【洋楽】 Solaris - Cliff Martinez

ソダーバーグ版「ソラリス」のサントラです。この映画は突出して音楽が良かった。

実物かサンプリングかどちらかは知らないけれど、バリのガムラン音楽を思わせる音とリズムに乗せて展開するミニマル・ミュージック。
繰り返される短いフレーズが作り出すほとんど動かない単色の音空間に、同じく静的で浮遊感に満ちたオーケストラが時折何がしかの色彩を導いてきます。単色の音空間にその色彩が拡がっていったり、さし色を加えて行ったり。
聴いているとなにかトランス状態にでも入っていくような感じです。

作曲者のCliff Martinezは初期Red Hot Chili Peppersのドラマーだったそうです。



映画のほうもちょっとメモしておくと、

映画は…成功しませんでした。
同名のタルコフスキーの映画が立ち塞がってるから正当な評価もされにくい。正当な評価もされないまま忘れ去られていく運命に、今や両足を突っ込みかけてるようなところでしょうか。
映画のほうは観てから時間がたってるので確かなこともいえないんだけど、物凄く大雑把に云うと愛情(の喪失)みたいなテーマに絞りこんでいて、ある意味分かりやすい作りになってたような気がします。冗長な印象があったものの、原作もそういうところがありました。

映像は宇宙船内がセットにしか見えないというようなことは別にして、絵作りは神秘的で、思索的。音楽がこういうイメージを助ける要因になってるところは多分にありました。というより映画内容そっちのけで、ソラリスの映像と音楽に心奪われてました。

スタニスワフ・レムの原作をあらためて読み直すまでもなく「ソラリス」は異星生物との理解不可能なファーストコンタクトを扱ったSFでもあります。
「ソラリス」の場合は惑星を覆ってる「海」が知性を持ってる。
その海は目的は不明だけど人の心に入り込み心に留まった想念を実体化させる能力を持っていて、調査船に乗り込んだ精神科医クリス(ジョージ・クルーニー)の自殺した妻を、クリスの記憶を元に蘇らせてしまう。

その蘇った妻を前にして、心の傷が再び意識に上ってきたり、ソラリスが作り出した幻影と知りながらも、もう一度やり直せるかもしれないと揺れ動くクリスの心に焦点をあわせた、ソダーバーグのテーマの絞り方は、こういう物語世界があまり生かされてません。そういうテーマで進むから、映画の間中、ソラリスのことじゃなく、内省的なジョージ・クルーニーをずっと観続けてることになる。
別にSFにしなくても十分に語れる内容じゃないかと、映画に関してはそんなことを思ってました。

SolarisSolaris
(2003/03/17)
Cliff Martinez

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コメント

サントラは大好物

洋楽のジャンルは合いませんが・・・サントラ大好きでっす。今は「レイダース」「コンエアー」ききまくりv-51
マーク・マンシーナ ハンスジマー ゴブリン ジョンウイリアム巣 なんぼでもいいのんいてま イエス出身の取ればーラビン とか オインゴボインゴ出身のダニーエル不満とかロック畑からの連中はええのん作りよりま これはレッチリ出身ですか?多分、合う予感v-39
興味湧きました。映画はお古の「惑星ソラリス」は見ましたが 訳わかめ 中学生の時ですたか、脳が固まってない時代でしたから、今見たら理解できるかもであります。
失礼します。

エンニオ・モリコーネはどうですか?
「夕陽のギャングたち」とか「ワンスアポンアタイムインアメリカ」とか
わたしは結構好きです。

「惑星ソラリス」は、わたしも再挑戦する必要があるかも、です。
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