【写真】夏の思い出 続 ‐ 大阪港から宇宙広場へ 盛夏のコスモスクエア +【音楽】熱狂と憂愁 Samba pra Vinicius

夏の初めに赤煉瓦倉庫群を撮ろうと思い大阪港で写真を撮り始めたものの、意外と小さなエリアに立ち入り禁止の場所も多くて、歩き回っているうちに撮れそうなのは観光客用に用意されている展望岸壁とかちょっとした公園とか、化粧をして他人に晒す準備を済ませたような場所ばかりといった印象に傾いていき、勢い込んで出かけてみたものの程なくしてどうにも撮りあぐねてしまったような気分になったのは前回に書いた通りでした。

それで、このまま大阪港のエリアで写真を撮っていてもあまり面白くないし、中央線に乗って大阪港駅に着く直前の高架の上から見え始めていた、港の雰囲気を濃厚に含んだ光景から、やってきた路線を少し遡り、一つ前の朝潮橋辺りまで行動範囲を広げようか、それとももう一つ先の終着駅であるコスモスクエアまで足を伸ばしてみようか思案し始めることになりました。
結局、朝潮橋の方向に戻るのではなくて、コスモスクエアの方向にさらに進む選択肢を選ぶことになるんですけど、コスモスクエアは実際に中国語での意訳は宇宙広場となっているようで、その宇宙広場というのは一体どういうところなのか興味がわいてきたのと、地下鉄中央線の終点の駅ということで、大阪港よりもさらに目的意識の強い場所、わざわざ地下鉄の路線がその場所を目指して作られている、大阪港を通過地点にしてしまうほどの何かとても重要なものがありそうな場所、というイメージが強くなってわたしの好奇心をくすぐることになったんだと思います。
わたしのなかでコスモスクエアという語感と中央線という地下鉄の路線が独立して設けられてその行き着く先のところというポイントからイメージとして浮かんでいたのは、京都の北のほうにある国立京都国際会館的なイメージでした。あそこも地下鉄の北端の終着の駅だし、コスモポリタンな施設が建っているし、だからコスモスクエアもきっと宇宙規模でなにかことを始める時の拠点となるような巨大学術都市、そういう近未来的なイメージの建築物でなりたつSFに出てくるようなちょっとレトロフューチャーっぽかったらさらに良いような未来都市といったものが漠然とした期待として頭に浮かんでいました。

地下鉄中央線というのは破格の路線というか、地下鉄の癖に本町を出て暫くしてから地表に出てくることはおろか地上を走るのも省略して高架の線路に変貌し、町をはるか上から見下ろす形になるような地下鉄の名に値しない路線なんですが、実際に大阪港駅で降りずにそのまま乗ってみると、この地下鉄は前回写真に撮っていた中央突堤の辺りで高架から本来の地下へと戻るのを通り越して今度は海底トンネルに突入していくという傾きぶりを見せる路線でもありました。
初めて大阪港で降りずにさらに乗り続けてコスモスクエアに向かった時、この海底トンネルに突入する電車にわたしはちょっと舞い上がり気味でした。残念なことに海底を通過している間、電車は海底の様子が見えるような透明のチューブの中を走っているわけでもなくて、窓の外の光景は唯の地下鉄の光景と全く変わらなかったものの、今わたしの頭上には分厚い水の層が積み重なっているんだと想像すると、昔子供のときに観た暗い海の底深くでうごめくペリカンウナギなどの異形の深海魚や、アンドレ・ブルトンにシュルレアリスムの生きた実例といわせた、放散虫やくらげ等を描写したエルンスト・ヘッケルの幻覚的な博物誌の図鑑なんかが大好きで、海のそこ深くは宇宙に匹敵するくらい異界が広がっていると信じているわたしとしてはワクワクせずにはいられないという気分になってました。

エルンスト・ヘッケル
エルンスト・ヘッケルの幻覚的画像

やがて電車はいつ海底トンネルを抜け出たのか分からないままに終着のコスモスクエアに到着します。大阪港でも海遊館なんかがあるから結構人が降りているんですけど、それでもここまでやってくる人もそれなりにいて、コスモスクエア駅は地下深くにあったから電車を降りた客はみんな地上に向けて歩いていきます。わたしはこれからカメラ片手に街を歩くつもりだったから、移動する群れから離れてとりあえず用を足しておこうと化粧室に向かいます。
程なく再び駅の構内に戻ってみると、さっき一緒に降りた客はもうどこにも見当たらず、人を見かけても1~2人といった広々として閑散とした駅の光景が目の前に広がっていました。
閑散とした構内で方向も今ひとつわからないままにとにかくわたしも地上に急ごうと、ニュートラムの乗り場はこっちといった案内の前をニュートラムって何?とか思いながら通り過ぎたりして、上のほうから光が差している地上に出るエスカレーターを見つけて足を踏み入れました。(ちなみにニュートラムって無人で運行している電車のことでした。知ってました?わたしは知らなかったものだから得体の知れないものに乗ってしまって思いもかけないところに連れて行かれるのも嫌だから近寄らなかったんですけど、南港に行き来しているうちにあまりの暑さにコスモスクエアの駅まで戻るのも辟易しだしてからはアジアトレードセンターからコスモスクエアまでの帰り道一駅区間くらいは利用してました。運転手がいない電車ってちょっと怖いです)


☆ コスモスクエア~なにわの海の時空館 ☆


コスモスクエア駅ー620
hasselblad 500c/m + Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 T* : Fujifilm Reala Ace 100

ここに載せようとこの夏コスモスクエアで撮った写真を見返してみてると、ちょっと大掛かりなカメラを持って出かけたのはこのハッセルブラッドを数回とペンタックスのスポットマチックに東独ツァイスのレンズをつけて持って出かけたのが一度という程度で、撮っていた写真の大半はコンパクトカメラによるものでした。さすがに今年の夏は暑すぎで後半から終盤にかけては、一眼レフなんかは持って出る気になれなくなっていたということなのかもしれません。
それはともかく、コスモスクエアの駅から地上に出てみて目の前に広がっていた世界で一番最初に目に入ったのはこのバスや自動車用のターミナルでした。
すでにわたしと一緒に乗っていた電車の乗客の姿は見えなくなっていて、その場にいるのは客待ちをしている数台のタクシーとわたしだけ。
ある種の空虚さというか、抜けるような青空を伴って感じたのは、ジャックスっぽく云うと静かで何もない「空っぽの世界」といった感覚でした。宇治川公園に写真を撮りに行ったときの目的は荒涼としたものだったんですが、この新しい世界で最初に感じたのは空虚なものといった何か。荒涼さとはちょっとベクトルはずれてはいるけどそれもまたわたしの興味を引く観念ではありました。

コスモスクエアの駅は南港(この辺りのことです)のエリアの大体西北の海岸沿いに位置していて、駅から地上に出てみると、ターミナルは南港の地表からは建物にして3階くらいの高さにあったから地表の様子は今ひとつ分からなかったものの、周囲を見渡してみると北西側のすぐそばから海が広がり反対側にはなにやら高い建物が点在しているという光景くらいは把握できました。
海側と建物側とどちらに行ってみようかと思って、一応夏が始まってからの大阪行きは海が目当てだったから海側に下りてみようと決めて、コスモスクエアの駅から北西方向へと地表に降りてみることにしました。

コスモスクエア脇の遊歩道1-720
Canon Autoboy Tele : Kodak Gold 100

コスモスクエア脇の遊歩道3-720
Canon Autoboy Tele : Kodak Gold 100
こういう機械ものって結構好きなんですよね。上の写真にも写っているのと同様の浮島のようなこの海上のクレーン施設は最初にここに来た時には存在してなくて、ある時急に海の上に現れたものでした。船のように移動できるのかな。
それと対岸の右手のほうに見えている葱坊主を乗せた塔のようなもの、あれはフンデルトヴァッサーがデザインした舞洲ゴミ処理場の建物の一部です。

コスモスクエア脇の遊歩道2-720
Olympus Mju Zoom : Kodak Super Gold 400

駅から降りる所で眺めた海岸線の様子です。ざっと見渡してほとんど人がいない印象が駅で感じた空虚なる物をさらに増幅させるよう。上から降り注いでくる非常識なほどの熱を含んだ光と、ほとんど影を落とすものが無い場所で、たまに地面に落ちるロットリングで輪郭を描いたようなくっきりした影が、その空虚さにちょっと非日常的な感触をさらに付け加えてもいるようです。

わたしは近未来を髣髴とさせる未来都市が広がってると予想をつけていたから、この空虚さで充満した空間を始めて目にして結構戸惑いました。ここは一体どういうところなんだろうって。
いまだ建物が見えていた方向には足を運んではいないんだけど、コスモスクエアって云うような鳴り物入りとでもいえそうな名前のついた駅から出たところが、数人の釣り人が散見できるだけのこの簡素な海岸線?
そんな疑問にかられながら、コスモスクエアの駅から降り立った海岸沿いの遊歩道は先に延びているだけでほとんど何も無いような場所だったから、先に行けば何か出てくるだろうととりあえず道がかなたに消えていく方向に歩き出してみました。

釣りをする人はたまに出くわすけど、ほとんど人のいないといっても良いような空間、熱波の中であらゆる動きが停止したような空間を歩いていくうちに、わたしはまるで人類滅亡後の廃墟となった世界を歩いているような気分になってきました。「渚にて」なんていう映画の例もあるように海辺と終末世界というのはイメージとしては馴染みやすいところがあるような気がします。たまに出くわす釣り人はもちろん視界には入ってきて、本当のところは誰もいない滅亡した世界でもなんでもないんだけど、意識としてはそういう釣り人なんかほとんど見ていないような精神状態になっていた感じ。そして誰もいない未来的な終末世界を行く何処かの映画の主人公のような気分で岸壁沿いを歩いていると、やがて進行方向に異様な建築物が見えてくることになります。

大阪港の海遊館付近の岸壁からも遠くに認められた謎の建築。大阪港から見ていても何の建物だろうと思っていたものが、コスモスクエアの熱波に照らされて白く輝いている遊歩道の先に見えてきて、そんなものに遭遇するとは思いもしていなかったから、わたしは好奇心に駆られて足早にその謎の建物に近づいていきました。

なにわの海の時空館ー620
hasselblad 500c/m + Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 T* : Fujifilm Reala Ace 100

そこにあった建造物は巨大な球形状のオブジェ然とした佇まいで海の中に浮かぶように建っていました。誰もいなくなった未来の終末世界の岸辺を歩いてるような気分でいたから、こんなものを見てしまうと、もうこれは人類滅亡後の世界はおろか、その後に別の知性生物がもう一度一から別の文明を起こしてさらにその文明も滅亡した後に残った遺跡のような何か、そんなはるかに遠い遠未来の世界に残されるはずの遺跡に迷い込んでしまったに違いないといった気分になってました。
「禁断の惑星」に出てきたような意星人が死滅したあともはるか昔から延々と動き続けている謎めいた地下の大都市なんていうのも思い出して、そういった用途不明の奇怪な構造物といったイメージも重なってたかも。

実際はわたしが浸っていた不思議な世界のイメージとはかけ離れて、この建造物は「なにわの海の時空館」といって、大阪の海との係わり合いを展示している博物館のようなところでした。正式には大阪海洋博物館なにわの海の時空館というそうです。時空館なんていう名前がついているのだから、わたしが遠未来の世界の謎めいた建築物なんていう想像を重ねたのもそれほど的外れでもなかったのかもしれないですけど、展示している内容は随分と今の人間に係わり合いのある内容で、ちょっとそぐわない違和感がありました。もうちょっとぶっ飛んだ内容の展示のほうが入れ物の非日常的な感じに似合ってると思います。

わたしが被せていた想像は別にしても、建物の異様さはやっぱり結構気を引くものでした。半球状のものが海に浮かんでいるという形も容易にそこにアクセスできない隔絶感があって、辿りつけない謎めいたものという感じを増幅していたし、壁面全部がガラスという仕上がりも異様さを倍増させていました。外からだと反射で鏡張りの球体のようにも見えて、これはまるで裏返しにされた乱歩の鏡地獄のような感じです。

この時空館の球形状の展示棟は、海上に出ている部分には入り口はなくて、海を隔てて岸壁に併置されている時空館の本館に当たる建物から海底を通って入るような仕組みになっています。

時空館外部
Canon Autoboy Tele : Kodak Gold 100

街灯とサークル
Canon Autoboy Tele : Kodak Gold 100

なにわの海の時空館の周辺で撮った写真。陸地側のドームへ繋がる通路の入り口となっている本館は基本部分は扇形というか結構シンプルな形をして、球形展示棟に海を挟んで対峙する位置に建っています。展示棟の巨大で異様なオブジェ風の存在感を視覚的に体感できるようにということなんでしょう。それ以外の建物の、そこから派生している部分は基本部分の延長とはいえ、そこよりはちょっと複雑な形をしていて、ある種写真のフレームに切り取るには創意工夫がいるというか、切り取り甲斐がある形をした建物でした。
下のほうはぽつんと立った照明灯と地面のサークルがかっこよかったので。それと、岸壁の写真にも写ってますけど、向こう岸に立ってる建物が、ここに来ている間中気になってました。灯台の近くになにかの施設にしては小さな家が一軒だけぽつんと建っている様子がなんだか意味ありげで、わたしのなかでいろんなイメージを呼び起こします。

時空館内部
Pentax Spotmatic + AUS JENA DDR T 50mm f2.8 : FUJIFILM 100

球形ドーム状展示棟への海底通路の入り口がある本館の、展示棟に対面している部屋。
これを撮ったのは夕方の5時頃だったと思います。誰もいない広い部屋に窓からの光が長く差し込んでくる一時。実際には遊歩道と同じで建物の入り口に入場券を受け渡しする係りの女の人が一人いたりしてるんですけど、わたしの意識としては誰もいない部屋という存在になっていました。
見た感じ時間が止まったような硬質の光で満ちた空間で、まさしく時が果てる地点に建つような雰囲気を持った部屋でした。この世界の一つ外に建っている部屋といった感じは「2001年~」の最後に出てくるホワイトルームや、「ジェイコブズ・ラダー」のティム・ロビンスが辿りついた最後の部屋が纏っていたような雰囲気に似てるところがあるかも。
海上の半球ドームとこの「時の果てる場所」にいるような静かな光が差し込む部屋を設計したポール・アンドリューは絶対にSF小説やSF映画が好きだったに違いないと思います。
ただやっぱり、大阪の海運の歴史って言うえらく現実的で具体的なディテールに満ちた展示はこの抽象的な空間とは馴染みが悪くて、実のところこのなにわの海の時空館は博物館としてはあまり流行ってないらしいんだけど、おそらくわたしが思うにはこの建築が醸し出す抽象性に惹かれてやってくる人には、宇宙の秘密でも扱っているほうが似合っている場所としては展示内容があまりにもそぐわなくて見る気がしなくなり、大阪の海運の歴史の勉強をしようと思ってやってきた人にはこのSF映画に出てきそうな実在感の希薄な空間の居心地がやっぱりあまり良くないんじゃないかと、そんなことを想像してみたりしました。

夕方のコスモスクエアの海
Pentax Spotmatic + AUS JENA DDR T 50mm f2.8 : FUJIFILM 100

このなにわの海の時空館のある岸壁から撮った夕方の海の一枚。岸壁ではこればかり撮っている印象ですが、帝国軍のウォーカーがここでも散見出来ます。
こういうのって雰囲気はどうしても金曜ロードショーのバックの映像を連想するようなものになりますね。鈍くてモノクロに近い色合いになったのがまぁ主張といえば主張なのかもしれないけど、逆光で光が水面に反射しているこういう絵柄は、あまり特異な画面にはなりにくいように思われます。

ペンタックスのこの一眼レフ、M42っていうマウント、ユニバーサル・マウントのレンズを使いたかったから買ったんですけど、1000円で買ったカメラに東独のカール・ツァイスなんていうまがいもの臭いレンズをつけても、思ったはるか上をいく写り方でした。東西分割した東側のツァイスということで、腐ってもカール・ツァイスっていうことか?


☆ ☆ なにわの海の時空館~野鳥園へ至る道~フードアウトレット ☆ ☆


最初にここへやってきた時の記憶を辿ると、この遠未来的な異形の空間を体験した後そこからちょっと内陸部に歩を進めて、南西方向にある野鳥園に足を進めた後で再び駅方向に戻っていくというようなルートを取って歩いていたように覚えています。

少し陸側に入っての印象は、やっぱり人がいないなぁというのと、やけに荒廃したような空き地がいたるところに巨大な空間を形作っているということでした。宇宙広場って草ぼうぼうに放置された広大で荒廃した空き地のこと?野鳥園に至る道もそこから戻ってくる間も含めて誰にも合わなかったし、人類滅亡後の世界を歩いているという感じは側の道路を港湾関連の仕事で走ってくるトラックなんかで多少は薄らいでしまったとはいえ、まだ多少は残っていて、現実感の無さというかわたしが持っている現実の手触りとはちょっとずれたような感触にちょっとワクワクして歩いていました。

彼方にドームを見て
Nikon Mini : Kodak Super Gold 400

野鳥園へいたる散策路から球形状ドームを見たところ。このあと南港のもうちょっと陸側に行動範囲を広げていくうちに、近代的というか未来的な構築物と荒廃した荒野のような空き地とが一緒になっているイメージで写真を撮るというのがちょっとしたテーマのようになった感じがあって、そういう意図を持って写した一枚です。

野鳥園というちょっとした森と池で構成された場所から再びもと来た道を戻る最中、右手にかなり大きくてカラフルな装飾が施された建造物を眺めて歩いていると(後にアジア太平洋トレードセンターの建物と判明)、段差の下を流れる川とその川縁へ降りていく階段を発見。階段の降り口に川(咲洲運河という名前の人工の川)にそって、どう見ても廃墟としか思えない人の気配の途絶えた、「フードアウトレット」という看板を備え付けた建物に遭遇しました。飲食店が集合しているビルのようで、柵で通行止めにしてあるわけでもなく、中に踏み入るのを拒否してる感じでもないから、廃墟でもないのかなと運河のほうに降りてみて撮ってみたのがこの一枚です。

フードアウトレット
Pentax Spotmatic + AUS JENA DDR T 50mm f2.8 : FUJIFILM 100

何度か来てみて大体様子が分かったところだと、完全な廃墟でもなく写真を撮ったレストランだけがまだ営業しているようで、でも店の入り口にかけてあった案内を見ると昼の2時くらいで営業を終了しているすごいイレギュラーなレストランでした。この運河沿いのテラス席の側にクラシックカーの装飾展示物が置いてあったりしたんですが埃を被ったままで、営業時間内でも本当に人がきているのかはなはだ疑問です。
この場所に集まっているそのほかのレストランは店舗として利用されているところはなくて、倉庫として使われていたり、まったく別の目的の事務所的な雰囲気の部屋になっていたりして、実際に建物の中に入ってみると、人の気配は多少あったから完全な廃墟でもないものの、外からの印象は完全な廃墟。一軒営業していると知らないとまず近づけないようないような雰囲気を醸し出している場所でした。

内陸のほうに進むと、南港は廃墟の展示場のようになったところがあります。ふれあい港館 ワインミュージアムからライブなんかのイベントをやっていたらしいZepp Osaka、アパレル関連で潰れてしまったライカという会社の空中回廊がある巨大な本社ビルまで、巨大廃墟が並んでいる場所。ライカビルは長年放置されていたものがわたしがここに写真を撮りに来てるタイミングで解体工事が始まりました。間に合ったというか間に合わなかったというか、非常に微妙な感じのタイミングでの解体なんですけど、期せずし解体前のライカビルと解体中のライカビルの両方を見られたのはやっぱりタイミングがよかったのかな。でもこのライカビル、設計は安藤忠雄でこんな付加価値のあるビルをクレーンで無造作に破壊しまくってもいいものなのか、ちょっと心配したりします。


☆ ☆ アジア太平洋トレードセンター、マリンタワー周辺 ☆ ☆


コスモスクエアから海岸の反対側へと進んで、眼前に広がったのはこういう世界でした。

荒涼とした世界
Olympus Mju Zoom : Fujifilm 100
誰もいない。車も通っていない。熱波が唯ひたすら頭上から降り注ぐだけの終末世界の光景。道路の真ん中で写真撮っても全然平気かも。
ところでこうやって並べて写真貼っていて気づいたんですけど、我ながら地平線の位置がほとんど同じというか変化に乏しい撮り方をしているなぁということ。並べてみて自分でよく分かりました。この辺は意図的になったほうが良いかもしれないです。

こんな世界を歩き回っているうちに、南港の印象は未来的建造物と、終末世界のように人の気配が消えた道路と、草生し荒廃して広がる荒野のような空き地と廃墟が混沌として交じり合っている、ある種悪い冗談のような、不条理映画に出てくる世界のようなものへとわたしの中で固まっていくことになりました。

☆ ☆ ☆

ちょっと調べてみると、南港のこの辺りって元からあった土地に埋め立て工事で今のような形にして、大阪のウォーターフロントとして80年代頃から開発されてきている土地なんだそうです。それがバブル期にたてられた「テクノポート大阪」計画にそって加速された挙句バブル崩壊を境に一気に開発規模の縮小という事態に直面して、今のような状態に陥ってしまったとか。そこら中に点在する荒野のような空き地はおそらく本来計画が上手くいっていたならウォーターフロントに相応しい近未来的な何かが立ち並ぶ予定だった場所なんでしょう。

海岸線で異様に目立っていたなにわの海の時空館のように、この荒野に唐突と冗談のように建っている建造物で目立っているのはマリンタワーとアジア太平洋トレードセンターとインテックス大阪辺り。大体これら巨大建造物は同一地区といっても良いくらい隣接して建てられていて、同じく隣接して建っているのに何の加減か廃墟エリアになってしまったワインミュージアムなんかの集まる区域と明暗を分けているような感じになっています。

荒野に唐突に立つ未来的建造物を目にして、先に書いたように荒廃した世界と絵に描いたような未来世界が同居している不条理SF映画のような世界を写真に撮りたいなと思って色々と歩き回っていたんですけど、降り注ぐ白熱した光線に打ちひしがれ、どうも上手く撮れそうなロケーションも見つけられずに、そのうち撮影場所はATC周辺とその内部というように限定されていくことになりました。

その周辺で撮った写真。

マリンタワー周辺1
Nikon Mini : Kodak Super Gold 400
確かミズノの本社ビルの麓で撮った写真。父に見せたら妙に気に入ってくれた写真でした。窓枠主義的な写真かな。写真の中にもう一つフレームを入れてみるのは、この場合は二つはいってるんですけど、自分としてはわりと気に入る絵柄なのかもしれません。

マリンタワー基底部
Gakken Pinhole Camera : Ilford XP2 Super 400

ピンホールカメラで撮っていてこの前載せなかったものの一枚です。場所は三角オブジェがあったマリンタワーの麓。やっぱりちょっとSF映画にでも出てきそうな雰囲気があります。


☆ ☆ ATC ☆ ☆


ここにきた始めのころに妙に目に付いていたカラフルな装飾が施されていた建造物。荒野や廃墟を眺めながら内陸を歩いてたどり着いたところは、中に入ってみると赤や黄色や紫の髪をしたカラフルで何処かリアリティの無い軍服風のものを着ている集団が跋扈する空間でもありました。
端的に云うとコスプレイヤーの撮影会の時に偶然訪れてしまったというだけのことだったんですけど、ATCって定期的に大規模なコスプレ撮影会を催してるところだったらしいです。でもそういうことを知らずに最初にやってきたから、そんな風体の人がいたるところを歩いていたらやっぱり面食らうわけで、この巨大な建築はトレードセンターと名前がついているけど、一体何をするところなんだと思ってしまいました。

ATCが開業した時期を見るとバブル崩壊の直後、おそらくバブル期に構想されて、バブル崩壊に直面しても取りやめにならなかったと思われる、大阪のウォーターフロントの玄関口、貿易の要として建てられた巨大な商業施設で、貿易の中心地を目指して内側に大きな港を抱えているところなんか、感じとしては大阪港の海遊館周辺の雰囲気と似ています。
ただ交通の便の悪さとかテナントの賃料の高さなどから、集まった企業も相次いで撤退することになり、今は当初の目的とは随分と違う形の施設になっているらしいです。わたしが見たところ巨大なショッピングモールといった感じ。
オズ棟とITM棟という二つの施設が繋がった形でオズ棟のほうは最初からショッピング・モール的な利用が想定されていたのかこちら側にはそれなりに人が集まって食事したり買い物をしたりしてます。凄いのはITM棟のほうで、こちらは12階建ての高層ビルの構造になっており上まで吹き抜けになったビルの内部を円筒形のエレベーターが上り下りしている光景はまるで昔のSF映画「来るべき世界」にでも出てきそうな雰囲気です。でも雰囲気は未来的なのに、この辺はもう南港の共通のコンセプトにでもなっているかのように、下のほうの階に入っているテナントを除くと階を上がるに連れて使われていない部屋が目立ち始め、あっというまに人通りも途絶えてしまった高層の廃墟といった様相になっていきます。
テナントが撤退して本来の目的が全く果たせない機能不全に陥ったような状態で、隣接するマリンタワーも含めて、大阪最大の赤字垂れ流し施設となったらしく、その後大阪市の関連施設が穴埋め的に部屋を使用しているんですけど、そんなのが追いつかないくらい空き部屋が続く暗い通路が満載の高層施設になっています。

こんな近未来的廃墟がいたるところに口を開けていて、廃墟と猥雑のパッチワークのようになった空間を、赤や青や紫の髪の毛のリアリティの無い人物が行き来する奇妙な場所で夏の終わる直前まで色々と写真を撮ることになりました。屋外で撮るつもりだった写真はいつしか暑さに負けてしまって、せいぜい撮るとしてもATCが囲い込んでいる港に出てみるくらいで、荒野が広がる外界には廃墟巡りや港湾関連の仕事場が並ぶ通り沿いに歩いて見たりはしたものの、知らない間にあまり出て行かなくなっていました。


☆ ☆ ☆


来るべき世界
hasselblad 500c/m + Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 T* : Fujifilm Reala Ace 100

高層の廃墟に変貌していくITM棟。円筒形のエレベーターがまるで昔のSF映画のようでした。全体に色を使って色々とデザインされた空間だったので、それ以上に奇妙な写真にするのも難しく、記録写真のような感じになるのが多そうでした。

雨の日 -720
Canon Autoboy Tele : Kodak Gold 100

台風並の大雨が降った日。直射日光を避けるためなのか窓にかかっていたベール越しにみた港の椰子の木。シルエットっぽくなってちょっと風変わりに写ってます。葉の様子で風がきついのが分かるかと。

椰子の木
Diana+ : Fujifilm Pro 400

大雨の日じゃないけど、その椰子の木。港に出ると岸壁のラインに沿うようにして椰子の木が並んでます。このスカスカとした余白感がたまらない感じ。

港風景
Olympus Mju Zoom : Fujifilm 100

ATG内の港の全景はこんな感じでした。ここは催し物なんかがある時にはステージになるような場所?遠くにはフェリーが停泊中です。もっともこのフェリー、この場所に写真撮りに来ていた間、一度も動いているのをみたことが無かったのでいつ出航しているのかかなり不思議でした。曇りレンズソフトフィルター発動中。

サイバーパンク的
hasselblad 500c/m + Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 T* : Fujifilm Reala Ace 100

港にはフェリーだけではなくて帆船が停泊していることもあり、これはその帆船と岸壁の間にあったものを撮ってみた写真。岸壁に衝突してもショックを吸収する設備だと思うけど、タイヤはイメージにあったとして、この巨大なもののほうは大きさといいかなりシュールな印象を与えていました。こんなの見たのは初めて。鎖をまとってどこかスチーム・パンクに出てきそうな潜水艦風の印象が面白かったです。
ハッセルを出来るだけ海の方向に突き出して撮ってみたもの。海に落とさないかひやひやしてました。

廊下
Konica Bigmini BM201 : Kodak Super Gold 400

12階建ての高層廃墟と化しつつあるITM棟のちょっと上のほうに登っていって歩いてみた廊下の様子。誰もいない廊下に灯りが反射して、何の変哲も無い唯の通路なのに不思議な印象になってました。

ガルーダ
Nikon Mini : Kodak Super Gold 400

ここも誰もいない、灯りさえまばらになったフロアの閉ざされた部屋のウィンドウの内側に鎮座していたガルーダ。部屋は暗く様子もあまり良く分からなかったけど、ウィンドウガラスに書かれていた言葉では航空会社のオフィスのようでした。ガルーダの像があるからインドネシア航空?使われていないテナントは丸っきりの空き部屋になってたし、使われていない区画は通行止めになってるところがほとんどだったから、おそらくまだオフィスとしては生きている部屋だったんだろうと思います。

ガルーダと云えばヒンドゥー教の神話に出て来る鳥の神様ですね。エスニックの雑貨屋なんかに行くのが大好きだからこういう異国の神様のエキゾチックな像とかも結構好き。象のイメージが好きで、そういう象好きのところははわたしの場合はガネーシャが元で、この系統から出てきてます。日本で云うと歓喜天だけど、京都にも祀っている所はいくつかあるものの、秘仏扱いなので公開されてないところがほとんどのはずです。無茶な願いも聞いてくれるけど、その分約束を守らなかった時などの祟り具合、懲罰の具合がすさまじい、物凄く怖い神様でもあるんですよね。

それはさておき、この写真に話を戻すと、撮った本人としてはガルーダの向きがもう一つだったかなぁと思ったりしてます。廊下の様子も入れようとしてこんな配置になってるんだけど、廊下は余計だったかも。
暗闇だったのでフラッシュを焚いてます。今は自然光で撮る柔らかい写真が流行りだからフラッシュってあまり積極的に使わないけど、使いようによっては人工的で、ロケンローな写真が撮れそうな感じですよね。ストロボ・フォトなんていう言葉の語感も未来的でかっこいいし。ストロボ・フォトって云うのを一つのジャンルと考えて、毛嫌いせずに臨機応変に使ってみようかなぁ。唯やたらと注意を引くから、こんな暗闇の中では気兼ねしないけど、スナップ・フォトだとかなり開き直りが必要になってきそうです。

ダンスする円-620
hasselblad 500c/m + Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 T* : Fujifilm Reala Ace 100

以前にも似たようなシチュエーションで写真を撮ったことがあるんですけど、変奏曲的なものとして。

ATCのコスモスクエア駅側のコーナーは各階、といっても全階層というわけでもなかったけど、展望用の大きな窓が開いていました。丸い椅子とテーブル、そしてその丸い影がダンスしてるように模様を作っています。オブジェの配置はその時の偶然の神様のセンスに任せてスナップ。椅子のブルーが光が当たっているところだけアクセントのように出ているのもいい感じでした。
俯瞰で撮る写真は最近ちょっと気に入ってるというか、でもそういう立ち位置で撮れる場所って本当に限られてるんですよね。カメラ持って街歩きをしているとちょっと小高いところに上がれそうな場所を結構探していたりします。
ハッセルはウェストレベルファインダーで使っているから、俯瞰でレンズを下の方向に向けてではかなり撮りにくくかったです。これはウェストレベルファインダーの弱点でしょうね。

壁にかかるものたち-620
hasselblad 500c/m + Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 T* : Fujifilm Reala Ace 100

オズ棟のほうにあった、これは酒場だったのかなぁ。飲食店の一軒でお休みの表示があったように覚えてます。壁にかかっている額と窓から差し込む光がちょっと気に入って、お休み中のために柵が閉められていたんですけど店の外からその柵越しにとってみたものです。
柵はまばらだし動物園の檻の様なものではなくて、扉越しの光景といった感じに持っていけないかと思ったけど、手前の柵はやっぱりちょっと邪魔かも。
わたしはお酒が飲めないので営業中に行くというのもちょっと敷居が高すぎるし、店内の灯りがついてしまうと雰囲気も変わりそうです。やっぱりお休み中を柵越しにしか無理か。

☆ ☆ ☆

こんな感じで日付を見ると8月の終わり頃まで、この垂れ流しの赤字にいたるまでも逸脱のパッチワークともいえる奇妙な世界に入り込んで写真を撮っていました。夏の終わり頃になるとさすがに暑さが堪えてきて、後半はATC中心に動き回っていたのがそのうち南港まで行く気力も乏しくなってくるような状態へと変貌していきました。
9月にはいると曇りがちになったり台風がやってきたりして、真夏の時ほど気候も安定しなくなり、そのうち撮影の興味の対象が別のものへと変化していったりして、涼しくなったらまた撮りに来たいなぁと思いながら、今のところちょっと疎遠な状態になっています。
グーグルマップなんか見てみると、夏の間に歩き回っていたのは大体南港の埋め立てエリアのコスモスクエア駅側の半分くらいで、さらに先に行くとどうも今度は団地なんかの人が住んでいるエリアに変貌していきそうな感じです。団地の無機的で幾何学的な写真も撮ってみたいし、おそらくこの奇妙な世界とはまた別の感触を持った世界が広がっていると思うので、そのうちまた残りの未探索のエリアにも行ってみたいと思っています。

この夏、ピジョンフレックスを持って安治川流域で写真を撮ったのを切っ掛けに、大阪港の赤煉瓦倉庫やその周辺、さらに南港のストレンジワールドと、誰もいない道路や暗い光の廊下を歩きながら、空虚さという何もないものを撮るというようなことに夢中になっていたような気がします。
空虚な感じというのは最初のほうでは少し向いている方向が違うように書いたけど、荒涼としたものと何処か通低しているようなところがあって、ことさら項目としてかざさなくてもいつもわたしの頭の片隅にあるようなものなんですが、それはそれとして,誰もいない道路を歩き続けたことへのちょっとした反動なのか、今度は充満したものとか撮ってみるのはどうだろうかと、そんなアイディアが浮かんできたりしています。みっちりと詰まったイメージとか、なんだか面白そう。

空虚であろうと充満していようと、いずれにしても逸脱し過剰であるものはそれだけで面白いはずで、そういうものが撮れたらいいなぁと夢想してはカメラ片手に出かけることが、夏を過ぎたこれからの季節にも続いていそうな気配ではあります。



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Chico Buarque e Toquinho - Samba Para Vinícius


邦題はヴィニシウスに捧げるサンバといったものがつけられています。ヴィニシウスというのはヴィニシウス・ヂ・モライスという人物のことで、もう亡くなってしまったけれどブラジルの外交官であり詩人であった人。近代ブラジル音楽、ボサノヴァの誕生に関わった人々のうちの一人で、ブラジルのミュージシャンから最大限の敬意を表されている人物でもあります。有名どころではイパネマの娘の作詞をやってるのがこの人。
曲は歌手でありギタリストであるトッキーニョと、同じく歌手でありソングライターでもあるシコ・ブアルキの二人の共作となっています。歌ってるのもこの二人。トッキーニョは歌手としての顔のほうが目立つ感じがするけど実力的にはギタリストのほうが数段上の感じがします。それとヴィニシウス・ヂ・モライスが軍事政権によって外交官の職を追われた後、音楽活動をする時に親身になってサポートし続けた人でもあります。

ちょっと押さえ気味ではあるけど十分に踊れるようなサンバの熱狂感とメランコリックなサウダージ感が上手いバランスで共存しているような曲。ブラジル音楽の典型的な要素を上手く纏め上げてる曲だと思います。
それと、日本語とは違うんですけど「サラヴァ」と入るのがかっこいいです。「あなたに幸あれ」っていうような意味だから、日本語で「さらば!」という時とまるっきり違う方向の言葉というわけでもないのも何処か親近感を覚えたりします。




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Art Forms in Nature: The Prints of Ernst Haeckel (Monographs)Art Forms in Nature: The Prints of Ernst Haeckel (Monographs)
(1998/08)
Ernst Haeckel

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コメント

写真拝見していて、こっちの臨海副都心に似てるな
・・・って言うのが正直な感想かなぁ。
尤も、こっちはTDLやお台場などアミューズメントスポットだから
いつでも混雑してるから、全く印象は違いますけど(^^;

やっぱり阪神大震災が大きく影響してるのでしょうか?
だからこんなの寂れてしまったのかな?

でもね、繁華街からちょっと離れて
違う道に迷い込むと同じような景色に遭遇しますよ(笑)

昔のSF映画やSF漫画のような世界なんて
実際は無いのでしょうね。
文中にも書いていらっしゃるように
今の文明のまま人類が滅んで建物だけがオブジェみたいに朽ちて残る感じになりそう。

球形ドームは私も行ってみたいです。

ROUGEさんへ

おはようございます!

海に面してもう一つの都心を作り上げようとしているところって、まぁ京都にいると全く無縁な世界なんですけど、どこでも似たようなものなんですか。
そういえばちょっと離れてはいるけどUSJもエリア的に云うとこのエリアに入っているからその辺も似ているかもしれませんね。
混雑といえば、一日だけ吃驚するほど人がいたときがありました。コスモスクエア駅のターミナルでバス待ちする長蛇の列が出来るくらいの。何事なんだろうと思って家に帰ってから調べてみたら、どうやら夏の恒例になっているロックフェスティバルが近くであった模様。だからイベントがあると、ATCのコスプレ撮影会のようにある区域限定でにぎやかになっているのかもしれないです。
寂れている印象はほとんど人がいないという印象と同じくらい、何もない草だけが生えている巨大な空き地がいたるところにあったのも影響しているようでした。打ち捨てられた場所といった雰囲気のところが高層ビルの真横、いたるところにあったりして、このギャップは始めてここに来たときからずっと意識に留まっていた感じです。わたしには他ではほとんど見たことが無いような感触の空間だったので面白い場所ではあったんですけどね。港だから大阪港と同じで仕事をしている場所とその場所を繋ぐ幹線はトラックがひっきりなしに移動していたりして活気があるんですけど、その横でこういう荒廃した世界が同居しているというところでした。
阪神の大震災の影響はどうなのかなぁ。一応こんな状態になったのはバブルの推移のせいのように説明されているのは読んだんですけど。ただ駅の側から内陸部分に向けてかなり大きなマンションの一群が建ち始めていて、何故建ち始めているのが分かるかというと、グーグルマップで見てみると、マップのほうはこの辺りは完全な空き地で写ってるからなんですけど、この荒涼とした駅周辺のエリアにも人が住む領域が広がってきているのかもしれません。このまま放置しておくわけにも行かないから、今採算が取れるような形で作り直している最中なのかも。そう思うと荒涼とした世界もそのうち見られなくなる可能性もあるわけで、この世界があるうちにまた写真撮りに行ってみようかと思ってます。誰もいないからピンホールカメラの三脚を立てるのが気兼ねなく出来ていいんですよね。

わたしはコスモスクエアという駅名の印象からここは未来都市の光景、昔で言うと大阪万博の現代版のような世界が広がってると思ってました。だから印象とのすさまじいギャップもことごとくSF的なイメージに収斂されていたような気がします。
ただだからつまらなかったかと云うと事実は逆で、廃墟的なものが好きな人間としてはかなり面白い世界であったと思います。そうでなかったら夏の後半ここに入り浸りなんかしなかったはずだし。
朽ち果てた未来都市といった空想を繰り広げるのは結構面白かったですよ。

なにわの海の時空館は、見た目凄いですけど、展示は大したこと無いです。第一外のイメージとまるっきり違う内容なんだもの。でも建物は一見の価値あり。本館のほうもドームへの入り口だからといって、ドームに行く客しか入れないということも無く、事実わたしはちょっと休憩だけさせてと受付の人に行って入ったから、入場料関係無しでこの窓際のソファに座れたりします。回りににぎやかなところが何もないというのが最大の弱点なんだけどそれが気にならなければ、野鳥園もあるし、周りを歩き回るのもなかなか面白いところだと思います。

港湾開発って難しいんですかね
ロキ様地方も繁盛している港湾と閑散としている港湾とがありますけど、
大阪の場合はものの見事に殆ど外れてしまっているような感じですね

色々とホームページを見て居たのですが、
箱物ありきでアクセスを考えていない感じがしますよね
やはりアクセスがよければどんな箱物でもなんとか集客ができますが、
そうではないとやはり廃れてしまいますねー

大阪の港湾でも私は個人的に興味があるのは舞洲のヘリポートですからねー
OL時代に舞洲のヘリポートの設計がらみの仕事の事務手続きをしていたので
おおーまだあるって思っちゃいました

球形ドームを見た時、私はケビン=コスナー主演のウォーターワールドを思い出しました
その世界観が今回のお写真にはあるなって思っちゃいました

でも、景気が良くなりアクセス面の問題が解消されればどの建物も有効活用できると思うのですが…
ちょっと今は厳しそうですよね
それでもなんとかしてほしいなぁって思いました

ロキ様へ

こんにちは!

なんだかもう一つ海辺の感じがしないなぁと思ってたんですけど、浜辺とかあるところに行かないと駄目なんですね。大阪港といいコスモスクエアといい岸壁があって海に面してはいるけど、結局海と関連しているのは貿易の仕事をしている人だけで、一般の人は海とは直接的な関係を取れないと。
だから港の仕事関連の場所はそれなりにトラックが通ったりしてるんですけど、一般的な観光目当てのような人を相手にしているところがあまり無いから、その方面からは全く発展性がないって云う感じになっているようです。人が集まれるような器はそれなりに整えようとしているんですけどね。もっと来た人が海と有機的な関係が持てるような場所になったら多少は変わるかもしれないですね。今のところATCなんかでイベントがあったりする以外で人を集めるようなものがほとんどない感じだし、マリンタワーの展望台に上ったり、御飯食べるだけに、やってくるのも面倒なこんなところまで来る人もあまりいないと思います。
アクセスは埋立地の半分はまだ立ち入ってないのでその辺りがどうなっているのかはよく分からないですけど、電車での移動はかなり範囲が限定されているようです。コスモスクエアの駅から球形ドームまででも歩く以外にないようなアクセス方法だし、舞州のフンデルトヴァッサーのゴミ処理場とかも行ってみたかったけど、電車でどうすればいけるのかよく分かりませんでした。舞州そのものが行き方が分からないというか。自動車に乗らない人は最初から問題外の扱いになってるようです。

ヘリポートがあるんですか。ヘリコプター自体実物を見たことなんてほとんど無いから、ちょっと見てみたいかも。でも一般の人が入れるのかな。

ドームはやっぱりSF的ですよね。いっその事周辺もウォーターワールド的な世界観で作りこんでみるともっと楽しい場所になったかな。ともかくドームはオブジェとしても異様な存在感があって面白かったです。最初は外側は鏡だと思ってたんですけどよく見ると中が見えて、ガラス製なんですよね。この異様さを生かしきれていないのが物凄く勿体無いです。ただ建物は異様で凄く惹かれたものの、展示内容を知って入る気なくしてしまいました。ここは展示内容をどうにかするとお客さんを集めることが出来るかもしれないです。あと回りにもうちょっと来た人が楽しめるような場所を作るとか。本館を一歩外に出ると空き地が広がってるのでは、わたしはそのほうが面白かったけど、何度も来てみたいとは思わない場所でしょうね。

マンションが新しく建っているところを見ると、一応住もうと思っている人はいるようでした。こういうところはとにかく人が集まらないことには何も始まらないと思うから、そういうところから都市作りを考えていって欲しいです。もっとも寂れた今の異様な雰囲気も結構好きなので流行ったらわたしは行かなくなるかもしれないけど。

こんにちは~
ん~と、これは平日の南港ばかりですよね?
休日はもっと人が多いはずですが・・・ 
多いと言ってもやはりまばらなのは変わりないですけど。

真夏の海沿いは釣り人すら敬遠する環境ですから。(^^ゞ
よくぞハッセル持ってうろついたなと、感心してしまいました。
暑かったと思います。

真夏でも夕刻近くなると、太公望達が集まる護岸があるのですが、それは薄荷グリーンさんが歩き回った場所ではなくて、もっと違う所。
今の大阪の最も港湾地域らしい場所。
倉庫と船舶の荷役作業施設しかないので、一般の方にはお馴染みでないし、カメラを持ってうろついても、同じような絵しか撮れない。
でも、そこら辺が一番大阪の港湾らしい場所なんですよね。
夕涼みがてら晩のおかずを釣るおやじさん、子供達を遊ばせる家族連れ、バーベキューを始める若者など、三々五々と集まってきて、なんだか横町の夕方を思わせる風景が出現します。

ATC周辺は大阪市と大阪府の行政の大失敗地帯。
あと数年もすれば、もっとゴーストタウン化するんじゃないかな?
やり方を工夫して、もっとお金の流れを良くすれば、自ずと人が集まってきてにぎやかになるのに、お役所の固い頭の人達では無理でしょうね。
誰も責任を負いたくないから。

文中に書かれていたように、コスプレの聖地的なところだったんですが、何度か事件や事故があって、規制が強化されて、より一層人を排除しつつあります。
夜の繁華街と同じで、人を集めたかったら、ある程度目をつぶることも肝要なんですがね。
やはりそれもお役所・・・・

kuroさんへ

こんばんは!

平日の写真がほとんどです。休日にも行ってみたことがありますけど、平日にちょっと人が集まっている場所の人出がかなり多くなっているという印象で、人のいないところはそのまま人がいないって云う感じだったような印象でした。
やっぱり岸壁って暑いんですか。それはもう本当に辟易するくらい暑かったのも当たり前だったんだ。おまけに岸壁の写真を撮ったところってあまり日陰が無いんですよね。岸壁から少し内側に引くと木陰とかがあるんだけど、そこに居てると写真撮りに歩き回れないし、結局日差しが直接照りつけるようなところを歩く以外になかったです。
重さは、実は今年の夏中判カメラのフレーム違いのものが欲しくなって、マミヤのRZ67PRO2って云うのを買ったんですよね。重さ2,4キロのカメラ。これ持ってると、あれだけ重いと思っていたハッセルが片手であしらえるくらい軽く感じてきます。今、ハッセルもってもほとんど重たいと思わなくなっていて、これはマミヤのを買った思わない副産物でした。でも重いカメラは物凄く撮影条件を制限しますね。緻密な写真を撮るために重いカメラを携えていくのが良いのか、多少画質は落ちても小回りの効く小さなレンジファインダーがいいのか、判断に迷うところだと思います。
それはともかくハッセルブラッドはあの馬鹿でかいシャッター音とかも慣れてきて、街中でも平気になりつつあり、最近持って歩くのが凄く楽しいカメラになってます。

その、人が集まる夕暮れの街を探せということですね。でもこれは結構な難題かも。確かに大阪の港のタイプから行くと意外と単調な光景の場所で、最初の物珍しさが落ち着くと、撮るものを探すのに苦労し始めるんですよね。だから撮影するとなるとそういう生活感があるところは変化に富んでいて撮るチャンスも一杯あるんでしょうけど、でも雰囲気が良くても実際に撮るのはちょっと覚悟がいりそう。あくまでも部外者的な存在として入っていくほかないし。
そのうえ大阪港ではカメラ持ってると結構遠くからでも目ざとく見つけられることが多かったです。妙なカメラ提げてるし人が少ないからやっぱり目立ってしまうのかな。

ATCはショッピングモールのほうでもまだ採算が取れてないのかな。高層ビルになってるほうは本当にこの先、上に上がっていってもいいんだろうかと思わせるようなところが上の階には多かったです。施設が無いから人が集まらないのか、人が集まらないから商業施設が成立しないのか、なんだか悪循環に陥っているような感じでした。とにかく交通機関をもっと整備したほうがいいとは思ったけど、集まって楽しそうなところがまず無いし、人が集まる場所にするにはさらにかなりの出費を必要とするはずで、確かにそんな出費の責任は誰も取りたくないでしょうね。

コスプレの人って面白いですね。京都でも漫画ミュージアムで定期的にやってるけど、撮影中はカメラマンともども自分の世界に入り込んで近くを通るわたしのような人間は視界に入っていないような感じでした。規制が入っているというのはかなり残念ですね。今のところ一番集めやすそうな人種なのに。
とはいってもコスモスクエアといえばコスプレなんていう定式が出来てしまうと、一般人は寄り付きがたくなって、これもちょっと問題かな。

今のところ今度行ったら、あの午後2時までしかやってないレストランの埃まみれのクラシックカーの側でお昼御飯を食べてみたいです。廃墟でお昼御飯ってなかなか体験できないと思います。

おはようございます。
なんか生きながら死んでいるというか、不思議な存在感を湛えていますね。大阪は面白い!
コスモスクエアというハイカラな名前がついているかと思えば、「なにわの海」がどうしたとか。
異次元ワールドです。

それにしても、ヴィ二シウスに捧げるボサノヴァ大好きです。
タイトルやアーティスト名をちっとも覚えないのですが、
私も持っていていつも聴いています。

あ、言い忘れましたが、パルテノン神殿の柱風の柱の向こうにあるヤシの木の写真、すごいですね。
薄荷グリーンさんのブログを行きつ戻りつしながら、何度もこのヤシの木につかまってしまいました。

こんにちは(^^)

海底トンネルに突入する電車と聞いて、
トンネルがガラス張りになっていて、海の中が見えると嬉しいのにな~、
と想像してしまいました^^
そんな水族館のようなトンネルがあったら、楽しいでしょうね^^

球形ドームは、私もそそられます。
イメージとしては、中に入ったとたん、青い電気で照らされて
非日常的な世界が繰り広げられているという感じです。
外から見ていると、色々と空想できますね^^

大阪というと、人が溢れていて活気があって、
というイメージですが、薄荷グリーンさんの写真で、
大阪の静かな部分を見ることができて新鮮でした^^
個人的には、下から二番目の丸い椅子とテーブルと
その丸い影の写真が気に入りました^^
薄荷グリーンさんの撮る、物と光のこういうバランスの写真が好きです♪

海の時空館の外見を見て・・・
ちょっとローカルな話で恐縮ですが^^;
地元の県立恐竜博物館を連想してしまいました。(規模は違いますが^^;)
↑森の中に銀色の恐竜の卵と言うコンセプトで造られたもので、親子でそこそこ楽しめる所です。

時空館らしく、九鬼の鉄甲船のイメージの建物とかにして欲しかったなぁ~(笑)

Samba Para Vinícius・・なんて心地いい「さらば!」なんでしょう^^乾いた気持ち良い風にあたってる感じ♪

とのさんへ

こんにちは!

わたしも大阪というと梅田の繁華街や難波の電器屋街しか行ったことがなかったので、この海辺の地域で見たものは結構新鮮で面白かったです。繁華街で持っていた大阪のイメージとまるで違っていたし。
コスモスクエアっていう名前で、昔の東宝の特撮映画に出てくるような、各国首脳が集まって対応を協議している会議場でもありそうなイメージだったのに、そんなもの何一つ無かったし、極めて庶民的な釣り人が数人釣り糸をたれている岸壁を進んだ果てに見た異様な建築物では、その内容とのギャップに目も眩むような思いをしました。何か行う際に後先考えてないところがあるような感じかな。どこか土着的な泥臭い部分がかならず混じってくるようなところもありそうですね。今回は行き方が分からなかったので行けなかったですけど、対岸に見えていたフンデルトヴァッサーのゴミ処理場もなんだか後先考えてなかったような気配があるし、またもうちょっと範囲を広げて探索にいってみたい気はあります。コスモスクエアのエリアのわたしが歩き回っていた地域の反対側の地域には、ポートピアで展示されていた海底住居?が岸壁にそのまま野ざらしで展示されて廃墟のようになっているそうだし、この辺りは確かに異次元が紛れ込んでいるというのは間違い無しだと思います。この混沌とした世界を意図的に作ってるとしたら大阪府民はなかなか侮れないかも。

この曲知ってましたか♪
凄いいい曲ですよね。繊細な旋律が本当に素晴らしいと思います。
音楽はわたしのブログの一つの柱だし、最近は関心ごとが写真に集中してしまっているために独立して記事にしてないけど、わたしのなかでは扱いのグレードが落ちたというわけでもないんですよね。でも付け足しのように見える性なのか、ほとんど反応してもらえないからちょっと欲求不満気味でもありました。だから関心を持ってもらったというのと、知っている人がいたというので凄く嬉しかったです。
わたしがこの曲を聴いたアルバムはアマゾンで探しても見つからなくてリンクが貼れなかったんですけど、このくらいの曲が簡単にアマゾンで見つかるくらい、ブラジルの音楽、ラテンももうちょっと一般的になってほしいなぁと思ったりしてます。

椰子の木の写真いかしてたでしょ。ベール越しに見えるのがイメージにちょっと含みを持たせてるようなところがあって。この日は雨が降りそうな気配はしてたんですけど、台風並みの雷雨になるとは予想してなくて、帰りの京阪では落雷で一時不通になったりして、もう今日のうちには帰れないかもなんて思ってました。

りい子☆さんへ

こんにちは!

わたしもガラス張りの海底トンネルを進んで、電車の窓から海の中が見えるのを期待したんですけど、これは本当に残念でした。いつかそんな電車がこの世界に登場してくれるかなぁ。唯の地下鉄と変わり映えのしない、暗いトンネルの中を走っていただけで、せめて車内アナウンスでただいま海底に侵入しましたとか盛り上げるくらいはしてくれても良いのに。ちなみに時空館のほうは本館からドームへ続く通路の一部が海底を望めるようなガラス窓になっているらしいんですけど、窓はおそらく天井部分に開いていると思われ、彼方まで広がる海底の様子を見るのは無理のようです。

ドームの非日常的なイメージは圧倒的な感じでしたよ。青い冷たい世界が中でも広がっていたら内実ともに興味深い施設になっていたのに、中は昔運搬に使っていた船の再現モデルとか、そんなのが展示されているだけで、非現実的な世界とは全くかけ離れているそうです。外からは外光の反射でまるで不透明の壁に覆われているように見えてますけど、本当はガラスのドームだから、中に入ると外の世界は素通し状態になってるようです。ドーム内部も単純に一階、二階とフロアで区切られているようでもなさそうで、展示物は別にしてもドーム内部から外の世界を見た場合の展望具合はちょっと面白いかもしれません。でもこれだけのために入場料を払うのもちょっと抵抗があるかな。

わたしも大阪というと繁華街しか行ったことがなかったから、こういう妙な雰囲気のところ、行政の失敗の結果ではあるんですけど、こういう大阪のイメージとしては持っていなかったところを見られたのは面白かったです。行ってみるまでこんなところだとは予想もしていなかったから、なおのことちょっと夢中になってしまいました。
写真に間しては、この夏の大阪では訪れた最初こそ物珍しくて写真を撮っていたけど、そのうちこういう何もないところではなかなか被写体にしたいものが見つからなくて、写真を撮るのは自分の中では困難なところが出て来ていました。だから知らない間にATCのような人工的な施設に頼ることが多くなっていたように思います。
光と影の作るいろんな表情って面白いですよね。この椅子の様子を上の階から眺めた時は、絶対に撮る!ってちょっと意気込んでしまいました。ハッセルって上から覗き込む形になるからレンズを下に下げるとファインダーは被写体のほうに傾いていって極めて覗きにくくなるんですけど、一つ上の階から身を乗り出すようにして撮ってました。高所恐怖症としては信じがたい行動に出てたのかも。
光と影って写真の根本にあるものだし、そういうものが作り出す表情に敏感でありたいと思ったりします。なんでもないものが表情豊かに撮れる時って、きっとこの光と影の魔法がかかっている瞬間を切り取れた時なんでしょうね。

fuyuさんへ

こんにちは!

恐竜の卵というので球形が似たようなイメージを思い出させるということですね。同じく中が展示用の空間になっているなら巨大な卵になっているんでしょうか。森の中にそういうものが忽然と現れたら、時空館と同じような異次元的な空間を体験できるかもしれないですね。巨大な球体っていうのはなにかたやすく異次元的な感覚を呼び起こせる特殊なものでもあるのかな。

九鬼の鉄甲船って昔の水軍の?昔のものが時代を超えて蘇る感じでしょうか。中は船の歴史、ただし貿易関連で戦関連じゃないようですけど、そういう内容の展示なので、内容にあわせるとしたら船の形のほうがいいとは思いました。入れ物とのこのギャップが結構興味を削ぐ方面に働きやすい感じなんですよね。鉄甲線のほうが子供たちの興味を引くかもしれないし。ちなみに中に入ると船のミニチュアとか置いてあるから、ミニチュア好きなら多少は楽しめるかもしれないです。

音楽、良かったでしょ。サラヴァは日本語との係わり合いは無いとは思うんですけど。こういう言葉が似てるというのは偶然にしてもかっこいいです。聴くと聴きようによってはそう聴こえるどころかはっきりと「さらば!」って聴こえるし。
ブラジルの音楽の良いところばかりを集めて作ってるような曲で出来がいい曲なので、みんなもっと聴いてほしいなぁと思います。トッキーニョはギター、本格的に上手いのでそのうちに探して載せてみます。音楽のほうにも興味を持ってくれてありがとうございました♪

薄荷グリーンさん、こんばんは(^_^)v

写真を見ていてなんとなく東京のお台場地区から舞浜にかけての湾岸地区に似ているな~と思いました。
大阪の地図を見てみたらなるほどコスモスクエアというのは島になっているんですね。
大阪湾でも東京湾でも奥の方は運河が張り巡らされた上にバブルの頃に大規模に開発されたという意味でも似てるような感じですね。
お台場もフジテレビ本社周辺はもの凄い賑わいなんですけれど橋を一つ渡って私が時々釣りに行く貨物埠頭が多くある地区に行くと突然人気が無くなり寂れた雰囲気になります。
バブルの頃に計画され近未来都市を目指していたものが途中で頓挫してしまうと近未来を通り越して終末になってしまうものなんですね。

ティーグさんへ

こんにちは!

仰るとおりここは埋め立ての人工の島です。元からの自然の部分もあったようですけど、最終的には埋め立ての人工の島というような海岸線で囲まれた島になってます。島と島を繋ぐのは電車であったり車であったりするので車が行き来する巨大な橋がいたるところにあって島を繋いでいるんですが、歩いて移動しているものにとってはなんだかかえって移動しにくいというか、どう行けばそこまで行けるのかよく分からないというところが結構ありました。
湾岸で、バブル期を基準にして計画されたものって、結局はどこもこんな感じになってしまうということなんでしょうね。わたしがこの夏歩いていたところは南港の埋立地の半分程度で、残りの半分はまた様子が違いそうな気配なんですけど、一度大掛かりなロック・フェスティバルの日に遭遇した以外は本当に釣り人を岸壁沿いに見るくらいで、吃驚するほど閑散としていました。マリンタワーやATCには空き部屋を何とかするために大阪府関連の事務所が多数はいっているから、退社時間になるとどこからともなく人がでてきて交通機関沿いに列が出来たりするんですけど、そういう時間と他の時間の印象のギャップが激しかったです。
お台場は名前はテレビなんかでよく見て、どうも東京というだけでかっこよく聞こえて来ますよね。六本木なんていう地名も木が六本あるというだけの言葉なのになんだかかっこいいというか。コスモスクエアはかっこいいというよりもちょっと狙いすぎた感じがありそう。お台場のほうも似たような感じになるということですが、人気のスポットを作らないとやっぱり人は集まらないってことですよね。箱物って上手い言いかたというか、時空館でも建物は凄いのにそこに来る人が楽しめるような工夫をするのに気がまわってない感じがします。どういう風にしたら楽しい空間が広がるかも想定しながら街を作っていかないと駄目なんじゃないかと思いました。
釣りしてる人にはあまり邪魔されずにのんびりと釣りを楽しめそうな雰囲気だったから、かえってこんな状態になってるほうがよかったりしてるのかな。

わたしは廃墟も好きだからこの地域がこのまま進化してさらに凄い終末感が漂う廃墟の島になったりするのも面白そうと思うほうなんですけど、大阪としてはそんなことも云ってられないでしょうね。グーグルマップで見た空き地にわたしが行った時にはマンションが建っていたから人はそれでも集まってきているのか、有名な倒産会社の巨大本社ビルの解体も始まって、終末世界的な雰囲気を漂わせつつも動的になっている部分もありそうな感じです。出来れば朽ち果てていくところを見ていたいと思うけど、それはともかく街が流動する状態はウォッチングする対象としては結構面白いかもしれないです。

こんにちは!
大阪でも静かな風景があるものですよね。でも、野鳥園は、昔よく行った記憶がありますが・こんなに人がいなかかったっかな~?と。苦笑
それなりに楽しかったけど、忘れてました。今、薄荷グリーン さんの記事で思い出しました。笑
知らない人が多いのかもしれませんねぇ。
ATCは、最初はうれしくてデートコースでしたけど、車でしか動けない不憫さ、パーキングの面倒さで、結局いかなくなりましたね。イベントがあっても、面倒というイメージが定着してから、遠のきましたねぇ。海辺なら、神戸にいったほうが雰囲気がありますからね・・。
もっと大阪らしいものをアピールしたら、おもしろかったのではないかなって感じしますね。コスモスクエアは、だいぶんあとから出来た駅なのか。。いつ出来たのかも知らなかったです。笑

交通の不憫さは、庶民が一番よくわかってることですよね。関空にしろ、神戸空港にしろ、人工でできたところは、不憫なことだらけです。おそらく誰かの車に乗っていくような市の偉いさん方々には、わからないのかもしれないですね。

こんにちは

コンクリートで覆われた空虚な世界。まぁ、元々クリーンな都市を目指して建設されたのでしょうから、想像以上に目的は達せられたということになるんですかね~(笑)
でも、これ放置しておいたら、いずれは大変なことになるんでしょうね。維持するのも大変でしょうし、監視の目を緩めたら暴走族やら悪い人達の溜まり場としても打って付けという気もします。景気が良くなって人が集まってくることを祈るばかりといった感じです。
ただ、フォトジェニックな対象としては面白い、どの写真も興味深く観させてもらいました。中でも、ドーム。引きで撮った写真のいきなり忽然として建っている様子とか、海の上に浮かぶガラス張りのオブジェといった様子、なかななか、異様です^^
仰るように、展示内容とかもっと工夫したら、ちょっとした聖地になるんじゃないですかね。

「ヴィニシウスに捧げるサンバ」、かなりリラックスした状態で録音されたもののようですね。歌い出す前の咳払いにはちょっと吃驚(笑)、そして、そのリラックスな軽快感で最後まで演奏されていて、とても心地良かったです。ホント、「サラバ」っていうのも日本語的にもバッチリはまってますよね^^

SATOMI さんへ

こんにちは!

ここはちょっと特別静かというか、大阪って梅田とか難波の繁華街に買い物に出て来る程度でしかなかったから、わたしのとってはこの雰囲気は新鮮でした。岸壁で荷物の運搬とかする会社しかないようなところだから、用のある人以外はほとんど歩いていないこういう方向に進んでいくのは必然だったのかもしれないけど、本当に面白い場所でした。
野鳥園行ったことがありますか。バードウォッチングするところはもっと人がいたのかなぁ。わたしは森の中を歩いただけで観察する場所がある池のあるほうには行かなかったんですけど。森の中は本当に誰もいなくて、写真撮るにも同じような光景が続いたので他の見てない場所に行ってみようという気分になってすぐに出てきました。また後で池のほうにも行ってみようと思ったまま、今のところ南港行きは中断したままになってます。
ATGってちょっと遊びに行くにはそれなりの施設になってると思います。車で行くのが前提のような場所というのはわたしも感じました。一応今はコスモスクエアの駅からだとニュートラムで次の駅になって車以外でもそれなりに便利にはなってるんですけど、コスモスクエアの駅に来るまでがなんかかったるい感じがしないこともなく、ひょっとしたら海遊館なんかが出来てからはその次の終点であるコスモスクエアまで来る人も減ってしまったんじゃないかと思います。
わたしが歩き回っていた場所の反対側はニュートラムが通ってる場所だからひょっとしたらアクセスの状況はよくなってるかもしれませんよ。
そうか、神戸があるんですよね。確かに神戸は港としては強敵ですね。京都からだと神戸というのはちょっとレベルが違ってしまうくらい大阪よりも遠いイメージになるんですけど、大阪に住んでいたなら神戸も十分に行動範囲内だと思うし、港に行くならこんな妙なドームと野原が目立つ場所には来ないですよね。ATCは港の玄関口の癖にそういうイメージの方向では設計されてなかったようだし、南港にも異国情緒溢れる場所を作れば良いということなんだ。今にして思うと南港は港を標榜しているくせに異国情緒がある場所なんて何もなかったんですよね。大阪港でもそんな感じだったから、これがなかったからあまり港に来たという気分になれなかったんじゃないかと今思いつきました。

まぁ、そのうち何とかなっていくんでしょうけど、わたしとしては未来都市の廃墟を目指して欲しいというか、近くに観光地としての港の神戸がある分そういう方向で個性を発揮した場所になっていって欲しいかな。

ジオヤーさんへ

こんにちは!

維持といえば、ATCのほうは7年ほど前に民間から社長を起用して、黒字を計上したらしいです。一応あれでも来客は増えてはいるようで、まだまだ時間はかかると思うけどそのうちまともな経営状態に戻る可能性もないとはいえないということのようです。
廃墟でもそうなんですけど、危ない人の溜まり場になる可能性は非常に大きくて、そういう意味でも廃墟は気安く入れない場所なんですけど、ここも荒廃が進むとマッドマックスのような世界に変貌する可能性もあるんですよね。まぁ隣接して港湾関連の会社が並んでいてそこはそれなりに仕事をしている活気があるから、コスモスクエア全域がマッドマックス状態になるとは思えないけど、放置しておくと危ない人の溜まり場がそこかしこに出来てしまう可能性もあります。外野から無責任に云うと、そんな世界も映画っぽくて見てみたい気もないとはいえないけど、実際には危なくて近づけないだろうから、やっぱりそんな世界は要らないですね。マッドマックス的な映画を作るロケ地だったら利用し甲斐があるかも。今思いついたけど京都みたいに映画の撮影場所として遣うのも面白いかもしれないです。空き地ばかりだからセットも作り放題でいいんじゃないかと思います。

写真、面白くみてもらったようでよかったです。誰もいない道路とか見せられて本当に面白いかなとちょっと危惧していたところもあったので。空虚な世界というテーマめいたものを受け取ってもらえたなら幸いです。
わたしは荒廃した世界とか朽ち果てていくものとかかなり好きで、今回載せなかったけど潮風によるものなのか錆びた看板とかの写真も撮りました。そういう観点でみると、本当に異様な世界が広がっていて写真に撮りたくなる場所が一杯ありました。ひと夏の後半京都から入り浸ってたくらい、普段見ないような世界が広がっているのに本当にちょっと舞い上がり気味で、見るものすべてが不条理な世界を体現しているようで面白かったですよ。
あの草だらけの空き地の向こうに見えるドームの写真はそういうのを撮ろうと思って広角のコンパクトカメラを持っていった日に撮りました。上手い立ち位置が見つけられなくて撮れなかったけど、マリンタワーの基部と閑散とした駐車場と荒れた空き地を一つのフレームに治めたようなのも撮りたかったですね。
なにわの海の時空館も赤字なんだそうです。入場者の6割以上が小中学校の無料見学者が占めているって言うことだから、それは赤字にもなりますよね。平成22年度の大阪市事業仕分けで廃止が妥当と判断されたとかで、中身の展示を替えるどころか、ライカビルのように取り壊される可能性もあるようです。これは取り壊すのは絶対に勿体無いです。安藤忠雄のライカビルとかこのポール・アンドリューの未来的建造物とか、付加価値の高い建築をこんなに豪快に取り壊そうとしてるところって他にあまりないんじゃないかな。とにかく人が来るような工夫が全くなされていない様子で、時空館を出たらもうすぐ目の前に写真のような光景が広がっているだけ。だから流行らせるためにはまずこういうのから何とかしないといけないでしょうね。わたしがエントランスの建物で写真撮ってた時、建物の中は数人の釣りをしていたおじさんが休憩に座っているだけでした。ちなみにこのエントランス部分、ドームへの入場券を買わなくても休憩させてといったら無料で休憩させてくれました。

ヴィニシウスに捧げるサンバ、最初のおしゃべりとか、知らない人が喋ってる部分は聴いていて違和感あるかなと思ったんですけどそうでもなかったんですね。確かにリラックスしてる曲で、聴いてる側も力を抜くことで自然に軽快になっていくようなところがありますね。エネルギッシュに踊りまわるというよりも、木陰で優雅にステップを踏んで動いていく体の感覚を楽しむようなダンスに誘われるような感じかな。
サラヴァ、かっこいいです。発音が似ているどころか確実にさらば!って聴こえるし。異国の言葉なのに意味は違えどもかっこよさだけは確実に伝わる、奇跡的な単語かも。久しぶりにブラジル音楽を取り上げたので、かっこよく収まる曲を選べてわたしも大満足でした。
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