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斑草

樹の変容1





ゲームセンターの赤い灯






樹の変容2






斑樹





赤い実の群

2017 / 07 太秦
2017 / 08 浜大津
2017 / 07 太秦
2017 / 01 花園
2014 / 12 藤森

Olympus Pen E-P5 / Fuji NaturaClassica
Fuji Natura1600 / Kodak SuperGold400

この前ムーミンのフィギュアを出した時、ムーミンの挿絵なんかに見られる北欧の暗い幻想的な雰囲気が好みなんて書いてから、書いたことで自分でも火がついてしまって、トーベ・ヤンソンの画集を探し回ってる。トーベ・ヤンソンはムーミンのお話を書いた童話作家でもあるんだけど画家でもあって、ガシャポンで主人公のフィギュアが出て残念というくらいにムーミンの話そのものはあまりはまらなかったのに、その幻想味あふれてなおかつ洒落たタッチは個人的には結構波長の合うところがあった。
こんな感じで最近は写真集よりも画集の類に刺激を受けることのほうが多い。展開されるイメージの多彩さはこのところずっと写真ばかり見ていた目にとっては異質の絢爛豪華さを伴って迫ってくる。こういう物に対して、写真のレンジが狭くみえる部分は被写体に拘束されるところがある写真の宿命なのかもしれないと思うんだけど、かといって写真が表現のほうに傾いていった場合は多彩というよりも、わたしには陳腐なものに見え始めることが多くて、表現から一歩身を引いたようなもののほうが写真としては逆に面白かったりする。絵画は表現と結びついて絢爛豪華な結果を生み出す直線的な経路がある反面、写真と表現は屈折した関係にあると、これはこういうことを考え始めるといつも痛感するところだ。

今回のは最後の以外は透過、反射するものの写真。写真を重層化できる方法だけど、ちょっと手垢にまみれてるやり方でもある。そういえば似たようなのを笠置の歩道橋で撮った記憶があるように、一枚何かの遮蔽的な幕の向こうに何かあるというイメージが結構好きなところがあって、こういうのを見かけたら結構な頻度でシャッターを切ってると思う。
幻想の方向へ持っていこうとしたものと幻想さえも捨てるつもりで撮ってるものとの組み合わせといったところかな。



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コメント

No title

手垢にまみれてるって印象はないけどな。
フィルムでしか撮れない写真だわ。
こういうの人物で撮るとサラ・ムーンぽいよね

No title

うわ~
最初の写真は水槽?
独特でこんな感じの写真を見るって初めて
さすが彗星さん見どころが違うわ
かと思えばナナカマドの実かな?
こんなに実ってるのは初めて見た
凄過ぎΣ(゚д゚lll)ガーン
どうやって見つけたの?
感心しちゃったわ^^

ROUGEさんへ

こんばんは!
わりとみんながガラス越しだとか鏡の反射だとか、そういうのを利用してるのを見てるような気がするので、自分でやるとなるとどうしてもそういう印象を持ってしまうんですよね。ひょっとしたらそういうイメージの作り方が好きだからそういうのばかりが目について、みんながやってるような印象になってるのかもしれないけど。
曖昧なイメージだとか作るにはわりと手っ取り早い方法なんだけど、同じ反射を使うにしても自分なりの使い方を出来たら良いなと思うところもあるので、その辺りは感覚も柔軟にして取り組んでみたいと思ってます。
曖昧な雰囲気作りにはフィルムが最適。デジはやっぱりどうしても過剰に色々と写りすぎるところがあります。
サラ・ムーン、やっぱりいいですね。ああいうイメージを作るには焼きこむ段階でも相当手を加えてると思うので、印画紙を使う段階まではいかない方法だと近づきがたいところがあります。
それにしてもフィルムの扱いから始まって最終的なイメージを作る段階まで精神的に自由でありながら、なおかつサラ・ムーン以外の誰でもないものを作り上げるのは凄い。
今はデジも使ってるのかな。サラ・ムーンがデジを使ったらどんなになるかはかなり興味があります。

みゆきんさんへ

こんばんは!
そう云われればまさに水槽って感じにも見えますね。実はただの駅の窓の向こうに見えてた木の枝の様子だったりします。写し方でこんなになってるっていうことで、目の前のものを単純にコピーする機械のように見えながら、カメラには意外なほど目の前のものを無視したようなイメージ作りもしてしまうところがあるのかも。暗く淀んで幻想的、こういうどんよりとしたイメージは結構好きです。やっぱりホラー風味の嗜好が混じってるようで、水槽とか覗き込んでるとちょっと不気味な印象を持つことがあってわりと気に入ってるオブジェでもあるから、撮ってる時には自覚してなくてもひょっとしたら窓の外を眺めながらそういうのを重ねあわせてたのかもしれないです。
曖昧で極端。この辺りが物を作るときの重要なキーワードだと思ってます。
ナナカマドって検索してみたらまさにこの実の写真が出てきました。撮ってながら何の実なのか知らなかったです。
街角で目の前に現れた瞬間、その過剰で圧倒的な存在感に目を奪われて、思わずシャッターを切った被写体でした。こっちは極端なほうのサンプルになるかな。陽の当たりかたや群れを成す様子が結構シュールなイメージを作ってるんじゃないかと思います。
そしてこれも見ようによっては不気味なんですよね。ツブツブがぎっしりというイメージに弱い人だと鳥肌ものの写真になってるかもしれないです。
見つけようときょろきょろしながら歩いてはいるけど、実際にとんでもないものを見つけるなんてほとんどなくて、わたしも他の人の写真見た時によくもまぁこんなものを見つけてきたなぁって思いますよ。今回の場合はこの実がなっていた街角を曲がったことが幸運だったんだろうけど、そういう幸運には始終恵まれてみたいです。
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