2015/09/22
アウトスケールステーション + ラバーダックを見に行って来た。

空に架かる回廊
2015 / 07 / Olympus Pen F + F.Zuiko Auto-S 38mm f1.8 / Kodak SuperGold 400
今年の夏の初めに久しぶりにハーフカメラのPenFにフィルムを入れて、京都駅で撮った写真。結局夏の間は暑すぎて、PenFはこの時京都駅で数枚撮っただけで、後は暑さで溶けようがどうしようがあまり気にもならないと思っていたホルガに、でも落としてみるとたかがおもちゃのカメラなのにそれなりにショックだったホルガにバトンタッチ。京都駅の数枚で中断したこのフィルムの続きを撮り始めたのは9月にはいってからでした。フィルムを眺めてみると、この後明治天皇陵やティルマンス展に行った後で渡辺橋から淀屋橋、梅田など、あの辺りを再訪して撮ってた写真が並んでます。24枚撮りを入れても倍の50枚近く撮れるので、その分撮り終わるのに時間がかかり撮った写真をなかなか見られないという、便利なのか不便なのかよく分からないフィルムカメラです。
一応これで夏の間にカメラに入れたフィルムは全部撮り終えたことになります。今年の夏の始まりと締めを担当したのがこのカメラって云うことになりました。結局この夏はフィルム何本撮れたのかなぁ。
と思って数えてみたら、ブローニー合わせて8本くらいでした。二ヶ月でこのくらい、暑さと悪天候でほとんどカメラ持って出かけてないような印象だったけど、そのわりには、多くはないんだけどそれなりに消費してました。ただ春先からの迷いは今も続いてるから、納得がいかない写真の数はかなり多い結果ではありました。

陽射しのリズム
2015 / 07 / Olympus Pen F + F.Zuiko Auto-S 38mm f1.8 / Kodak SuperGold 400
久しぶりにハーフで撮ったコマを眺めてみると、ライカ判のものよりも若干幅が広いんですね。縦位置はこのくらい幅があったほうが安定感がありそう。
それとハーフカメラはファインダーがデフォルトで縦位置になってます。こういうファインダーのカメラを使ってると、どうしてなのか意地でも縦位置で撮ってやろうと思い初めて、たまに横長で撮ると、この場合カメラは外見的には縦位置で撮ってるような構え方になるんだけど、何だか負けたような気分になるというか。変な感じです。
上に書いたフィルムが倍撮れるなんていうのはハーフカメラに人気があった当時にはメリットだったかもしれないけど、今となってはまるで意味が無いといってもいいかも知れず、だからあえて今ハーフカメラを使うということの意味合いなんかを考えてみると、ひょっとしたらこの縦位置での撮影に自覚的になるという辺りにあるんじゃないかと思ったりします。
それにしても壁に投影される影とかやたら撮ってます。その写真に封じた空間の感触だとか生成されるものはそれぞれ違うんだけど、我ながらもうちょっと工夫すればいいのにと思わないこともないです。
☆ ☆ ☆
18日から中之島でラバーダックが出現してるらしいということで、ティルマンス展以降、ここで写真撮るのが多くなってるから、一度見たかったこともあって見物に行ってきました。

ラバーダック
2015 / 09 / CONTAX T3 + Carl Zeiss Sonnar T* 35mm f2.8 / Lomography Color Negative 100
川に自由に浮かんで流されてるのかと思ったら、ちょうど薔薇園の辺りに係留された形で川面を彷徨うこともなく、本当のところ川にプカプカ気ままに浮いて橋に引っかかってるような様子が見たかったのでその辺はかなり期待はずれでした。時間とか期日によっては係留が解かれるのかなぁ。
視覚的なインパクトはやっぱり強烈で、周囲の空間を歪ませるくらいの異様な存在感はありました。ちょっとした怪獣映画の中に紛れ込んだような気分を味わえます。でも素材はお風呂に浮かべる小さなラバーダックのものじゃなく、ただの風船という感じ。これはかなり興ざめで、ここはやっぱり本物と同じラバーで作って欲しかった。
一月くらいは展示されるそうなので、その中には係留を解かれる日もあるかも知れず、そういう日に行き合わせたら、橋に引っかかってどうしようもなくなってる様子とか撮ってみたいです。
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