【写真】高瀬川 木屋町辺り +【音楽】Street of Dreams - Count Basie & Shirley Scott

木屋町01



もともと人が大勢いるところが苦手なので、連休といっても特にどこかへ遊びにいくということもあまりしない性質の人間なんだけど、今回の連休は、一日フィルムの現像したり、雨で外出する気にならずに撮った写真をどういう文脈でブログに載せようかとあれこれ眺めていたりといった、その性質全開の時間を過ごしていた以外に、蹴上の浄水場が連休の間に限り場内のつつじと施設を一般公開するというので、ちょっと思い立ってカメラ持って出かけてみたりしてました。
蹴上といえば近くに動物園や平安神宮、南禅寺などがある広範囲の観光スポットなので、予想通り人一杯。柄にもなく人ごみ覚悟で出かけてみたものの、結局辟易して早々に退散してきました。休みだからと張り切って海外なんかに出かける人の気が知れない。

その首尾はまた別の機会に譲るとして、今回は今月のブログ更新日をとりあえず記録しておきたかったので、ごく最近撮った写真の中から、ちょうど桜の時期前後に木屋町の高瀬川周辺で撮った写真を載せてみようと思います。
高瀬川はこの木屋町周辺が桜並木もあって一番観光スポットにになってると思うし、一般的な高瀬川のイメージもこの界隈の印象が元になってると思います。でも三条から四条にかけての高瀬川のイメージも、五条以南に流れ込む辺りから、たとえば五条から七条にかけては五条楽園という元遊郭の中を通り抜けていくといった具合に結構表情豊かに変化していく川だったりします。高瀬川沿いに観光スポットを離れて散策してみるのも、雑誌なんかではあまり見られないところもあるはずだから面白いかもしれないです。

個人的には木屋町あたりの、いわゆる酒場や料亭が立ち並んでる、先斗町の一筋隣というイメージはちょっと手垢がつきすぎた印象だったり、普段良く通る見慣れすぎた通りだったりして、あまり鮮烈な印象にはならない場所となってます。おまけに夜になってから通るよりも、昼間に通ることが圧倒的に多いので、装いを凝らさない雑然としたイメージのほうが強いし。もっともこういう日常的な雰囲気も考えようによっては面白いイメージなのかもしれないけど、ちょっと見慣れすぎてるのがやっぱり新鮮さにかける場所になってる気がします。
今回のはそんな印象の中で、とりあぐねた今年の桜の残滓の写真を撮っていた時に、盛りを過ぎていく桜だけというのも物足りなくて、見慣れてると思いながらも、ついでにこの辺りをちょっとスナップして見ようと思って撮っていた写真でした。

木屋町の、これは何の店だったんだろう、最初のはネオン管の曲がり具合が面白かったので撮ってみたんだけど、撮ってみると管の質感もなかなかいい感じに写ってました。


木屋町02


これも何の店だったのか、リズミカルな模様が楽しい看板でした。
見慣れてる街角も詳細に見ていくと意外と目新しく思えるものを見つけ出したりすることもあります。



木屋町03

これは木屋町と河原町の間の路地というのか、居酒屋なんかが並んでる一角に立っていた人形。似たような写真で去年の夏にPEN Fで撮っていた象とか豚の看板人形のアップのものがあったけど、象の店も豚の店も今は閉店してしまったようで、路上で人形を見ることが出来なくなってます。河原町辺りの店の栄枯盛衰もなかなか激しいものがあるというか、新しく出来た店も簡単に潰れる上に、昔からある店も予想以上に商売やめてしまうところが多いような気がします。
最近だと文房具の壷中堂とか、中華料理のハマムラだとか。壷中堂は調べてみたら明治6年創業の老舗だったし、ハマムラなんて大昔からあるから潰れるなんて想像もできなかった店なのに。河原町自体パチンコ屋とかカラオケとかが目に付きだしてからは歩いて楽しい町でもなくなってるけど、町の活気の無さがそのまま店が消えていってしまうのに結びついてるのかなとも思ったりします。



木屋町クロス

木屋町の四条からちょっと上がって、路地を分け入ったところに昔から生えてる巨木。これを撮ったわたしの背中側には昔、「みゅーず」という古い名曲喫茶がありました。今はなんの店になってるんだろう。しょっちゅう見てるんだけどわたしと係わり合いがないところなのか、あまり印象に残ってない。
消えてしまった喫茶店と言うと、大昔わたしがよく行ってたのは河原町三条を少し下がったところ、細い階段を二階に上がっていくコニーアイランドって言う喫茶店。古びた映画にでも出てきそうな、天井で大きな扇風機が回る避暑地のくすんだ小屋のようなところで、ぶあいそうなおばさん(だったかな、おじさんじゃなかった記憶があるんだけど)が出すコーヒーが思いのほか美味しかった記憶があります。ちょっと空間の質が違う場所に迷い込んだような感じが楽しくて、買い物途中に一服したり友達との待ち合わせでよく利用してたんだけど、でもある時火事で消失してそれっきり。コニーアイランドっていう名前で記憶を呼び起こされる人、いるかな。
こんなことを書いてるとなんだか懐かしくなってくる。そのうち消えたジャズ喫茶とか纏めて書いてみようかなぁ。



モノクロはニコンのF3で撮ったフジのモノクロ・フィルム、プレスト400を自家現像。
カラーのほうはフジのティアラにフジのカラーネガ、スペリアヴィーナス800を入れて撮ってます。

そして最後の一枚はロモLC-Aで撮ったロモのスライドフィルムをクロスプロセスしたものです。これだけはちょっと以前に撮りました。




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Count Basie & Shirley Scott Street of Dreams


ヴィクター・ヤング作曲の洒落たタイトルのスタンダード・ナンバー。独特の響きに情緒をふんだんに盛り込んだブルージーでソウルフルなシャーリー・スコットのオルガンもいいんだけど、要所要所ではいるカウント・ベイシーのピアノがまた凄い。音数は無茶がつくほど少ないのに、総て的確でこれ以上の音は不必要だと納得させられてしまうのに、聴き終えてみて吃驚です。


THE TENOR OF EDDIE ’LOCKJAW’ DAVISTHE TENOR OF EDDIE ’LOCKJAW’ DAVIS
(2009/10/06)
COUNT BASIE、Eddie ’Lockjaw’ Davis 他

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