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市井のジャック・ザ・ドリッパー 屹立する無意識のオブジェ / James Hill - After You"ve Gone

市井のジャック





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椅子と光のストラクチャ
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Fuji Cardia Travel Mini DUAL-P / 写ルンです / Fuji Naturaclassica
Kodak SG400 / Fuji Natura1600

ジャック・ザ・ドリッパーはアクション・ペインティングの画家ジャクソン・ポロックに対してタイム誌がつけた名前。切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)にかけたものだったけど、マスコミはポロックを胡散臭い存在として扱いもしていたようで、これはひょっとしたらからかいのための蔑称だったのかもしれない。それはともかく街中で見つけたアクション・ペインティングといった風情の写真で今回は始まる。ポロックは水平に置いたカンヴァスの上を絵具缶と筆を携えて歩き回り、刷毛や筆につけた絵具をそのカンヴァス上に撒き散らしてイメージを作り上げた。これもおそらく同様に大工さんが作り上げたという違いがあるだけのアクションペインティングの布なんだろうけど、こちらは残念ながら世界的なアートにはならなかった。でもアートであるかどうかなんて本当はそんなに大層なことでもない。各時代において様々な解釈でアートは成り立っていた。逆に云うと歴史を通して統一したアートという概念なんか端からなかったことになる。だから極端に云えば作った本人がこれはアートなんだといえばそれがアートになってもおかしくないわけだ。芸術は事物の付加価値であって属性じゃない。そして先に云ったように付加価値として芸術という観念を纏った事物が大層なものだということでもないと思う。むしろこの大工さんのアクションペインティングは最初から作品などまるで目指しておらず、ポロックが意識で制御されたものから解放され無意識の領域で作品を作ろうとした苦悩をまるで簡単に実現してる。何かを作り上げようなんて爪の先ほどにも考えていない大工さんのアクションペインティングはその無意識のオブジェ振りが素晴らしい!おまけにこっちは立体でもある分ポロックの作品よりもさらに手のこんだ存在なのかもしれない。町の中には無意識として屹立するオブジェが一杯ある。そういうのを見つけては写し取ってみるのはなかなか面白いと思う。ただこうやって写真に撮るということはせっかく無意識のオブジェとして佇んでいたものに何か特別の意味を与える行為でもあり、オブジェにしてみれば下世話でおせっかいなものになってはいるだろうけど。最近悪質な電話勧誘に見事に引っかかってフレッツ光を使っていたのをコラボ光の業者に代えられてしまった。長年のお馴染みさん扱いだったフレッツ光をまるでそんな希望もなかったのに解約されてしまって、わけの分からないコラボ光業者のサービスを使う羽目に。消費生活センターに相談に行ったけど騙されたまま法的には問題のない筋道を辿らされたようでどうにも無傷で元には戻せないような話だった。契約書さえ送ってきてないと言い張っても向こうは送ったの一点張りで、こっちはないことの証明をするほかなくもちろんそんなことは論理的に不可能だ。まぁ詳細はそのうち気分が静まったら書いてみようと思うけど自分の馬鹿みたいな無防備さも含めてすべてのことに腹が立つ。


James Hill Plays Ukulele Jazz Style After You"ve Gone

ウクレレ買ったし、このくらい弾けるようになりたいものだ。ちょっとジャンゴ・ラインハルトっぽい?もっともこの曲はジャンゴ・ラインハルトも弾いていて、でもこんな感じじゃなかった。





うえの動画のジェームス・ヒルのものじゃないけど、初心者用としては手に入れやすい価格で評価の高い、Ariaのコンサートタイプでコア素材のウクレレ。ソプラノタイプよりもフレット数が多いのでこういうソロ弾きには適してる。





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コメント

光回線の問題

今日は私のところにも電話がかかってきました。言葉をちょっとすり替えて、あたかも関係が続いていたように話します。
「注意する」というか、ボケてはならないと思いました。

和さんへ

こんばんは!
巧妙ですよ。わたしはNTTからかかってきたものだと思い込まされて、後は向こうの言いなりになった感じでした。ちなみにNTTではもっと安くなるプランが新しく出来たというような内容では絶対に電話勧誘しないそうです。一度電話を代わりますと別の人がかけなおしてくるのはまず案違いなく詐欺勧誘。これNTTの回線の転用番号を騙し取るための手口です。これは詐欺じゃないとか区別するようなことを考えるんじゃなくて、電話の勧誘はすべて詐欺とみなして一切相手をしないというのが正解だろうと思います。書類のやり取り無しで電話での承諾だけで契約が成立するなんて知らなかったです。プロバイダの詐欺勧誘は最近特に被害が多いらしく、契約書を受け取った時点から8日以内だと無条件で解約できるって云う法案が最近作られたんだとか。この辺りのことは消費生活センターに啓蒙のパンフが用意されてました。それにしてもこのコラボ光の業者、NTT自身がホームページに列挙してるコラボ光業者の一覧の中にあるって言うんだから恐れ入ります。NTTも光回線売る相手をもうちょっと審査でもすればいいのに。
いろいろと他人を騙して当たり前って言うような連中が跳梁跋扈してるし、本当に注意を怠らないようにしてくださいね。
わたしは近いうちに違約金払って解約するつもり。消費生活センターの人は一応ネットが使えてるなら違約金が発生しなくなるまでそこをつかうのも一つの方法だといってたけど、騙そうとした会社を儲けさせるようなことなんて絶対に嫌だと返事しておきました

No title

ジャック・ザ・ドリッパー!!
思わず笑ってしまいました。
ある意味、本物の切り裂きジャックも
芸術のツモリだったのかも知れませんね。

ペンキをぶちまけた布、私も自分でやった事あります。
PUNKファッションで(^^;
椅子を積み重ねただけで、何だか素敵な絵になるのも
すごく面白い!

今は花の写真すら撮れないのがもどかしいです(ToT)

ROUGEさんへ

こんばんは!
この名前のセンス、結構洒落てますよね。愛称かどうかは良く分からないけど名前のつけ方の着眼点というか、そういうのはなかなかのものだと思います。人に認知されようとするところがある犯罪者は基本的なところでは芸術家っぽいかも。犯罪とそうじゃないものとではベクトルは真逆の方向を向いてるけど。
穴を開けたペンキの缶を振り回したりとか、小難しいことを云わなくてもそれだけで行為としては結構面白いものかもしれないなぁって思います。自分でやってみたときは結構楽しかったんじゃないでしょうか。作品作りとかどんなものでも基本の部分ではそういう子供っぽい行為そのものに対する快感のようなものがありそうな気がします。
椅子もこれ結構面白いでしょ。最初見た時は並んだ線の部分を切り出してなんて思惑でファインダーを覗いてみてたんだけど、結局積みあがった状態そのものを撮るのが一番面白そうと思ってこんな形で撮ってみました。こっちの作為があまり見えないほうがオブジェとしての存在感は引き立つように思います。町の中にはこういうのって結構ありますよ。誰も注目しないけどその気になって眺めてみれば妙に存在感があるようなもの。そういう存在感を伴うように写真がとれるとなかなか楽しいです。
どんな状況の中でも結局は前向きに生きていくほかないし、そういう生き方に必要な強さはROUGEさんは絶対に持ってると思います。前を向いて顔を上げて生きて行きたいですね。
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