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地蔵盆 +A Pele Do Marfin (Skin Of Ivory) - Buddy Collette

路傍のお地蔵さん1
知恩院付近 2012/01





六角堂で見たお地蔵さん
六角堂 2014/07


八月も終わりに近くなって地蔵盆の季節だから、今回はお地蔵さんの写真。
小さい頃は地蔵盆って全国的な行事だと思ってたけど、どうやら関西が主流というか、ほとんど関西、それも熱心なのは京都くらいの夏のイベントだと知った時は本当に吃驚しました。
お地蔵さんは子供の守り神だから、そのお地蔵さんを祭る地蔵盆は必然的に子供のお祭りになります。今は少子化なんかが影響してたり、わたしが今住んでるところは云うなら新興住宅地といったエリアだから、地域的な結びつきも昔ほどじゃなくて、そういうところは地蔵盆をするにしても簡単なもので済ましてるところが多そうです。でも以前は、それも子供にとっては夏の一大イベントだったりしました。
今住んでるところの地蔵盆は住宅地の中の空き地、舗装してあるけど車が通らない場所にテントを張って一日でお終いという感じの規模だけど、以前に住んでいたところの地蔵盆は路地の空に子供たちが描いた絵を使った大きな行灯を掲げ、日程も始まりの日と終わりの日しかないなんていうんじゃなく、中一日朝から晩まで地蔵盆の日があったと記憶に残ってます。
寺院に祭られてる地蔵菩薩じゃなくて路傍のお地蔵さんのお祭りだから、家と家の狭間に建てられてるような小さな祠を中心に、その前に子供が集えるスペースを作って、そこでいろんなイベントが行われます。おやつの時間だとかお坊さんが読経に来る時にそれにあわせて行う数珠回しの時間だとか、一連の地蔵盆のイベントではクライマックスになる、結局一等賞を一度もひけなかった福引だとか、でもそんなイベントが無くてもそこは子供が集まって遊ぶ、八月の終わりごろに突如として出現する非日常の空間でもありました。

そして、これが終わると夏の終わりが、もっと切実な云い方をすると夏休みの終わりがリアルな感覚となって目の前に立ち現れてくるようになります。最後に現れる非日常な祝祭空間の消滅が、夏の夢の終わりを告げるかのようでした。




☆ ☆ ☆

先日、21日、高瀬川沿いを歩いてると、地蔵盆をやってるところに出くわしました。そういえば高瀬川沿いにお地蔵さんの祠があったと、その光景を見て改めて思い至った感じでした。
地元の人の集まりだったのでカメラ持って輪の中に入り込むことは出来なかったけど、ちょっとだけ写真とってみました。これはすぐに現像できないからここには載せられないけど、上手く撮れてたらそのうち載せてみるかもしれません。

最初の写真はなんだか妙な写り方をしていたもの。フォトショップで加工したわけじゃないです。
木漏れ日が逆光で入ってきたのがこんな感じになって、まるでお地蔵さんが光のベールを纏ってるみたいな写真になりました。
と、自分では納得してるんだけど、でも本当に超常的な写真が撮れてたんだったりして。
二枚目のは右下の白いのがちょっと邪魔でした。これ鉄線に結び付けてあったおみくじの寄り集まったものです。
色ももう一つ冴えない感じ。

最初のがオリンパスのPEN Fで撮ったもの。二枚目のは最近撮ったもので、カメラはミノルタのSR505を使ってます。使ったフィルムはPENのほうは記録してなかったので不明だけど、二枚目のはコダックのスーパーゴールド400でした。凄い豪華な名前のフィルムですが、コダックの中では一番一般的で、安く手軽に使えるフィルムです。



☆ ☆ ☆

A Pele Do Marfin (Skin Of Ivory) - Buddy Collette


チコ・ハミルトンのグループにいたフルート走者、バディ・コレットのボッサのアルバムから。
同じくチコ・ハミルトンの元で演奏したことがあるジャズギタリスト、ハワード・ロバーツとの競演となって、後半になるとバディ・コレットのフルートも歌いだすものの、前半はなんだかハワード・ロバーツのギターのほうが目に見えて活躍して、ギタリストのアルバムのようです。

スムーズで夏の午睡にぴったりの演奏といったところだけど、聞き流し専門の店内BGM的に聴いてみるとちょっと収まりきれないセンスのよさがあって、そういう洒落た感覚が耳に残ります。






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