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いちばん長い砂糖菓子の微熱 機械式辻占師言行録Ⅳ

ベビーカー沖






未来派





偽砂糖菓子





偽ユージニア






消失面



2017 / 10 八条(1)
2017 / 01 伏見(2)
2018 / 10 京都駅(3)
2016 / 11 近所(4)
2018 / 11 宇治(5)
写ルンです (1) Pentax K100D Super (2) Canon Demi EE17 (3) Nikon F100 (4) Sony SyberShot DSC T9 (5)
Lomography Colornegative 100 (3) Fuji Premium 400 (4)


わが難病、潰瘍性大腸炎の症状はほとんど進展なく、絶不調のために外出もままならないというほどではないにしても、外出時に見舞われる可能性がある病気がらみのトラブルに対する不安感がぬぐえずに、必要なところ以外へ足を伸ばすことがめっきりと少なくなった。症状が好転しても基本的に治す術のない病気である以上、調子が良いという時でも不調である状態のうちの最も軽い状態とでも云うべき感じで、わたしにとっては極めて快調なんていうのはもう二度とやってこないんじゃないかと思ってる。いきおい写真をとる時間も激減していて、それでも時間の隙間、気分のましな時間を集めてはシャッターボタンを押していたら、確か去年の10月頃にイコンタに入れていたブローニーフィルム一本と写ルンです一本を先日ようやく最後まで撮り終えることができた。ブローニーが全12枚、写ルンですが全27枚の半年以上かかって39枚の収穫となるんだけど、これはやっぱり圧倒的に少ない。おまけに病院代や何やかやで医療費貧乏状態が続いてたから撮影済みのこのフィルムは未だに現像にも出せずに手元に置いたままになってる。近々現像を頼みにいつものムツミへ行くつもりではいるけど今年に入ってから店に行ったのは一度きりで、店の人、わたしの名前を絶対に忘れてると思うな。写真に関しては最近あまりここで文字を連ねないほうがいいんじゃないかと思っている。色々と書いているなかでこの写真は~を表現しているなんていう愚にもつかないことはほとんど口にしていないにしてもだ。大体これはこういうことを表現しているなんて言葉で言い表せるならわざわざ写真にしなくても言葉で言い表している。写真としてだけで成立しているものがそこにあるなら、それは言葉には置換できないものだ。だから内容について言及しないように注意を払って、写真について考えていること、対象について写真がどういう風に関わっているのかということ、頼まれもしないのに写真を撮り続けているとは自分にとってどういうことなんだろうとか、そういったことの周辺を巡り、おずおずと突いてみたりしながら色々と思いついたものをそのたびに矛盾をはらむのも承知の上で言葉にしてみるというのを繰り返してきたと思う。でもこれでも、これが表現しているのはこういうことだなんていう身も蓋もない言い方でないにしても、やっぱり少しは写真に傾向性を持たせてる側面はあるんじゃないかと思っている。別に写真に限らなくてもある種傾向を持たせてしまったものはそれ以外のものとしてはなかなか視覚には入ってこない。何よりもわたし自身が私の小さく纏まろうとする思惑を裏切り、超えてくるような写真が出来上がることを楽しみにしているというのにそれはやっぱりつまらない。とまぁ今回はあまり書くことを思いつかないということをまったく別の表現で書いてみたわけだが、やっぱり写真を撮りにいけなくなっているのが、当の撮った写真の激減という具体的な結果だけじゃなくて、写真と自分との距離とか他にいろんな形で影響が出ているんだろうなぁ。本にしてもこのところ写真関連のものにはほとんど手が出なくなって、美術系やミステリ、シュールな文学といったものばかり読んでいるし。今回も載せた写真は落穂拾いのようなものばかり。この半年の間に撮り終えたたった二本のフィルムは体調がいい日を見計らって近日中に現像に出してくるつもりではいるけど、最近撮った写真なんてここに出せるのはもっともっと先のことになると思う。

James White & The Blacks - Contort Yourself (August Darnell Remix) - 1979

James Chance & The ContortionsじゃなくてJames White名義のContort Yourself。The Contortionsほど荒々しい疾走感はない分随分とスタイリッシュ。でもファンキーでダンサブルで小奇麗に仕上げても、おまえ自身を引き攣らせろというだけあってフリーキーな破格の裏打ちをきっちりと仕込んでいるのがかっこいい。なんでもそうだけど、このかっこいいということ、これが重要だ。これだけで十分というかむしろこれこそが至上の価値なんじゃないかと思う。内容なんか別になんでも、どうでもいい。ひたすら惚れ惚れする視覚聴覚的な先鋭的鋭角的センス。写真だってとにかくかっこいい写真が撮りたい。グラフィカルでポップでキュートでシュールなんていつも云ってるけど、言い換えてみると結局こういうことだと思う。つまりはもう一度云うけど、かっこいい写真が撮りたい。被写体なんてシャッターを切るきっかけになるだけの存在でいい。

Lizzy Mercier Descloux performs Mission Impossible Live

70年代後半から80年代の初頭にかけて、なぜスパイ大作戦だったのか未だに良く分からないんだけど、これはやっぱりファンキーに演奏したらかっこいいんじゃないかという、それだけの理由での選曲だったのかもしれない。ライブで客席に下りて行っては客を殴っていた、演奏が出来るちんぴらといった風情のJames Chance。ノーウェーブの歴史的コンピアルバム「NO NEWYORK」のジャケット裏写真で目に黒々とあざを作っていたJames Chanceも今やチャンス翁なんていわれる始末だし、Lizzy Mercier Desclouxにいたっては既にもうこの世にはいない。音は今の空間をも切り裂いて届いてきそうなのに、人の世は…諸行無常だ。














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コメント

No title

えーーーーーーーーーーーっ
全然、つまんない写真じゃないよ
ミステリー
貞子とかかや子が出てきそう
日本のホラー映画
一場面みたい
探す探す
何か写ってないかなーって♪

みゆきんさんへ

こんばんは!
あまり写真を撮りに出かけられない今、写真と自分の距離感、関係性みたいなのを計測しにくくなっていて、さてこの写真、一体いい出来なんだろうかって今一良く分からないところがあるんですよね。逆にもうひとつだと思って放置していたものが今までの馴染み方と違う見え方をして意外と良いかもなんて見えてくるところもあって、今回のはそんな感じのものを拾いなおしてみたようになってるんじゃないかと思います。つまんない写真じゃないといってもらうと、わたしは単純だからすぐに自信に直結するところがあって、また写真撮りに出かけないとなぁって云う気分になってきます。病気に押されていてはいけないですね。
最後の二枚がちょっとダークな感じになってるかな。踏切とかホラーの主要舞台になりえる場所だし、最後のはいかにもいわくありげな雰囲気の寂れた建物でしょ。最初のもダークなイメージになっていて面白いです。もう本当に単純にただのベビーカー置場だったんだけど。
でも何も写ってないと思いますよ。わたしはそういう方面の霊感とかまるっきり駄目だから。ホラー好きなんだから幽霊くらい見ても良さそうなのに、変な体験をしたのは一度っきり。倉敷の紡績工場跡地のホテルに泊まっていた時でした。この時のことは一度ブログに書いてみてもいいかな。

No title

こんばんわ

2枚目と4枚目の写真   画角の捉え方でイメージが感覚を刺激する様が全く違ってきますね。

いつだったか 今でもそういう感覚に襲われることがあるんですが、神社の境内に向かう石段を上がるとき 今自分は上ってるのか下ってるのかわからない 上り階段が下り階段にも見えて、三半規管が麻痺してしまいそうになる そんなことがこれまで何度もありました。

いつだったか ブログで "空に落ちる感覚" って題して取り上げたことがあるのを記憶してます。
また記事を掘り返してみたいです。


James Chance 彼は あの ジャスティン・ビーバーとも相通じるところがあるような そんな感じもします。

もし 彼がこの時代にジャスティンと同じ年代でいたら、凄くカッコいい曲を作って演奏してたかも・・
なんて想像してます。

"カッコいい" という形容詞が まさにその感覚を的確に表現しててカッコイイって感じます。

自分も ストレートに言うと まさに カッコいいサウンドを求めて記事の中でピックアップしています。

ももPAPAさんへ

こんにちは!
かたや極めて平面的、もう一つは反対に遠近法にのっとって立体的と正反対の写真ですよね。最近はもうちょっと攪拌的に立体と平面がごちゃ混ぜになってるようなのが撮りたいんだけど、これはこれでストレートな撮り方に興味があったときの写真として自分としても面白い出来だと思ってるものでした。期せずしてこの踏切の写真は神社へと向かう途中にあるもので、神社には何か共通の磁場のようなものがありそうな気がしてきます。坂とかは水平の基準を外して写真に撮ってみると撮り方によっては上に上がってるのか下がってるのか分からなくなるような撮り方もできそうで、感覚が混乱するようなものが出来たらこれは面白そうだと思いました。ノイジーだとか混乱とか攪拌だとか、こういうのを基準に何か写真を撮ってみたいです。
結局かっこいいというのはスタイルというか見せ方というか、そういう部分で極めて感覚的に作っているものだと思います。同じ内容でも見せ方がやっぱり重要というかな。ちょっと言葉にはしにくい存在感ではあるんだけど、一言で云えばかっこいいとなるもので、天性の感性も必要そうにみえてこの辺はなかなか難しい部分もありそうです。かっこいいとまで行かなくても少なくともつまらないものは作りたくないなぁ。
James Chanceは結構時代性みたいなものに敏感だったような気がしますね。

No title

倉敷の紡績工場跡地のホテルに泊まっていた時の事
ブログに書いてー
楽しみにしてまーす♪

みゆきんさんへ

こんばんは!
そのうちに書いてみようかな。わたしが体験した唯一の理屈が通らない出来事だったし。
でも怖いというよりも不思議な感じの、一体どういうことだったんだろうと首をかしげるような体験でした。

鍵コメさんへ

最低の単位が10万なんていう額で複数の支払いを要求されたら本当に大変ですよね。
わたしのところは今年に入ってから父が入院を繰り返していて、一週間ほどで別の病院へ転院なんていうことが続いてしまって、複数の病院からいっせいに入院費の請求が来てしまいました。全部10万前後の請求で、それにわたしの治療費が加わってます。わたしのほうは難病の申請で医療費の補助が受けられるかもしれないので申請が通れば結構楽になるんだけど。
とても払えないと思っても必要なら検査は受けなければならないし、頭痛いですよね。
砂糖菓子の微熱って言うフレーズが、偶然だけど雰囲気あるでしょ。ちなみに寄せ集めたタイトルは笙野頼子の短編集からでした。これ次の記事でもやってやろうと思ってるんだけど、ちょっとでも意味を意識するとあまり良い結果にはならないようで、でもまったくの偶然に委ねるというのもなかなか難しいです。

鍵コメさんへ

こんにちは!
蒸暑いのは大の苦手で、早くももうこの季節が終わってくれないかなと、そんなことばかり考えてます。
どうも水分の吸収も含めて今の体ではあまり上手くいっていないような感じなので、必要以上に気をつけて過ごしていかないと駄目かなと思ってます。いろんな事情で厄介ごとが多すぎる季節となってるから、やっぱり早く通り過ぎて言って欲しい。
鍵コメさんも体に気をつけてお過ごしくださいね。

No title

ありがとう~
ドン引きされなくて良かった(^^;
でも薄荷グリーンさんは解ってくれそうって思ってた(笑

ROUGEさんへ

こんばんは!
好きな色だからなのか、不思議なくらい馴染んでいてよかったと思います。試しにつけてみたって云う程度だと収まりの悪い感じとかがどこかに出てきそうだし。実のところファッションって自由であることからいちばん遠いんじゃないかと思っていて、これは自分には合わないとか、みんなが着ているからとか、そんな装い方が大半だと、好きなものを見につければいいのにといつも思ってしまいます。
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