【写真】雨の日の窓 +【音楽】David Lynch Lykke Li - I m Waiting Here

雨の日の窓2


結構前に撮った写真。放り込んであったフォルダの表記を見ると2012年の夏頃となってました。フィルムの前後のコマに写ってるものから云うと大阪港、コスモスクエア(そういえばあの近未来的な球型ドームはその後どうなったんだろう)に写真撮りに行ってた頃に撮ったもののよう。
これは大阪港を撮ったフィルムに入っていたけど、撮ったのは奈良です。
奈良公園の辺りを歩いていて、ちょうど雨に降られて逃げ込んだ商店街のアーケード。商店街の立ち並ぶ店の一つ、小さなビルの中に入ったら、隣の街路に向けて入り口が開いてる店舗との間に通路が開いていて、その通路の途中に開いていた窓からみえた光景でした。だから私が雨宿りに逃げ込んだアーケードとその隣接する街路との間に開いてる空間ということになります。
窓の向こうで朧に霞んでる光景なんて好きなイメージなので、これは撮っておかないとと思ってシャッターを切った写真でした。
窓の外の光景を撮るためには必ず室内にいる必要があるし、写真を撮るというポイントにおいては屋外にいるよりも室内に居合わせるほうが難易度は高く、さらに屋内にいてなおかつかっこいいヴィジョンになってる窓を見出すって云うのは機会としてはなかなか巡り合い難いかもしれません。

向こうにある建物が古びた廃墟だったりすれば、手前の窓に植物が這い回りかけていてどことなく朽ちているようなところがあるのとも相まって、もっといい雰囲気になってたと思うけど、残念なことに向こうのビルは新築のそれもさらっぴんのガラスがはめ込まれたばかりのような建築途中のものだったようで、これがせっかくの朽ち果てる窓のイメージを台無しにしてるという感じ。
さらに朽ち果てつつある窓といったイメージも、それにしては窓の汚れ方も中途半端で、もっと汚れていたり雨の筋がくっきりとついていたりするほうがはるかにかっこ良さげでした。

駅前の商店街の只中にそんな退廃的なものを要求するのも無茶だとは思うけど。




使用したカメラはNikon AF600。通称はNikon MIni。
28mm広角のとてもチープなプラスチックのフィルム・コンパクトカメラです。
クリック感がなくてまるで押し甲斐のないゴム製のシャッターを押すくらいしかやることないのに操作感は最悪、でもそんな操作感のわりには写りは吃驚するほどいいというような評価のカメラです。
どうやらレンズはフジのOEMって云う話で、ティアラと同じものだとか。
ティアラも持ってるけど、分からない。同じレンズだとすると同じ味付けの画像が出来上がるはずだけど、そんなに似た絵になるかな。



☆ ☆ ☆


David Lynch Lykke Li - I m Waiting Here
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デヴィッド・リンチがCDも出してるって知らなかったです。最近廃工場を被写体にした、リンチ撮影のイレイザーヘッド的な写真集が出たというのを知って、この人は有名になった映画の監督以外にも、絵画作品手がけたりしてるから、視覚にまつわる幻視者として写真集はそれほど驚きでもなかったんだけど、こういうのまでリリースしてるのはちょっとした発見をしたような気分になりました。
もっとも意外とはいってもイレイザーヘッドのインダストリアルなノイズ・ミュージックはリンチが作ったものだし、基本的には音楽的想像力も兼ね備えてる人という認識はありました。
この曲はノイズ方面へは向かわないタイプの、それでもリンチ印ははっきりと刻印されてるような曲。
メロディアスな側面を持ちつつ、まるで煙が薄く満ちてるような薄暗い雰囲気はやっぱり退廃的で、知らない間に聴き入ってるような感じになってるんじゃないかと思います。

ボーナストラックで一曲だけコラボしてるのがLykke Liというのも結構意外な組み合わせ。
ブログを始めた頃にこの人の曲を取り上げたことがあって、確かに妙なセンスはあったんだけど、この時はリンチ的なものに親和性があるように思えませんでした。
ちなみにLykke Liで取り上げたって云うのはこの曲でした。
こうやって聴いてみると、以前の歌い方と大して変ってないのに、リンチの曲に入り込んでもほとんど違和感はないのが面白いです。

Lykke Li - Little Bit
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Big DreamBig Dream
(2013/07/16)
David Lynch

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