街の肖像画#4 - 黄檗山萬福寺 + OFF - 04 Pepper Steak + マップ上の布袋様の石舟

廃墟の気配
2015 / 01 / FUJI PRESTO 400を二段増感の自家現像




お正月の生け花
2015 / 01 / FUJI PRESTO 400を二段増感の自家現像


黄檗山萬福寺で撮ったもの。黄檗は「おうばく」と読みます。
最初のは京阪の黄檗駅から萬福寺に向かう途上にある、廃墟マニアには結構知れ渡ってる黄檗新生市場の通路、そして次のが今年のお正月に萬福寺へいった時、回廊からの上がり口に生けてあった花の写真です。

新生市場は正確に云うと廃墟じゃなくて極限まで寂れてしまった商店街、廃墟というよりも空虚が充満してるような空間です。
わたしが萬福寺に写真撮りに通いだした去年の夏過ぎ辺りで、開いてる店は出入り口の明るいところに2,3軒、商店街の奥に入っていって、明り取りの窓が間を置いて天井に開いてるけどちっとも日が差し込んでこない、照明も消えたままの真っ暗な通路に並ぶ店の中では2軒程度でした。他はかつて何の店だったか分かる看板があるだけで、全部シャッターが下りたままになってます。さらにこの一月に行った時には通路の奥まったところに開いてた2軒が両方ともここでの商売をやめて、今は出入り口の明るい場所にある数軒の店舗を除いて、商店街の中心部は全滅してしまってました。

でも廃墟っぽい雰囲気かというと最初に書いたように実はそうでもなくて、ここまで寂れてしまった商店街を見たのは初めてだという驚きはあるもののまだ時間が止まったようなところまではいってない感じです。店は全滅してるけど萬福寺と京阪の駅の間を行き来する人がたまにこの通路を利用してるようで、そういう動きのある雰囲気がこの廃墟然とした商店街にわずかに生きた時間を流し込んでいるような気配があります。

萬福寺は宇治にあるお寺。平等院のある京阪宇治駅の一つとなりの駅が黄檗という位置関係になってます。
東山の有名なお寺に引けを取らないくらい、中は結構広くて色々変化に富んでるお寺なんだけど、市内の観光だけじゃなくこの辺りまで足を伸ばしたとしても、ここは素通りで平等院のほうに行ってしまう感じなのか、清水辺りと比べると格段に観光客の数は少ないです。
京阪は市内からだと淀屋橋行きに乗って中書島で宇治線に乗換えと、ちょっと遠回りになるけど、京都駅からJRの奈良線だと乗り換えもなしに15分くらいかな、市内からは簡単に来られるということもあって、観光客に埋もれてお寺巡りすることもなく、市内観光の延長で京都の寺院の雰囲気を堪能できるかと思います。
そういえば萬福寺の近くには京都の花寺の一つ、三室戸寺もあります。ここでは姿形を見れば、神様なんだけど大笑いしてしまいそうな異様な見かけの宇賀神様にも会うことができます。イマジンじゃなくてウガジン。わたしはイマジンのほうは、まぁ、あれだけど、似たような響きの宇賀神さまはフィギュアでもないかと思うくらい大好きです。ジョン・レノンも宇賀神という神様のことを知ってたら、何しろ本当は陽気で茶目っ気のある青年だったと想像してるから、ひょっとしたらウガジンっていう歌を作ってたかも。インドの神様並みにユニークだから、ビートルズのサイケデリック路線にも馴染んでるし。

平等院も近くにあって、あまり観光客の渦に巻き込まれないで散策できるこの辺りははっきり云って穴場です。
わたしは去年の夏の終わり頃から毎月一回萬福寺を訪れてます。なぜそうするようになったかはまた今度ということにして、次回、萬福寺の話題を出した時へと繋ぐことにします。まぁもったいぶって隠すほど大した理由でもないんだけど。


☆ ☆ ☆


OFF - Ost - 04 Pepper Steak


ベルギー産で世界的な人気となったフリーゲーム「off」のサントラから、バトルシーンのBGM。
ゲームの冒頭に、このゲームをミュート状態でプレイするのは愚の骨頂だといったようなメッセージが出てくるのが納得できるほど、とてもフリーゲームの音楽とは思えない出来になってます。
音の質感はまるで一昔前のキャバレーだとかダンスホールで耳にしそうな、どことなくノスタルジックなものなんだけど、それにフリーキーなスパイスを混ぜ、今風のダンサブルなリズムに乗せて、かなり中毒性の高いかっこいい音楽に仕上げてます。
ゲームは難解な言葉遣いでメタ的な言説を操るシニカルでニヒリスティックなチェシャ猫風の猫に導かれて、世界を浄化していくという、オーソドックスなゲーム的展開で進んでいきます。
でも最終章の展開はそれまでのオーソドックスな進行からは結構意表をつくようなものとなって、それでも設定自体はホラー映画なんかでよくありそうなものなんだけど、あんなに絶望的で薄気味悪い、クリーピーな展開になるとはちょっと思わなかったから、演出としては、この先一体どうなるの?って云う興味を上手く引き続けていたと思います。

ちなみにこのフリーゲームは有志の手によって日本語化されたものがoff日本語化計画のサイトからダウンロードできます。
フリーというように無料のゲームなので、興味があれば一度遊んでみるのも面白いかも。

☆ ☆ ☆


もう一つ。
以前布袋様を乗せた石の船の写真を載せたことがあったけど、あの場所、グーグルマップにありました。
たまにどこかの店の中に入ったりと、自動車で流しながら街並みのマップを作ってるだけじゃないことは知っていたけど、こんなところまで入り込んでるとは思わなかったです。だってここ、石段を上がらないと来られないようなところだもの。

布袋の石舟

さてこれで上手く目的のマップが開くかな。









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