【写真】伏見稲荷大社にて 2 千本鳥居 他 +【展覧会】アンドレアス・グルスキー展が始まった。 +【音楽】浅い夢

奥社から稲荷山参道登山路へ


千本鳥居

伏見のお稲荷さんといえば千本鳥居。というわけでもないけど、なにしろ鳥居の道が目立つところだからどうしても写真を撮っておかないといけないんだろうかという気分になって、なんだか知らない間に赤い写真が増えていってしまいます。
でも、まさしく異次元の空間だし、中に入ってしまうと撮らざるを得ないところがあるのは確かなんだけど、それではと実際に写真を撮ろうとした場合は、撮ることを誘うわりにはかなり撮りにくい場所のようでもあります。
なぜかと云うと、通り抜ける人が多いというというのの他に、カメラがこの世界に登場してから一体ここで何回シャッターが切られたんだろうと思うと、ここで撮られるはずの写真は既にすべて撮られてしまってるんじゃないかと途方にくれたりしそうだから。
一度このふもとの稲荷大社じゃなくて稲荷山の上のほうだったけど、石段で延々と上っていく鳥居の道を、石段ぎりぎりまでカメラを下げて、地面に這い蹲るようにして写真撮ってる外国の人がいました。そういうのも、すでに他の誰かが試みてるんだろうけど、それでもそういうことを試してみないといけないかなと思わせるところがある場所だったりします。
でも後で思ったんだけど、石段を下から見上げても段差があるように見えなくなるんじゃないかなぁ。あの外人さんのデジカメのモニターにはどんな風に写っていたんだろう?今度自分でも試してみようかな。

千本鳥居と名前がついてる場所は、伏見稲荷大社の境内に建ててある案内地図なんか見ると、背後の稲荷山も含めで縦横無尽に延びている鳥居の参道すべてをさしてるんじゃなくて、どうやら本殿の裏側からその背後にある奥社奉拝所に向けて延びてるなだらかな二本の参道のことを言ってるようです。
映画やドラマで使われるのもほぼ100パーセントこの参道の部分。
始めてきた時までは千本近い鳥居が数珠繋ぎになってるんだから長い道が続いてるんだろうと思ってたんだけど、千本鳥居の中を実際に歩いてみると、入り口から奥社奉拝所までは実はそれほど距離もなく、たしかに鳥居はぎっしりと隙間なく並んではいるけど、意外とこじんまりとした空間でした。
千本鳥居は途中で二手に分かれます。ここでどちらを通るか悩んでしまう可能性が大きいです。でも通ってみれば悩みは解消するというか、どちらを通っても行き着く先は同じ場所で、ルートも極端に変ってるわけでもなく並行に進むだけの二本の参道だったりします。

上の写真は奥社奉拝所から出て、稲荷山へ向かう参道へと合流する鳥居の道の入り口で、千本鳥居が特定の場所を示してるなら、正確に云うとここからさきは鳥居が繋がってはいるものの千本鳥居ではないということになるんですけど、来てる人はほとんどそんなことは考えてないみたいです。
下の赤い写真が正真正銘の千本鳥居。

☆ ☆ ☆

楼門をくぐらなくてもいくらでも奥のほうにいけるんだけど、一応門があるんだから通っておくことにして、楼門をくぐると目の前に、この前記事を書いた時には名前を知らなかったけど、どうやら外拝殿、舞殿という名前らしい建築物があってその奥に拝殿、本殿と続いてます。
舞殿の屋根の周辺に吊られてる釣灯篭はなぜか黄道十二星座という意外なものがモチーフになってたりするんですけど、お稲荷さんでなぜそんなものがモチーフになってるのか理由は分からず。これ、あまり見上げてる人もいないようだったから気づいてない人も多いんじゃないかな。

釣灯篭 おうし座
舞殿周辺の釣灯篭。これはわたしの星座、おうし座のもの。


千本鳥居へはその本殿の左奥にある鳥居をくぐって石段を登りながら本殿の裏側辺りに回りこむように進んでいくことになります。
「千本鳥居はこちら」と案内板のある分岐点があって、ここで反対側の方向に進むと裏参道と、直接稲荷山へと導いていく鳥居の参道に出られるようになっています。ちなみに千本鳥居の導く奥社奉拝所から、千本鳥居とは違う方向へと延びてる写真の参道は、この分岐点から直接山のほうへ続く道の先で合流することになっていて、一度分岐点まで戻らなくても奥社奉拝所経由で稲荷山へ向かうことも出来るようになってます。

木漏れ日


本殿脇
露出アンダーでちょっと色が濁り気味。


千本鳥居へ
千本鳥居への道と裏参道への道の分岐点。この奥の石段を上がるとすぐそこに千本鳥居への入り口があります。
狐のお面をかぶってる人がいます。


神馬の社


☆ ☆ ☆


一番上の写真の鳥居をくぐって進んでいくと、鳥居の通路の途中で隙間が開いて普通の山道とクロスするところがあります。ここで鳥居の道から外れて山道のほうへと足を踏み入れると、目の前に現れたのが神道御徳社と書かれた神社なんですけど、ここ、近づいてみると隣に建ってる社をお守りしてる家は完全に廃墟となって誰も住んでない様子。

神道御徳社

供えてあった花は枯れてもいなかったので誰かが定期的に世話してるような感じだったけど、人の気配が全くないところに立ってると、こんなところに長居してはいけないんじゃないかという不安感が体中に満ち溢れてきます。
さらにこの社の前の道をそのまま進むと、この神社のちょっと先に、これまた崩壊寸前の神社があって、ここは提燈は破れ果てたままのがぶら下がっていたり、隣の家は誰も住んでないどころか斜めに傾いでもうちょっとで地面に崩れ落ちるというようなすさまじい様子でした。さらにもうほんのちょっといくと正規のルートに出られる山道なのに、そんな人の気配に満ちてるところの近くにいるとは思えないほどの異様な雰囲気の場所を体験できたりします。
鳥居が続く道は山の社やお塚巡りができるように、道に迷わない形で敷かれてる一方、稲荷山の中はそういう分かりやすく敷かれた道以外にも山道に近いような道があって、その先で大抵は稲荷大社の管轄外のような印象の神社が点在してる様子。鳥居の道から外れてこういうルートを歩いてみるのは、あまりお勧めではないけど稲荷山の異界のさらにディープな部分に触れられるんじゃないかと思ったりします。
でもなんかかなりの予備知識でも持ってないと、変なものに憑依されて帰ってくるのが落ちだったりしそう。

なんだかものすごく嫌な感じがしたので、この廃墟と化したような神社の近くによってからは写真も撮らなかったです。

☆ ☆ ☆


稲荷山へ向かう道

千本鳥居への分岐点を千本鳥居に向かわないで進んでいくと、稲荷山への参道ルートへと出てきます。
右に延びてる鳥居の連なりが奥社奉拝所へと繋がる参道となっています。要するに右に延びてる鳥居の参道を進んでいくと一番最初の写真の場所に出てくるという位置関係。そして右方向じゃなく、大きな鳥居の奥に進んでいくと稲荷山に登る参道へと繋がって行くことになります。
ちなみにこの鳥居、全部信者さんに寄進されたもので、稲荷神社がこういう道を作るために勝手に建ててる物でもないようです。鳥居の片面には寄進した人の名前や建てた年などが記載されていて、最近気がついたんだけど、この写真の左側、奥に向かう鳥居のなかで一番大きなものは、記載を見ると個人の女性が建てたものでした。こんなに大きなものとなると建てるのにかなりの金額が必要で、会社組織とかが建てるのがほとんどだと思ってたから、これはものすごく意外でした。

なんか鳥居の写真ばかりのようなので、熊鷹社のお塚群の辺りで出会った猫の写真も一枚。

熊鷹社の猫

ということで、伏見稲荷大社のお話、さらに続きます。




OLYMPUS OM-1 +G.ZUIKO AUTO-S F1.4/50mm


☆ ☆ ☆


グルスキー展フライヤー1


グルスキー展フライヤー2

アンドレアス・グルスキー展が2月に入ってから開催されてるようで、京阪の駅にフライヤーが置いてあったので取ってきました。
細かいものがごちゃごちゃとヒエラルキーも重みづけもなく、世界はまるで関係性も希薄に遍在してるというようなイメージが面白くて、わたしもそう云う世界観を持ってるから、記憶に残っていた写真家でした。ただこのイメージでしか知らない作家でもあったから、まとまった形である程度の全貌を知ることが出来るような展覧会だったら、これは本当に観にいきたいと思ってます。

カミオカンデをテーマにして撮ってる作家でもあって、カミオカンデの内部を見られるというだけでも、それも作家の視点から切り取った内部を見られるというだけでも、異次元的な視覚体験が出来そうで値打ちがあるんじゃないかと思います。



☆ ☆ ☆


来生たかお 『浅い夢』


この曲が好きでレコード持ってました。でもこの曲以外に特にいいと思ったものもないレコードだった記憶が。
のちにメロディメイカーとして引っ張りだこの作曲家になるのを期待して聴くと、ちょっとはぐらかされるかも。
でもこの曲はメロディメイカーとしての本領発揮といえるんじゃないかなと思います。

この人のヒットメイカーになってからの曲は好みのものが多かったんだけど、最近はあまり見なくなったというか、今はどうしてるんだろう。










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(1995/07/21)
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