【洋画】 ピッチブラック

ピッチブラック ディレクターズ・カットピッチブラック ディレクターズ・カット
(2005/02/26)
ヴィン・ディーゼルラダ・ミッチェル

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カタカナのタイトルを見て、性悪の黒人女が悪行の限りを尽くす映画だとしばらく勘違いしてました。ビッチじゃなくてピッチだった。

殺人犯リディック(ヴィン・ディーゼル)が出てくる映画の1作目です。後にその名前を冠した「リディック」(原題 THE CHRONICLES OF RIDDICK)という続編が出来ることになるわけですが、これを作ってる段階でそういうことまで視野に入れてたというよりは、これが出来上がってみたらリディックというキャラクターが予想外に立っていたので、続編に結びついたという感じでしょうか。この映画を観る限りでは、他の登場人物も合わせた中でリディックだけキャラが立ち過ぎた分、あからさまに異質。
目を加工して暗闇でも見えるとか超人的な身体能力を持ってるとか、そういうのも合わせて、まるでリディックだけコミック世界のキャラクターみたいでした。

☆ ☆ ☆

人や貨物を運ぶ定期輸送宇宙船が流星雨に遭遇して近くの惑星に墜落。宇宙船に収容されていた護送中の殺人犯リディックを含め、数人の乗客が不時着から生き残れたが、不時着した惑星には夜になると活動する凶悪なエイリアンが潜んでいて、タイミングの悪いことに、不時着した後それほど時間を置かずに22年振りの日食が始まり、惑星に長い夜が訪れることになる、といったようなストーリー。

一つの話の中にエイリアンの魔手から生き残っていく話と、不時着で収容状態から逃れた殺人犯リディックの話の2本が存在していて、まるで水と油みたいに両方が馴染んでません。大体、未知の惑星に不時着してそこから脱出できるかどうかも分からないのに、収容状態から逃げた凶悪犯が生き残った人間に危害を加え始めるなんていうストーリー自体が不条理です。
だからなのか、リディックはわりと早目に良い人振りを発揮し始めます。
ヴィン・ディーゼルって目が優しすぎて、全然悪人に見えないんですよね。あるいは目だけじゃなくて、全身からも良い人オーラを発してる。映画のほとんど初めから子供がなついてるような演出をしてるし、結局は全員が生き残れるようにその能力を生かして手助けする役に落ち着いていきます。
リディックは一応最後まで悪人である状態を全面的には捨てなかったんだけど、リディックの悪人側面をどう生かしたかったのか、ちょっと分かり難い映画になってます。

☆ ☆ ☆

昼の惑星の描写は3つの太陽に照らされてる光景とかよく出来てるんだけど、夜がやってくる後半は画面上で目を惹きつけるようなものがほとんど無くなってしまいます。
エイリアンがうじゃうじゃいる平原を横断して、不時着した宇宙船から持ち出した動力源を、エイリアンに全滅させられた惑星調査の先遣隊の基地にあった、脱出用の宇宙艇まで運んでいく。映画の後半はそういう行動が話の中心になって、闇の中でだだっ広い屋外に出てしまうものだから、本当に何にも観るものがないといった画面が続くことになります。
こういう画面構成が後半続くから宇宙ものにしてはスケール感が小さくて、映画全体がこじんまりした印象になってるようです。

暗闇を移動していく後半のサバイバルシーンは、別の映画のどこかで観たような感じのものが見え隠れするものの、意外にというか、それなりに緊張感のある危機的なシーンが繋がっていくので、所々に二番煎じ感はあってもわりと楽しめるものになってます。
エイリアンに体の構造上死角があることを発見したリディックが、エイリアンの目の前にいながらエイリアンの動きにあわせて死角から外れないように動くところなんか、アイディアもそうなんだけど、ゆらゆら動き回るヴィン・ディーゼルの動きそのものが面白かった。

☆ ☆ ☆

最初の宇宙船の墜落と不時着のシーンは見事の一言。低予算映画とは思えないほど迫力満点でした。

☆ ☆ ☆

「サイレントヒル」のラダ・ミッチェルが唯一生き残る宇宙船の操縦士キャロリン・フライ役で出てます。「物体X」のキース・デヴィッドも。こちらはイスラムの巡礼者という思い切り予想外の役で。

ラダ・ミッチェルのキャロリン操縦士は冒頭の不時着時に、船体を制御するために乗客ブロックを乗客ごと切り離そうとした冷酷なエピソードがあるので、ラスト近くの場面で、交わした約束を実行するために、助けを待つ者の元へ自らの命をかけて戻る決断をするのが効いてきます。かっこいい。

Pitch Black Trailer


原題 Pitch Black
監督 デヴィッド・トゥーヒー
公開 2000年


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コメント

私もこのタイトルを見た時「ビッチブラック」と思ってしまいました^^; ちなみに私はこの映画も、「リディック」も未見です。
本当にヴィン・ディーゼルは優しい目をしていますよね。サングラスの有無で印象が大分違いますね。
最近の彼の映画では「キャプテン・ウルフ」が印象に残っています。

ヴィんちゃん、最高

トリプルX 「XXX」にて 大ファンに記事冒頭の ピッチとびっちの みまつがいに軽くジャブ入れられました。この映画 録画してたんですが、上から「踊るダイ走査線ーTHE MOVIE」かぶしちゃいまして、テンションだださがり~ノ。見てない~ノ!
昨日ツタやが半額キャンペーンやってまして サイレンと昼 借りますた!
ではでは失礼しまっしゅe-466

>Kさんへ

絶対に間違いますよね、タイトル。
わたしも続編の方は見てません。続編は何だか物凄く評判が悪いみたいです。
悪役やっても、あの目のせいで「悪」の振りをしてるだけみたいな部分がどうしても出てきてしまうような気がします。


>MEGA一休DETH さんへ

録画の上書きはイタイです。わたしもそういうことをやってしまうと、暫らく立ち直れないようなダメージを受けそう。
「静岡」、映画と波長が合うと良いんですが。
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