言葉へ、あと数歩 / ALEXEY BRODO-VITCH

玄関の豚






オブジェ展覧会






陸橋公園

2017 / 05
嵯峨野
Zeiss Ikon Ikonta 521/16
Kodak Tri-X

最初のはこの前のと続けてしまうと、動物置物シリーズみたいだ。
陸橋は俯瞰でブランコを撮った場所。この高架下の雰囲気は結構好きだ。

まだまだ続く嵯峨嵐山の写真。別に嵯峨野でなくてもかまわない写真と云ったけれど、でもこういうのも嵯峨野で見たものだし嵯峨野でしか見られないというなら、これもやっぱり嵯峨野でなくてはならなかった写真なのかもしれない。
最近は体感として似たような写真ばかり撮ってるなぁって思う。ハーパーズ・バザーのアートディレクターで知られるアレクセイ・ブロドヴィッチは「何かを見て、前に見たことがあると思うならシャッターを切るな」と云ったそうだけど、まぁなかなか実行するのは難しいにしても、こういう言葉はいつも心のどこかに留め置いておくほうが良いのかもしれない。

それにしても暑い。カメラ持って歩き回る気力がなかなか出てこない。夏のイメージは意外と好きなんだけど、体感する夏はやっぱり大の苦手だ。おまけにこれを書いてる今はまだ梅雨も明けてなくて、鬱陶しさが倍増してる。このところデジカメを持って出てるのは下手にフィルムを入れてしまうと、雨が降り続いたりしたら撮影途中のフィルムがそのままになってしまい、撮り終えられずに現像できない状態が続くと思ったからだったんだけど、デジカメを持って出た結果として、今度は現在撮ってる途中のフィルムもなかなか終わらないなんていうことになってる。
春の終わり頃から時折つれて歩いてる写ルンですは一応あと10枚ほどで撮り終えるところまで来てる。でもそれからがなかなか進まずに最初のほうで何を撮ったのかも忘れてしまった。

さて京都市内は今、祇園祭で盛り上がりつつある。去年、いつも買ってる長刀鉾の粽は、売り切れなんていう出来事に阻止されて手に入れられず、代わりに近くの菊水鉾のを買ってそれは今でも玄関に吊ってある。間に合わせで買ったというと菊水鉾から呪いでもかけられそうだから口が裂けても云わないものの、やっぱりいつもの贔屓の鉾の粽が欲しい。今年はとにかく買い逃したくないということで、今週辺りから長刀鉾の様子伺いを始めた。月曜日に前を通った時はまだ骨組みの下半分を組み立ててる最中で売店の影も形もなかったんだけど、12日には曳き初めのニュースをやっていたから、祭りの準備は始まると急速に形を整えていくようだ。
ついでにといっては何だけど久しぶりに鉾の写真でも撮り歩いてくるかなぁ。どこかで見たような写真ばかりしか撮れなくて、一体わたしの言葉から何を学んだんだとブロドヴィッチに怒られそうだけど。



☆ ☆ ☆


ブロドヴィッチ1

ブロドヴィッチ2

わたしが持ってるブロドヴィッチに関する本だ。どうやら1998年にパリで開催されたブロドヴィッチの展覧会の図録のよう。まぁ安くで見つけて、スタイリッシュな写真が一杯載ってるというので買ってみただけだったので、本の素性までは気にもならなくて調べなかった。だからこれを書くまで展覧会の図録だということは知らなかった。ブロドヴィッチには「BALLET」っていう20世紀の伝説的な写真集があるらしいけど、そっちは未見だ。
レイアウトカンプなども含めて、ブロドヴィッチがアート・ディレクターを務めた紙面が集められてる。分量的にはあまり多くないので見ごたえはそんなにはないかな。使用されてる写真にはアヴェドンだとかマン・レイだとか昔の有名どころが揃い踏みだ。とは云うもののあくまでもブロドヴィッチのアートディレクションの中で扱われてるというだけで各写真家の掘り下げはほとんどなされてないから、写真家についてはどういう写真を主に撮っていた人なのかということさえもこの本からはほとんど伝わっては来ない。反面いろんな写真家の写真がファション的なフィルターをかけられるとどうなるかといったものはそれなりに伝わってくる。
でもファッションに関わる事物の宿命なのか、やっぱりハーパーズ・バザーなどが牽引していた時代の雰囲気のなかにあるっていうようなのが多い気がするなぁ。ここで見られるような雰囲気は嫌いじゃないけどね。









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コメント

No title

数歩どころじゃなく、
十分に物語っていると思うわ~

最初の写真は中途半端な寄せ植え?
暑くてガーデニングも辛いから
きっと放置しちゃったのかなとか
自分に反映させて色々想像しちゃった。

2枚目はオブジェ?
それとも偶然なのかしら?
ちょっと呪術的にすら見えるのがモノクロの良さね(*^_^*)

ROUGEさんへ

こんにちは!
タイトルはもう最近は考えあぐねて全然頭に思い浮かばず、内容とはあまり関係なくてもかっこ良さそうな文章をつけてやれとばかりに開き直ってるところが多々あるようです。内容そのままの単語とか、写真見れば分かるじゃないかとばかりに、むしろタイトルと内容が化学反応でも起こしてしまいそうなのが良いんじゃないかとさえ思ってるところもあるかなぁ。まぁ、今回のはどうも分かりにくい写真かもなぁって思ったから、こんなタイトルにしてみたんだけど、意外と饒舌だったのかな。こういうのは撮った本人にはあまりよく分からないんですよね。反対にこれは意図がよく伝わると思って出したものが意外と無反応だったりということもあって、日々あれやこれやと頭を悩ませてます。
最初のは裏の勝手口のようなところの片隅に置かれてたものだから、あまり手入れされてないというのか、手入れするのを忘れてるというのか、ちょっと寂れた印象でした。置かれてる豚の人形が、若干珍しい置物ということもあって目を引いたんだけど、半ば放置され気味の印象の中で所在無げな感じがして面白かったです。何か忘れ去られそうになってるものって返って注意を引くというか、自分の中では被写体候補によく上がってきますね。それにしても鉢の手入れのしなさすぎ加減がやっぱり興味を引いたんだ。
二枚目のは道路を挟んで向かいの家が物置代わりに吊るしてるのかなぁ。ちょっとよく分からない状態でした。オブジェの展覧会みたいで面白かったですよ。真四角フレームは落ち着きどころが探せなくてどうも使いにくいという印象が未だにあるんだけど、こういう雑然とした対象はその雑然とした様子をそのまま引き受けてくれそうなフレームかもしれないなんて思いました。あれこれ考えなくてもそんなに外した絵にはなりにくい感じ。

モノクロはそれだけで意味ありげな絵にしてくれるところがあるから、使い方によっては本当に面白くなりますよね。上手く行かないとただ色が欠けた絵くらいにしかならなかったりとか、モノクロの意味ありげなところに頼りすぎて紋切り型の絵になったりとか使い方はそれなりに難しいとは思うんだけど、怪しげな感じとか呪術的な感じは凄い好きなので、上手く行けば本当にお気に入りの絵になる様式だと思ってます。
撮ってる時からモノクロ対応の視線になっていれば最高なんだけど、撮ってる時はまさしくカラー対応の眼なので、仕上がりを見てまずわたしがその色の無い時に生まれるイメージに吃驚したりしてます。思ったんだけど濃いサングラスとかかけて写真撮るとモノクロ対応の視線になって写真撮れるのかな。どうなんだろう。

No title

河川敷の写真
左官屋さんトコの物置ってこんな感じだっけって思い出した
偶然見つけたの?
なんか、フフフフッて楽しくなっちゃったわ

みゆきんさんへ

こんばんは!
高架下の一応は公道だと思うところにありました。完全に偶然。とにかくカメラ持って行けそうな道は入ってみるっていうようなことを繰り返してると、結構いろんなものが目に入ってきますよ。ここは公道の脇だけどちょっとプライベートな空間であることを主張してるような感じがありました。物置代わりに金網を利用してたのかな。あまりしつこく観察してるとこの飾り付けをやった人が現れて絡まれそうなので、一枚撮ってから即座に逃げてきたんだけど、もうちょっと観察はしてみたかったです。こんなものが吊ってあったんだと写真が出来上がってから発見したのも多いです。その場で見てるようであまり見てないなぁって云うのを実感しました。
作業場はどんな仕事のものでも壁はこんな感じかもしれないですね。
日常で見慣れてるはずなのにこういう変わった見せ方をされるとちょっと違うようにも見えてくる、オブジェの展覧会場はなかなか面白かったです。

No title

歩道橋のは直線がどこもよじれがなくてきれいですね。手すりのとこなんかあのポジション見つけるの結構大変だったんじゃないんですか。それと比べて鉄の柵はよれよれでまた面白いです

sukunahikonaさんへ

こんばんは!
この歩道橋は上にまで上がってみたいっていう気にさせる何かがあった感じでした。どこと無くエッジが効いてるし、隣の高架との対比もちょっと気を引く要素でした。こっちからみてると向こう側がどう着地してるのかすぐには分からないところがあって、そういうのに誘われてそんなに向こう側に行く用事もなかったのに好奇心で登ってみました。下で子供が遊んでたので写真撮ってみたのがこの前の写真だったんだけど、あれカメラを歩道橋から突き出してファインダーを覗かずに撮ってるので出来上がったのがどうなってるのかその時は分からなかったんですよね。だからベストポジションだったのかも未だによく分からないっていうか。
金網のはごちゃごちゃしてるのも面白いですよね。あまり整理しないで撮るのも混沌としてわたしの好きなイメージになったりするから、こういうのを見つけると結構シャッター切りたくなってきます。なんていうことも無いものでもフレームで切り取ることで印象が違ってくるから、ファインダー越しに街を眺めるのはなかなか楽しいです。
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