暑中お見舞い申し上げます + Dorothy Ashby - Heaven and Hell

祇園祭 長刀鉾
祇園祭 長刀鉾
2015 / 07 / Kodak No. 2 Autographic Brownie / Fuji Acros 100を自家現像

暑中お見舞い申し上げます。

暑い日が続いてますけど、皆様はいかがお過ごしでしょうか。陽射しに街中のあらゆるものが打ちひしがれてるようで、歩き回るのにも命がけの覚悟がいりそうな感じになってきて、でも、だからといってこんなことに命がけにはなりたくはないので、こまめに水分補給、木陰を渡り歩いて、やばくなってきそうだったら冷房の効いてるところに逃げ込むと、こういうのでわたしは今年の夏を何とかやり過ごしていこうかと思ってます。
皆様も体調管理には十分に気をつけて、この生命感に満ち溢れた季節を辟易しながらも楽しみつつ乗り切っていきましょう。
真っ只中にいるとこんなにへたってしまうのに、季節が終わる頃になって、過ぎてゆく季節への惜別の情を呼び起こすのは夏だけなんですよね。これが本当に不思議。

梅雨の間の気分の迷走状態はこの前ちょっと書いたけど、それに巻き込まれたか、暑中見舞いに使えるような写真を撮るのをすっかり忘れていて、結局たまたま今年一枚だけ撮った祇園祭の長刀鉾の写真があったので、それで間に合わせることにしました。
今年は祇園祭で撮った写真はこの一枚だけ。鉾の写真とか、毎年同じものが建てられるわけだから、今年の写真だといってもあまり意味がなさそうだけど。
これ撮った時、粽を買いに行こうと思ってやってきたのに、時期が早すぎて縁起物を売る屋台がまだ出来ておらず、結局粽を買えずに頭にきて撮った写真でした。他の鉾ではどうだったのか、もうこの日に売ってるところがあったのかどうかは知らないけど、何しろわたしの家は巡行の先頭を行く長刀鉾が大好きで、昔からここの粽を買ってるから、他の鉾で買う気がしません。

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使ったカメラはコダックのNo. 2 Autographic Brownieというもので、この前から話題に出していたほぼ100年前に世に出たカメラです。今のところほとんど何が写ってるのか分からない写真ばかりを排出する中で、この一枚だけが一体何の加減だったのか、異様にまともに写った写真となってました。それでも光線漏れの跡は見られるんだけど、他のは光線漏れの跡だけしか写ってないのが大半だったから、そんなのに比べるとこれだけ何か奇跡的なことでもあったのかと思ってしまうほどです。鉾はちゃんと写せという、スサノオノミコトの御加護だったりして。
最初の試し撮り二本はほぼ全滅、試し撮り三本目を撮り終えた後でまた蛇腹の穴を見つけて、現在は三本目を現像する気をなくしてるようなところです。蛇腹を伸縮させると、空気穴でもない限り動きはとても重くなって、これで弱ってる部分にまた穴が開いてしまう感じ。どこかに伸縮させた時の空気を出入りさせる、空気穴があいてると思うんだけど、その辺の構造がもう一つよく分からないです。
かっちり写るカメラなんか他にいくらでもあるから、適度に光線漏れするカメラとか、そういう状態に持っていければこのカメラの場合は最高なんだけど、もうちょっと試行錯誤してみるかなぁ。
今のところ光が乱暴狼藉した痕跡をを眺めるだけなので、ここはやっぱり光が戯れるのを見たい。このカメラに限らないけど、戯れる光を写した写真じゃなくて、光が戯れる写真を撮ってみたい。

☆ ☆ ☆

今年の夏はあまり大げさなカメラを持って出る気にもならず、考えてみれば今年に限らず、去年はゴールデンハーフで、もっと前にはペンFを使ったこともあると云う具合に、夏の間はあまり重装備のカメラは持って出かけてないので、今年もその延長上で、久しぶりにホルガとかダイアナとか、トイカメラを使ってみようかなと思ってます。今年の冬にワイドレンズカメラを使うとか、トイカメラはたまに持ち出しはしてるんだけど、流行りも過ぎて使うにはいい頃かなと。

きっかけというか、ヨドバシカメラの地下2階にあるヴィレッジヴァンガードのアウトレット店でトイカメラが7割引で投売りされていて、持ってるトイカメラの予備を一通り買ったというのが大きかったかも。ヴィレッジヴァンガードはトイカメラの扱いをやめるとか言う話だし、ありったけの在庫を放出してるのか。
在庫処分だとは云え、流行じゃなくなったこういうアイテムは値引きしただけで売れてるのかなと行くたびに確認してるけど、意外と商品は回転してるようで、普通のホルガにオリーブ色のスプレー塗装をしただけの恐るべき数量限定版アーミーホルガとか早々と売れてなくなってたし、ダイアナも色々と色違いが積んであったのに、今日行ってみれば2種類の色違いを残すのみとなってました。
わたしはといえば、以前からガラスレンズのホルガとかそれなりに欲しかったけど、捨て値くらいにならないと買う気にならなかったから、そういうのをここで投売りされてる中に見つけては、即買いとかしてました。
デジカメのアートフィルターなんかにトイカメラ風とかあるから、みんなそっちに流れていったんだと思うけど、結局シミュレーションしてるだけで、全部紛いもの、物まねにすぎない感じが漂ってるの、みんな気にならないのかなぁ。
トイカメラなんて安価で買おうと思えばいくらでもあるんだから、物まねフィルターなんかで満足してるよりも、本物のトイカメラ使ったほうが計り知れないくらい面白いと思うよ。


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Dorothy Ashby - Heaven and Hell


何回も取り上げてるお気に入りミュージシャン、ドロシー・アシュビーの曲。この曲凄い好きなのに、ブログ内を検索してみたら載せてなさそうだったので。
ジャズ、ファンクハープの唯一無比のミュージシャン。ハープをジャズで使う人は他にも多少はいるんだけど、こんな使い方をしたのはこの人だけで、とにかくユニークです。でもユニークで、この曲が入ってるアルバムも精神世界に足を踏み入れた観念的なものになってるのに、音楽自体は頭を抱えてしまうようなものじゃちっともなくて、もうラウンジ的というか、ボッサのリズムがとても聴きやすくてダンサブル。後にDJが素材として好んで取り上げるようになったのもよく分かります。
ドロシー・アシュビーは近年になってDJが再発見してるようなところがあるんだけど、素材扱いじゃなくてもうちょっと音楽として聴けよと思う反面、こういうのを再評価できる感覚は素直に大したもんじゃないかと思ったりもします。

ちなみにこのアルバムではドロシー・アシュビーは歌も披露して、これも本人が歌ってます。上手いとは云い難いかもしれないけど、味はあるって云う感じかな。曲に合っていて、わたしは結構好きです。
最後の1フレーズだけ声のトーンが変る感覚が結構かっこいい。





もともと日本盤は出てないCDなんだけど、輸入盤ももう新品では手に入らないみたい。中古も若干プレミアっぽくて高いなぁ。
他のアルバムだと4作品ほどを一つのパッケージに纏めた廉価版も出てるから、これも出せばいいのに。いろんな音楽の中でもかなりユニークな存在だし、ドロシー・アシュビーの代表作なんだから。




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