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思う心は千里の闇を縫って走る

千里の闇
思う心は千里の闇を縫って走る
2015 / 10 / Olympus Pen E-P5 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm f3.5-5.8

依然100円文庫での買い直しと問答無用半額写真集の狩猟は続いていて、どちらも保存しておくのが第一の目的になってるから、あっという間に収納場所に困り果てることとなった。100円の汚れ果てた文庫を保存対象に考えるのも妙な話なんだけど、やってる行為は、以前持っていて手放したのを買いなおしてる、一度手元にあった本だからお金をかけるのは嫌、100円だとちょっとした宝物探しでもしてる気分にもなる、という性質のものだから、また置く場所がなくなったら処分するという方向へは思考はなかなか流れていかなくなってる。
こうやって集めなおしてる中で、今読んでるのは島尾敏雄の「出発は遂に訪れず」という本。この短編集に対する興味は昔から表題作の系列じゃなくて、同時に収められてるシュルレアリスム的な作品のほうだった。
それにしても状態の酷い文庫で奥付を見ると昭和四十八年とある。なんと40年以上前の本!本自身も40年後にブックオフの100円コーナーに並ぶことなど想像もしてなかっただろう。ページ全体が茶色に日焼けしてる上に活字が小さい。昔はこんな小さな活字の文庫を平気で読んでたんだとこれは本当に吃驚する。
何しろこちらの眼は老眼が入ってきてるものだから、茶色に変色したページに印刷された活字はコントラストが低く、その小ささと相まって無茶がつくほど読みにくい。というか、電車の中なんかだと窓から差し込む陽光に晒すくらいしないとほとんど読めなかったりする。
これは今新刊の文庫で本屋に並んでるのかなぁ。あまりにも読みにくいので活字の大きな日に焼けてない文庫に、そういうのが出てるなら買い換えたいと、なんだか買いなおし、買い替えの迷路の中に踏み入れてしまいそうな気配になってきてる。

ちなみに古書の類は映画DVDの廃盤とか漁ってる感覚の延長で、基本的には新刊の本なら積んである何冊か下のものを買ったりするような性癖の持ち主なんだけど、それしかないという状況なら割とその性癖に封印して手に取るのにあまり抵抗が無かったりする。でも水濡れの跡がある古本は、これだけは絶対に嫌。珍しい書物を棚に見つけて引っ張り出してもこの水の染みがあったりふやけてる状態の本は速攻で棚に戻すし、今そんなのを手にしたことで穢れてしまったものを洗い落とすのに、そのまま洗面所に駆け込みたくなってしまう。


the end



写真集のほうで入手したのも何冊かあって、その中でとんでもなかったのがマイケル・デウィックの「The End : Montauk,N.Y.」という写真集。「アート写真集 ベストセレクション 101 2001-2014」という本では、超希少本で入手が極めて困難、なんていう紹介のされ方をしていた本なんだけど、950円で出てたのを買って、ためしにアマゾンでどういう取引がされてるのか調べてみたら、なんと約46万円くらいの値段がついていた。もっともいつものことでこんな値段で誰も買わないからアマゾンのマーケットプレースのリストに残ってるわけで、めったに市場には出ないらしいものの、市場に出た場合の実際の取引は5万円くらいのよう。でもそれでも高い。
こんなのが1000円しない形で目の前にあったら、内容がどうのこうのという以前に手を出すほか無い。ちなみにアメリカの片田舎の漁村でサーファーとして一日を送るような生活をしてるコミュニティの様子、永遠の夏のような世界を生きる人たちを写したモノクロ写真集で、表紙の裸体で浜を駆ける女性の写真は非常に綺麗なんだけど、いかんせん水面下のものが全部恐怖の対象になって、サーフィンなどしようと思ったことも無い人間には根本的なところで接点を持てなくてどうしようかと思うような写真集だった。




☆ ☆ ☆



close
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2015 / 10 / Olympus Pen E-P5 / M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm f3.5-5.8



今回のはフィルムじゃない。オリンパスのデジペン E-P5で撮った写真。レンズはキットレンズ使用。
元々持ってたデジペンはE-P3で一世代前のもの、しかも唯持ってるだけでほとんど使ったことがなかったんだけど、現行機種が結構値崩れしてきてたから、またちょっと気まぐれで手を出してみた。おそらくそろそろ新製品が出るんじゃないかな。新製品が出るのにわざわざ型落ちになる古いほうを?という疑問もあるだろうけど、デジカメを新製品で買うなんていう発想が皆無な者としては、新製品が出るというのは従来機が安くなるサインにしかすぎない。
ペンといっても古いカメラのデザインを引用してるだけの普通のデジカメだから、フィルムの初代ペンを使ってるからなんていうこだわりじゃなく、手を出したのは単純にE-P3で使うために外付けの電子ビューファインダーを既に持っていたから。これがE-P5に最適化されてる、オリンパスの外付けファインダーだと一番高価になるもので、E-P3ではカメラのファームウェアのアップデートで使えるようになってはいたんだけど、自動で液晶と切り替わらないとか、解像度が本来の密度じゃなくなるとか、フルパワーの状態で使えなかった。このファインダーを完全な状態で使ってみたかったというのが、このデジペンE-P5に手を出した一番の動機だったかもしれない。
でも本来の解像度で使ってみても、電子ビューファインダーはやっぱり何かが投影されてるスクリーンを眺めてるようであまり快感じゃないなぁ。光学式のファインダーのほうが抜けが良くて断然覗きがいがある感じ。
で、相も変らずこの世界にあるなかで一番つまらない書物だと思いながら、今回は我慢してマニュアルを読んでる。
結局のところ、わたしは滝の水が白い糸のようになって写ってる、ああいうのを良いとする感覚とはまるっきり無縁なので、シャッタースピードを中心にして撮ることも無く、絞り優先の形で、絞り値と感度の設定をどうやるのかさえ分かれば、特に不自由も無く撮ることができる。マニュアルって他に書いてることは、単純化して云えば画像に追加するエフェクトのことがほとんどという感じで、でもこれ何もカメラの中でやらなくても大半がPC内部でフォトショップでも使えば出来るんじゃないかなと思う。こういうのがマニュアルを煩雑で世界で一番つまらない書物にしてるんだろう。
なんだか文句ばかり書き連ねてる感じになりそうだけど、おまけにそのエフェクトのどれもがどこか紛い物っぽい。道具だからすべては使う人次第なんだろうけど、ずらっと並ぶエフェクト一覧はイミテーションがパレードしてるみたい。オリンパスが提供するエフェクトでいうと、トイフォトだとかクロスプロセスだとか、こんなの数千円のトイカメラで、しかもデジタルエフェクトなんかに比べ物にならないくらい予測不可能なドキドキ感を味わいながら本物が撮れるんだから、なにも10万以上もするような、まぁわたしが買ったのは値崩れで半額以下になってはいたけど、そんな高価なカメラで紛い物を作ることも無いと思う。本末転倒してるぞ。ラフモノクロームも偽者感が半端ない。ボタン一つで森山大道風スタイリッシュなモノクロームを、というような趣旨だと思うけど、ボタン一つで森山大道になることの意味なんてどこにあるとひとしきり考え込んでしまいそうだ。森山大道も今はデジカメで撮ってるけど、もし森山大道がラフモノクロームを使ってボタン一つで森山大道になってたらなんて想像してみると、これはちょっとシュールな状況だろうなぁ。






46万円!!!
(追記)これを書いた後セカンドエディションが出版されて幾分手に入りやすくなった。でも初版の何十万って言う値段の桁数は、安くなったといってもあまり変わらないようだ。




日本の写真家の写真集がほとんどピックアップされてないのがいまひとつな写真集ガイド。他の写真集のセレクトもちょっと傾向がありすぎる感じがする。当然入るべきだと思う写真集がもれてしまってるのは、写真史を俯瞰するような包括的なガイドじゃなくて、出版年を限定して編集してるガイド本だからなのかもしれない。でも資料の一つとしてはそれなりに役に立つと思う。





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コメント

No title

電子ビューファインダーですが、ボケ玉の開放でも確実にピンくれられるアタリ非常に有り難いワケですが・・・。
光に目を射られる/視覚的快楽、という点ではちっとも気持ち良くないな、そう思ってしまいますね。
その恩恵は充分に享受しておりますし、技術に感謝もしてるんですけど(笑。

それとは対照的に、外付けの光学ファインダーなんてものすごく気持ち良いワケですが・・・。
最近ライカのDⅢに着けた50mmのファインダーで、ずいぶん情けない思いをしました、トホホ。
横位置だとそうでもないのですが、縦位置で撮影したコマが軒並み右に傾いているのです(苦。
ファインダーでしっかり垂直合わせていたハズだったのですが・・・力不足です。
「36枚撮り10本から100コマ選ぶ」という足かせを自身に課していましたので、
画面がナナメってるという理由で没コマが増えるのが、何より非常にキツかったです(泣。
なんだか愚痴みたいになってしまいました、すみません(笑。

さて、penシリーズですが、過去に一度使ったことがあります。
エフェクト系にもハマってヨロコんで撮りまくっていたんですけどね・・・。
アッという間に飽きてひと月ふた月くらいで手放してしまいました。
つまるところ、斯様なエフェクト系のツマラナサってそれが一回性のモノではない、というところだと思います。
例えばタバコの煙もっくもくの暗室で、バケツに入った高温の現像液の中で手荒くかき混ぜられたネガ(笑、
は所与として本来の適切なトーンや粒状を放棄せざるを得ないワケで。
ひとつのノーマルな原版から幾通りものアブノーマルが生成可能、ということが根本的に紛い物臭いですよね(笑。

No title

あ!!何時の間にかコメント欄、開いてる!
前記事も開いてたんですね。
無いものと見落としてしまった。
冒頭の写真、良い感じだわ~

今回はフィルムじゃないけど薄荷グリーンさんらしさが出てますね。
やっぱりカメラって「目」なんだなって思いました。
カメラ、コンデジだけど最近買い換えたんですよ。
今までのがスィッチの類がバカになってしまって。
でも新しいコンデジはやっぱり色んな機能がついてるけど
結局PC画面上で出来るものばかりで・・・
せっかく買ったのに古いコンデジにまた戻って
バカになったスィッチを騙し騙し使ってます(^^;

写真集や本、私も保管場所が無くて随分手放しましたよ。
特に実家の建替えの時、実家に置いてあったものなど・・・
画集や写真集ってどうしても場所取りますよね。
それを買い戻したくなる気持ち解ります(^^;
でも今は極力モノを持たないようにしようと思うので
ウズウズする気持ちを抑えているけど(^^;

No title

思う心は千里の闇を縫って走るってタイトルにバッチリ当てはまる最高の写真だわ
自然の写真?
アート?
凄い感動よ♪

halさんへ

こんばんは!
ファインダーは自分にとっては写真を撮る要のような装置で、ファインダーを覗かないと気がすまないタイプなんだけど、電子ビューのは役立つけど覗いてもあまり面白くないんですよね。面白くないけど覗かないよりはずっといいからつけて使ってるという感じかな。チルトする機能もいらないなぁ。
わたしもかたむいてるときがあります。わたしの場合はやっぱり持ち方が傾いてるようで、その辺は最近意識的に撮ってるんだけど、構え方の癖とかやっぱり出てくることがあるみたい。わたしも同じでファインダーを覗いてる時は真っ直ぐだと思ってるんですよね。

一応最近買ってつまらないマニュアルを読みながら楽しんでるので、あっという間に手放したと書かれるとどう返事していいかわからなくなる…。でも感性は人それぞれだから、まぁいいか。自分が楽しいと思うならそれで十分だし。ちなみにわたしはカメラを手放すタイプじゃないかも。一世代前になったE-P3も手放すつもりないし、デジペンはこの二台駆動でいくつもりです。
エフェクトに関してはもっとこき下ろそうかと思ったけど、デジペン使ってる人も来てるかもしれないと思うと、読者が減りそうなのでやめました。
プログラムが決めた範囲の中で毎回同じようにかかるから、あまり破綻した感じにならないんですよね。プログラムの思惑を超えたところまで突き抜けていけない。
バケツ現像は森山大道と中平卓馬だと思うけど、物理的な反応に任せるフィルムは本当に限界を超えて変容する可能性があったりするのが面白いところだと思ってます。デジカメでバケツ現像エフェクトなんていうフィルターが開発されても、きっと行儀のいいプログラムされた破綻といったものしか出来ないんじゃないかと思います。

ROUGEさんへ

こんばんは!
やっぱりコメント欄開いたの告知しておいたほうがよかったかな。
色々連絡をくれる人もちょっと難儀してたみたいだったので、一度開こうかと。
久しぶりだったので返事書こうと身構えてたから、拍子抜けしてました。
コメント欄を閉じてる間に以前とは来てくれる人の顔ぶれも随分と変ってるのを実感したという感じです。

うまいとか綺麗とか云ってもらうのも舞い上がるけど、自分らしいといってもらえるのが一番うれしいかな。他の人ではなかなか撮れない写真だと云ってもらってるようなものだから。そう評価してくれてどうも有り難う。
自分が見たもの、見ようとしたものがどんな形で写ったか確かめたいって云うのが基本にあるから、まさしくカメラはわたしの目の延長にあるという感じです。

新しいカメラも使っていくうちに手に馴染んでくるかも。いろんな機能は使わないのは横においておいて、シンプルな形で使うのがいいかもしれないですよ。でも馴染んだ道具はやっぱり使いやすいというか、デジタルの機材のようなものでも癖のようなものがあって、そういうのを熟知してるんですよね。

わたしはすぐにコレクションする方向に向かうから、いつも収納とかが悩みの種になります。
結局100円買いなおし文庫も置く場所が無ければ、もう一度読んで気がすんだというものは処分していくことになると思うけど、写真集はどうにもこうにも捨てられないというか、これ、ほんとうにどうしよう。
写真集の類は場所を取るのともう一つ重いというのもあって、これが床が抜けるんじゃないかとちょっと怖いです。蔵書の多い人はこの床が抜けるという恐怖は結構リアルな形で感じてるんじゃないかな。
それにしてもウズウズする気持ち、よく抑えられますね。
でもこういうものを溜め込まない身軽な形もまた生きていくスタイルとしてはいいと思うので、そういうシンプルな生き方も取り入れてみようかな。
わたしは執着心も大きそうだし、物に捉われないって言うのは精神的にも楽になりそうです。

みゆきんさんへ

こんばんは!
最近写真撮る時よりも題名考えてる時のほうが色々とパワー使ってるかも。
何となくこの写真でああいうタイトルがぴったりくるかなと思ったんだけど、心も千里の闇も写真には具体的に写ってはいないので、ブログに出した時点で、さて題名と関連づいた物としてみてもらえるだろうかと思ってました。
タイトルとして違和感はあまりなかった様でよかったです。
ともあれ褒めてくれて有難う。わたしは褒められると結構調子に乗るタイプだから、写真にパワーが戻ってくればいいな。

これね、高瀬川です。水草が盛大に揺らめいてる場所があって、その水草の様子を何枚か撮ったうちの一枚。だから全くの自然のスナップショットなんだけど、こっちの期待に応えてくれたように異様な感じで写ってました。写真はこんな風にたまに魔法がかかることがあるから面白いです。

No title

凄い
自然の写真だったのね
なにか念じた?
魔法の写真よ
引き延ばして額に入れて飾りたいわ♪

みゆきんさんへ

こんばんは!
ファインダーを覗いた時に、これはいけるかもしれないなんて感じることがたまにあって、そういう時は上手く写って!と無意識に念じてるのかもしれないです。この時は水草の塊がいくつかあったのをそれぞれ場所を変えたりしてしつこく撮ったりしてたから、何かいいイメージが撮れそうな予感で満ちてたのかも。
あと、川の流れだから小さなゴミとかが流れ着いて水草に絡まってたりするのを、ブログに載せる前に写真から消してます。これは魔法じゃなくて地道な手作業でした。高瀬川みたいな京都観光のアイコンみたいな場所なんだからもうちょっと綺麗にしておいたらいいのに。

No title

こんばんは。^^

遅くなってしまいました。すみません。
いつもとても興味深く拝見しています。

1枚目のお写真素敵です。何か気のようなものが立ち登っているような。
アンダーに落とし込んでの迫力がすごいですね。
落ち葉がそれに儚さと色気を加えてswingしているよう。^^

これからはデジタルのお写真も拝見できると思うと嬉しいです。

私は電子ファインダーを常用しているのですが。(FUJI)
ホワイトバランスや露出が見えるのでこんなにいいものはないと思っています。(笑)
特に私は夕暮れから夜の撮影が多いのでそう感じるのかもしれないですが。

一眼も持っていないわけじゃないのですが、どっちかというと・・
すみません。私はあまりカメラに愛着というものがないのかもしれません。
と言いながらこの間CONTAXのG2を買いました。(笑)
まだ全然使いこなせていないですが、とりあえずモノクロで撮ったりしています。
いつかブログに薄荷グリーンさんのように載せられたらいいなあ。^^
ホント全然無理ですが。。

そうそうアート写真集ベストセレクション私も持っています。
指標になるので助かっています。いい本ですよね。^^

moonさんへ

こんにちは!
いつも有難うございます。
この写真、高瀬川で撮ったんですけど、様子を見た時、これは撮らなくては!と思って夢中で撮ってました。
その時のこれは撮らなくては!って云う感じが上手く写真に乗ったのかな。
実際は水草は水の中で揺らめいていたわけでもなくて堆積した泥に埋まるような形でああいう模様を描いてました。落ち葉はその堆積した水草絡みの泥の縁に沿うようにして、こっちは流れる水の中にあったんだけど、とにか泥はあまり見せたくないなぁと思ってアンダーよりの写真にしてみました。上手く背景が闇に沈んだような感じになって、水草の感じも落ち葉の存在も際立ったようになったと思います。なんだかかなりの要素が全部上手い方向に顔を向けてくれたというところなのかな。数日後同じ場所にまた行ってみたら、この時の様子はもう影も形も無くて、これを撮った時が一度のチャンスだったようです。いつもカメラは持ってないと駄目だなって再認した感じです。
スウィングする写真ってかっこいいですね。わたしの撮るのはあまり動きが無いから、スウィングする写真って頭の片隅に置いておこう。ジャズ好きだし、音が聴こえてきそうな写真も良いなぁ。


基本的に液晶を見ながら撮るのは本当に嫌なので、ファインダーは必需品になってます。写す写真の状態をそのまま見られるのは確かに便利。解像度は今のところオリンパスのファインダーの中だとトップクラスなんだけど、それでもまだ細部が潰れてる感じが残ってるし、この辺の使った感じは各社によって違いがあるかもしれないですね。FUJIのデジタルはフィルムの会社が作ってるカメラだから、結構よさそうな印象があります。

わたしは馴染んだ道具としての愛着はあるかもしれないけど、あまりマニアックなものでもないと思います。レンズ沼にも嵌りこんでないし。カメラに関してはちょっとミーハーなところがあって、コンタックスのT3はティルマンスが使ってたから買ったようなものだし、サラ・ムーンがニコンを使ってたと聞くと、ニコンにしてよかったなんて思ったり、そんな係わり合いの仕方をしてます。
G2はAFのレンジファインダーですよね。結構ユニークな発想のカメラなんじゃないかと思います。いずれにしろツァイスのレンズだから使うのは楽しそうだなぁ。レンズそろえるのにちょっと散財しそうなのが怖かったりして。

おぉあの写真集ガイド持ってるんですか。あれを元に写真史は辿れないけど、掲載されてる写真集に関しては把握しやすく紹介されてますよね。あの本の中で何冊か実物を見てみたい写真集もあるんだけど、やっぱりどれもこれもそれなりに高価だからなかなか手を出し辛いです。

No title

>それにしてもウズウズする気持ち、よく抑えられますね。
>でもこういうものを溜め込まない身軽な形もまた生きていくスタイルとしてはいいと思うので、
>わたしは執着心も大きそうだし、物に捉われないって言うのは精神的にも楽になりそうです。

いやいや抑えられてないのよ~
薔薇園に行っても「もう買えないんだ」って思うと楽しさ半減。
何しろあんな狭い庭で120種も育ててる位だから
私も相当の執着よね。
とはいえ随分減らしたのだけど。

何か自分の余命を意識してそう自身に言い聞かせてるけど
結構ストレスになるなぁ。
いっそ好きなだけ増やして
「私が死んだら焼却してください」って方が
家族も自分も楽だったりと思ったり(^^;
実際は無理なんだけどね~

ROUGEさんへ

こんばんは!
まぁ、そんな悟りきったような生き方はあまり人間的でもないかもしれないから、執着心もあったほうが良い側面もあるかもしれないです。どうしても欲しいと思ったものはやっぱり何かの縁があるのかもしれないし、無理な範囲じゃない限りあれこれ考えるのも良いと思います。
余命を意識するほかない状況に立たされたら平常心でいることもなかなか難しいと思うので、半端ないストレスなんだろうなぁと思います。何か上手くストレスを解消して好きな薔薇とより関われるような道筋が見つかるといいんだけど。増やす方向に持っていけないとなると難しいですよね。
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