標準のほうになったりします。

だから、わたしには標準レンズで覗いた世界は、事物は目で見ているのと同じ大きさ、歪みもない形として見えるけど、普通に見ている世界をかなり狭い範囲で区切ってしまってる世界という印象を受けるものでした。
これが試し撮りをしたときにちょっと引っかかった部分。何しろコンパクトカメラの広角で馴れていたから、FM3Aで写した写真は誇張もない見たままの写り方でそのうえさらに随分と狭いというものに見えました。広がりもメリハリもない写真の大量生産という印象で、標準とは云うものの思ってる以上に使いにくいなぁと。実際にカメラ買った後、一月後くらいに28mm、f/2.8という広角レンズを買い足してます。

でも最初はこんな印象だったんですけど、新世界に連れて行ったりしてしばらく使ってみるとこれが意外と面白いんですね。高い通天閣も高い雰囲気で撮れるし、身近なサイズの空間である将棋会所も身近なサイズを感じさせる広さできちんと撮れる。こういうシーンを撮ると誇張されメリハリが出てくるというところは特にないんだけど、どんな対象物でも、自分で一歩前に出たり一歩後ろに下がったりすることでカヴァーできるような融通の効くところがある。それなりに工夫は要りそうだけど、工夫次第でどういう風にもなるレンズという印象に変ってきました。

夏の間ハッセルブラッドに夢中だったんですけど、こっちも持ち出す機会が多くなりそうです。



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Dorothy Ashby - Lonely Girl


ジャズ、ファンク・ハープの奏者ドロシー・アシュビーの曲。ハープでこういう曲をやるというのも珍しいうえに、他にもジャズ・ハープの奏者はいないことはないんですけど、そういう人たちがあくまでもジャスのほかの楽器をハープに置き換えたような印象を纏わり着かせてるのに比べると、ドロシー・アシュビーのアプローチは他のどの異種ジャンルのハープ奏者にも似てなくてまったくの独自というか、唯一無比の印象を与えます。

これはボッサ・ファンクとでもいうのかなぁ、基本リズムはラテン・ボッサなんですけど、重くて、そよ風が通り過ぎるようなボッサじゃないですね。
曲はNeal Hefti作曲のもので65年の映画「Harlow」のテーマだったもの。ミスター・ロンリーのボビー・ヴィントンのロンリー尽くしの歌唱や、トニー・ベネットがビル・エヴァンスのピアノをバックに歌ったのも有名。
ドロシー・アシュビーはかなりメロディのセンスがある奏者でそういうところが好きなポイントでもあるんですけど、そういう部分はここでも発揮されてるよう。ハープの美しさを損なわないで上手くこういうジャンルの音楽で展開してると思います。

わたしはこの人のアルバムで飛びぬけて好きなものが一枚あって、そのうちに記事にしようと思ってるんですけど、あまりに好きすぎて距離感がつかめなくていまだに手がつけられない状態でいます。

Dinah - Thelonious Monk


曲は20年代の古いスタンダード。ビング・クロスビーやルイ・アームストロングが歌ってます。
セロ二アス・モンクがここで弾いてるのはストライド・ピアノのスタイルです。この辺がひょっとしてモンクのルーツになってるのかなぁ。
リズムはドタドタしてるし、隣の鍵盤も平気で押さえるような演奏スタイル、不協和音なんか当たり前という演奏なのに、モンクの演奏って聴き終わってみるとリリシズムに溢れた演奏で吃驚するんですよね。
このリズム感とスタイルはバンド形式で演奏するよりも、ソロ・ピアノが一番面白いです。一人の演奏で飽きさせない数少ないプレイヤーの一人じゃないかなと思います。



☆ ☆ ☆



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(2003/03/25)
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コメント

No title

おはようございます。

通天閣ロボとあるのを読んで、昨年函館に行ったとき、
上った五稜郭タワーを思い出しました。
エレベーターを待つ間、ホールのテレビ画面で
五稜郭ロボが活躍していました。
結構、本格的なヒーローもので面白かったです。
大阪と函館がとんだところでつながっていますね(笑)

通天閣って建物の向こうにそびえている写真しか
見たことがなかったので、
脚の部分がすかすかになっていることにビックリ。
(名古屋のテレビ塔もエッフェル塔もそうですが)

でも、通天閣はまさに異空間!
一度じっくり観光してみたいです。

ビリケンさんも、内藤ルネの陶器のお人形を持っていました。
ファレンス・ブリッツの夢に出てきたビリケンさんって、
きっとアジア系だったんでしょうね。

楽しい話と写真、ありがとうございました。

こんにちは(^^)

大阪の知っている場所が、写真におさめられていて、
見ていてとっても楽しかったです^^
カラーとモノクロのバランスも、もの凄くいいな~、と思いました。
動物園前駅の写真、とっても素敵ですね。
これは、向かい側のホームから撮ったのですか?
きっと近くで見るよりも、ずっと雰囲気が良いのでしょうね。

かぶと虫を背負った少女、味があっていいですね^^
この子を色んな角度から、撮ってみたいような気がしますよね。
かぶと虫を選ぶ彼女のセンスもなかなかだと思いました^^

通天閣のビリケンさんの足、本当にすり減っていますねぇ。
ビリケンさんの表情をみていると、しあわせな気持ちになりますね^^

No title

私のPCも同じ様な感じです~
ウチは色々・・・PCで管理しているモノが多くて
壊れたら大惨事なんですね。
だから壊れる前に安い機種の買い替えを予定してます。
モニターとキーボードは無事なので本体だけだと
3万位で今より上の機種が買えるんですよね(^^;
バックアップ取るより楽かなぁと(^^;
(で、使える部品はダーリンが自作PCに組み込むらしい)

今回も素敵な写真がイッパイですね。
薄荷グリーンさんも文中で書いている通り
巨大なオモチャ!
っていうかね、違う時間軸の都市みたいです。

ビリケンさんってお恥ずかしながら知りませんでした(^^;
関西では有名なキャラなのかな?

No title

こんにちは
10年前に新世界へ行ったとしたら、もっと違う新世界でした。
天王寺動物園周辺の整備事業が進められて、新世界近辺は劇的に姿が変わりました。
路上でカラオケ歌わせてくれる露天も、怪しいCDやカセット売ってるおっちゃん達もいなくなりました。
唯一昔の名残を少しだけ止めているのは、細い路地の商店街の「じゃんじゃん横町」だけ。
これも、ここ10年の間にかなり姿を変えてしまいました。

昭和ノスタルジーを求めて行かれたなら、期待はずれだったと思います。
もう大阪にそんな場所は無くなってしまったんじゃないでしょうか。
京都の裏通りの方が情緒あふれていていいですよ。

新世界は通天閣を除いて基本的に観光地ではなくて、地元庶民と通勤や買い物で通り過ぎる人達への「歓楽街」と言った方が正しいです。
京都で言うと新京極商店街と寛遊園を足して2で割って、通天閣周辺にぶちまけたという感じ。

今だと新世界の周辺で写真を撮っても文句を言う人は殆どいなくなりましたが、昔はやばかったです。(;^_^A

No title

こんばんはv-85

ずいぶんと前になりますが、大阪に遊びに行った時、わたくしも通天閣に上り、写真に写っている「づぼらや」でお昼を食べましたよ!
「そういえば、写真があるかも・・・?」と思い、アルバムをめくっていたら・・・やはり、ありました!
「づぼらや」で友人と、海苔を耳の下に貼り付けて「もみあげ」を作っている写真が!(笑)

そして、そして!この時のわたくしは、遊園地にも行っております!
まさに、ビルの谷間をすり抜けるようなジェットコースター。アレにも乗りましたよ!
そっかぁ~、あの遊園地は「フェスティバル・ゲート」って名前だったんだ・・・。
連れて行ってもらったので、名前すら知らないままでした。
でも、閉鎖になってしまったんですね。何だか、寂しいです。

大阪は、その後一度、仕事で行ったきりなんですよね。
なので、鮮明に覚えているのは、遊びに行ったその時の事の方が多くって・・・。
今回の薄荷ちゃんの記事は、わたくしの記憶を辿ってるような感じで、懐かしさ一杯に読ませてもらいました。

・・・通天閣のエレバーターって、何気に怖いよね。年季が入ってて・・・^^

そういえば・・・昔、レンタルビデオで「ビリケン」見ましたよ!
山口智子が、やさぐれた役をやってたような気がするんだけど・・・(笑)
たしか、みんなでビリケンさんの何かを探す・・・とか、そんな内容じゃなかったかなぁ~?

はじめまして

 薄荷グリーンさんへ


 素敵な写真と、丁寧な解説で、その場にいる気分になって見ていました。大阪は私も京都にいたことがあるので、何回か行っているのですが、ほとんど梅田辺のデバートばかりで、特に歩いて何かをしっかり観察したことがなかったので、通天閣などの大阪くさい大阪をここで見られた気がします。色々な視点で書かれていて面白いなと思って見ていました。

 そして、イメージとして、とてもシャイでおとなしい感じの薄荷グリーンさんが「このビリケンさんは様式を崩しすぎ」 といって突っ込んでいるのには少し笑ってしまいました。

 コンピューター何とかなるといいですね♪ 

 
 ではでは

とのさんへ

こんにちは!

五稜郭ロボ!♪ どんなものかちょっと調べてみました。Youtubeにハコダテ観光ガイドとして、イカール星人来襲の特撮ビデオがあって、これに塔型のロボットが出てきてました。これなのかな?空中城塞「ゴリョウカク」って云うのも空飛んでました。役所がこれよくOK出したなぁって思いました。
全国でひそかに塔型ロボット建造の指令でも出てるのかな。京都タワーはすでにたわわちゃんというロボに比べると軟弱なキャラクターが出来上がってるので、ロボ化は出来ないのが残念です。

今の形になる前の初代の通天閣は下に凱旋門、上にエッフェル塔っていう組み合わせの建造物だったそうです。なんだか何十周年かの記念の年回りらしくて、ジャンジャン横丁の壁に昔の通天閣の写真とか並べてありました。元からちょっと破格のところがあったんでしょうね。下がスカスカっていうのも面白いですよね。人も車も平気で下を通ってるし。本当に住宅地のど真ん中に何かが光臨して居座ってるような感じでした。

ビリケンさんお持ちでしたか。
とにかくなにかビリケンさんの人形が欲しくて、どうせ買うなら新世界のみやげ物よりも塔の頂上で買ったほうが気分がよさそうと思って、塔に登るまで買い控えてました。わたしが買ったビリケンさんは台座の上にきちんと座っていて、台座も含めてのビリケンさんという構成も面白いです。

楽しんでもらえてよかったです。塔の写真ってでも撮るの難しいですね。誰が撮っても結局は似たようなものになりそうで。

りい子☆さんへ

こんにちは!

新世界とか通天閣は見覚えのある土地でしたか。懐かしく見てもらえたりしたら撮りに行ってきた甲斐があるというものですね。
モノクロは最近サブカメラ的に使ってるものに常時セットしていて、カラーとモノクロどちらでも撮れるようにして出かけてます。最近はモノクロで撮るほうが面白くて、数撮ったりしてるからモノクロの撮り方ちょっと上手くなってきたようにみえませんか。

動物園前駅の写真は向かい側のホームから撮りました。アンダー気味にして線路とか影に落とし込んで、向かい側のホームが舞台みたいに浮き上がる感じで狙ってみました。あまりにもシンメトリーになってもつまらないので、象の大きさが違ったり、人が片側にだけ配置されてるバランスも要素としては良かったんじゃないかと思います。
どこに行ってきたというような写真は場所の情報も盛り込もうとするので、あまり個性的にはならないところもあるんですけど、そういうのから離れた写真も撮れるなら撮ってみたいんですよね。

少女は後ろを追いかけるのが精一杯でした。結構歩くの早かったですよ。構図がどうしたらこうしたらって考えてるうちにどんどん先に歩いていってしまうし。でも本当に風変わりな光景でした。カブトムシ、好きだったのかなぁ。動物の車を持っていた子供は他にも複数見ましたけど、カブトムシを持ってたのはこの少女だけ。でも売ってるところを見るとそれなりに売れてるのかもしれませんね。男の子は無条件で好きそうだし。

買って帰ったビリケンさん、毎日撫で回してます。明確に福の神って書いてあるので、なんか良いことが起これば良いです。最初はちょっと奇抜すぎる印象もあるんですけど、馴染んでくると見ていて面白いですよ。

ROUGEさんへ

こんにちは!

PC、やばいんですか。
わたしのところのはとにかくCドライブにあるデータを外付けのハードディスクに移行中です。
データさえ退避させてしまうといきなり壊れてもダメージは再インストール可能なプログラムだけになるので。買い替えはもう逃れようがないと思うんですけど、できるだけ先に延ばしたいです。一応3DCGソフトを使うのである程度のパワーは欲しいんですけど、もうワークステーションはいいです。長く使えるようにと高価なのを買うより、安いのを規格が変わったりするたびに買い換えていくほうが快適に使えそう。
わたしもモニタとは別になってるタワー型が使いやすいです。でも主流は一体型になってるもののようですね。モニタに内蔵されてモニタだけで成立してるようなのが増えてるみたいですけど、PC部分が壊れても全部買い換えなければならないとしたら不経済過ぎます。

自作って面白そうなんですよね。故障した時は自分で対処しなければならないけど、自分が必要とするところにお金をかけた最適のマシンを組めるから。切羽詰って次のパソコンを買わなければならないような時に冒険は出来ないけど、まともに動くものを確保した後で遊びの二代目は自作っていうのはかなりよさそうに思えます。わたしはとてもじゃないけど知識がなくて出来ないけど。でもカメラでもそうだったんですけどメカっぽいのって嫌いじゃないですよ。

写真良かったですか♪少し観光写真的になってしまったところがあるのでもうちょっと個性的なのを撮って見たかったというところはあるんですけど、通天閣と新世界の雰囲気は何となく伝わったでしょうか。
まさしく異世界っぽい感じがありますよ。ここでしか感知できない雰囲気みたいなものは確かにあります。通天閣は本当に巨大なおもちゃっていう感じでわたしは見飽きませんでした。京都タワーとはまた全然違う印象で面白かったです。

大正時代、寺内正毅を総理大臣にする内閣が寺内正毅の風貌によってビリケン内閣と呼ばれたと記録があるので。関西だけで通用してる神様でもなさそうです。ビリケンさんにそっくりってどんな風貌だったんだろう?

関西では全員知ってるかどうかは分からないですけど、大阪の人はほぼ知ってると思います。京都では少なくとも日常に顔を出してくる神様ではない感じかな。でも無名じゃないしデビュー直後の新人歌手よりは知名度はあると思います。実際に見てみるとユニークさが実感できて面白いです。

kuroさんへ

こんにちは!

最初の時はそうは思わなかったんですけど、2回目以降は道路一本隔ててカメラ提げては歩けない場所だと知ってその辺は気をつけてました。道でひっくり返ってるおじさんとか見たりしましたけど、あれでも安全になってきてるんですね。
路上でギター弾きながら演歌歌ってるじいちゃんとか、道の真ん中でこちらは伴奏なしで歌ってるおっちゃんとかも見ましたよ。演歌のじいちゃんは新聞にも載ったみたいで歌ってる横に紹介した新聞が飾ってありました。京都もかなり危ない場所が多いんですよね。新世界とはまた意味合いが違うんですけど、東山三条辺りとか京都駅の東側とか、カメラ持って歩いてるだけで因縁つけられる可能性があるから気をつけてって父に言われてます。
フェスティバル・ゲートが流行らなかったのも、USJみたいなのが出来たこともあるんでしょうけど、通り一本隔てて危険地帯って云う様なところに作ったのが敗因だったんじゃないかと思います。家族で遊びにくるようなところじゃないですものね。
怪しいCDとかDVDは日本橋辺りで屋台をたまに見ることがあるんですけど、こっちに流れてきてるんじゃないでしょうか。

一応巨大なおもちゃにしか見えない通天閣を見物に来たのが最初の目的で、その時に新世界で写真のような映画館を見てレトロな建物を期待したんですけど、おっしゃるように他は全然でした。ちょっと離れるだけで寂れた感じがする商店街とか民家とかになっていくだけでした。新世界は思いのほかシャッターを切りたくなる瞬間がなくて残念といった感じです。

やっぱりあれは観光地じゃないですよね。通天閣と動物園がまぁ観光名所的ではあるけど、新世界は賑わってるのもメインの通りだけだし、確かに新京極的な雰囲気でした。

ともさんへ

こんばんは!

通天閣とづぼらやの体験済みでしたか。
大阪はこの手の看板が多いですよ。新世界でも他にあれは恵比寿さんだったかな、やっぱり巨大な看板を出してるところがあります。づぼらやみたいな店は一人ではいるのに勇気がいるから入ったことはないんですけど、なんだか目一杯楽しんだような感じですね。

フェスティバル・ゲートの体験もしてるって、ちょっと貴重な体験かも。閉鎖になったのがいつなのかは知らないんですけど、今は正面から写真のジェットコースターのレールが見えるだけです。シャッターが下りた内部はもう掘り返されて遊園地の影も形もなくなってる模様。わたしは遊園地そのものに思い入れはないんですけど、安全に、とがめられる心配なく廃墟の中を歩けたという状態を逃してしまったのは本当に残念でした。こんな廃墟があると知って舞い上がったほとんど直後にもう入れなくなったと知って凄く落胆しました。となりのスパが同じ経営らしくて、遊園地のほうは立地条件とかで経営は失敗しましたけど、スパのほうは今も盛況のようですよ。

思い出を呼び起こすお手伝いが出来てよかったです。通天閣って大阪にきたら行ってみる場所の上位に入ってるのかなぁ。東京タワーみたいな感じでみんな登ってるんでしょうね。
上に上がるエレベーターは、通天閣に行列が出来てないから二階に登ったのに、わたしが乗ったときは結構混んでいて、わたしはちょうど真ん中辺りに乗ることになりました。だから余りまわりは見えなかったんですけど、エレベータの窓際にいた男の子がお母さんに怖いって呟いてましたよ。おもちゃっぽい印象だったから展望台に登ったところで結構人がいたのをみて、展望台、崩れたりしないだろうなって思ったのは確かです。

映画「ビリケン」観たんですか。わたしも深夜放送でちょっとだけ目にしてるんですけど内容が頭に入るほどは見てなかったのかなぁ。とにかく新世界に行った記憶が新鮮だから、映画を観たらこの場所行った!この場所も知ってる!とかなり楽しめそうだったので、今、観たいんですよね。
でもDVDになってないってこれまた珍しいというか、そんなに人気のない作品だったのかなぁ。
ビリケン頭の杉本哲太も観たいけど、やさぐれた山口智子も観てみたいです。観たいと念じてビリケンさんの足裏を撫でてみます。

希さんへ

始めまして、こんばんは!

行ってきて、その場で見たことを上手く表現したいと思って書いてみました。
その場の雰囲気って写真に写しこむのも結構難しいし、文章に盛り込むのもやっぱり難しいと思うんですけど、そういうことの片鱗でも感じてもらえたらとても嬉しいです。わたしも大阪って行くとしたら梅田か難波、日本橋辺りが中心でそこから大きく広がるようなことはなかったです。梅田は阪急なんかのデパート以外だったら大体紀伊国屋なんかの本屋と、最近では駅前ビルにある中古のカメラ・ショップが中心、日本橋は以前は映画のDVDの掘り出し物を探しに行くのがメインでした。

行動範囲が広がったのは写真機を持って歩き出してからです。通天閣も写真を見たら巨大なおもちゃのようなイメージは珍しいと思っただろうけど、カメラを持ってなかったら珍しいと思ってもおそらく行こうとは思わなかったと思います。一応紹介の記事という形にはなってますけど、わたし自身が初めて行った新世界で大阪臭い大阪を体験して吃驚したり楽しんだりしてました。だから読んでくれる人と一緒に、見てきた場所に感心したり楽しんだりしてみたいですね。
カメラにこんな形で興味を持ったのは本当に偶然だったんですけど、カメラを持つことでインドア派だったのがちょっと変ってきたのはわたしにとっては良い変化だと思ってます。

ビリケンさんって両手を下に下げてるのが強烈なイメージだし、台座つきのトータルなイメージで完結してるから、ベンチに座ってくつろいでるのは羽目外しすぎって思ったんですよね。これはやっぱり突っ込みを入れたくなりました。写真撮ったのも変なビリケンさんって思ったのが動機だったんじゃなかったかな。これ、ベンチに座った人がビリケンさんと記念撮影できるようになってるんですよね。新世界の店は各店が独自のビリケンさんを店頭に出して個性を競ってるから、そういう流れの中で出てきてるものだと思います。
わたしはやっぱり両手を下げた妙なポーズのほうが好きです。

PCはスイッチを入れる時に変な音がしませんようにと念を入れながらスタートさせてます。多少はこの念が効いてるのか、買い換えるといったことでPCがびびってしまったのか、ちょっと大人しくなってます。でももう買い替えは避けようがない感じ。出来るだけ引き伸ばして使い続けたいとは思ってるんですけど、いよいよやばいと思ったら買い換えてるでしょうね。でも今高いカメラ買いたくて資金を溜め込んでる最中なので、そっちの資金を流用するほかないとなると、またカメラを手に入れるのが遠のいてしまいます。しばらくは悩みの時間が続きそうです。

はじめまして

新世界は、地下鉄堺筋線の恵美須町で降りたら、一直線でいけますよ。
出口は2つありますが、
どっちだったか・・?片一方は、でんでんタウンに出ます。
私の実家の最寄出口なんです。
フェスティバルゲイトは、開店したときは、長蛇でしたけどね・・
ジェットコースター、あの中で通るのは、
結構迫力あったんですけど、値段が高かったなぁ~と・・
いろいろ思い出しました。
地元なんで、あまり行く機会はないですが、
里帰りしたときは、新世界の串かつは食べにいきますよ。
並んでないとこ・^^:

地元の写真が沢山載ってたので、
思わずコメントさせていただきました。
また、お邪魔しますね。

No title

こんばんは

大阪のイメージといえば、道頓堀、そこに架かる橋、かに道楽、グリコの看板と食い倒れの人形といったところなんですけど、これはまた随分と濃いというかコアな感じのする場所ですね。通天閣も確かにイメージとしてありますが、それがどんな所に立っているというのは考えたこともありませんでした。新世界という街の名前からして怪しいし、何て言うか、異世界、異文化圏みたいな、関東圏に住む私からすると、ちょっと想像し難い世界という感じで、興味深く読ませてもらいました。
下町風情、下町商店街といったところに通天閣はいきなり立ってるんですね。これは、私も驚きました。づぼらやの看板の先にそびえ立つ通天閣の写真も、私は見たこともない不思議な光景に映りました。構図が面白かったのですかね、良い写真だと思います。そして、ビリケンさんが祭られているというのも知らなかったし、大体ビリケンさん自体よくは知らなかった分けですが、ある意味で、大阪の人達の信仰の対象になってるってことなんでしょうか?、ん~、よく分からないというか、「笑い」を重んじる大阪の方達の精神構造はこういうところから来てるのか?、とかそんなことも勘ぐってしまいました。でも、今回はその姿をまじまじと拝見させて頂くことができて良かったと思ってます。
それにしても、カブトムシを背負う少女とか、ビルの間を縫う廃墟のジェットコースター(このモノクロの写真も良かったです)とか、さらには、皆大阪弁を話され話し言葉も違うとなると、やはり不思議な感じの所といった印象になってしまいます。

ジャズ、ファンク・ハープ奏者っているんですね、知らなかったです^^
最初ハーモニカのことかなと思ったんですけど、あの竪琴ですよね。普通弦楽器って左手の弦の抑え方加減で音程のぶれを感じるものなんですけど、これは、絶対に音程のぶれない弦楽器といった感触が聴いてて面白かったです。もちろん、ハープ独特のビロロロロンっていうのも面白い効果を出してます。

セロニアス・モンクは、やはり聴いてると引き込まれていってしまう演奏です。ところどころの不協和音も、むしろ注意力が喚起されるようで、逆に聴き入ってしまうという変な演奏というか(笑)、仰るように、普通のストライド・ピアノって分けではなく、リリシズム溢れる演奏だと思えてきます。

SATOMIさんへ

はじめまして、こんばんは!

わたしはほとんど御堂筋線しか利用しないというか、行くところが全部御堂筋線にあるのでこれだけで事足りてるところがあって、御堂筋線で行けると知ったときから他の路線が頭の中から消えうせました。
大阪の地下鉄の路線は馴れないと迷いますよね。京都の地下鉄が南北のと東西のが交差してるだけの単純なものだから、大阪に行くと眼のくらむ思いがします。今度新世界に行ったら試しに堺筋線というのに挑戦してみようかな。でんでんタウンというのも名前は知ってるけど行ったことがないです。カメラで遊びだしてからやたらとアウトドア派になってるので、そのうちここも行きましたって云う記事かいてるかもしれませんね。

フェスティバル・ゲートは結局何年くらい続いたんでしょうか。長蛇の列が最初は出来たということらしいから、リピーターにはなってくれなかったということでしょうけど、隣のスパは問題なく営業してるようなので、やっぱり場所的に合わなかったのかなぁ。一通り周辺を歩いた印象だとやっぱり家族で来るところとはちょっと雰囲気が違うという感じがしてました。
わたしは営業してた時にフェスティバル・ホールで遊べなかったことよりも、閉鎖になってから中を歩けなかったことのほうが残念です。

串カツの店は多かったですよね。ひょっとして食べ物屋ってづぼらや以外は串カツ屋しかなかったんじゃないかなと思うほどでした。呼び込みも聴いてると「もう串カツはお食べになりましたか?」というようなものだったから、串カツを食べるというのが新世界ではもう最初から決定事項になってるんでしょうね。

思い出せるような写真になってたら良かったですけど、そんな風に撮れてましたか?
あまり頻繁に記事を書かないブログになってますけど、こんなので良かったらまた遊びに来てください。今後ともよろしくお願いします。

ジオヤーさんへ

こんばんは!

わたしもそんなイメージ持ってます。大阪へ行くとしたら9割くらいは難波辺りを色々うろついてる形になってるから、グリコと食い倒れはもう大阪そのものといたイメージです。巨大看板愛好癖?京都にはかに道楽の動く巨大看板はありますけど、そのポイントにこだわってるのでは大阪がずば抜けてトップを走ってると思います。新世界はその延長上にあるんだと思いますけど、巨大看板プラス、さらに通天閣にビリケンさんという強力なキャラクターがいるから場としての密度はひょっとしたらこちらのほうが高いかもしれないですね。
どうして新世界というんだろうというのは云われてみればわたしも良く分からないので、ちょっと調べてみました。
1903年の第五回内国勧業博覧会というのがあった跡地の開発に際して、大都市のふさわしい模範的娯楽場として、パリとニューヨークを足して2で割ったような新しい世界を目指すという意気込みがあって、そこから来た名前だということらしいです。パリとニューヨークを越える都市といった感じなのかなぁ。その割りに巨大な置物然とした通天閣と串カツと妖しい福の神ビリケンさんと謎のハートのオブジェと場末の映画館が目立つ都市というほうが突出してるようで、わたしも新世界というより異世界のほうがぴったりしてると思います。行ったことないけど香港とかのほうに近いんじゃないかな。
そういえば戦前の新世界のジオラマには通天閣から空中をロープウェイが走っていて、昔は空を見上げればロープウェイが見えたらしいんですけど、空中ををこんな乗り物が走ってる都市っておそらくここだけだったでしょうね。

街中に塔がいきなり立ってるのにはわたしも吃驚。塔の下を平気で自動車が通り過ぎてます。通天閣は塔としての存在感は結構ありますよ。実際に見てみると本当に面白い存在です。づぼらやの看板の下ではかなりの人が通天閣の写真を撮ってました。づぼらやの看板を入れて通天閣を撮るというのが正式な写真の撮り方のようです。わたしはかなり前に出て撮ってみて、看板が大きすぎたと思ったんですけど、これはこれで面白かったですか。
ビリケンさんってあまり知名度はないんですね。これはちょっと意外でした。全国的に知れ渡ってると思ってました。大阪人の信仰の対象というわけでもないでしょうけど、福が訪れるとあってみんな足の裏を撫で回してはいました。新世界を代表する人気キャラクター、マスコットといった扱いだと思いますよ。
廃墟の写真、モノクロが似合ってたでしょ。この廃墟の中を歩けなかったのは本当に残念でした。こういうタイミングはわたしはあまり恵まれてない感じがします。信号も大抵渡ろうと一歩踏み出した瞬間に点滅し始めて赤になることがほとんどだし。

わたしは京都なので、文章だとこんな大人しい文章書いてますけど、話し言葉は京都弁です。京都弁といっても本格的なというより下町のちょっと下世話な京都弁なんですけど、関東の人は言文一致だからこういう変換はしたことがないっていうことですよね。それはやっぱり凄く変な感じに見えるんでしょうか。逆にわたしには方言を持ってない地域の人というのがちょっと変った感じにみえたりします。

ドロシー・アシュビーは今はヒップホップのサンプリングに使われたりして、こっち系統の人は知ってる人が多そうです。かき鳴らすハープ特有の弾き方は、数少ないほかのジャズ・ハープ奏者の演奏を聴いてみるとわたしにはあまり使われていないように思えます。いかにもハープという感じになってしまうからだと思うんですけど、逆にドロシー・アシュビーがハープ的なイメージが出ても一向に気にしないで、異ジャンルでこういう弾き方をしたのは、返ってドロシー・アシュビーの演奏を、ジャズという領域での演奏としてユニークなものにしてるんじゃないかと思います。この人の作った音楽空間は本当に唯一無比のもので面白いですよ。

モンクはソロが面白いです。でもこのスタイル、よく受け入れられたと思うところもあって、聴いてる側も結構良い耳を持ってたということなのかもしれません。この破格の演奏で音楽にしてしまえる独特の力量はやっぱり凄いですよね。晩年は精神を病んでしまってあまり幸福でもなかったようですけど、ピアニストはそんな人が多いですね。

No title

こんばんは

大阪弁とか京都弁って普段テレビとかでも聞き慣れてるせいか、方言と言われてもあまりピンとこない感じがするんですよね。標準語に対しての方言じゃなくて、対等に存在しているというか。それだけに、なおさら異文化と感じてしまうんじゃないかなぁと思います。もちろん、同じ日本でもいろいろな文化が存在するのは、面白いと思ってるし、方言が悪いなんてことはまったくない分けですけど・・・ほな、このへんで(京都弁に変換してみましたが、逆はやっぱり変な感じかな^^;、変換できるっていうのも考えてみたら凄いことだと思います)

ジオヤーさんへ

こんにちは!

関西の人っておそらく関西弁にまったく劣等感持ってないかも。どこに行っても自分の言葉が最高と思ってます。関西人であることを隠そうとする人ってほとんどいないでしょ。わたしも以前東京に遊びに行った時、友達とまるで大阪に来たのと大して変らないような感じで電車の中でも関西弁で喋ってました。というか関東の言葉を喋れないというか。後で思い返すと周りの人は異様な感じを受けてただろうなぁと思って面白かったです。
だから無意識的にでも自分の言葉が一番と思ってるから、たとえばアナウンサーなんかになろうという関西の人はかなり苦労するんじゃないかと思います。逸見さんみたいな人は完全に別格。逸見さんに関しては後で関西の人だと知って吃驚したことがあります。そんな風に思うほど完璧に関西の匂いを消し去ってましたから。この人はおそらくとんでもない訓練したんじゃないかな。
言葉に関しては関東と関西は完全に異文化ですよね。同じ日本の中でも結構違うところがあってそういう部分はあったほうが絶対に面白いと思います。
ほな、このへんでって、通用しますよ。喋るとなるとイントネーションが難しいんですけどね。

No title

はじめまして。ブログランキングからきました。
素敵なブログを発見!
また訪問させて頂きます!

きゅーさんへ

はじめまして、こんばんは!

ブログ村から来てもらったんですか。ご訪問どうもありがとうございます。
楽しんでもらえたようでよかったです。
頻繁に更新するわけでもないブログですけど、よければこれからもよろしくお願いします。

No title

こんにちわ*☆

京都タワーはずいぶん昔、京都の友人の案内で一度だけ展望台から京都の街並みを眺めることができました。京都がほぼ一望できるパノラマは素晴らしいスケールでした。

灯台元くらしで、私も地元にある水族館 "アクアス" は県外から来た友人を案内しただけで詳しく中を見たことはありません。そういうものなのでしょうね。

通天閣はいまだ自分も未体験で、一度でいいから実際に見てみたい 上ってみたいポイントです。

薄荷グリーンさんの写真で、ほんとに町中に大きな建造物がニョキっと建っているっていう感じがまた何とも迫力を感じさせるっていうか 京都タワーとくらべるとまた違った存在感を感じますね。

ドロシー・アシュビーのジャズ ファンク ハーブの演奏  
柔らかなハーブの音色がゆったりとしたリズムと溶け合って 聴き込むっていうより惹き込まれていく感じが何ともステキです。。

諸星輝々さんへ

こんばんは!

京都タワー、上ったことがあるんですか。わたしは隣にあったプラッツ近鉄の屋上から京都タワーの展望台を見上げたことはあるんですけど、今に至るもその展望台には入ったことないんですよね。まずタワーに上る入り口になるビルそのものに入る用事がないから。いつもあのビル、近くに行っても素通りです。京都の展望台というと京都駅の鉄骨ドームの最上部分に通路があって、そこから市内を展望できるようになってるのは体験したことがあるんですけど、塔に登るというのがやっぱり良いんでしょうね。通天閣に登ってみてそう思いました。やっぱり塔でないと体験できない何かがありそうって。

大阪の塔に登って地元の塔に登らないのはなんだか薄情もののようにも思えてくるので、そのうち京都タワーにも上ってみます。
通天閣の街中への乱入感は本当に面白かったですよ。非日常と日常が絡み合ってるような独特の空間になってました。地元の人にとっては見慣れた空間なのかもしれないけど。

ドロシー・アシュビー、面白かったでしょ。ミスマッチのようでそうでもない、意外と新鮮なことをやってるんだけどイージーリスニングとして聴いても全然かまわない、なんだか不思議な魅力の詰まった音楽を奏でる人だと思ってます。この人の音源は他にもユニークなのが一杯あるので、またブログに貼り付けますね。基本ハープの音は好きだから、それがこういうなじみのジャンルで気のすむまで聴けるという点でもこの人の音楽はありがたいです。
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