笠置へ

巨石の岸辺
2016 / 10 / Canon A35 Datelux / Kodak Super Gold 400





城壁の家
2016 / 11 / Nikon F100 / Kodak Super Gold 400



きっかけはごく些細なことだった。
笠置はこの前の記事に書いたように、中学生の時に一度行っており、何だか山の中の町だなぁって云う印象だけが残っているような場所だった。忘れ去ってしまうわけでもなく、思い出したからどうだというほどでもない場所。第一わたしが日常で利用している京阪の沿線には笠置なんていう駅はないし、奈良との県境にあるこの町へは唯一JRが通っているんだけど、奈良へ行く時は近鉄を利用するから、この方向へのJRはまったく利用したことがなかった。
要するにどう行っていいのか分からなかったし、路線を調べるほどの盛り上がりにも欠けていたって云うことだ。

それが何の気の迷いか、どこか写真撮る場所はないかなぁと思い迷っている時にふと笠置の名前が頭に浮かんで、ためしに電車で行くにはどういう風にいけばいいか調べてみた。
調べてみると意外とシンプルな路線で、山の中の町という印象があったのに、秘境巡りを連想するほどはるか遠くにあるわけでもなかった。京都駅から出ているJR奈良線に乗って、奈良の二つ手前の駅である木津で降り、そこから関西本線に乗って二つ向こうの駅が笠置。何だ、奈良に行くのと大して変わらなかったのかと思うと、興味が湧き出して、中学の時の印象を再確認したり、有名な廃墟ホテルもどこにあるのか実際に見てみたくなって、行ってみようかという気になった。

最初に行った時、木津駅で降りて、関西本線の乗り場を探した。それに該当しそうな電車が一本停車しているのを見つけたのはいいけど、この電車は次の駅の加茂までで、もう一つ先の笠置には行かない様子。一駅で乗り換えるのも面倒だし、もっと先まで行く電車が来ないかと駅の時刻表を眺めているうちに、停車していた加茂行きは発車してしまった。
最初の日の最初の誤算がこれだった。関西本線と云っても、どうやら昔は一本だったらしいけれど、今は複数の管理に分かれてしまっているようで、木津から乗れるのは大和路線と名前のついた加茂で終点になるこの電車だけ、加茂から先の従来的な関西本線という名前が残っている路線はまったく別のものとなっているようだった。
つまり時刻表を眺めているうちに発車してしまった電車以外に乗る電車はなかったわけで、これに乗らなかった結果として次の電車がやってくるまでに30分近く木津で待たされることになった。
まだかなまだかなまだかな、はやくこいはやくこいはやくこいと頭の中で呪文を唱えつつ30分。ようやくやってきた電車に乗って一駅先の加茂で下車することとなる。ところがようやくあと一駅という場所にやってきた段階で笠置に行く電車はさらに30分経たないとやってこないということを知って愕然となった。今さっき、10分ほど前にようやくのことで30分やり過ごしてきたところなのに。
仕方がないのでここでまた30分の電車待ち。駅のホームは閑散としていてわたし以外は二人ほど所在無げにしている人がいるだけ。駅の向こうに建ってるマンションなんかを、こんなところに住んでいたら不便だろうなぁなんて思いながら眺めていた。
笠置へ行く電車は30分後に、これがまた子供が電車遊びでもしてそうなものを、大人用途に実際に乗れるようにしてみましたと云った風情の一両編成でやってきた。どこが関西の本線なんだというくらい、一気に鄙びた様子の電車になっている。ここから先は交通ICカードが使えないとアナウンスされて、わたしはちょうどそれを使って乗り継いできているからどうなるんだろうと一駅進む間、電車の中で不安感に包まれていた。
加茂からのこの可愛らしい電車はそれまでとは打って変わって木津川渓谷に沿って山裾を縫うように走り、一気に観光列車ぽい印象となる。対岸の木屋峠の山の斜面に、まるでマッドマックス辺りにも出てきそうな、映画のセット然とした採石場が展開している。山肌を這い回るように骨組みが複雑に絡み合ったその構築物を見て、あれ、写真に撮りたい!と思ったりしながら、10分ほど山間の電車の雰囲気を味わってこの日はようやく笠置の駅にたどり着いた。
交通ICカードの件は電車の運転手にそういうと、この笠置の駅で到着した証明書をくれるから、それを乗った駅で見せて清算して欲しいといわれて一件落着。

駅を出てみると、観光相手の対応をまるで気にもしていない、これがローカルの駅なんだ!わたしたちはローカルの駅の見本になりたい!とでも宣言しているような空間が広がっていた。駅のすぐ前には栗栖天満宮への参道というものが人気のまったくないままに暗い山の中へ消えて行ってる。駅前には鎌倉幕府軍と後醍醐天皇軍との戦いを再現したという人形を配した、小高く盛った一角もあるんだけど、その稚拙で怪しげな作りはもう一押し怪しい方向に押し出せばタイガーバームガーデンっぽい雰囲気にもなりそうな気配を併せ持っているようだ。
駅の出口から外を見渡してみても目に付くのはこのくらいで、他にはどう見ても閉まっている小さな雑貨屋らしい建物と、全身から勇気を振り絞らないと入れそうにもないこれまた人の気配のまったくない喫茶店が一軒あるくらい。気軽に何か食べられるようなところもお土産を売っているようなところもまるでない。

駅に置いてあったフライヤーを見ると笠置の全住民参加の映画を作る計画があるらしい。そのフライヤーには京都府で一番人口が少ない町の特色を生かしてどうのこうのと書いてあった。
そういうのが特色になるんだと、ちょっと面白がって町中へと足を踏み出した。実際のところ歩いてみたら、多少活気のある木津なんかに比べても、むしろここのほうが面白いんじゃないかと思わせる町だった。木津川渓谷に笠置山、寂れた町の中なんていう、歩いて面白い場所がそれなりに揃っていて、気がすむまで撮り尽くそうと云う気分を掘り起こしにかかってくるようなところがある。


笠置マップ
笠置駅に置いてあった案内マップだ。でも騙されないように。笠置山の登攀路はこんなに簡単じゃない。

☆ ☆ ☆

最初のは木津川渓谷の一部、巨石群が埋め尽くしている場所。見ようによってはちょっとシュルレアリスムの絵画っぽい。
二枚目のは白砂川の川縁に建っていた家。円筒状の出っ張りとその壁面に沿って設えてある石段や通路が、何だか城壁のようでかっこよかった。崖の縁の家とかビジュアル的には結構好きなシチュエーションかもしれない。

☆ ☆ ☆

使ったカメラは久しぶりのニコンF100。

f100

写真保存しているフォルダを見てみると、最後に使ったのが2012年、嵐山と奈良公園となっていた。メインに使っているのがニコンで、オートフォーカスのレンズも使えるようにしたいと思って手に入れたカメラだった。単三の乾電池駆動で電源の心配はあまりしなくてすむし、使っている感じも信頼性があって良かったのに、あまり持ち出さなくなっていたのは、形が今のデジカメになっていく過渡期のデザインで、クラシックの金属カメラほどにはオブジェとしてのオーラのようなものに欠けていたからだった。目的だったオートフォーカスのレンズも結局この標準ズームだけで他は一本も増えていない。
今回使ってみて、使い勝手はかなり良いカメラだと再認識。全体にきびきび動くし、シャッター音はひょっとしたら持っているカメラの中では一番快楽に結びついているかもしれないような気持ちの良い音がする。機械任せの露出でも分割測光が良くできていてほとんど外さないし、仕上がったネガフィルムは露出が揃った綺麗なネガになっていた。
カメラの形に対する感覚はまぁそういうものとしておくなら、使い勝手の良いカメラであることは間違いないので、暫く一眼レフはこれメインに使ってみるかな。
写真で分かるように右端の端子カバーが外れている。これ、今回持ち出して笠置の町を歩き回っている時に落としてしまったもので、渓谷だとか登山路だとか森の中だとか、とてもじゃないけど探せるような場所じゃなかったから探すのは断念したんだけど、ヨドバシカメラで探してみると、今でも新品を売ってるのね。ということで新しいカバーを注文して、価格は100円だった。




アマゾンに最新のデジカメでもなんでもない、こんなものが置いてあるとは思わなかった。
このカメラ、グリップのゴムが加水分解してベタベタになっている個体が多い。わたしのは幸いにしてかなり状態がいいものだったので、今も劣化無しの状態を維持している。こういう素材の劣化とか、設計している段階で気がつかなかったのかなぁ。




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コメント

No title

旅日記、楽しく拝見しました!
なかなか来ない電車、さびれた駅前、想像しているだけでも楽しかったです。
喫茶店のドアを思い切って開けてみたいなぁ。

巨岩に囲まれた川、粗雑な階段、
あぁ来てよかったと思えそうな場所ですね。

F100を持っているとはちょっと意外でした。
人や動物のポートレートにはもってこいなので、私にとっては隠れた愛機、
手放したくないカメラの一つです。

ラサさんへ

こんばんは!
実質は始めて行ったのと変わらなかったから、やっぱり知らない電車に乗って、初めての場所に行くって云うだけで、旅行している気分になってました。
10分挟んでの30分の2倍待ちとか、その時は本気でいらいらしてたんだけど、あとになってみるとこういう冗談に出来るようなトラブルとかはあったほうが楽しい記憶になりますね。最初の日にこんなに時間待ちをしたのも意味があったと思ってます。散々待った挙句に、わたしの期待を一身に背負ってやってきたのが、意表をついてたった一両の可愛らしい電車だったなんていうのも気分にメリハリがついてそれなりに楽しかったです。
駅の寂れ具合も、なにしろ改札はあるんだけど出入り自由の通り放題の駅だったし、こんな自由な駅は見たことがなかったです。ただご飯食べるところが見当たらなかったのは結構困りました。喫茶店は、あれ営業していたのかなぁ。窓にカーテンがかけられていたのか真っ黒だったし、一応電気をつけてない立て看板が外に出してあったから、人はいると思うんだけど。初見の食べ物屋とか結構入るのに勇気がいるタイプの人間なんですよね。地元の人のたまり場なんていう雰囲気のところだったら、気後れしてまず入れないです。

色々と見所が多い町でしたよ。結局もっと隅々まで見たくて、今も訪問を続けてます。自然の領域が結構多くて、人口は少ないかもしれないけど、日常ではあまり眼にできない空間が結構ある感じで、散策するには面白いところだと思います。この巨石の川岸のシュルレアリスティックな雰囲気は結構気に入ったし、崖の上の家は行くたびに角度を変えて撮ったりしてるので、同じ場所の違う写真としてもっと披露するかも知れないです。この石段とか通路も通ってみたいんだけど、おそらく私有地だと思うから無理なんだろうなぁ。

F100、良いカメラですよね。形なんか気にしないでもっと持ち出せばよかったなんて思っている最中です。ポートレートが撮りやすいカメラなんですか。人は撮ったことがないけど、猫なんかに有効なら今度は猫のいそうなところへ持っていこうかな。
2012年に使ったきりだったので、今回使おうと思って手にとってみたら、まるで操作を忘れてしまっていて、プログラムオートのお手軽撮影になりました。でもそれでもきちんと綺麗に撮れていたのはちょっと驚きで、ますますこのカメラが気に入ったという感じです。

No title

今日の写真は凄いの一言
ゴックン生唾のんだ!!

みゆきんさんへ

こんばんは!
ここ、結構な田舎町なのに、普通の町だとなかなか眼にしないようなものが思いのほかあるんですよね。巨石の川も城壁の家も、日常生活の中では見たことないでしょ。
木津川ってわたしの印象だと川そのものはあまり特徴のあるものじゃないという印象だったんだけど、それは平野を流れている時だけで渓谷の中を流れてる様子はかなりスペクタクルに満ちていて、これがあの木津川!なんて思ってました。
城壁風の家も、これは橋の上から撮ったんだけど、見えてきた瞬間にかっこいい!って思いました。こんな建て方をしてる家って、海外にはありそうだけど、日本じゃほとんど見られないんじゃないかな。この家に住んでいる人、この得意な家を楽しんでるのかと思うとちょっと羨ましいです。
ちょっと病み付きになって今通ってる最中です。まぁ写真撮るとなると最初の印象ほどには特異なものがあるでもないと思い始めてはいるけど、撮った写真見てこうしたほうがもっと良かったとか思い出すと、また撮りなおしに出かけたくなってます。

No title

静かな旅にバーチャル同行をさせていただきました。良いところですね。カメラはとても綺麗に管理されていて、出しっぱなしの自分を恥じました。

No title

おはようございます。
今日は過日訪れた西院の隣、大宮周辺を攻めるべく、
ただいま阪急電車に揺られております。

さて、笠置、まだオートバイに乗っていた頃、
この辺りの国道163号線をよく走りました。
当時の印象から、なんだかずいぶん辺境、そう思ってたんですが。
ちょっと前、名張→伊賀上野と撮り歩いた帰り、
電車がこの駅を通ったのでした。
あ、電車この辺走ってたんや、って(笑。

川っぺりの階段とか良いなぁ。
郡上八幡の町並みを想い出したり。
住人お手製らしき植木の陳列が面白い。
ココ、佇んでみたいです(^^。

そして、、、ソレがラスト獣道、だったんですね(笑。

和さんへ

こんばんは!
基本出無精なのでたまにこういう知らないところへ行ってみると、結構新鮮な気分を味わえました。距離的にはそんなに遠くまで行ったわけでもないのに、なかなか来ない電車だとか、一気に山間の町へと変化していく世界とか、何だか本格的な旅行気分を盛り上げてくれました。ちょっと非日常の気分を伝えたくて書いたところもあるので、そういうのが伝わったなら書いてよかったです。来ない電車を待っている時はいらついてると同時にブログに書くことが出来たとちょっと喜んでたりして。
一時間に一本しか電車が来ない町なのに結構観光地的な条件が揃っているところもあって、面白いところだと思いますよ。もっと人を呼ぶ算段でもしたらいいのにと思わないこともないけど、寂れてる風情がまたいいわけだから、やっぱりあまり観光に熱心になっていない今の状態のほうがいいかな。山の頂上まではまだ登っていないし、木津川は思った以上に秘境的でまだしばらくは写真に撮るところがありそうな気がしてます。
それとここ、町営の温泉があるんですよね。ハイキングのあとで温泉に入るとか、こういうのも旅情があって楽しそうです。

カメラは無印の収納ボックスに防カビ剤と一緒に入れておく程度です。カビが生えるのは気分的にも凄く嫌なので、これには注意するけど、他はただこのボックスに入れておくだけで、専用の防湿庫なんて云うのも持っていないです。たまにシャッター切ったりしないと使わないことで痛んできます。だから、きちんと保管しておくことよりもとにかく使っていくということのほうがカメラにはいいんじゃないかな。

halさんへ

こんばんは!
大宮ですか。阪急だと四条大宮を基点にするのかな。
子供の時にわたしが住んでいたところだったりして。四条坊城の梛ノ宮神社のほんの近くに住んでました。
三条大宮の朱雀第一小学校が通っていた小学校。
三条大宮から丹波口あたりまで、今年の春の終わり頃に写真撮って歩いて、似たような場所を違う眼で見たらどんな風に写真になるのか興味があります。でも西院もそうだけど、京都の西側って言うのは本当に何もなくなるというか、東山の辺りが別世界なんだろうけど、ある意味攻略し甲斐がある場所でも有りそうですね。

国道163号っていうのは駅のあるほうから見ると橋を渡った対岸を走っている道路ですよね。トンネルを通ってるあの車が走る道。笠置のキャンプ場を過ぎると本当に山裾を巡るだけの道になりそうで、確かに辺鄙な所っていう感じになりますよね。木津川の渓谷が一挙に普通の町中のイメージを払拭してしまってるんだと思うけど、わたしも今回行ってみて木津川の思いもしない辺境ぶりにちょっと吃驚してました。わたしが知っている木津川とか、まぁ近鉄で新田辺の近くに見る限りは、まるでこんな感じじゃないもの。
橋の向こう側はまだそんなに歩いてないので、そのうち行動範囲を広げようと思ってます。廃墟ホテルも、まぁなかに入るほど勇敢でもないんだけど、こちら側にあるんですよね。
伊賀上野の方とかも面白そう。笠置に飽きたら関西本線をもうちょっと遠くまで乗ってみてもいいかも。

この城壁風の家、結構気に入ってしまって、ここへ来るたびに一枚写真撮っておかないと気がすまない状態になってます。色々と角度を変えて撮ってみるんだけど、対岸は侵入できないようになってるし、この橋の上から撮る以外にあまり良い場所がないんですよね。それにしてもこの家、住んでみたい。住人は絶対に楽しんでると思います。見下ろすと真下に川が流れてるとか、どんな気分なんだろうなぁ。この柵も何もしつらえてない道と石段も歩いてみたいです。

ハイキングコースとか、まるで歩きやすいように管理されてるようなイメージになってるけど、実際は放置されて荒れているところとか、なかば獣道っていうところも多いです。ちょっと怖い。わたしじゃないけど野性の猿に威嚇されたとか書いてる人もいたし。案内に記してあるようなイメージで歩き回ると意外と危険かもしれないので、歩きやすい、滑りにくい靴の準備くらいはしてからのほうが良いです。
写真の巨石群のところも、釣りをしてる人が一人立っているけれど、岩の上に登るなとも警告してないし、木津川の中にある巨石だから、滑ったらそのまま川の中まで一直線のところも多いです。意外とワイルド。
一応今度の目標は頂上までの残り0.1kmを登りきることかなぁ。頂上にもみじ公園があるので季節になったら行ってみようと思ってます。

No title

凄い!
パソコンの画面に写真が表示された瞬間、笠置というところの雰囲気に引きこまれ、私も行きたくなってしまいました。
文章を読んでいても楽しまれたのだろうと想像がつきます。
凄く楽しく記事を読ませていただきました。
読み終えた後、もっと読みたいとも思いました。
このような気持ちのよい記事に出会うと、ブログ更新のモチベーションが上がってきます。
これからも楽しみにしてます^^

No title

記事に関係なくて申し訳ないんですけど.....。

大宮周辺、めちゃくちゃオモロかったです!!!
今日歩いたのは、僕の野生の嗅覚(笑)が誘った、
六角黒門辺りの商店街だったんですね。
狭いエリアを回遊しただけなんですが、ホンマ良かったのです。
この分では、かな〜りちょいちょい歩きに行きそう。
てか、当分大宮だけでイイかも(笑。
久々直球ど真ん中、モロにハマった町でしたよ(^^。

kurtさんへ

こんばんは!
最初の写真はインパクト勝負の写真でした。やっぱりこの光景、常にあらざる感じが横溢して目を引きますよね。実際に異様な場所で、これ撮った時は近くにポルダリングって言うのかな、小さなくぼみに手足をかけて登っていく人の集団が、この巨石を練習台にして登っていたくらい巨大な石がゴロゴロしています。一つでもこんな大きな石とかまず見たことないし、そういうのが岸辺を埋め尽くしているんだから、これ実際に見ると本当に凄いですよ。しかも結構危ないと思うのに石の上に上がらないでくださいなんていう看板も一つも立っていないし。
町の外見は単純に寂れた田舎の町なんだけど、実は意外なほど特徴的なものが詰まっていて面白いところです。ハイキングとかの本格的な格好をした人を見かけるから、そういう人の間では有名なのかも。河川敷にはかなり広いキャンプ場もあって、テントを張ってキャンプしてる人もそれなりにいました。

今回の記事は、写真に関するちょっと面倒臭い話じゃなくて、結構ノリノリで書いていたから楽しかった気分が伝わってよかったです。ダブルの電車時間待ちとか、待ってる時に絶対にブログに書こうと思っていました。トラブルも含めて出会った事一つ一つが面白かったです。知らないところに行ってみるのはやっぱり新鮮で、あまり旅行とかしないので普段動かない感覚のスイッチが入っていくような気がします。

書き手が楽しい気分で書かないと、読んで楽しい文章にはならないと分かってはいるんだけど、つい忘れがちになるし、そういうことを心にとどめつつ、これからもブログを展開していきたいですね。

halさんへ

こんばんは!
六角といえば三条商店街よりも南に下がった辺りですよね。黒門だと堀川と大宮の間くらいになるのかな。三条商店街は子供の頃の遊び場だったけど、この辺りはあまり行った記憶がないなぁ。もっとも記憶があっても様変わりしてるだろうけど。
どんな写真が出来上がってくるのか楽しみにしてますね。
面白かったところは、撮り逃している感じがして、気がすむまで通ってしまうのは今のわたしの笠置と同じような気分なのかも。
またそういう期待の眼で見ていると、面白いものが引き寄せられるように視界に入ってきたりするんですよね。

No title

写真中心のブログのはずなのに写真は無しで風景描写の随筆文、なかなか乙ですね。想像力が働いて旅をしてるドキドキ感がよく伝わってきました。今度はその勢いで諏訪までいらっしゃい。

sukunahikonaさんへ

こんばんは!
まぁ一応最初の二枚が今回の写真で記事の形にしてるんですけど、写真についての説明は最小限で進めてみました。写真に撮った場所の情報とか本当に必要なんだろうかと思うこともあって、こうやってブログに載せる時に何時も揺れ動いたりするんだけど、今回はこんな形で書いてみることに。ブログに写真を載せる時、写真だけではものたりないものの、それではさてなにを書こうかと決めかねたりすることも多々あり、こういうのは内容としてはわりと書きやすかったりします。最初の道中は色々あったから、これはぜひとも報告しないと、と思ったこともありました。続いて町中の話に移るのがいいと思うけど、道中ほどのトラブルめいたことがないものだから、書くとしてもどういう風に書いてみようかちょっと悩み中です。何しろ寂れて何もない町の様子とか、何もないことについて言葉を費やすのは結構難しいです。
旅行とかもう何十年のやったことがないほどの出不精なので、出かけた距離は奈良に行く程度の移動だったんだけど、もう完全に非日常の気分で電車に乗っていました。そういう気分の高揚感が出ていれば、上手く書けたってことなのかな。何の用事もなく列車に乗ってしまおうって云うほど達観してはいないけど、めざせ阿房列車なんていう意気込みもいいかも。
諏訪といえば横溝正史がまず頭に浮かぶかな。カメラだと昔はカメラの生産地でもありました。チノンや、ヤシカの前身の会社、八洲精機がここに工場を構えていました。ヤシカが本格的にカメラを作るようになったきっかけのピジョンフレックスを持ってるし、わたしもほんのちょっとだけ係わり合いを持っているといえばいえないこともないかも。
でも出不精なので大人になってからは滋賀県でさえも行ったことがなく、諏訪とかもう別世界なほどに遠い印象です。
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