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【洋楽】 Pet Grief - The Radio Dept.

これレディオ・デプトじゃなくて「デパートメント」です。最後にドットがついてる。
スウェーデン出身の元シューゲイザー・フォロワーだったバンドです。
「シューゲイザー」は、エフェクターで歪ませたようなギターの爆音ノイズで空間を満たし、そこにメランコリーでポップな歌を乗せるというようなスタイルの音楽を総称して使ってる言葉。
その名前は、俯いて自らの内に閉じこもるように一心不乱にギターを弾く姿が、Shoe(靴)をgaze(凝視)する人に見えるというところから来てるそうです。個人的な感覚から云うと、そういう由来では音楽ジャンルを示す言葉としてはちっともフィットしていないという印象のほうが圧倒的ですが。

The Radio Dept.の音楽はアルバムを聴く限りではシューゲイザーの名残りはまだ結構あるような感じがします。
メランコリックで儚げな印象で、フレイミング・リップスみたいと、最初に聴いた印象はそんなものでした。でもこの感想は一般的じゃないかも。
このバンドの音楽は、ソフィア・コッポラが「マリー・アントワネット」のサントラに使ってます。

このバンドの印象は、…はっきり云って似たような曲が多いです。
同興の印象を与えるのもシューゲイザー的な要素が原因の一つのように思えます。
シューゲイザーって、結局ギターをがしゃがしゃかき鳴らしたコード・ストロークで曲全体を埋め尽くして、それをフィードバックさせたりエフェクターを通したりしてさらに輪郭曖昧にするみたいな方法論しかなくて、ノイズの印象をコントロールする程度のことしかやることの無い場所へ直ぐに行き着いてしまう。本家大元の「マイ・ブラッディ・バレンタイン」が止めてしまったのも、この方法ではそういう袋小路しかなかったからじゃないかと。これは推測ですが。


Pet GriefPet Grief
(2006/05/30)
The Radio Dept.

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The Worst Taste in Music - The Radio Dept.


Pulling Our Weight - Radio Dept.

これはEPでリリースされたもの。

☆ ☆ ☆

こちらはフレイミング・リップス。
Race For The Prize - Flaming Lips


久しぶりに聴いたらフレイミング・リップスのほうがいいなぁ。メロウでポップで儚げなのに力強い。The Radio Dept.よりもこっちをメインの話題にしたほうが良かったかな。
この曲はアルバム「The Soft Bulletin」に収録されてます。


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コメント

こんにちは。
フレイミング・リップスの名前がでると、音が想像しやすくなりますね。
フレイミング・リップスって、確かハート型のCDがありましたよね。
怖くて、PCのドライブでは再生しなかったけれど・・・。
いつも、本質じゃないところのネタしか思い浮かばない よーじっく でした。(^^ゞ

よーじっくさんへ

よーじっくさん、こんばんは!
コメント有難う御座いました。

フレイミング・リップスは、ちょっとは似てるように聴こえましたでしょうか。
わたしはヨシミさんのCD以降、ほとんど追いかけてないので、というかヨシミさんまででもそんなに真剣に追いかけてたわけでもないんですが、今のフレイミング・リップスがどうなってるのかさっぱり分かりません。まだやってるんですよね?
ハート型のCDっていうのは初耳です。そんなのを出してたんですか。再生するのは確かに怖そうですね。

また面白い話があったら、教えてくださいね。
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